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2014年3月12日 (水)

マツダ・キャロル

マツダ・キャロル。
我が家の最初の自家用車です。
260pxmazda_carol360_2 ある日突然、運転も出来ないのに、父が衝動的に?買ったものです。
車好きの私の原点のモデルでもあります。
初代モデルはマツダの前身の東洋工業により1962年(昭和37年)に発売された360cc車で、軽自動車初の4ドアセダンタイプのモデルとなったことでも知られ、1970年(昭和45年)まで生産された。
軽乗用車でありながらボンネット、キャビン、車体後部のエンジンルームが外見的に分離した「完全3ボックススタイル」を用い、後部座席背面のリアウインドウ部分はガラスを垂直に立てた「クリフカット」型として、ヘッドクリアランスとエンジンフード(他のFR車ではトランクリッド)の開口面積を稼ぐ手法を採ったことである。このデザインはアメリカ製の大型車や、イギリスのフォード・アングリア1959年(105E)型などの先例があるが、日本では珍しい個性的なデザインであった。8_2
パワートレーンも、軽規格の360ccながら、水冷 4ストローク 直列4気筒 OHVのアルミシリンダーエンジンを奢る異例ぶりで、それをリアに横置き搭載したリアエンジンの後輪駆動車である。
ラジエーターはエンジンに接して装備され、走行による風圧を利用できないため、エンジン駆動の強制冷却ファンによって側面から冷却気を導入する。
このファンの音も初代キャロルの特徴のひとつとなっている。
・・・エアコンも、パワーウィンドウも、ヘッドレストも、もちろんエアバッグなど考えられない時代。
冬になると、電気系統が弱いのか、なかなかエンジンがかからなくて、家族で「おしかけ」をしたことも何度もありました。
貧しかったですが、少なくとも、昨日より今日、今日より明日が豊かになっていた時代でした。

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