« 2014年2月 | トップページ | 2014年4月 »

2014年3月

2014年3月31日 (月)

持ちネタ

現在真打昇進披露興行を行っている某新真打が、「全10回全て違う噺で高座に臨む」と、彼のブログか何かで宣言しています。
真打になったんだから、そんなの言うまでもなく、当たり前のことだろうと、私は思うのですが、わざわざ自慢することなのでしょうか?
だって、真打ですよ。
師匠が真打昇進された頃は、単独の昇進で、寄席も7軒あったので、トリを全て別のネタで務めるには、持ちネタが70以上ないといけなかったそうです。
師匠は、全て違うネタをかけたそうです。S_3f743a782cc11014f97475c0b5c3952d3
私が師匠と出会ってからちょうど6年になります。
2008年3月、落研の創始者初代麻雀亭駄楽師匠を偲ぶ会で、落研を代表して、師匠の前で「子ほめ」を演らせていただきました。

その時師匠から、「声が良い。上手い。相当やっているのだろう。そのまま二つ目をやれるよ。」と言われました。
その場で、「声(発声)」と「言葉遣い」を褒めていただけたのが、嬉しかったです。
それから、高座が終わった後に、一緒に着替えをしながら、「落語おやんなさいよ。もっともっと上手くなる。私は今『落語っ子連』というグループで、素人に稽古をつけているんだが、仲間に入ってくれたら、とてもありがたい。メンバーたちにも物凄い刺激になるはずだし。(こんなところで)こんな噺が聴けるとは思わなかったよ。」と・・。
それから、後日こんなメールも頂戴しました。
「なかなかしっかりした芸風を感じました。このままにしておくのは、もったいないとも思いましたので、声をかけた次第です。」
そしてこの年の4月に、落語っ子連の門を叩き、「三流亭流三」として、師匠からご指導いただくことになりました。
・・・あれから6年、「子ほめ」から「鰍沢」まで、師匠にあげていただいた噺は、ちょうど20題(席)になりました。
私の持ちネタを、以下順不同で列挙してみます。
 ・子ほめ    ・三方一両損   ・千早振る   ・花色木綿
 ・甲府ぃ    ・浜野矩随      ・佃祭      ・藪入り
 ・ねずみ    ・帯久    ・花筏   ・鬼子母神藪中の蕎麦
 ・三味線栗毛 ・救いの腕     ・揺れるとき  ・抜け雀
 ・厩火事    ・笠と赤い風車  ・通夜の猫   ・鰍沢
Dsc_4220
このうち、師匠が創作された噺3題を含めて4題は、"新作"というカテゴリーに入ります。
どうしても人情噺が中心で、ポピュラーな噺が少なく、先輩方から色々言われます。
ご贔屓の一人の「Ⅰさん」からは、「もう少し強弱・抑揚を付けろ、力を抜け」と言われています。
聴く側が疲れてしまわないように。
これからは、人情・滑稽のバランスを見ながら、当面30題を目指したいと思います。
1年で4題のネタ下ろしが出来れば、2年半後ですね。

弥生の落語徘徊

光陰矢の如し
・・・意味は、光陰は屋の如しだなぁという意味です。
お日様、お月様と度に出た雷様、あくる朝に宿に残されてしまい、
月日のたつのは早いものだ。
あっと言う間に3月が終わります。
プライベートでは、父の一周忌を終えて一段落となりました。
寄席・落語会は2回のみ。
 ◇ 14日      東京落語会
 ◇ 15日      三遊ゆきどけの会
そして、24日にブログへのアクセス累計が60万件になりました。
29日の「第3回深川三流亭」の「鰍沢」に苦しみました。2_2_21
13960697192991
歩き稽古に春を感じながら、相応には頑張りました。13959571013061
地道な稽古の成果で、楽しい落語会になりました。
1394929032581113949359150591
「第2次落語っ子連」も2年が経過して、充実度を増して来ました。
メンバーは7名でこじんまりしていますが、師匠の素人落語指南の出発点というべきグループですから、これからも地道に活動して行きたいと思います。
明日から新年度が始まります。

ご贔屓からの質問

ご来場くださったご贔屓の方から電話をいただきました。
今まで聴いていた「鰍沢」と違って、最後が夢になっていたが?
夢はどこから?

・・・という質問でした。
この噺のオチ近くの場面については、今回は師匠のオリジナルで演らせていただきました。
師匠の公式ホームページ「圓窓落語大百科事典」の「圓窓五百噺付録袋」で、この部分について、以下のようにコメントされています。
圓朝作の三題噺で「毒消しの御符」「卵酒」「熊の膏薬」がお題。
旅人と元花魁との会話は妖艶であり凄味があるという聞きどころ。
落ちは[お節徳三郎下]と同じなのが気に食わないし、また、命拾いをした瞬間に駄洒落を口にするのも不自然。
あたしは以前、「卵酒を飲んだあと眠った新助の夢だった」と設定にして他の落ちを工夫したこともあったが、成功したとは思えないので、それは捨ててしまった。
いつか、工夫したいと思案している。

Minobugawa
以前、師匠と話していて「鰍沢」の話題になった時、師匠が上記と同じことを仰いました。
原作では、元花魁のお熊は最後まで悪人になってしまう。
だから、あたしは、他の噺でもよく使われる夢にして、後味の悪さをなくそうと思った。
(当代の)金馬師匠などが、この演出で寄席にかけたのを聴いていて、「夢にしちゃったね。面白いね」とは言ってくれたんだが・・・。

高座本では、即ち、今回私が演らせていただいのは、オチは相変わらず「お材木(題目)で助かった」という、あまり評判の良くない地口落ちのままでしたが、毒を飲まされて、雪の中を逃げて、鉄砲で撃たれるのは、夢の中の出来事ということにしました。
Dokukesi
オチもさらに工夫して、重厚な噺に相応しいものにしたいものです。

東京苦楽亭迷人会

東京かわら版で、北海道大学落語研究会のOB落語会「第21回東京苦楽亭迷人会」(北大落研OB・OG会関東連)が、4月6日(日)13時より「お江戸両国亭」で開催されるのを見つけました。
201011281523000
何度かお邪魔していたのですが、ここのところご無沙汰で、稽古会の後、行くことが出来るかもしれません。
http://ranshi2.way-nifty.com/blog/2010/11/post-46c3.html
http://ranshi2.way-nifty.com/blog/2009/11/post-cd2d.html
東京でのOB落語会が21回・・・、とてつもない歴史です。
我々は、この5月に7回目になりますが、追いつき、追い越すことが出来るように、頑張りたいと思います。

口演難易度「★★★★★」

師匠から譲っていただく高座本に、新たに「口演難易度」が表示されるようになりました。
「★」から「★★★★★」までのグレードがあるようです。
ちなみに、「深川三流亭」での演目では、「井戸の茶碗」「時蕎麦」と「鰍沢」が、「★★★★★」五つ星でした。
師匠がつけていらっしゃるので、どこかの何とかガイドの★よりもずっと説得力があります。
ちなみに、すべて確認した訳ではありませんが、私の持ちネタでは、「藪入り」「救いの腕」「揺れるとき」「帯久」は「★★★★★」、「三味線栗毛」は「★★★★」でした。
ところで、「鰍沢」ですが、以前にも申し上げましたが、本当に難しい噺です。Kajikasawa
「鰍沢」について、こんな一文がありました。
登場人物は3人と少ないが、冬山の吹雪の様子や、旅人の大金を盗み見たお熊の心理の偏移を描写するためにかなりの芸力を要する。
その一方で物語の細部に矛盾点や瑕疵も多く、サゲが稚拙であるのもまた事実である。
そのため、数ある噺の中でも有数の難度の高い演目とされる。

