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2014年10月25日 (土)

猪、鹿、猿・・・

先週の氏神様のお祭りの時の話題。
最近は、山が荒れ放題になっていて、日本中の各地で、動物たちの餌がなくなり、人里に下りて来て、田畑を荒らしたり、場合によっては人を襲ったりしているようです。
我が町も例外でなく、猪、鹿、猿に悩まされていますし、ちょっと北の方に行くと熊もいるようです。
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新東名高速でも「鹿出没注意!」なんていう標識が立っています。
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猿も猪も利口で強かで、人様が繰り出す様々な撃退策やトラップなどは、百も承知しているようです。
下手に、危害を与えたり、機嫌を損ねたりすると、必ず復讐しに来るそうですから、実に怖いです。
丹精込めて作った野菜などを食い散らかした後で、家の壁を叩いて、家人が出て行くと、「ごちそうさま」とでも言いたい素振りをしながら、堂々と山の方に帰って行くそうです。
それじゃまるで「権兵衛狸」ですな。
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人や作物を守るために、人間様は、畑や家の周囲に防護ネットを張ったりしていますが、猿や鹿や猪から見ると、動物園の檻の中に人間が入っているように見えているのではないでしょうか?
人の数よりも、獣たちの数の方が多くなっていますから、どうも物事があべこべになってしまっているようです。
多数決を取ったら、我が郷里は"猿の集落"になってしまい、人間は見世物小屋に入れられるでしょう。
「一眼国」という噺のようですね。
近所の人が、しみじみ言っていました。
「本当に憎らしいけれども、これからは、こういう獣たちと共存して行く方法を考えなくてはいけないのかもしれない」と・・・。
考えてみれば、彼らの住む山の環境を破壊したのは、誰あろう我々人間ですからね。

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