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2014年5月31日 (土)

演読の大切さ(師匠から)

噺を完成させて行く稽古の最初のプロセスは、声に出してネタ本(高座本)を読むことからスタートします。
通常は、音読とか朗読と言うのでしょう。
師匠は、単に文字(活字)を読むのではなく、場面設定や感情移入もして、出来る限り仕草も入れて読む稽古を「演読」と名づけられました。
先日の稽古会は、まだ全員が読み稽古の段階ですが、メンバー全員が、この「演読」に心がけてやりました。

MLに師匠からコメントをいただきました。
この連(註:落語っ子連)は、演読を理解してくれているようなので、楽しみです。
覚えているつもり満々の意識から、台本を手離してとろとろと思い出しながらつっかえつっかえ演る稽古は自宅で出来ます。(笑)
芝居の役者がこれをやってたら、仲間から顰蹙を買うでしょう、きっと。
演読は恥ずかしい行為ではありません。役者もやってます、、。
演じるように読める人は上達は早いです。

師匠のブログで、私の稽古は「いつもしっかり演読していて嬉しくなる」というコメントをくださったのも、このような思いからだと思います。

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