師匠の講評
師匠は、我々多くの素人弟子の落語を、本当に丁寧に聴いてくださいます。
聴きながら、気がついたことをメモをされ、細かくご指導してくださいます。
このノートの表紙は「落語っ子連・稽古控え帳」と書いてあります。
昨日の「深川三流亭」でも、舞台の脇で座って、我々の高座をご覧になり、恐らく気がついた点をチェックされていたはずです。
昨日の「深川三流亭」では、師匠はいつもより丁寧に、各メンバーにコメントしてくださった気がします。
その前に、落語っ子連が、師匠が指導されている10指に余る多くの素人落語グループの中で、最も古いグループであり、それ故にレベルも高いと仰ってくださいました。
「深川三流亭」では、出演順に、千公さんからコメントを。
千公さんには、千公さんが高座を下りた直後に楽屋まで戻って来られて、饅頭をこわいと言っている人の料簡について触れて、細かくアドバイスされていました。
私には、「浜野矩髄という噺は、(師匠の兄弟子の)先代円楽さんの十八番だが、お世辞抜きに流三さんの方が良い」と、褒めてくださいました。
「一生懸命に稽古をした。稽古で聴く度に(師匠も)泣いた。流三さんも演りながら泣いていた。しかし、人情噺では、涙を流して泣いてはいけない。次の台詞の人が涙を流していないシーンであれば、それを表現できなくなるから。そこが人情噺の難しさでもある」と。
私にとって、この噺は、一番大切にしている「自分の力量の基準」とでも言うべきものだと思っていますから、師匠のコメントは本当に嬉しいものでした。
今日の落語っ子連の稽古会では、「笠と赤い風車」をしどろもどろで演りましたが、前回指摘された、地噺の部分を会話にする宿題は、及第点を頂戴することが出来ました。
今月30日の「お江戸あおば亭」の本番まであと2週間足らずですが、何とか仕上げたいと思います。
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