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2014年11月15日 (土)

老いらくの恋

「老いらくの恋」とでも言うのでしょうか。
老いらくの恋というのは、年老いてからの恋愛。
昭和23(1948)年、当時68歳の歌人川田順という人の詩から生まれた言葉だそうです。
「老いらくの恋」 (「恋の重荷」序) 
  若き日の恋は、はにかみておもて赤らめ、
  壮子時(おさかり)の40歳(よそじ)の恋は、
  世の中に かれこれ心配(くば)れども、
  墓場に近き老いらくの恋は、怖るる何ものもなし。

川田順が弟子の大学教授夫人とともに家出した。
3年前から続いていた教授夫人との恋の行く末を悲観し、死を覚悟しての行動だったが、養子に連れ戻された。
その後2人は結婚した。

ジャーナリストの田原総一朗さん(80)が、高校時代の同級生(79)と目下、熱烈恋愛していることを打ち明けたという話題。
高校時代から美しく知的な女性だったという彼女と再会したのは、60歳過ぎてから催された同窓会で。
既に2人とも、それぞれ配偶者をなくしていて独身。
しかし田原氏は彼女と結婚したり、同居するつもりはないそうです。
・・・・80歳の恋愛の在り方。
ある意味で、とても羨ましい気がします。
長寿社会になって、勿論一次的には夫婦ということでしょうが、価値観や平穏を共有出来る人が必要なんでしょう。
人は、絶対に一人では生きて行けないものだと思います。

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