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2015年4月29日 (水)

世の中って難しい・・・?

pc落語協会のHPに関して、こんなブログの一文を見つけました。
かなり辛辣な内容です。
落語協会のホームページが3月末から閲覧できなくなって、はや1週間が経つ。
「最新情報一覧」の中ではこの件について協会より下記の告示が行われている。

       ホームページリニューアルのお知らせ
落語協会ホームページをご利用いただきありがとうございます。
2015年4月1日よりホームページを全面リニューアルいたします。
リニューアルに伴い、URLが一時的にhttp://www.rakugo-kyokai.jp/ へ変更されますので、ブックマークなどされておりますお客様は、お手数ですが変更をお願いいたします。
なお、リニューアル作業は順次実施いたしますので、当面の間は閲覧できる情報が少なく、お客様にはご不便、ご迷惑をお掛けすることを深くお詫び申し上げます。
よりわかりやすく情報提供が行えるようホームページのリニューアルを行いますので、今後ともよろしくお願いいたします。
   平成27年3月27日    一般社団法人 落語協会

法人がHPをリニューアルする場合、理由は次の様になろう。
  1.法人組織が大きく変った(合併、分割など)
  2.HPにセキュリティ上のトラブルが発生した
  3.内容をより充実させるため
  4.利用者がより見やすくするため

今回の協会からのお知らせでは、目的は「よりわかりやすく情報提供が行えるよう」としているので上記の3.か4.に該当するものと推察される。
であるなら、今回のリニューアルはさほど緊急性は無かったと思われる。
本件については協会員などの関係者からいくつかの情報が発信されているようだが、協会からの公式見解でない以上、利用者としては判断しようがない。
いちばん疑問に思うのは、リニューアルの具体化がないままに、なぜ現在のHPを続けなかったのだろうか。
仮にそのまま継続することに不都合が生じたのなら、その該当項目だけを削除すれば済むことだ。
全面改装なら一斉にやるべきだし、協会の告示に「リニューアル作業は順次実施いたします」とあるなら全体はそのままにして、文字通り一項目ずつ順次リニューアルすれば良い。
なぜこの時期なのかという疑問もある。
春は新真打披露や新しい二ツ目の昇進興行が行われる時期だ。
リニューアルを行うにしても敢えてこの時期を選らんだ理由が分からぬ。
今回の件で指摘したいのは、1週間以上にわたりHPが閲覧できないという事態を落語協会がどう思っているのだろうかという点だ。
異常とは思わないのだろうか。
利用者が不便な思いをしている事に痛痒を感じないのだろうか。
もしそうだとしたら、この法人組織に大きな欠陥があると言わざるを得ない。

・・・と思われても仕方ありませんね。

中には、とてもご親切なブログもあります。
落語協会のホームページが工事中なので、旧ホームページ情報のいくつかにリンクを張っておき、しばらく掲示しておきます。
(1)芸人紹介ページ
 芸人さんのプロフィールは、こちらで確認できます。

落語協会旧ホームページの「芸人紹介」ページ
(2)役員紹介ページ
 今回の問題を容認している責任者が、この中にいます。

落語協会旧ホームページの「当期役員」ページ
(3)協会の概要に関するページ
 このページから「協会の活動」「沿革」「前史」などのページに行くことができます。

落語協会旧ホームページの「協会の概要」のページ
(4)春の真打昇進披露興行に関するページ
 十名の昇進者の紹介、それぞれの寄席での主任の予定などは、こちらで確認できます。

落語協会旧ホームページ「2015年春の新真打」のページ
 *こんな大事な時期にホームページが工事中なんてねぇ・・・・・・。
(5)新宿末広亭の落語協会出演者情報
 鈴々舎馬るこが、末広亭の協力も得て末広亭に限って、落語協会の代演を含む出演情報のサイトを立ち上げてくれてので、こちらもリンクしておきます。

