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2014年12月 4日 (木)

小満ん師匠の「御神酒徳利」評

bottle毎日新聞で、こんな記事がありました。
ゆったりと噺の大海に身をたゆたえる、とでも言おうか。
第557回落語研究会(TBS主催)のトリ、「長ッ丁場でございます」と始まった柳家小満んの「お神酒徳利」は、道中でサゲる演者が多い中、江戸と大坂を往復。
てらいのない語りに、自然とこぼれる軽妙な笑いが心地いい。
馬喰横山の旅籠刈豆屋は、家宝の銀のお神酒徳利が紛失して大騒ぎ。
実は、二番番頭の善六が盗まれないように水がめの中に入れておいたのを忘れていたのだ。
家に帰った善六が思い出したものの今さら言い出せず、「そろばん占い」をして見つけ出す。一件落着と思いきや、占いを見込まれ、鴻池の娘の病を治しに大坂へ行くはめに。
道中の宿で紛失した金子75両と密書探しを依頼され、おむすびやわらじを用意して逃げ出す算段をしていた善六だが、ひょんなことで解決。
「あっいけねえ、まだむすびをしょってた」というさりげない一言が、フッと緊張を緩ませ笑いを生む。
中入りは柳家権太楼の「錦の袈裟」で、爆笑派の面目躍如。
ほぼ初演とは意外である。
そろいの錦のふんどしで町の衆と吉原へ繰り込もうと、お寺から袈裟を借りる与太郎。
袈裟を体に当てて「これはいい」と、さりげないが愛嬌たっぷりの仕草が、権太楼と二重写しになる。
落語というファンタジーの世界に観客をどう包み込むか。
正解はないが、小満んと権太楼、ある意味対照的なアプローチのおもしろさを味わえた会であった。

・・・いいなぁ。
とにかく、最近、落語を生で聴いていないから。

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