「笠と赤い風車」読み稽古
同じ落語の稽古でも、噺によって全く違います。
来月、深川三流亭で「浜野矩随」、お江戸あおば亭で「笠戸赤い風車」を演る予定です。
並行して稽古をしなくてはいけませんが、いずれもネタ下ろしではないので、いくらか気が楽ではあります。
ところが、この2つの噺の状態は全く異なります。
「浜野矩随」は、学生時代に覚えて、何度か高座にかけていますので、一応高座本は作ってありますが、全く必要ありません。
「今やってみなさい」と言われても、そこそこ出来る状態です。
ところが、「笠と赤い風車」は、4年半前に俄か稽古で一度だけ演っただけの噺です。
高座本を見て、読み稽古から始めないといけません。
ほとんどネタ下ろしに近い状態です。
いやはや、昨夜風呂で読み稽古をやってみましたが、かなり手こずりそうです。
地で語る部分もあり、しかもやや怪談じみた部分もあり、泣かせる部分もあり。
先日、南亭蕪生師匠から、こんなコメントをいただきました。
「笠と赤い風車」は私が初めてラジヲで聞いた時以来好きで、彦六正蔵の音源を文字に起こしてあるのですが、口に出して読んでいくと難しくて、少し変え、またしばらくし置いて少し変え、としてます。
次回あおば亭 貴口演を楽しみに、参考にさせてもらいます。
http://ranshi2.way-nifty.com/blog/2014/04/post-9d7c.html
・・・ますます手が抜けなくなりました。
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