寄席文字のこと
先輩の四分椿師匠発の寄席文字の話題の続き。
例の「志」の字のこと。
談亭志ん志師匠の2つの「志」は、同じではいけないのではと。
四分椿師匠が、いつも我々のめくりを書いてくださっている「H先生」に尋ねたそうです。
志ん志師匠のめくりは、「H先生」の寄席文字の師匠である「春亭右之香」師匠からのアドバイスで、両方とも下が心の「志ん志」と書いたんだそうです。
右之香師匠曰く、「∞は志ん生一門だけのものである。よって∞は使わず普通の志にした」ということでした。
なお、「∞」は「遊び字」と言われているそうです。
このほかに、「里」「多」「満」「喜」「舟」やひらがなの「ひ」「はなし」などに、この遊び字があるそうです。
・・・・なるほど。
柳家喜多八師匠は、こんな感じの「喜」「多」があります。
柳家小里ん師匠の「里」、柳家小満ん師匠の「満」も・・・。
面白いのは、入船亭の「船」は、絵文字のようになっています。
なるほど、なるほど・・・・。
「落研」カテゴリの記事
- 創立記念日(2020.06.22)
- 世が世であれば・・・(2020.05.25)
- 落語を重んじる?(2020.05.03)
- 新入部員勧誘(2020.05.03)
- オンライン合同説明会(2020.04.23)