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2014年11月24日 (月)

古き良き「寄席」の笑い

book「WEDGE」という、JRの雑誌の創刊25周年特集企画に、英知25人が示す「日本の針路」というのがあるそうです。
ここに、三遊亭圓歌古き良き「寄席」の笑い・・が。
変わりゆく日本の演芸。
落語界の巨匠が語る「笑い」の哲学とは。
今は、若手が一生懸命、落語を勉強していますよ。
大学を出たヤツだって落語家になっちゃう。
落語家で最初にメガネをかけて落語をしたのが僕で、着物は黒紋付って決まっていたのを壊したのも僕。
お客が「たまには陽気な着物を着て出ろ」って、草が萌えるような明るい色の着物をくれたんです。
それが意外とウケちゃって。
今の若手にもいますよ。新しい芸をやるヤツ。
Photo例えば、懐にてめぇのカメラを入れておいて客席を写すんですよ。
ほかに誰もやらねぇから、それだけでバーッてお客が手を叩いて笑う。
でも、今の人たちはテレビの芸に慣れているでしょ。
テレビは尺が短いから、2~3分やるだけの芸が増えている。
こういう傾向はこれからも続くんでしょうけど、テレビだと寄席の芸が分からないんですよ。 僕が若手の頃、誰が寄席で一番笑わせるか仲間と競ったんです。
そしたらあるヤツがね、何もしゃべらないで舞台の下手から上手にスーッと横切った。
お客は考えるように見ているわけですよ。
それで、あぁこれが落語だって分かった瞬間、ダーッて笑った。
そういう芸が一番ウケた時代がありました。
お客に粋な人が多かったからでしょうね。
徳川夢声なんて、東宝名人会でうどんを食うだけでお辞儀して帰っちゃった。
今なら張り倒されますよ。
大阪の人形浄瑠璃文楽もそうだけど、伝統芸能にお金を出してくれなくなっちゃった。
でも、国が保護するとかそんな難しい話ではなくて、大衆的な理由ですよ。
今の若い人は文楽がどうして語尾を伸ばすか分からない。
「表へ出た」で済むところを「おもてのーかたへとー」とやる。
それが芸ですよ。
落語も寄席も、その時代のお客に合わせていくと変わっていくんでしょうね。
でも、25年後も必ずスターが出てきますよ。
僕たちとは離れた世界の芸で人気者になっているスターが。
圓歌師匠は、82歳になるのでしようか?

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