二番茶
茶どころ静岡県では、こんな景色は見慣れてはいますが、整然としている茶畑は見事なものです。
昨日は曇っていて見えませんでしたが、晴れている日なら、この茶畑の向こう側に富士山が見えます。
恐らく、二番茶の収穫が終わったところだと思います。
静岡では、通常年4回、お茶の新芽が伸びます。
お茶は新芽で作りますので、1年に4回新茶が出来るのですが、それぞれの生産時期により、お茶の品質は大きく変わって来ます。
一番茶はというのは、まさに新茶です。
4月の終わり~5月上旬にかけて生産されるお茶です。
前年秋から養分を十分に貯めた茶樹が、春に一気に芽吹くため、うま味成分のアミノ酸を多く含んでおり、最も品質の良いお茶です。
また、早く摘むほど品質が高く、4月のうちに手で摘んだお茶は希少価値も高く、高級茶として販売されています。
そして二番茶です。
6月中下旬に生産されるお茶で、1番茶に次いで品質がよいとされていますが、1番茶に比べアミノ酸量はかなり少なく、カテキン量は比較的多いそうです。
中でも、早い時期に摘採製造した2番茶は、お茶の中で最もカテキンを多く含んでいます。
やや赤身がかかっていて、苦みか強い傾向が特徴だそうです。