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2014年11月17日 (月)

ダメ押し

punchスポーツ全般に言えることではありますが、相撲は神事でもありますから、形式や礼を重んじるものです。
大相撲九州場所8日目、横綱白鵬が、西前頭3枚目の照ノ富士を寄り切り、1敗を守りましたが、もつれて土俵下に落ちた後、後ろ向きになった照ノ富士を両手で突いてダメ押しした格好になりました。
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これについて北の湖理事長は「流れでぽーんと突いてしまった。そんなに強い突きじゃない」とかばいつつも「土俵下はまずいな。お客さんがいるからね。あそこで踏ん張れるくらいじゃないとダメだな」とも指摘したそうです。
朝日山審判長は「アレは良くないね。すぐには注意しないが、(審判部長の)伊勢ケ浜親方と3人で相談する。勝負がついてからは見苦しい。本人も分かっていると思う。今日のは明らかにダメ押し」とコメントしたそうです。
確かに土俵の下でさらに突きましたから、やりすぎという感じです。
横綱は、前のとんでもない横綱と比較され、善玉のイメージがあり、今場所は大記録にも挑戦している立場なので、やや残念な部分ではあります。
そう言えば、勝ち名乗りを受けて、手刀を切って懸賞金を受け取った後の仕草も、ちょっと派手すぎると思っていました。
ところで、「ダメ押し」と言うのは、元々、囲碁の終局後に、どちらの陣地にもならない領域をダメと言い、念のため、ダメを埋めて地を分かりやすくするために石を置くことをいうそうです。
ここから派生して、既に勝負が決まっている時に、さらに勝負を確実にするために念を押すことを駄目押しというようになりました。
野球やサッカーの試合では、勝敗の大勢が決した後にさらに追加点を加えた場合に使われ、駄目押しのホームランとか駄目押しのゴールなどと表現される。
これは、さらに相手を突き放す展開へと導き、とどめをさすことになるので評価される。
一方、大相撲の取組では、相手が土俵を割ったり土俵上に手を付いたり等で、勝負が既に決まっているにも関わらず、さらに相手を押したり倒したりすることをいう。
これは、無駄な行為であるとともに相手に怪我を負わせることもあるため、大相撲ではみっともない行為とされ評価されない。

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