・・・なるほど、今回の稽古や高座を通じて、この噺の難しさと奥深さを身をもって実感しました。
お熊の新助の財布を見る眼、「あいよ、あいよ」と伝三郎に後を追う決意を、どうやって描くか、描けるか・・・。
そういう点では、人情噺なんですね。
ところで、「鰍沢」は、名人と呼ばれた4代目橘家圓喬が得意とし、その高座は伝説と化してしまっていまっています。
実際に聴いたことのある昭和の名人のコメント等があります。
「…耳にこびりついているから、演れったてとても出来はしませんよ。…急流のところでは本当に激しい水の流れが見え、筏が一本になってしまうのも見えた」(8代目桂文楽)
「さっきまで晴れていたのが雨音がする。『困ったな』と思ってたら師匠が鰍沢の急流を演ってた」(5代目古今亭志ん生)
6代目三遊亭圓生師匠も、圓喬の「鰍沢」をかなり意識し、金子を見つめるお熊の一瞥を「ここが眼目です」と述べ、「自身の腕をどこまでできるか試すために演じている」と仰っていたそうです。

2014年3月30日 (日)

ラジオ寄席

プロ野球中継のため、今回が最終回だと思います。
 ◇ 天災        柳亭市馬
0140330at22_t
プロ野球中継が終わる10月から、また再開されることでしょう。

師匠のブログ

驚いたことに、昨日の「深川三流亭」の後の打ち上げまでお付き合いくださった師匠が、ブログにコメントをアップされています。
今朝の2時頃にアップされています。

今日は午前中から、同じ古石場文化センターでの「紅巣亭落語会」で、ずっと舞台の袖にお座りになる予定でしたから・・・。
ご体調とご機嫌が良かったのかもしれません。嬉しいことです。
例によって、出演者の寸評をしてくださいました。

流三(りゅうざ)[鰍沢]
     甲州出身者として、の気迫が高座に出ている。
「気迫」という言葉を使ってくださいましたが、肩に力が入り過ぎて空振りになってはいけませんが、客席にも少しは気持ちを伝えたことが出来たかもしれません。
その結果が、疲労困憊と筋肉痛でしたが・・・。

次の「鰍沢」

昨夜、「深川三流亭」がお開きになった直後、私の携帯に電話が入っていました。
打ち上げの後に返電しましたが、相手は"身延の叔父"でした。
叔父には、4月19日(土)に、身延町の老人会総会の後に一席依頼されていて、ご当地噺ともいうべき「鰍沢」を演らせていただく予定にしているのです。
「深川三流亭」には、いつものように叔父(母の弟)ご夫婦が来てくれていて、まずここから母に連絡が行きます。
いつもはここまでですが、今度はここ(母)からさらに、身延の叔父(母の妹の夫)のところにも連絡が行ったのです。
Fujigawa
電報ならば「セガレネタオロシセイコウセリ」ということでしょうか。
Fujigawa_fuyu数日前に、身延の叔父には、簡単な経歴と高座名・持ちネタと「鰍沢」の資料を送ってありましたので、その確認もあったようです。
面白いことに、叔父が一番悩んだのは、私の高座名の紹介です。
教職何十年という真面目な叔父にとっては、勿論ユーモアのある人ではありますが、高座名を紹介するのには逡巡があったようです。
例えば、私が師事している圓窓師匠から「三遊亭」の亭号でもいただいていれば、これは問題ないのですが。
自慢の?甥を、父を良く知る方々も多い中で、さすがに「金願亭乱志」や「三流亭流三」は、かなり抵抗があったようです。
結局、「千早亭永久」は、師匠が、千早亭にちなんで、「千早振る」の短歌から、一番頭と一番尻尾部分を取ってくださった名前で、一番格調高い?名前なので、永久(とわ)で行くことに決めました。
我々は、学生時代におちゃらけ的に高座名を考えて使いますが、卒業後にも活動することも考えると、ある程度は抵抗なく受け入れられる名前にしておいた方が良いのかもしれません。
・・・ということで、4月19日のご当地での高座に向けて、改めて「鰍沢」を練り直して行くことになります。
一度、お客様の前に拙芸を晒していますので、冷静に練り直そうと思います。
聞けば、父と親しくしていた(隣の)我が町の方も聴きに来てくださるそうですから。

舞台の袖から

師匠は、いつも我々の口演の間ずっと、舞台の袖から見守ってくださっています。
下の写真は、昨日のお楽しみ「高砂や」を演ってくださっている場面です。
舞台の袖から
師匠がご覧になっている舞台の袖からは、このように見えます。
舞台の袖から
それで、千公さんが、蕎麦のどんぶりを持っているはずの左手で汗を拭いた・・とか、鋭いご指摘が出て来る訳です。

古狂師匠参戦?

どこやらの知事選挙のごとく、エントリー締め切り直前になって、大御所恋し家古狂師匠が"参戦"されたそうです。
古狂師匠の憎い戦略です・・・。
演目は「二十四孝」で、今回も踊り付きです。
さぁ、エントリーはこんなところでしょうか。
とすると、もう一度番組を考えないといけません。
エントリーは以下のとおりです。
LLLL
LLLLLL
   談亭志ん志  : いかけ屋
   南亭蕪生     : 親子酒
   金願亭乱    : 一人酒盛or長屋の花見or鰍沢
   破れ家笑児  : 紙屑屋
   杜の家とん平 : 天災
   喰亭寝蔵     : やかん or 酢豆腐
   杜の家くるみ  : 小言念仏
      恋し家古狂    : 二十四孝&踊り"かっぽれ"
LLLLいい顔
LLLLLL
寝蔵師匠には、「やかん」は前々回に笑児さんがお演りになったので、「酢豆腐」ということにしていただきました。
私の候補の「長屋の花見」は、旬より前に演るのが本筋だというご指摘もありましたので、外すことにします。
悩ましいですが、締め切った後、考えたいと思います。

朝寝坊・・・

痛たた・・・・、この筋肉痛は?
とにかく、出来不出来はともかく、疲れました。
朝起きると、と言っても、目覚めると9時を過ぎていました。
筋肉痛の原因は、信じていただけないかもしれませんが、「鰍沢」30分の高座です。
左右の太もも、腰周り、背筋のあたり・・・。
落語と言うのは、傍で見ている以上に重労働なんです。
そのおかげで、「落語DEデート」を聴くことが出来ませんでした。
夢見心地に、ゲストが中村メイコさんだったような・・・。

奥羽越学生落語会

A873b7f40a10da9fbb51ec546e92d867_no

昨日はありがとうございました!とてもいい落語会となりました。
さて、本日はあいにくのモイスチャーデーですが、三大学で宮城観光に行きます!(たいん)

