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2014年10月11日 (土)

ねずみいらずとねこいらず

cat「ねずみいらず」というのと「ねこいらず」というのがあります。
同じような物に思えますが、全く違います。
「鼠入らず」と「猫要らず」と書くのでしょう。
「鼠入らず」は、鼠が侵入しないように作った食器棚のこと。
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最近は冷蔵庫・冷凍庫が各家庭に標準装備されていますが、ほんの数十年前までは贅沢品で、氷の冷蔵庫が有れば良い方でした。
それ以前は、未加工品では、例えば大根なら切り干し大根のような干物にしたり、沢庵にしたり、醤油漬け等にして保管しました。
また余った料理や翌日食べる料理などは鼠や蠅や蟻が入らないようにした食器棚に入れたものです。
引き戸には網が張られて蒸れないように工夫されていました。
その為食品も濃い味に煮付けられたものです。
魚の煮付けにしろ、佃煮にしろ皆濃い味で、今の梅干しは薄塩ですから1年経たずに腐ってしまいますが、当時の塩の利いた梅干しは何年でも保存が利いたものです。
煮魚も甘煮もお新香も残ったご飯もそこから出てきたものです。
卓袱台や料理用蚊帳、鼠入らずは絶滅した食事用道具の一つになってしまいました。
私などは、辛くも記憶の片隅にありますね。
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一方、「猫いらず」は、元は、石見銀山ねずみ捕りの別称で、黄燐や亜砒酸を主成分とした殺鼠剤の商標名です。
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ところで、「鼠返し」というのもありましたね。

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