第7回お江戸あおば亭メモリー
毎回のOB落語会のメモリーズ⑦。
この年は、秋に仙台でのOB落語会が予定されていますから、東京での開催は今回だけ。
平成26(2014)年5月24日(土)、東京堂ホールにて。
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この会場の評判も良く、開演時からほぼ満員の大盛況。
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私は、トリで「鰍沢」をやりました。
「甲府ぃ」「笠と赤い風車」そして「鰍沢」と、身延噺3題を完結させたしと言えば格好良いのですが、出来の方は散々でした。
深川三流亭と地元山梨身延の老人会で演っていて、再々演だったのですが・・・、難しい噺でした。
それでも、一応の区切りがついたというのは確かでした。
ダイエットを始めて約2ヶ月、ピークより数キロ痩せていましたので、何となく貧相になった感じもします。
噺が暗いというだけではないでしょう。
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わざわざ新潟から出演してくれた「井の線亭ぽんぽこ」さんが言ってくれたこと。
今まで多くの噺家さんの「鰍沢」を聴きましたが、旅人(新助)が身延参りをする背景や思いが描かれているのは初めてで、とても臨場感がありました。
オチの演出も初めてのパターンで、とても勉強になりました。
・・・これは、師匠のオリジナルの部分で、私が考えた訳ではありませんが、確かに、何故、どんな思いで旅をしているのかに触れているのはないかもしれません。
それから、元花魁のお熊を悪者で終わらせないというのは、私がこの噺にチャレンジしようと思った最大のポイントです。
それでないと、お熊という女が救われないし、信心が空しくなるし、何よりも悪者がいないという落語国の魅力が削がれてしまう。
第7回を数えたこの落語会。
温かなご贔屓の皆さんのご期待に応えるためでなく、OB会活動の核として続けて行くためには、正直なところ大きな不安、違和感があることには変わりません。
かなりの部分を、志ん志師匠にご負担いただいていますが、チラシもプログラムも、会報の編集も、落語会当日の運営も・・・、疲れきっています。
褒めてもらいたい、慰めてもらいたいとは露も思いませんが。
・・・この会の翌日、母が急病で倒れました。
もう暫く落語は出来なくなると覚悟しました。
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