師匠の「大工調べ」
師匠のブログのコメント。
何と私が登場しています。
http://ensou-rakugo.at.webry.info/201408/article_5.html
高座本[大工調べ]。
あたしは落語っ子連・三流亭流三(りゅうざ)さんの意見に耳を傾けてきて、共通する意見を持った。
一つは、大家が与太郎から道具箱を取り上げたのは、店賃の滞りの抵当として正当な行為。
二つ目は、棟梁はそれを言語道断として大家へ悪口雑言の啖呵を切って、鑑賞側に後味の悪さを露呈している。
ところが、今日まで、演者も鑑賞者も啖呵を切る棟梁の格好の良さに拍手を浴びせて、名作扱いをしているが、違うと思う。
そこで、大家を悪の立場におこうと試みて、この[大工調べ]の高座本の編集に時間を食ってしまった。
それで、やっとなんとか、、、。
大家が与太郎の病身の母親の寝ている掛け蒲団を剥ぎ取って持って行ってしまったという行為を挿入してみた。
八月二十一日の一門会で高座本をお客プレゼントする企画に間に合うかなぁぁぁ。
師匠とは、「大工調べ」について、色々議論をしました。
私の考えは、以下の「大工調べの不条理」シリーズで述べました。
http://ranshi2.way-nifty.com/blog/2013/09/post-1.html
http://ranshi2.way-nifty.com/blog/2013/09/post-3298.html
http://ranshi2.way-nifty.com/blog/2013/09/post-52b6.html
http://ranshi2.way-nifty.com/blog/2013/09/post-5d6b.html
http://ranshi2.way-nifty.com/blog/2013/09/post-f172.html
与太郎と棟梁を正当化し、あの啖呵を理に敵ったものにするためには、大家を悪者にするしかない・・・。
編集前の高座本も頂戴していますが、新しいバージョンの高座本、是非欲しいものです。
であれば、いずれ演ってみたい気もして来ました。
照れ臭いような、とても嬉しいような。
師匠のブログに早速コメントを投稿しました。
流三です。
師匠、とうとう完成されましたか。
いろいろお話をさせていただいたので、新しい「大工調べ」がとても楽しみです。
是非高座本を頂戴して、いずれ演らせていただきたいと思います。
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