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2015年1月29日 (木)

真冬…の

今朝は寒かったですね。
天気予報でも、今日は「真冬の寒さ」だと言っていました。
どうでも良いことなのですが、天気予報の表現で気になることがあります。
「真冬並の寒さ」というやつです。
「真冬の寒さ」とは違うようです。
年末からお正月あたりの寒い日は「真冬並み」と言うようです。
この言葉は気象予報の用語にはないそうです。
しかし、気象予報士さんは、すごく寒い予報の時は、天気予報でこの言葉を使っています。
そもそも、まず「真冬」とは、いつを指すのか?
真冬(まふゆ)を辞書で調べると、「冬のさなか」とあります。
これじゃ、よく分かりません。
諸説があるようです。
まずは、二十四節気の「小寒」から「大寒」、さらに「立春」になるまでの間という説。
1月初めの「寒の入り」から、2月3日の「節分」までということ。
また、もう少し範囲を広げて、12月下旬から2月上旬ぐらいの寒さの厳しい頃という説もあるようです。
しかし気象予報での言葉使いから推定すると、「真冬並み」は、冬の一番気温が下がる「大寒」頃、つまり1月下旬から節分にかけての気温の平年値を目安に、それに近い気温になると使う表現のようです。
・・・それで、お正月の寒い日は、「真冬並み」ということになる。20130111_29586
しかし、それはそれで分かるのですが、私などはお正月は「真冬」という感覚ですから、この「並み」というのがピンとは来ないんです。
今はもう真冬なのに、「真冬並み」というのはどういうこと?
今がいわゆる真冬の季節なら、「真冬並み」なのは当たり前なので、ことさら「並み」を付ける必要はないし。
本来は[「真冬の寒さ」並みの寒さ]と言うところを省略して「真冬並み」と、いつの間にか変化したのではないかと推定されます。
従って、まだ真冬の季節ではない時期に、すごく寒い時の予報は「真冬のような寒さ」、既に真冬の期間季節に入っているのなら、「真冬の寒さ」という言い方がいいのかもしれません。
・・実にどうでも良いことなのですが。

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