きっと大盛会だったのでしょう。
お祝いの返信をしました。
奥羽越学生落語会のご盛会おめでとうございます。
3大学の落研のますますのご発展をお祈りしています。
「相音舎対韻(あいんしゃたいん)」さんは、1年生のようです。
医学部系女子。
落研の先人たちのように変態ではないと思われていたが。
軽音楽部ではバンドのボーカルを務めていて、うたまつりではその圧倒的な歌唱力を披露し、落研のカラオケの上手さヒエラルキーのトップに立った。

2014年3月29日 (土)

打ち上げ

「深川三流亭」の打ち上げは、門前仲町のもんじゃ焼きの店。
320x320_rect_472464
http://tabelog.com/tokyo/A1313/A131303/13003013/
南房総館山の住人である千公さんのお薦めで、案内されて行くということで・・・。
今回は、千公さんの教師仲間の落語好きの先生と娘さんのマナちゃんも来てくれて、マナちゃんにはめくりをやっていただきましたので、一緒に参加してもらいました。
小学2年生だそうですが、人見知りもせず、とてもはきはきしたお嬢ちゃんです。
勿論、師匠も参加してくださいました。
21465811200x200_square_22997342
面倒臭がりの私は、作りながら食べる料理の店には基本的に行きませんが、千公さんはマメで、お好み焼き・タコ焼き・もんじゃ焼き・焼きそばのコースを、甲斐甲斐しく手慣れた様子で面倒見てくれました。
150x150_square_8790395150x150_square_7214982
もんじゃ焼きも、なかなか美味しいです。
作り方も教えてもらえましたので、今度は誰かと行ってみようと思います。
とても楽しいひと時になりました。
師匠も、また明日午前中から、同じ会場で「紅巣亭」の発表会があるのに、お開きまで付き合ってくださいました。

第3回深川三流亭

「深川三流亭」の開演です。
2_2_2
第2次落語っ子連がスタートして、ちょうど2年経過しました。
1
今回も、50名以上のお客さまがご来場してくださいました。
一応会長をやっている私がご挨拶した後、師匠にご挨拶いただいて、いよいよ開演です。

トップバッターは、百梅さんの「出来心」。
若い女性を中心に、20名近くのお客さまを動員!


仙三さんは「松山鏡」。
歯の具合が良くなくて・・・、なんて仰っていましたが、どうしてどうして、とても滑舌が良かったです。

師匠から絶賛されて、「プロのようだ」と言われた越児さんは、練りに練った「井戸の茶碗」。

仲入り前は、千公さんの「時蕎麦」。
蕎麦打ちも趣味にしている千公さんからは、演目も「時そば」ではなくて「時蕎麦」という指定があり、プログラムを訂正しました。

仲入りの後は、扇子っ子連の千早亭ワッフルさんの寄席踊り。
そして、私(流三)の「鰍沢」・・・・。
新参さんの「天災」。
言葉が出て来ない時は、「えーっ」というのが入るので、師匠から「"え"だくさん」という評価をされていました。
この「天災」で、5月に杜の家とん平として出演する「お江戸あおば亭」でリベンジですね。

窓口さんの「試し酒」は、キャラクターにぴったり。
窓口さんも、奥様をはじめ、オジサンたちを中心にお客さま動員トップの20名以上でした。
きっと、職場でも人気者なんでしょうね。

そして、師匠のお楽しみは「高砂や」。
長時間に渡って、我々全員の拙い高座を、優しく厳しく舞台の袖で聴いてくださっています。

師匠の噺の後、全員舞台に上がって、師匠からの寸評をいただいてお開きです。
2時に開演して、もう6時近くになっていました。
師匠、ありがとうございました。
ご来場くださった、忍耐力のあるお客さま、まことにありがとうございました。
Photo

・・・疲れました。

大横川の桜

「深川三流亭」の三流の根拠の一つでもある「大横川」の河岸の桜もかなり咲いています。
大横川の桜
あと2~3日もすれば、両岸は満開になるでしょう。
大横川の桜
優雅に舟からの花見というのもいいものです。
大横川の桜
ただし、とても目立つので、橋の上や川岸から大勢の人に見られています。
見物しているやら、見物されているやら・・・。

腹拵え

集合は12時半ですから、昼食を食べていこうと、門前仲町駅前の永代通りを探しました。
腹拵え
どこにでもあるチェーン店ばかり何軒もありましたが、迷った挙げ句、カレー屋さんに入りました。
何か不安を抱えながら、やや開き直りの境地です。

会場へ

春の週末は、何となくうきうきしています。
会場へ
桜の花もかなり開き、上野駅は大混雑。
花見客が物凄いようです。
それに目もくれず、門前仲町を目指します。

力強い応援

三流亭まど絵さん・・と言うより、今や「蔦重の教え」が大ヒット中の売れっ子作家の「車浮代」さんが、フェースブックで「深川三流亭」を宣伝してくださっています。
現在休会中ですが、私がお世話になっている、三遊亭圓窓師匠率いる「落語っ子連」の発表会です。
レベル高いです。お時間のある方は是非。
・・・まど絵さん・・・じゃなくて車さん、ありがとうございます。

落研のツイート

A873b7f40a10da9fbb51ec546e92d867_no東北大学学友会落語研究部
奥羽越学生落語会当日となりました!
場所:戦災復興記念館5階会議室
時間:13:00開場 13:30開演
木戸銭(入場料):無料
東北・東北学院・新潟の3大学合同という初の試みとなっています。
お気軽にお立ち寄りください!
今日は、学生さんたちも本番ですね。
場所は違いますが、気持ちを一緒にして頑張りましょう!

朝稽古

出かけるまでに、あと一度ぐらいは、通しで稽古が出来るかな?
何か、いつもと違う当日の朝。
緊張しているような、していないような。
入り込んでいるような、冷めているような。
まだ、言葉が出て来ない場所が数ケ所あります。

かんじき

雪上ではありませんが、かんじきを履いてみました。
かんじき
これがあれば、雪に足が埋まらずに歩くことが出来ます。
「鰍沢」にも出て来ます。

これも良いか…

この手拭いも良いかもしれません。
これも良いか…
ご贔屓の方から頂戴したものですが、柄が大きいから、映えるかもしれません。

本番当日

こんなに不安、こんなに未完成の状態で本番を迎えるのも、初めてかもしれません。
1
おかげさまで、天気は最高に良さそうです。
会場近くの運河の桜も咲き始めていることでしょう。
朝、初めて通してやってみました。
約30分・・・、ところどころで詰まりながら。

国立劇場の「さくらまつり」

国立劇場の前庭で、恒例の「国立劇場さくらまつり」が開かれているそうです。1395877987_b
今年で9回目を迎えるそうですが、白い大輪の花をつける「駿河桜」、駿河桜の種木から稚木が芽生え成長した新品種で同劇場生まれの「駿河小町」、鮮やかな紅色の「神代曙」、やや小ぶりで紅色の「小松乙女」、2012年3月歌舞伎公演「一谷嫩軍記」にちなんで熊谷市より寄贈されたもので、一谷の合戦で熊谷直実が平山季重と先駆けを争ったとされていることから桜の先駆けという意味で名付けられた「熊谷桜」など、10種19本の珍しい桜を楽しむことができるとのこと。
「駿河桜」「駿河小町」は、何年か前に行ったときに見たことがあります。
それほど広い場所ではありませんが、なかなか良い場所です。

