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2014年12月15日 (月)

開経偈

budこの土曜日は田舎に帰って、とある行事に参加しました。
いつも12月の12~13日頃に行われていたのですが、集落の人たちが集まって、「南無妙法蓮華経」のお題目を唱えるんです。
私の実家は、身延山が近いということもあるのでしょう。
宗旨が日蓮宗の家が多いんです。
幼い頃から行われていましたが、どういう趣旨なのかは、あまり考えたことがありませんでした。
どうも「お会式」だと思うんですよ。
お会式というのは、一般的には、宗祖等の命日にあわせて行われる大法会(祭り)のこと。
俳句では、日蓮宗のお会式から秋の季語とされているようです。
というのは、祖師日蓮の命日が10月13日とされ、これにあわせて行われる法要ということで。
このお会式を、日蓮宗の中でも、旧暦の10月13日で行う派と、新暦の11月21日に行う派もあるようです。
それじゃ一体この12月というのは?
旧暦と新暦がごちゃごちゃになったり、月遅れなどというパターンもありますから、まぁ良しとしていただくのでしょう。
昔は、お寺のお上人を呼んでお経をあげていただいていましたが、最近は、集落の人たちだけでやっているようです。
お経の本を見ながらです。
まずは、「開経偈」から。
  無上甚深微妙の法は、百千万劫にも遭い奉ること難し
  我今見聞し、受持することを得たり、
  願わくは如来の第一義を解せん
 
  至極の大乗、思議すべからず
 
  見聞触知、皆菩提に近づく
 
  能詮は報身、所詮は法身、色相の文字は、即ち是れ応身なり
 
  無量の功徳、皆この経に集まれリ
 
  是故に自在に冥に薫じ密に益す
 
  有智無智罪を滅し善を生ず
 
  若しは信、若しは謗、共に仏道を成ず(ぜん)
 
  三世の諸仏、甚深の妙典なり
 
  生々世々、値遇し頂戴せん
その後で、「妙法蓮華経方便品第二」を全員で。
仮名がふってあるから、何とか読み進めて行きます。
  爾時世尊。従三昧安詳而起。告舎利弗。
  諸仏智慧甚深無量。其智慧門。難解難入。一切声聞。
  辟支仏。所不能知。所以者何。仏曽親近。百千万億。
  無数諸仏。尽行諸仏。無量道法。勇猛精進。名称普聞。
  成就甚深。未曽有法。随宜所説。意趣難解。舎利弗。
  吾従成仏已来種種因縁。種種譬諭。広演言教。無数方便。
  引導衆生。令離諸著。所以者何。如来方便。知見波羅蜜。
  皆已具足。舎利弗。如来知見。広大深遠。無量無礙。力。
  無所畏。禅定。解脱。三昧。深入無際。成就一切。未曽有法。
  舎利弗。如来能種種分別。巧説諸法。言辞柔軟。悦可衆心。
  舎利弗。取要言之。無量無辺。未曽有法。仏悉成就。止。
  舎利弗。不須復説。所以者何。仏所成就。第一希有。
  難解之法。唯仏与仏。乃能究尽。諸法実相。

  所謂諸法。如是相。如是性。如是体。如是力。如是作。
  如是因。如是縁。如是果。如是報。如是本末究竟等。
何のこっちゃ・・・ですが、このお経のリズム、息継ぎ、声出しは、とても快感です。
この後、「南無妙法蓮華経」と、何度も何度も唱えておしまい。
こんな信心で良いのかな・・・?
後は、みんなで会食です。
みんなと言っても、もう数戸しかない集落ですから、こじんまりしたものです。

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