互恵関係
「互恵関係」は、互いに特別の便宜や利益を与え合う関係。
「五角形」というのは・・・、?
「会談」だか「面会」だか分かりませんが、オジサン2人が握手をしています。
特に右側のオジサンは、ふてくされて、とてもつまらなさそうです。
同床異夢の2人が、「互恵関係」を確認?
戦略的互恵関係というのは、外務省によると、「両国がアジア及び世界に対して厳粛な責任を負うとの認識の下、アジア及び世界に共に貢献する中で、お互い利益を得て共通利益を拡大し、両国関係を発展させること」だそうです。
2人のオジサンとかけて、鶏と解きます。
その心は、2人で互恵ごっこ(コケコッコー)しています。「御慶」という落語があります。
音が似ていたので思い出しました。
富くじに当たるという、大変に縁起の良いおめでたい噺です。
江戸の三富というのは、谷中の感応寺と、
湯島天神、目黒不動(=龍泉寺)だそうです。
暮れの28日、屋根屋の八つぁんが富に当った夢を見たので、富を買いたいと言い出す。
買う金がどこにもないので、親の形見の女房が着ている半纏を強引に質入れして、1分を借り出し湯島の天神に駆けつける。
買う札は夢のお告げで、「ハシゴの先に鶴が止まっているのを見たから、鶴は千年生きるので”千”ととめて、ハシゴだから”八四五”で"鶴の千八百四十五"をもらおう。」
「たった今売り切れました」。
がっかりして歩いていると、易者が見て占ってやると呼び止める。
それによると「ハシゴは下るものではなく、主に登るものだから、八四五でなく”五四八”である」という。見料も払わず"鶴の千五百四十八"を買いに行くと残っていたので、喜んで買い求める。
境内にはいると富が始まっていた。
最後の大富、壱千両に見事当たった。
今だと手数料を差し引かれるが、それでも八百両を持って帰って、離縁されそうになっていた女房に見せ、喜ばせる。
さっそく大家の所に行って、貯めた家賃八つを払い、祝儀をはずんで喜ばれる。
易者にも払い、誂えは間に合わないので市ヶ谷の古着屋”あまざけ屋(屋号)”に行って、裃(かみしも)から下着まで一式を揃えた。
近所で脇差しも買った。大晦日は豪勢な年越しをして、女房に手伝ってもらい、裃も着付けた。日の明けるのももどかしく出かけ、一番に大家さんに挨拶に行く。
白扇を前に差してもらい、長い祝辞は言えないので、簡単な挨拶を教えてもらう。
おめでたいことば「御慶」と、上がって行きなさいと言われたら、「永日(えいじつ)」と言って、引き下がりなさいと教えられる。
近所の家に年始に回り、「御慶」と「永日」を繰り返し、みんなの目を白黒させる。
路上であった友人にも「御慶」と「永日」を発する始末。
3人組には3回続けて「御慶」「御慶」「御慶」とどなり、相手が何のことか分からずききかえすと「御慶(ぎょけい=どけい=どこへ)と言ったんだ」、「恵方(えほう)参りに行ったんだ」。
・・・とんだ御慶(余計)な話題でした。