2014年3月28日 (金)

明日の高座手拭い

いつもならもっと早くから準備するのですが・・・・。
明日の高座手拭い
「鰍沢」に合う柄の手拭いを探してはいたのですが、なかなかピタッと来るものがありませんでした。
あまり明るい噺ではないので、敢えて明るい色柄にすることに。
であれば、旬の桜ということになりますね。
座布団が朱色ですから、青い着物にするつもりで、その色合いも考えました。

再審・・・

48年前の事件で逮捕され、死刑判決が確定していた方の再審開始が認められて、約半世紀ぶりに釈放されたそうです。
この事件は、私が小学生の時、郷里の隣の町(当時静岡県清水市)で起こった事件で、逮捕された方の名前が父と同じだったこともあり、内容はよく知らないものの、やはり静岡市の寸又峡温泉で起こった人質たてこもり事件と並んで、強く記憶に残っています。
どうやら、"誰か"がでっち上げた「冤罪」のようです・・。
この方は、容疑者・被告・死刑囚とされて、あの時からずっと、無実の罪に問われ死刑判決まで受け、身柄も拘束されていた訳ですから、本当にいたたまれなくなります。
時代のうねりや、邪心のある輩のために、大切な人生を思い通りに過ごすことが出来ないなんて・・・。
当時は30歳の青年だったのに、78歳になられたそうです。
1966年6月に発生した、静岡県清水市(当時)のみそ製造会社専務とその家族計4人が全焼した家屋から遺体で発見された事件。
4人すべてに多くの刺し傷あとが認められ、県警察本部は8月、社員(当時30歳)を強盗殺人および放火などで逮捕。
9月に静岡地方検察庁が静岡地方裁判所へ起訴し、68年9月、死刑判決。
初公判から起訴事実を全面否認していた被告は東京高等裁判所への控訴、最高裁への上告を行うも、76年5月に控訴が、80年11月に上告がそれぞれ棄却し、死刑判決が確定。
ところが裁判は地裁段階から異例の展開をみせ、被告は冤罪ではないかという声も多々上がり、確定後も裁判のやり直しを求めて今日に至った。
裁判所は、「捜査機関が捏造した疑いのある重要な証拠で有罪とされたもので、これ以上の拘置は耐え難いほど正義に反する。」と言っています。

メールマガジン

「東北大学メールマガジン Tohoku University MAIL MAGAZINE」というのがありまして、こんな記事が配信されていました。
◇3/13 学友会文化部石田杯・海野賞記念式典が行われました
http://www.tohoku.ac.jp/japanese/2014/03/news20140313-02.htm
Sitetitle
2014年 | ニュース
学友会文化部石田杯・海野賞記念式典が行われました
News20140313_02_2
平成26年3月10日、学友会文化部石田杯・海野賞記念式典が、片平北門会館エスパスにおいて里見総長をはじめ約40名が参加し行われました。
今年度は、文化活動の発展に貢献した団体に贈られる石田杯が、出張落語や寄席に意欲的に取り組み、地域の方々により多くの笑いを届けた落語研究部に、本学及び地域社会に貢献した団体に贈られる海野賞が、第160回定期演奏会において本学男声合唱団、混声合唱団、両団OB・OGとの共演により、ヴェルディの「レクイエム」を演奏した交響楽部に授与されました。
「落語研究部」が様々な所に露出するのは、大変結構なことです。
内容は既に知っていることですが、"第三者"から発信されるのは、本当に嬉しいものです。
現役部員の皆さんに感謝です。

歩き稽古

今週の歩き稽古の最終日は好天に恵まれました。

今朝も二重橋前で下車して、皇居のお濠端を歩き稽古・・・。
白鳥くん(噺家の白鳥は嫌いですが)も励ましてくれている?

逃げ出してから最後までのところを・・・。
「切っそいだ崖」と言う言葉がなかなか出てこなくて・・・。

いよいよ明日が本番ですが、準備できていない状態は、今回が最高でしょう。
・・・ところで、来週の土曜日は「千早亭落語会」で、「通夜の猫(猫怪談)」を演る予定ですが、まだそれどころではなく、全く出来ていません。
来週もまた苦しい日々が続きそうです。

東京かわら版

東京かわら版おかしいなぁ。
これがまだ届かない・・・。

2014年3月27日 (木)

病院

「思い切って2週間入院しますか?」
病院
お医者さんに言われて、かなり狼狽しました。
結局、外来診療でお許しいただくことにしましたが、メタボの身には、「とうとう来たか!」と言う…。
病院
色々ご指導やらをいただいて、これからのことを言われて。
でも、長生きしたいですからね。

歩き稽古

昨夜の帰り道、駅からいつもの道順と異なる、夜の歩き稽古コースで、ブツブツ言いながらやりましたが、途中で雨が降り出しました。
今朝もきっと雨だろうから・・・と思いきや、雨は降っていません。

ちょっと気持ちが折れそうなのではありますが、あと2日しかない現実を考えると、そんな悠長なことも言っていられません。

思い切って、2駅前の二重橋前で下車して、歩き稽古を挙行。

ここのところの暖かさで、日比谷公園は華やかになっています。

最初から、お熊が酒を買いに出て行くところまでと、最後のシーンを中心に。

やや開き直りに似た、やや敵前逃亡の状態・・・・。

新聞記事

A873b7f40a10da9fbb51ec546e92d867_bi 昨日、また落研の暇楽家十三(ひまらやとざん)さんがツイートしていました。
本日の福島民報さんに、2月22日に福島県桑折町で行われた落語会についての記事が掲載されました!
情報は日頃よりお世話になっています、明治大学落語研究会三年の駿河亭銀丈兄さんから頂きました!
ありがとうございます!(十三)

Bjqjq_icuaapgp_2

33歳の会社員の方の投稿です。
励みになりますね。
http://tohokuochiken.blog56.fc2.com/blog-date-201402.html
この落語会はこんな内容だったようです。
福島県桑折町にあります、街道茶屋まゆたまさんにお邪魔しました。
町民の方々とと東北大学都市まちづくり研究会さんが運営しているカフェ+図書館のソーシャルコミュニティスペースだそうで、大変あたたかい雰囲気の会場でした。
「落語カフェ」
    場   所:街道茶屋まゆたま
    依頼者:まゆたま運営委員会
3月22日
  一、バレンタイン保険    暇楽家十三
  一、金明竹          升万楼ビスコ
  一、悋気の独楽       暇楽家十三
3月23日
  一、看板の一         暇楽家十三
  一、桃太郎          升万楼ビスコ
  一、源太と兄貴        暇楽家十三
  一、お菊の皿                  升万楼ビスコ