末広亭の落語協会出演情報サイト
・・・そう思いますよ。

一方で、落語協会理事の三遊亭歌る多さんのブログには、やや歯切れの悪いコメントがありました。
沢山のご意見をちょうだいしております
説明の労はいといませんが全部説明すると大変な時間がかかります
本日現在書き記せることは6月末までお時間をいただきたい
事務局だけではなく業者さんの関わることです
今現在事務局で出来ることは更新しております
本当はもっと早く決まれば対応出来たのです
先程もふれましたが業者さんの事があり
昨年から話は進めていましたがスムーズに流れなかったのです
ホームページ委員会の解散ということは理事会は一度も発言しておりません
続けて欲しいと要望しました
が今までホームページ委員会さんに甘えていた部分を事務局が率先してしごとをすることにはなりました
誤解がないように丁寧に進めていましたが やはり危惧していた事態になってしまったことは とても残念です
ご不便をかけますが6月末までお時間を下さい
宜しくお願い致します

・・・要するに、落語協会とHPの運営のオペレーション?をしている会社との間で、何かトラブルでもあったということでしょうか?

このHPの企画運営を率先してやっていた柳家三之助さんが、クローズする直前(3月の下旬)に、苦しい胸の内を、でもちょっと歯に物が挟まるような、健気なコメントをしていました。
(前略)さて、このたびのインターネット落語会終了と同時に、これまで落語協会ホームページでお送りした内容は全てが見直され、新しいページとしてスタートすることになりましたが、三遊亭円窓師匠、五街道雲助師匠、春風亭正朝師匠、柳家小袁治師匠をはじめ諸先輩や後輩に支えられながら副委員長を続けてきました落語協会ホームページ委員会も残務を片付けながら解散となり、今後のホームページ運営の担当を終えます。
実は前座の頃から分不相応、身分不相応を承知で内緒のホームページを持っていた私が二ツ目に昇進した途端に「おい知ってるぞおまえこのやろう、一緒にホームページやろう」とお誘いいただいて15年、噺家としては小僧同様でありながら、居並ぶ諸先輩方と同じ土俵で色々と議論させてもらいました。おかげで未だにその生意気が治らないのは、誰かに責任を取ってもらいたいですわよ。
当時の仲間の感覚では反発も当たり前だった「本日の寄席」をおしらせできるようにしたのは、私が自宅でせっせと毎日更新するというアナログ作業の積み重ねからスタートしています。
今ではある程度自動化されていますが、その根底にある気持ちは「寄席の木戸口まで出かけないと目当ての芸人が出演するかどうかわからない」というこれまでの当たり前を、自分がせっせと寄席に通っていた頃の「こうだったらいいのに」に近づけていきたい、というものでした。
今では寄席のトリが代演であっても、そのご贔屓のお客様がそれを逆手にとって勇んで来てくださるようになっていて、表向きには派手な取り上げ方をされる動画配信やメルマガやツイッターよりも実はわたしのささやかな自慢のコンテンツです。
時代は流れ、私たちは一つの役割を終えました。
今回の決定に関しては、お客さまのいろいろなご意見もすでにいただいておりますが、落語協会の意思として決定したことですからどうかご理解をいただいて、抗議のメールなどを協会に送ったりしないように、落語協会の一会員として、事務局の業務の支障にならないようにこれだけはお願いをいたします。
たくさんの仕事を通じて、落語を好きな方はもちろん、まだ出会ってない人たちにどうやって落語や寄席文化を届けようかを考えてきました。
落語協会ホームページのために考えていたことが、いつの間にか自分の仕事の方向感にも影響を及ぼすようになり、実際私は今、タンザニアでこの文章を書き、今日ここで落語会をやります。
こんなカラダにしてくれた落語協会のホームページに感謝しなきゃあ、バチが当たって本当に目が細くなったりして困ることになるでしょう。
また、せっかくやってきたこの仕事ですから、別の形でまたお客さんに触れていただけるようなことをこれからゆっくりと進めていこうかな、などとも考えています。
こちらはなあーーんの期待もしないでお待ちくだされば幸いです。
本当に皆さん、長い間ありがとうございました。
それでは、最後のインターネット落語会、100億万回くらい再生されないかなと思いつつ、どうぞお楽しみください!
今日から披露目が始まる新真打の高座です。
全員お届けできなくて、力不足でごめんね!

・・・三之助さん、頑張っていましたものね。

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