オジサンが興奮した「OB落語会」
仲入り後のバーチャル中継を続けることにいたします。
それにしても、多くのお客さまにご来場いただき、関係者一同、歓喜の涙に震えています
食いつきは、現役3年生の暇楽家十三(ひまらやとざん)さん「悋気の独楽」。
十三さんは、落研のブログにも何度も登場していますし、研究熱心なところは、達人・志ん志師匠も絶賛されていました。
笑いの国大阪からやってきた新人であるが、落語の知識量は落研No.1の呼び声も高い。奥羽越学生落語会や新作落語発表会などを手掛けた奇人である。
可哀想なことに、頭の中は落語でいっぱいだ。
・・・ほら、落研のホームページでの紹介でも。
最近の現役の皆さんの高座名を拝見して、我々の頃との考え方の変化に驚きますが、老婆心ながら今後のOBとしての活動をして行くにつけて、例えば「暇ら家十三」あたりにすれば、いくらか読みやすくなると思いますが・・・。
とは言え、東北大落研そのもののような、初代「杜の家頓平」師匠は、この十三さんの高座を褒めていらっしゃいました。
OBになりたてのホヤホヤ、ふじら亭くずさんの「初天神」。
それにしても、他の現役部員の方々の高座名は、読みづらかったりしても、その了見は分かる場合が多いのですが、この名前は理解不能です。
高座名に深い意味はない、というのが公式設定となっている。
入部早々、部室にろうそくを持ってきた。
好きなプレイはそれを使ったものらしい?
少々変わったキャラの人のようですが、そこは落研のこと、みんな似たようなものです。
でも、なんだか若旦那・・といった風情ではありますが。
そうか、前回出演してくれた「邪那久亭双狸(じゃなくてい そうり)」さんとは同期だったんですね。
さて、続々と名人上手が登場します。
三代目杜の家とん平師匠は「道具屋」でご機嫌をお伺い。
落語っ子連での稽古の成果を発揮された、これまた軽妙な高座だったことと思います。
今回の高座は仙台ですから、さすがに90歳を超えられたご父君はご来場にはならなかったかもしれませんが、お孫さんまで四代の揃い踏みは、東京では評判です。
高座の写真、楽しそうじゃありませんか。
そして、「落研四天王」の一角、南亭蕪生師匠、今日は俗曲で見事な喉と三味線をご披露です。
四天王というのは、御三家に蕪生師匠が加わったもの。
江戸っ子で、ご幼少の頃から寄席に通っておられたという、とても羨ましい先輩。
通る声と明るい語りで、噺の方でも熱狂的なファンが多い蕪生師匠のご自慢は、我々のアイドルでもある「林家あずみ」さんと、俗曲の兄弟弟子だということ?
今日の出で立ちはも、なかなか渋いものでした。
いよいよ、今回の落語会の主任の登場。
落研二代目部長でもあった、愛し亭朝大師匠の「石一つ」。
この噺は、仙台にも縁のある杉村顕道の著「白鷺の東庵」を、師匠が翻案して「石一つ」という落語にしたものです。
この噺を作り上げる過程では、朝大師匠も関わられたと聞いていますので、力の入った高座になったことでしょう。
皆様素晴らしい話術でしたが、特に愛し亭朝大師匠の「石一つ」に感激しました!
話しに吸い込まれました!
ご来場のお客様からこんなコメントも頂戴した、渾身の語り。
・・・・ありがとぅぅございましたぁぁぁ~・・・・。
皆さまのご来場に、落研一同、心より御礼申し上げます。
引続きのご贔屓を、隅から隅まで、ずずずいーっと、御願い申し上げ奉りまするぅぅぅ・・・m(_ _)m チョーン!
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