「お江戸あおば亭」の番組案

エントリーの〆切まで若干時間はありますが、7名のエントリーになったそうです。
杜の家くるみさんも出演してくださるそうです。20140228155712_00001
噺がつかないように気をつけて、番組案を作ってみました。
【案1】 
 ◇やかん      喰亭寝蔵
 ◇天災       杜の家とん平
 ◇小言念仏     杜の家くるみ
 ◇いかけ屋     談亭志ん志
       仲入り
 ◇親子酒      南亭蕪生
 ◇紙屑屋      破れ家笑児
 ◇鰍沢       金願亭乱志
【案2】
 ◇紙屑屋      破れ家笑児
 ◇小言念仏     杜の家くるみ
 ◇親子酒      南亭蕪生
 ◇天災       杜の家とん平
       仲入り
 ◇長屋の花見    金願亭乱志
 ◇いかけ屋     談亭志ん志
 ◇酢豆腐      喰亭寝蔵
【案3】
 ◇小言念仏     杜の家くるみ
 ◇親子酒      南亭蕪生
 ◇いかけ屋     談亭志ん志  
 ◇酢豆腐      喰亭寝蔵
       仲入り
 ◇紙屑屋      破れ家笑児
 ◇天災       杜の家とん平
 ◇一人酒盛     金願亭乱志
・・・という感じでしょうか。
勝手な独り善がりな香盤です。
志ん志師匠や寝坊会長と相談したいと思います。

2014年3月26日 (水)

「第3回深川三流亭」のご案内

改めて「第3回深川三流亭」のご案内です。
Photo
あと3日・・・、皆さまのご来場をお待ちしています。

大学のホームページ

母校の公式ホームページのイベントサイトに、「奥羽越学生落語会」の案内が掲載されていました。
http://www.tohoku.ac.jp/japanese/2014/03/event20140326-02.htmlSitetitle
2014年   イベント
    奥羽越学生落語会が開催されます(3/29開催)
学友会落語研究部が、新潟大学及び東北学院大学学生と共に、3月29日(土)13:00から、戦災復興記念館5階会議室で「奥羽越落語会」を開催します。
奥羽越地方の落語発展のため、3校の学生が手を取り合った記念すべき第1回公演です。
各校から選りすぐりの実力者が参加します。
入場料は無料、予約も不要ですので、お気軽にご来場ください。
   日時:平成26年3月29日(土)13:00開場 13:30開演
   場所:戦災復興記念館5階会議室
問い合わせ先
  東北大学教育・学生支援部学生支援課 活動支援係
                           TEL 022-795-3983

やはり、他大学との交流、石田杯受賞など、後輩の皆さんの活躍が大きいですね。
ところで、ミヤギテレビの「オーバンデス」という番組にも生出演したそうです。Bjozvgtcyaaacqc
各方面からも注目をされている、新しい試みです。
今度の土曜日、奇しくも「深川三流亭」と同じ頃です。

歩き稽古

今日はこれから天気が下り坂になるようです。

日比谷公園はすっかり春です。

桜も開花して、この週末あたりは綺麗に咲き誇ることでしょう。

今朝は、伝三郎が帰った後をさらいました。
ちょっと気になっているのは「卵子酒」です。

インターネットでレシピを検索すると、美味しそうなものばかりですが、当時はそんなに美味いものではないはずで、黄身も卵白も入れてかき混ぜたら、固まりが出来ると思います。
普通の酒を飲むというより、玉子スープを飲むようにしないといけないと思うのです。
出来はともかく、何とか通して出来そうにはなって来ました。
明日は雨で、あるき稽古は出来ないかもしれません。

2014年3月25日 (火)

サクラサク

気象庁が、本日午後2時半すぎ、「東京の都心でサクラが開花した」と発表したそうです。
去年より9日遅く、平年より1日早いということです。
今年は開花が遅いと思っていましたが、去年が早過ぎたんですね。
「サクラサク」と言うのは、合格電報の最もポピュラーな電文ですが、我が母校は違いました。
「アオバモユルオメデトウ」でした
一方、不合格の場合は「ミチノクノユキフカシサイキイノル」
どうでも良いことでした。

お江戸あおば亭の歴史

歴史と言うほどでもありませんが、今まで6回の「お江戸あおば亭」の番組内容を振返ってみました。
似顔絵は、前回の時の三山亭多楽師匠の御手によるものです。
【第1回 お江戸OB落語会】平成22年5月
  ◇NOVA寿限無     東風亭梅香
  ◇花筏           金願亭乱志
  ◇粗忽の使者      談亭志ん志
  ◇不動坊         井の線亭ぽんぽこ
  ◇長短           喰亭寝蔵
  ◇干物箱         桂友楽
Fw: 東北大学落研晴坊会ML[07064] 似顔絵1Fw: 東北大学落研晴坊会ML[07064] 似顔絵1
 【第2回 お江戸OB落語会】平成23年5月
  ◇たらちね        破れ家笑児
  ◇替り目         喰亭寝蔵
  ◇笠碁          南亭蕪生
  ◇子ほめ         杜の家くるみ
  ◇百川          談亭志ん志
  ◇佃祭          金願亭乱志
Fw: 東北大学落研晴坊会ML[07065] 似顔絵2Fw: 東北大学落研晴坊会ML[07065] 似顔絵2
 【第3回 お江戸あおば亭】平成23年11月
  ◇転失気         賀千家ぴん吉
  ◇カラオケ病院      桂友楽
  ◇厩火事         南亭蕪生
  ◇宿屋の富        喰亭寝蔵
  ◇六尺棒         破れ家笑児
  ◇薮入り         金願亭乱志
  ◇らくだ          談亭志ん志
Fw: 東北大学落研晴坊会ML[07064] 似顔絵1Fw: 東北大学落研晴坊会ML[07064] 似顔絵1
 【第4回 お江戸あおば亭】平成24年6月
  ◇開口一番(子ほめ)   金願亭乱志
  ◇黄金の大黒       桂友楽
  ◇へっつい幽霊      談亭志ん志
  ◇湯屋番          恋し家古狂
  ◇救いの腕        金願亭乱志
  ◇天狗裁き        喰亭寝蔵
Fw: 東北大学落研晴坊会ML[07065] 似顔絵2Fw: 東北大学落研晴坊会ML[07065] 似顔絵2
 【第5回 お江戸あおば亭】平成25年6月
  ◇饅頭こわい      井の線亭ぽんぽこ
  ◇豆屋          杜の家とん平
  ◇粗忽の使者     南亭蕪生
  ◇やかん        破れ家笑児
  ◇万金丹        談亭志ん志
  ◇居酒屋        賀千家ぴん吉
  ◇つる           桂友楽
  ◇狸の札        杜の家くるみ
  ◇揺れるとき      金願亭乱志
Fw: 東北大学落研晴坊会ML[07064] 似顔絵1Fw: 東北大学落研晴坊会ML[07065] 似顔絵2
 【第6回 お江戸あおば亭】平成25年11月
  ◇鼓ヶ滝         杜の家頓平
  ◇粗忽長屋       談亭志ん志
  ◇宗論          恋し家古狂
  ◇青菜          井の線亭ぽんぽこ
  ◇支倉常長伝     桂友楽
  ◇松山鏡        愛し亭朝大
  ◇かたきの首      喰亭寝蔵
  ◇千早振る       杜の家とん平
  ◇長短          杜の家くるみ
  ◇抜け雀        金願亭乱志
  ◇出来心        賀千家ぴん吉
    Fw: 東北大学落研晴坊会ML[07065] 似顔絵2

