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2014年12月10日 (水)

期日前投票

今度の日曜日は、衆議院議員選挙と最高裁裁判官国民審査の投票日です。14182058738671_2
当日は、福岡に日帰りの予定なので、期日前投票をすることにしました。
前回の総選挙の時も期日前に投票を済ませましたので。
何も考えずに、前回の会場だった駅ビル「アトレ」の8階に行きました。
すると、何やら張り紙が・・・。
このビルには期日前投票の会場はありません。
ええっっ
慌ててスマホで、「期日前投票・松戸」と検索。
すると、松戸駅周辺では、松戸市役所しかありません。
おいおい、私は帰り道の途中だから全く構わないけれども、仕事帰りの人は駅から遠くもなって不便になりました。
市役所に行くと、本館2階に特設スペースがありました。
私は、投票所も市役所ですが、投票所とは場所が違いました。
投票する人も相応に出入りしていましたが、市役所本庁舎内ということもあってか、前回に比べると手際よく捌かれていました。
ただひとつ釈然としなかったのは、期日前投票の際は、誓約書を書かなくてはいけないようなのですが、前回と異なり、今回は投票券の裏側が誓約書になっていたのですが、記入しようとすると、別のA4判の用紙に書けという指示でした。
黙って従いましたが、事前に記入して来た人は、また書かなくてはいけません。
自分たちの都合なのでしようが、お役所仕事ですね。
・・・ところで、今回の選挙の予想によれば、与党が改選議席数を上回る勢いだそうです。
事前の予想がどちらかが大勝すると出た場合、有権者の投票行動は極端な形になることが多いそうです。
まずは、「バンドワゴン効果」と言われる、ある選択が多数に受け入れられている、流行しているという情報が流れることで、その選択への支持が一層強くなる。
即ち、予想通りに与党が大勝するというパターンです。
「バンドワゴン」とは、行列の先頭の楽隊車のことであり、「バンドワゴンに乗る」とは、時流に乗る・多勢に与する・勝ち馬に乗る、といった意味になります。
一方、対極のものは「アンダードッグ効果」と言われます。
アンダードッグ(underdog) と言うのは「負け犬」のことで、「判官びいき」と解釈される場合もありますから、予想を覆して野党が善戦するということになります。
大衆というか、大数というものは不思議なもので、小泉政権時の参議院議員選挙だったでしょうか、事前の予想に反して、大衆はどちらが勝者でも敗者でもない所に落ち着いたことがありました。
これは、個別の民意の足し算と言う明確なものではなくて、大衆(塊)の感覚・ドタ勘の反映だと思います。
それが、往々にして正しかったりするのが、人の営みの面白さ。
「(物事の帰趨を左右する重要な)判断に迷った時は大衆に訊け」という先人の言葉もありました。
日本国民が、マクロでどんな判断をするのか、結果が楽しみです。
無理やり落語と結びつけるとすれば、大岡裁きなどは、庶民(大衆)の感情(人情)が理や規律を凌いだものであるからこそ、庶民に支持され、脈々と続いて来たものだと思います。

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