天気俚諺
なかなか読めない漢字です。
「てんきりげん」と読むそうです。
面白いツイートを見つけました。
天気予報がなかった時代、人々は空の色や風向き、地形、動物の様子などから天気を予想し、生活に役立てていました。
「月に笠がかかると雨」「夕焼けの次の日は晴れ」など、耳にしたことがありますよ。
天気にまつわる、このような諺を「天気俚諺(てんきりげん)」と呼ぶそうです。
気象学の見地からは説明のつかないものがほとんどだそうですが、生活の中では、かな
り参考になるものがあります。
◇スズメが朝早くからさえずる時は「晴れ」
スズメは、日の出の少し前に目覚める習性があります。
日の出前に、雲が少ない(晴れている)場合、スズメは太陽光の刺激をたくさん受けることになるため、曇りや雨の
日よりも早い時間帯から、盛んに鳴き始める。
また、太陽がきれいに見えることで、日が昇ったことがハッキリわかり、スズメが一斉にさえずり始める。
雨が止むかを判断するにも、スズメの習性が役立つようです。
雨が小降りに(止みそうに)なると、スズメはいち早く行動を開始しますから、スズメのさえずりが聞こえたら、もうすぐ雨が止むということ・・。
◇トンボが低く飛ぶ時は「雨」
トンボのえさとなる小さな虫たちは、雨が降りそうになるといつもとは違う場所に身を隠したり、羽根が湿気を含んで高く飛べなくなったりします。
それにつられて、トンボもいつもより低い位置を飛ぶようになるのだそうです。
同じ理由で「ツバメが低く飛ぶ時は雨」ともいわれます。
◇ごはん粒がお茶碗からきれいにとれると「雨」
ごはんを食べた後、茶碗を放っておくとごはん粒がこびりついてしまいます。
同じ水加減で、同じ分量のごはんを炊いているのに、日によってこびりつき方が違うと感じることがあります。
これは、湿度の変化によるものです。
湿度が低いとごはん粒はすぐ乾燥し、こびりつきやすくなります。
逆に、低気圧が近づき湿度が高くなると、ごはん粒は乾燥しづらく、茶碗から洗い流しやすくなるという訳。