歩き稽古

歩き稽古日和です。
日比谷公園の花も咲き始めて、いよいよ張るという感じです。
歩き稽古
今朝は、亭主の熊の膏薬売りの伝三郎が帰って来たところからオチまでを、手探りでやってみました。
伝三郎が苦しむ場面、お熊の情念と最後のクライマックスシーン・・・。
いずれも一朝一夕では掌中には出来ませんが・・・。
とりあえず、通しでは出来るかな・・・?という程度。

2014年3月24日 (月)

ビーフシチュー

ビーフシチュー
銀座4丁目のパン屋さんの3階のグリル。
今日はビーフシチューがお勧め。
ここは、パンが食べ放題なのが魅力。
様々な種類のパンを味わうことが出来ます。
数少ないお気に入りの店です。

お江戸あおば亭の演目

志ん志師匠から、出演エントリーされている方々の予定演目一覧が届きました。
 ・談亭志ん志   : いかけ屋
 ・南亭蕪生      : 親子酒
 ・金願亭乱志   : 一人酒盛or長屋の花見or鰍沢
 ・破れ家笑児   : 紙屑屋
 ・杜の家とん平  : 天災
 ・喰亭寝蔵      : やかん or 酢豆腐
蕪生師匠の「親子酒」と私の「一人酒盛」がつきますね。
それでは「一人酒盛」は別の機会に回すことにしましょう。
「長屋の花見」も酒盛り(実際にはお茶ですが)の場面がありますし、「鰍沢」も卵子酒を飲みますが、趣旨と位置づけが違うのでセーフ?
・・・私は、「鰍沢」か、別の噺を考えるかしないといけませんな。
志ん志師匠の「いかけ屋」と笑児さんの「紙屑屋」も微妙ですが、前半と後半に分ければ○ということで。
それに一方は上方噺ということで、ご納得いただきましょう。
「天災」と「やかん」も"根問いもの"でやや微妙も、ま、いいか。
いつも、落語会を企画する時には、噺がつかないように、さりとて素人ですから、そう簡単に噺の差し替えが出来ませんから、いつも私はつかないようにと、演目を調整しています。
bb
前々回のこの会の当日の楽屋で、桂友楽師匠から、笑児さんの演目の「やかん」とご自身の「つる」がつくというので、「急遽、演目を変えよう」と言われて困ったことがありました。
確かに、マクラなども被ってしまうことに気がつきましたが、何とか平身低頭お願いして、「つる」をやっていただきました。
3d3fiso2022jp3fb3fqtqbjei9ue5pgyh_3友楽師匠には、以前にも、噺の中の「50両」がつくと言われたことがありました。
創部50周年記念OB落語会での、私の「浜野矩随」と友楽師匠の「井戸の茶碗」。
若狭屋が観音様を彫ってきた矩随に50両渡し、高木佐久左衛門が仏像を磨いていたら出てきたのが50両。
閉演後に、友楽師匠に指摘されました。
この時は、私の企画ではありませんでしたが、先輩方からの色々なご意見は、有難い面と・・・・面がありまして、大変です。
ところで、「やかん」は前々回に笑児さんが演っているので、寝蔵師匠には「酢豆腐」をお願いした方が良いかもしれませんね。
そうか、7回目ともなると、過去の演目のチェックも必要ですね。

復活!歩き稽古

「復活!」というより、足元に火が点いてやむなくの歩き稽古です。

日比谷公園もすっかり春の装いです。
先日の春の嵐で、イベントのテントが吹き飛ばされたようですが、今日は静かで穏やかな朝です。
昨日の休日で、誰かが忘れて行ったのか、可愛い人形が、公園の入口に置かれたままになっていました。

今朝は、とりあえず昨日覚えた前半の部分をさらってみました。
私はどうやら、歩き稽古の方が言葉が自然に出て来るようです。
何とか間に合わせないと・・・。

肩が…

朝起きて、足腰が筋肉痛になっているのではと思いきや、さにあらず。
右肩の外側が痛いんです。
肩こりでも、寝違えでも、勿論五十肩でもありません。
ぶつけた覚えもないし。
手を動かす時に痛みがありますが、それほど影響はなさそうです。
どうしちゃったんだろう?
筋肉痛は、きっとこれから出て来るのでしょう。
歳を取ると時間が経ってから出るそうですから。
やれやれ(*_*;

深川三流亭の確認

いよいよ今度の土曜日に迫った「第3回深川三流亭」。
念のために、メンバーに様々な事項を確認しました。Bbh32sn0ndbai7b
まず、会場は13時から借りていますので、短時間に準備する必要があるため、一応12時30分までに食事を済ませて集合することにしました。2_2_2
そして、まず、座椅子と座布団並べ、高座作りを手分けします。
屏風と椅子は当日借りる必要があります。13809402250951
同じ場所で稽古をしている紅巣亭から、毛氈とめくり台とCDプレーヤー等をお借りしないといけません。
出囃子のCDと、プログラムは、私が持参します。
1
受付は、ワッフルさんが座ってくださると思いますが、前半は窓口さん、後半は仙三さんにお願いします。
13809452202971
開演後のビデオ撮影は、越児さんに、出囃子は、前半は新参さん、後半は百梅さんにお願いすることにします。
前半の会場整理は私が、後半は千公さんが中心になってやりましょう。
開演後は、各自の噺が終わったら、座布団を返して、次の人のめくりを出してもらいます。Img_97041
・・・いろいろ心配事もありますが、何とか盛会にしたいと思います。

「お江戸あおば亭」出演エントリー

Img_0005_35月24日に開催予定の「第7回お江戸あおば亭」への出演エントリーを、志ん志師匠が受け付けてくださっています。
とりあえずの締め切りの3月31日まで、残すところ1週間になりました。
志ん志師匠によりますと、3月23日現在、5名がエントリーしているそうです。
予定している開演時間が3時間ですから、まだ余裕があります。
志ん志師匠から、振るってのエントリーが呼びかけられました。
ちなみに、現在エントリーしているのは、「談亭志ん志」、「南亭蕪生」、「金願亭乱志」、「破れ家笑児」、「杜の家とん平」(敬称略)です。
勿論、私もエントリーしていますが、一部のOBからは"マンネリ化"なんていう声も聞こえて来ますので、色々考えてしまいます。
だいたい、こういうことは、自分では演らない人に限って口うるさかったりするんですが、それでも先輩の言葉は重たいですから、真摯に耳を傾けないといけません。
(本当に・・・、人の苦労も知らないで・・。)13851795280211
さぁて、もう少し出演者は増えると思いますが、どのような企画にして行こうか・・・。
蕪生師匠と笑児さんは唄と三味線をやってくださるでしょう。
確か、志ん志師匠は上方落語にチャレンジするということでした。
さて、それでは私は・・・?
一応、「一人酒盛」「長屋の花見」「鰍沢」あたりをちらつかせていますが、また色々言われそうです。
20140228155712_00001
・・と思っていると、寝蔵師匠からエントリーがありました。
演目は、お得意の「酢豆腐」か「やかん」ということだそうです。
そうそう、そうでなくっちゃ。
さらに新顔が一人でも入ってくださると良いのですが・・・。

