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2014年8月21日 (木)

バックビルディング現象

typhoon毎日のように、日本のどこかで豪雨被害に見舞われています。
福知山の街全体が浸水と思ったら、今回は広島市でした。
土砂崩れが発生した広島市の北部では、わずか3時間で平年の1ヶ月分を大きく上回る雨が降ったそうです。
多くの死者・行方不明者が出る大災害になりました。
なぜ、こんな異常な気象が起こったのか。
広島地方気象台は、同じ場所で次々と積乱雲が発生して豪雨が集中する「バックビルディング現象」が起きた可能性が高いとみているそうです。010
湿った空気が入り込んで積乱雲が作られ、同じ方向に風が吹いて次々と直線上に並ぶと、局所的な豪雨をもたらします。
風上の積乱雲が建ち並ぶビルのように見えることから、「バックビルディング現象」と呼ばれるそうです。
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2012年7月に九州北部、昨年8月に秋田・岩手県を襲った豪雨災害などでも、この現象が起きたとされているようです。
「バックグラウンドミュージック」ではありません。028
気象台は「これほどの雨量は想定できなかった。現在の技術ではバックビルディングが起きる場所や時間を予測するのは困難だ」とコメントしているそうです。
土砂災害が起きた現場などでは、1999年6月にも豪雨による大規模な土砂災害が発生し、多くの犠牲者が出たそうです。
広島市は河川で形成されたデルタ状の狭い平地に山間部が接した地形で、今回の現場を含む山間部の斜面は、風化した花こう岩の上を薄い表土が覆う地質で、雨で水がたまると斜面の崩壊や土石流が発生しやすく、平地が少ないため、山地部まで宅地が広がっており、「危険な住宅区域が多い」と指摘されていたそうです。
国土交通省が各都道府県を通じて集計した「土砂災害危険箇所」によると、広島県は土砂災害の危険性が高い場所が約3万2000カ所あり、全国で最も多かったとのこと。
土砂災害の死者は計32人、行方不明者は9人に達するという惨事になりました。

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