文化の違い?モラル?教育?
とても興味深い写真記事がありました。
この写真は、先日行われた日米野球第4戦の試合終了直後の東京ドームの両軍ベンチの様子だそうです。
侍ジャパンの一塁側ベンチ(写真下)とは対照的に、メジャーの三塁側ベンチはゴミが散乱(写真上)。
ペットボトルや紙コップがそこら中に捨て置かれ、地面には噛みたばこを吐き出した唾液なのか、コーヒーをまき散らしたのか、茶色い液体がこびりつき、さらに、彼らが試合中もひっきりなしに口にするヒマワリの種の殻が無数に散らばり、足を踏み入れるのをためらうほどの状態だったそうです。
米国の球場では見慣れた光景だそうですが、普段は軽く掃き掃除するだけで済む日本の球場関係者は目を丸くし、“文化の違い”に呆然自失の体だったということです。サッカーW杯の時も、試合後にビニールの袋にゴミを拾って片付ける日本人サポーターが絶賛されましたが、我々の当たり前は、世界の当たり前ではないんですね。
最近は、グローバル化だとか何とかで、一層欧米化が盲目的に礼賛される傾向にありますが、この"感覚・感性"だけは、どんな時代になろうとも、日本人が持ち続けなければいけないものだと思います。
江戸しぐさなんて言うのは、その典型的な部分かもしれません。
江戸は世界最大の都市であり、日本各地から様々な人が集まっていることから、お互いに気持ち良く暮らすための「工夫」が必要であった訳です。
お互いに気持ちよく暮らすための工夫・・・、まさに「和」の精神、「恥」の文化だと思いますね。
そうそう、「行儀が悪い」「みっともない」という・・・。
これって、日本人はもっと胸を張って良いと思うのです。