どうしてこんなに寒いのか
世界地図も、別の角度から見ると新鮮です。
これは北半球のここ一週間の大気の流れをあらわしたものです。
真ん中が北極、下が日本です。
北極付近は、この時期としては気温が高めとなっています。
このため上空の風の流れが変わり、日本付近を流れる偏西風は南に大きく蛇行して、強い寒気が日本付近でとどまっている状態です。
北米でも寒気がとどまりやすい状態が続き、11月には五大湖周辺で記録的な大雪となりました。
日本付近の、この大気の流れは、少なくとも来週にかけても続くと見られます。
今週末、そして来週の中頃には、先週末と同様、もしくはそれよりも強い寒気がやってくるでしょう。
年に何度もない寒気が、来週もやってくるということですね。
日本海側は平地も含めて雪が降り、大雪となるおそれがあります。
また、太平洋側にも雪雲が流れ込んで、積もる所もある見込みです。
・・・だそうですから、気をつけないと。
話題は変わりますが、「逆さ地図」というのがあります。
これを見て思うのは、私は挑発してくる隣国の肩を持つつもりはありませんが、大陸にある諸国が太平洋に出ようとした時、真横に横たわっているような日本列島は、実に邪魔だと思います。
ながい海岸線があっても、鍋蓋のように対岸や島々が並行していて、パーッと抜けることが出来ません。
目の上のタンコブ、頭の上のハエのように思うでしょう。
そう見られていることを知っておく必要はあるかもしれません。
・・・それよりも、暫く寒い日が続きます。