寄席看板
寄席文字というのは、昭和年代に橘右近師匠が確立したもので、以前はビラ字と称されていたようです。
ビラ字は、少しでも多くの客が集まって大入になるように縁起をかつぎ、字を詰まり気味に配して、隙間が最小限になるよう(空席がなるべく少なくなるよう)、なるべく右肩上がりになるよう書かれるのを特徴としています。
我々も現役時代は、見よう見真似で看板を書いていました。
右近師匠の「寄席文字」が刊行された頃です。
部室に飾ってもらっているのは、私が書いたものではありませんが、昭和53年5月の「三遊亭圓生独演会」の時に、会場の市民会館に立てた看板です。
板に張って立てましたが、当時はこんな感じで書いていました。
当時は、「落語研究部」でなく「落語研究会」と自称していました。
正式には「東北大学学友会落語研究部」ですが、当時は「落語研究会」の方が聞こえが良かったのでしょう。
それはともかく、字は上手くなくても、面一杯に隙間なく太く書くことに心がけていました。
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