着物のシミ
何年か前、ある二つ目さん(当時)の落語会に行ったことがありました。
確か、浅草ことぶ季亭だったと思いますが、会場が大きくありませんから、高座も近く、噺家さんの様子もくっきりと見ることが出来ます。
着物も、色や布地によっては、水や汗に濡れると、色が変わるものがあります。
その噺家さんの膝を見ると、ちょうど、手を置く部分の色が変わっているのが見えました。
平然と喋っているようでも、手に、脇の下に、額に、汗だくで演っているんだなと思いました。
閉演の時に気になったので、もう一度着物を見ると、濡れて変色したのは消えた代わりに、手脂のシミのようなものが見えました。
「そうか、着物にシミが出るくらい、緊張もし、稽古もしているんだ」と、クリーニングに出したら良いのになどという野暮なことは思わず、感心したことがありました。
土曜日、帰宅して、着物を着物ハンガーに掛けると・・・、あれっ?
光の加減もあるのですが、膝の辺りの色が、僅かに黒ずんでいるような気がしました。
そんなに頻繁に着ているつもりではなかったのですが。
この写真でも、何気なく左手を置いている部分なんです。
これは、「勲章」なんでしょうか?
それとも、ただ汚い手で触っているからなのでしょうか?
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