2014年3月23日 (日)

筋肉痛・・・

Kinnikutsu_2今日は、さすが真面目に稽古をやりました。
 出来ても出来なくても、約30分間正座してやるのですが、おそらく6本ぐらいやったと思います。
噺はまだズタズタですが、何とか通して出来るかな・・・?というところまで来ました。
ところが、足がドヨーンと重くだるくなりました。
また、腰の周りもかなり凝っている感じです。
長風呂で癒そうとはしたのですが・・・治らず。
明日はきっと筋肉痛で、下半身はボロポロだと思います。
落語は、重労働なんです。
ところで、落語っ子連の越児さん(寝蔵師匠)も、先週持病のぎっくり腰になったそうで、ただいまリハビリ中とのこと。
お互いに気をつけないといけませんね。

ラジオ寄席

Yose6

少なくとも、桂やまとさんは二つ目の時の収録のはずですから、まだ桂才紫さんということでしょう。
 ◇ 黄金の大黒      桂才紫改め桂やまと
 ◇ 時そば         橘家文左衛門
才紫さんは、中央大学の落語研究会出身。
中央大学では、「おちけん」と言わず「らくけん」と言うそうです。
それから、落研OBはプロになってはならないという不文律があるそうですが、やまとさんはこの掟を見事に破ってプロになった、怖いもの知らずです。
まぁ、個人の進路は自由ですから、どうでも良いことですが・・。
ところで、中央大学には、「三流亭」があった気がします。
確か、「三流亭流三」という名前も実在しているはずです。

市長選挙

関西の某市長選挙は、現職の横暴のために無駄なお金を使って行われたようなものなのですが、予想通り、やっと20%台の23.59%が投票率とはひどい・・・。
・・・この選挙、果たして有効だと言えるのでしょうか?
さすがに選挙民の中にも憤りが多いようで、いずれの開票所でも無効票が目立ったそうです。
全体で6万票超もの無効票があったそうですが、このうち、白票は4万5098票、候補者名とは無関係の内容などが書かれた票が2万2408票に上ったという・・・。
某投票所では、「ふざけるな」や、大きく「×」と書かれた無効票もあり、職員は「これまでと比べものにならない無効票の多さ」と驚いていたようですし、「税金は大切に使いましょう」「該当者なし」「投票したい人がいません!!」と記した票もあったそうです。
好ましいこととは言えないかもしれませんが、正直な感想とも思える部分もあります・・。

鶴竜優勝

綱とりがかかる大関・鶴竜が14勝1敗で初めての優勝を果たし、場所後に、横綱昇進に向けた日本相撲協会の臨時理事会が招集されることになりました。
本当に地味なお相撲さんですが、優勝しても何事もなかったように、普段の風情でいるのがいいですね。
84074a2d2f87420a8f27b685e5ec85d1_n
ガッツポーズや泣き叫ぶこともなく、いいですよ。
こういう職人みたいな横綱がいても良いでしょう。
ただし、今までの成績から、横綱に相応しい白星をあげることが出来るか・・・。
それにしても、ワンチャンスで横綱を手中にする術を、期待される度にこけている日本人力士に教えてあげて欲しいものです。

好みのお茶

ペットボトルのお茶は、私は伊藤園が好きです。
他のメーカーのは、どうも後味が悪く、ほとんど「お~いお茶」を愛飲しています。
50000001
あえて言えば、「伊右衛門」と「綾鷹」は飲みますが、「生茶」は美味くありません。
一時期、それぞれ濃いめのものも飲んでいましたが、最近は専ら「お~いお茶」です。

01730001
この「お~いお茶」のバリエーションの一つの「ぞっこん」も悪くはありません。
時々飲んでいます。

792424_240x180_jpg
先週末に買って見たのが、伊藤園の数量限定「こだわりの贅沢緑茶」。
静岡川根産一番茶で、こんな説明書きがありました。
爽やかな香り立ちと豊かな旨みが特徴の「静岡県川根産一番茶」のみを贅沢に使用しました。
低温・長時間抽出により雑味がなく、旨みのみをじっくりと引き出した、爽やかな香りと甘みが特徴です。
・・・確かに、甘みがありますね。
私のお茶の原点は、幼い頃、手摘みをした茶葉を祖父が手もみで作った新茶です。

稽古

残された日はあと僅か・・・。
稽古の程度がどれぐらいひどい状態かと言いますと、師匠から頂戴した「鰍沢」の高座本が、27ページあるのですが、何とか振りも付けて喋ることが出来るのは、9ページの所まで・・・。
月の兎花魁が心中をしたと聞いて、そのまま家に戻ってしまったことを、新助が説明する下りまでです。
熊の膏薬売りをしている亭主の伝三郎が帰って来るのが18ページですから、何とか早くここまで辿り着きたいものです。
とりあえず朝一番で、噺の中と同様、こけつまろびつ17ページまでやってみましたが、言葉が出て来ず、噺の体をなしていません。
こんな状態では、1週間の付け焼刃で完成させることなど出来そうにありませんが、何とか形は作らないと。
・・・焦るばかり。
その1週間後の「通夜の猫」は・・・、来週以降です。

落語DEデート

何もしないでいるうちに、とうとう三連休も最終日。
稽古も出来ず、焦るばかり。
 ◇ 花筏    三代目林家染丸
今の染丸師匠は四代目ですが、兄弟子に染丸さんという噺家さんがいました。
桂三枝(現文枝)さんが司会の番組で、桂文珍・桂きん枝・月亭八方さんと4人、「ザ・パンダ」というグループで人気がありました。
私は個人的には一番噺家さんらしくて好きでしたが、若くして亡くなってしまいました。
確か、酒好きで、酔った勢いで発作的に外へ出て国道へ飛び出し、走ってきたトラックに轢かれてしまって・・・。
ところで、何もできず焦っている中で、明日あたり、アクセス累計60万件になりそうなのが、唯一の励み?です。
60万件…、思えば遠くへ来たもんだぁ♪と言う気分です。

2014年3月22日 (土)

第十回「八幡杜の館寄席」

A873b7f40a10da9fbb51ec546e92d867__2 13時30分より、第十回記念の「八幡杜の館寄席」開演。
実況を落研メンバーがツイートしています。
第十回記念・八幡杜の館寄席、開演です!
仙台にあります八幡杜の館にて入場無料でございます。
是非お散歩がてらにお立ち寄りくださいませ!
Bjtiniceaenxaw
お客様の入りも良好な様子です。
仙台にも、こんな場所があるんですね。
いい時代になりました・・・。

