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2015年1月 5日 (月)

AIBOのこと

以前、「ロボットにも高齢化の波」という話題でコメントしたことがありました。
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「ロボットだから大丈夫だと思っていたのに、こんなに早く寿命が来るとは」。
某メーカーの犬型ロボット「AIBO」オーナーたちの多くに共通する思いだ。
生産終了に続き、2014年3月に修理窓口も閉じて、ペット同様にかわいがってきたAIBOの飼い主は途方に暮れている。

http://ranshi2.way-nifty.com/blog/2014/11/post-fe91.html
去年の11月でした。
・・・というのも、以下のような記事を見つけたからです。
そんな中、シニア世代のエンジニア集団が救世主になりつつある。
「要望がある以上、何とか頑張る。それがエンジニア魂だ」という強い思いが、短命で終わろうとしていたAIBOに新たな命を吹き込んでいる。
http://dot.asahi.com/aera/2014072800041.html
他人事だとは言いながら、所有者(飼い主?)や高齢者のメンタリティを考えると、メーカーに対して釈然としない部分がありました。
ところが、神様や技術者は、これを決して放ってはおかなかったことが分かりました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150104-00000516-san-soci
「技術者魂」・「職人魂」・「エンジニア魂」なんて言うと古臭いかもしれませんが、とても印象的なコメントで締めくくられていました。
メーカーのロゴを付けて売った物を使ってくれているお客さまがいるんだから、会社も「部品保有期間が過ぎたから無理」とシャットアウトするのではなく、保守窓口は開けておくべきだと思う。
もしかしたら汎用品のヒューズ1本、モーター1個の交換で済むかもしれない。
成人した自分の子供が起こしたトラブルを「20歳を過ぎたから私は知らない」と、親が責任放棄するのと似ているようにしかみえない。

日本の技術が信頼されているのは、こんな時に発揮されるものだと思うのです。
AIBOくんたちが、安心して余生を送ることが出来るようになって欲しいと思います。
病気になった母の介護を目の当たりに、新しく生まれて来た孫たちを見て、人・家族について思いを馳せる今日この頃です。

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