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2015年4月 5日 (日)

初節句

car「宅配便でぇす」と娘夫婦のマンションへ。

昨年4月に誕生した初孫の初節句で、兜飾りが飾ってありました。

1ヶ月前は、私の顔を見て、大声で泣きましたが、やっと怪しい奴ではないと分かったのか、兜をもらって感謝しているからか、ニコニコしながら歩いて来て、抱っこさせてくれました。
もうぉぉ、ドロドロですね。
交通規制で、普段停めておく駐車場が使えないので、2~3分抱いただけで、後ろ髪引かれる思いで帰りました。
初節句です。
五節句のひとつである端午の節句に「具足(鎧兜)」などを飾って祝う慣わしは、鎌倉時代から江戸時代前期にかけて、宮中から武家社会に広まったといわれています。
「端午の節句」(陰暦の5月5日)も「上巳の節句」(陰暦の3月3日)同様に、元は中国から伝わったもので、菖蒲酒を飲んだり菖蒲で体の穢れや厄災を落として無病息災や厄災除けをしていたものが、武家社会で「菖蒲(しょうぶ)」を「尚武(しょうぶ)=武をたっとぶ」とかけて、武家の頭領となる長男の誕生を知らせるために門前に「馬印」「幟旗」「槍」「薙刀」などを立て「具足(鎧兜)」を飾って、男の子の厄災除けと無事な成長を祝うようになったものだそうで、幟旗が武者幟に、江戸時代後期に町人に広がった幟飾りが鯉幟に、具足飾りが兜飾りにと時代とともに変ってきたといわれます。
江戸時代中期には実戦用の具足(鎧兜)を座敷に飾っていたものが、江戸時代も後期になると装飾用の「兜飾り」に代わり、それとともに豪商や豪農など武家以外の裕福層でも飾るようになって、雛人形同様に明治以降に徐々に経済的に恵まれた層に、そして戦後の高度成長期には多くの一般家庭でも飾るようになりました。
邪気を祓うといわれる菖蒲(しょうぶ)を軒先に吊るしその菖蒲を浮かべたお風呂「菖蒲湯」に入る慣わしは今でも残っています。
私もそうしましたが、雛人形や兜飾りは、お嫁さんの実家で用意するものだと思っていましたから、娘には私から、息子夫婦には嫁の実家で用意しました。
別に何も疑問に思いませんでしたが、それで良かったのかな?

古い時代の結婚は、家と家の間で嫁や婿に貰う家では貴重な労働力であり、また、後取りを生み育てるお嫁さんやお婿さんのやりとりでした。
家族構成からみると、後継者は両親と同居して農業などの家業に励み収入は、すべて家のもので、衣食住の経費もすべて親が出していました。
お嫁さんやお婿さんの両親は、同居している舅や姑に遠慮して嫁いだ子や孫に会いに行くことがなかなかできなかったのです。
でも、子や孫が毎日元気に過ごしているか、舅や姑にいじめられていないか心配になります。
そこで、お嫁さんやお婿さんの両親は、お宮参りや初節句など祝い事のたびにお祝いの品を用意して子や孫の様子を見に行くようになったといわれています。

・・・なるほど、そういうことですか。

初節句の五月人形は、武家の具足飾りがその原型という時代背景から、嫁ぎ先の両親が用意し、鯉のぼり・武者幟り・武者人形などは、お嫁さんやお婿さんの実家が用意していたようですが、やがて雛人形と同様に五月人形もお嫁さんやお婿さんの実家が用意する地域が出てくるなど変ってきています。
ただし、雛人形ほどの定着はみられなく、現在でも五月人形は嫁ぎ先の両親が用意し、鯉のぼり・武者幟り・武者人形などはお嫁さんやお婿さんの実家が用意することが慣わしとなっている地域も数多くあります。
初節句の宴は嫁や婿に貰った家に両家のご親戚やご近所をお招きして盛大に催し、お土産を含めた経費のすべてを嫁ぎ先の両親が負担してましたので経済的なバランスはとれていたようです。
婚姻の形態・家族構成・住宅事情などが時代とともに変化してきた現在はどうでしょうか。
結婚は嫁や婿のやり取りではなくなりましたし、子や孫に会いたければいつでも会えます。
大所帯の大きな屋敷に3世代・4世代で同居していた時代と違い核家族化が進んでますので、嫁ぎ先もお嫁さんの実家も見栄を張る必要がなくなりました。
マンションやアパート住まいでは、大きな兜飾りを飾ったり保管したりするスペースもなくなっています。
昭和50年代までは大きな段飾りの五月人形が多かったのですが、最近では住宅事情や核家族化などからよりコンパクトな平床や高床の兜飾りが大多数を占めています。。また、初節句のお祝いの宴も自宅に親戚やご近所を大勢招いては少なく、両家のご両親と飲食店で会食にするなど時代とともに変ってきています。

・・・間違ってはいないということですね。
それから、昨年4月生まれだったので、昨年お
祝いするべきかと迷ったのですが、他のことでも色々慌ただしかったこともあって、今年お祝いすることにしたのですが、果たしてそれで良かったのか・・・?
4月出産ですと、初宮参り前に端午の節句を迎えますので、翌年に初節句のお祝いをする慣わしの地域が多いかと思います。
初宮参りを生後100日目に行なう慣わしの地域では、初宮参りの100日目が経過してから、あるいは、3月生まれはその年にお祝いするなど地域により慣わしが異なるようですので、お住まいの地域の慣わしによってお祝いすることになります。
4月に出産となりますと、母体も完全に回復していませんし体調を崩しやすい時期ですので、あわただしい中で初節句のお祝いをすることは避けたほうがよろしいかと思います。
翌年の端午の節句にお祝いをすることをお奨めします。

これでいいのだ!

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