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2014年10月24日 (金)

蛍の光の歌詞

car毎週帰省する車中で妹と交わす話題の中で、幼い頃に意味も分からずに覚えた歌の詞についてというのがあります。
例えば、「蛍の光」という、知らない人はいない歌でも、2番の歌詞に「さきくとばかり」と言うのがありました。
私などは、当時は、「さぁ、聴くぞ」だと思っていました。
「サキイカとバカ貝」でもありません。
「幸くとばかり」と書くんですね。
「幸せに」「無事に」ということですね。
それから、「かたみに」というのは、「形見に」ではなくて「互みに」なんですね。
この「蛍の光」には、歌詞が4番まであるのをご存じですか?
私は、「君が代」の2番と3番の歌詞を調べた時に、ついでに何となく知った記憶があります。
http://ranshi2.way-nifty.com/blog/2014/08/post-b7b3.html
しかし、1番と2番はとても有名ですが、3番と4番を知っている人は少ないと思いますし、実際に歌われていないと思います。
その理由は・・・、歌詞を読んでいただければ、皆さん納得されると思います。
    蛍の光  窓の雪 
     書(ふみ)読む月日   重ねつつ
     いつしか年も   すぎの戸を
    開けてぞ今朝は  別れゆく
      とまるも行くも  限りとて
             互(かた)みに思う  千万(ちよろず)の
      心のはしを  ひとことに
       幸くとばかり   歌うなり

                 筑紫のきわみ   陸の奥
                 海山遠く   へだつとも
                 その真心は  へだてなく
                 ひとえに尽くせ   国のため
                      千島の奥も  沖縄も
                      八洲のうちの まもりなり
                      いたらん国に  いさおしく
                      つとめよわがせ つつがなく

こりゃぁ、ちょっとまずいですなぁ。sweat01
これを公式の場で歌ったら、どこぞの国の偉い方が聴いて興奮して、大騒ぎになってしまいますよ。
曲がスコットランド民謡だというのは知っていましたがね。
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同じように「仰げば尊し」という、卒業式の定番があります。
この歌では「今こそ別れめ」というのを、当時は「別れ目」だと思っていました。
    仰げば 尊し 我が師の恩
     教(おしえ)の庭にも はや幾年(いくとせ)
     思えば いと疾(と)し この年月(としつき)
    
今こそ 別れめ いざさらば
       .互(たがい)に睦(むつみ)し 日ごろの恩
        別(わか)るる後(のち)にも やよ 忘るな
        身を立て 名をあげ やよ 励めよ
               
今こそ 別れめ いざさらば
                      朝夕 馴(な)れにし 学びの窓
                      蛍の灯火(ともしび) 積む白雪(しらゆき)
                      忘るる 間(ま)ぞなき ゆく年月
                     
今こそ 別れめ いざさらば

よく誤解されるのは、「いと疾し」は、過ぎ去った日々を回顧して、きわめて早いということです。
そして、「今こそ別れめ」は、「別れることになるだろう」「別れようとしている」の意味。
「め」は「こそ」を受けた言葉です。
「別れよう」でも「別れ目」でもないんですね。
へぇぇぇ、ちっとも知らなかった?

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