談志 天才たる由縁
帰宅途中で立ち寄った本屋で見つけた落語新刊本。
奇しくも、談志師匠と、別にご紹介する志ん朝師匠を扱ったものでした。
天才とは何か。
「わがまま」「孤独」「非常識」、常識的な人間にとってはつきあいにくい人物だ。
またそれを気にしないところが天才たる由縁。談志に関する本は数多あるが、プライベートライフを彼とのつき合いをとおして描く本は少ない。
「天才はダ・ヴィンチと手塚だけ」と談志は豪語。ここに談志を入れたい。
弟子・志らくは「師匠はゴッホに満足せず、ピカソをめざした」と語る。
談志は自分がどう生きればいいか考えあぐね七転八倒した。正直なのだ。
談志との交遊を綴った独断と偏見のノンフィクションである。
談志師匠の関連本は、もう嫌というほど出版されていますが、昭和30年代からの落語界の様子、当時関わっていた人たちのことも書いてあるようなので、買うことにしました。
プロセスや行動にシンパシーを感じない部分は多いですが、落語に対する考え方などは、もしかすると通じる部分がありそうな気がして来ていますので、参考にしたいと思いました。
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