稽古・・行き詰まり

「深川三流亭」まで1週間。
「千早亭落語会」まで2週間・・・。

こんなに稽古をしない、稽古に手が着かないことも初めてです。

この3連休で仕上げようと意気込んだものの・・・。
Fujigawa_fuyu_2うしてでしょうか?
完全に行き詰っている・・・。
昨日は一日寝てばかり。
今日はせめてもと、「鰍沢」の視聴を。
  ◇ 鰍沢    六代目三遊亭圓生
  ◇ 鰍沢    十代目金原亭馬生
  ◇ 鰍沢    入船亭扇橋
  ◇ 鰍沢    八代目林家正蔵
それぞれ設定が微妙に違いますが、雪の中の様子、お熊の色気、伝三郎の仕草、新助の語り・・・。
これらの良い所をしっかり織り込もうという気持ちと、演る前からの厭戦気分とが、心の中で戦っています。
気晴らしに、愛車でブラブラ出かけましたが、彼岸の連休は道路も混雑していて、かえってイライラが募ったり。
車内で聴いた「鰍沢」・・・。
  ◇ 鰍沢    入船亭扇辰
・・・・ダメですねぇ・・。
どうも、こみ上げて来るものがない・・・。
そう言えば、5人の師匠の「鰍沢」を聴いて、当たり前なんですが、私が演ろうとしているのは、師匠の高座本をベースにしていますから、間違いなく三遊亭の「鰍沢」です。
志ん生師匠の「鰍沢」だけは聴きませんでした。
師匠に稽古をつけていただいた演目が、今回でちょうど20席になりますが、一番重たさを感じます。
どこが重いとはっきり言える訳ではないのですが、どうしてなのでしょうか・・・?

理屈・屁理屈をこねている時間はありません。
今夜から、しっかりやります。

大盛会の予感?

A873b7f40a10da9fbb51ec546e92d867_no ツイッターで、暇楽家十三(ひまらやとざん)さんが、「奥羽越学生落語会」について、熱いツイートをしています。
このブログにアクセスしてくださる方の中には、ツイッターをご覧にならない方が多いと思いますので、後輩の方々の活躍を紹介させていただきます。A
嬉しいことに、奥羽越学生落語会についてのお問い合わせを毎日いただいております!入場無料です。
予約は必要ありません。
エレベーターがございますので、車椅子の方も是非お越し下さい。
3月29日は、東北で一番注目されている(かもしれない)学生落語会「奥羽越学生落語会」へ是非!(十三)
またまた奥羽越学生落語会についてです!
読売新聞(本日の朝刊)にてご案内が掲載されております!ご確認ください!(十三)
Bjopsyrcaaa2gn3
http://www.geocities.co.jp/CollegeLife-Circle/3519/
会場の仙台市戦災復興記念館の会議室は、椅子席で64席ということですから、落語会には最適のスペースだと思います。
Map
ぜひ多くの方にご来場いただきたいものです。

2014年3月21日 (金)

虎の門ヒルズ

虎ノ門に建設中の超高層複合タワー「虎ノ門ヒルズ」が6月11日にオープンすることが、森ビルより発表されたそうです。
「虎ノ門ヒルズ」は、官民連携による都市再生のモデル事業で、地下には、「幻のマッカーサー道路」と呼ばれた環状第二号線(新橋・虎ノ門間)が通ります。
環状第二号線は、虎ノ門ヒルズに先駆け、3月末に開通するそう。
140320_1
今週から、会社の前の道路の歩道拡幅工事も始まりました。
地下鉄銀座線の虎ノ門駅が最寄り駅ですが、新しいビルが出来たら、パンクしてしまう気がします。
それでなくても、階段やホームが狭く、銀座線の電車そのものも小さいですから、人が外に溢れて大混乱になるのではと・・・。
120301
地上52階建て、高さ247mの「虎ノ門ヒルズ」は、都内では、東京ミッドタウンに次ぐ超高層複合タワー。
オフィス、住居、ショッピング施設のほか、ハイアット系列で、日本初進出の高級ホテル「アンダーズ 東京」などが入居するそうです。
地下を通る環状第二号線の地上部分の「新虎(しんとら)通り」には、幅40メートルの道路が整備され、片側最大13メートルという、ゆとりある歩道部が出来るとのこと。
フランス・パリ、シャンゼリゼ通りのような、シンボルストリートにしたいというのが「新虎通り」っていう名前?
違和感ありますね。

真打それぞれ

今日から、落語協会では正式に5名の噺家さんが真打に昇進しました。
それぞれのブログ等で、真打初日のコメントをしています。
【桂やまとさん】
今日ただいま、桂才賀門下 落語協会二ツ目 桂才紫は、三代目 桂やまとを襲名し真打となりました。
益々芸道に精進し、末は大看板となれるよう全力を尽くす所存ですので、皆様に置かれましては幾久しくご贔屓くださいますよう、心よりお願い申し上げます。
                 平成26年3月21日  三代目桂やまと

【柳家三語楼さん】
鈴本で飾り付けが終わると、席亭の若旦那が我々に「ささやかですが、これはプレゼントです」と下さいました。
木戸にある番組表に嵌めてある木札とブロマイドです。
1965404_475390695923470_1945829321_
風車改め三語楼さんの披露パーティでは、先代とのツーショットがあったそうです。
先代とは、もちろん当代の柳家小さん師匠です。1560700_537766856345017_1213404136_
【三遊亭究斗さん】
さよなら亜郎こんにちは究斗!
0時を過ぎました!
ついに正式に三遊亭究斗になりました( ^ω^ )
さあ~怒涛の如く寄席の興行が始まるよ!
明後日土曜日が究斗の初日!!!
大勢いらしてくださいませ\(^o^)/

【柳家東三楼さん】
小権改メ 三代目柳家東三楼 真打ち昇進襲名披露興行
毎度、皆々様にはご贔屓をいただきまして有難うございます。
一昨年秋より仕度をしてまいりましたが、いよいよ明日より真打ちに昇進させていただくと同時に三台目東三楼を襲名させていただきます。
つきましては、明日3月21日より襲名披露興行をさせていただきます。
落語協会幹部理事総出演による口上、そして私東三楼がトリを務めまます。

【古今亭志ん好さん】 
本日より真打昇進させていただくことになりました。
これも偏に皆様のお蔭でございます。
名を古今亭志ん公改め「古今亭志ん好」となります。
一層精進してまいります。
20143shimohiromebk
・・・表現こそ違っていても、新しい門出に、夢と希望を抱いている様子が、とても清々しく思います。
真打昇進というのは、相撲で言えば・・・、十両に昇進したということでしょうか?
あるいは幕の内?
いずれにしても、三役、横綱になるまでには、遥か厳しい道のりだと思います。

落語体験入門

落語芸術協会の噺家さんが講師になっての落語教室。
今回で22期になるそうです。
人を惹きつける話し方や仕草を、落語から学んでみませんか?
扇子・手ぬぐいの使い方から、寄席鑑賞、小噺や落語の発表まで。初めての方でも気軽に、本格的なお稽古を体験できる大人気の講座です。
ほかではない充実した講師陣が、落語の魅力や極意をたっぷりとご紹介いたします!
  開催日  2014年4月19日(土)~2014年6月28日(土)      
          ①4/19(講義Ⅰ)   ②4/26(講義Ⅱ)
          ③5/17(稽古Ⅰ)   ④5/24【末廣亭鑑賞日】
          ⑤5/31(稽古Ⅱ)   ⑥6/7(稽古Ⅲ)
          ⑦6/21(稽古Ⅳ)   ⑧6/28【発表会】
  時 間   11時00分~13時00分
  場 所   芸能花伝舎
  対 象   小学生から大人まで
  料 金   23,000円(税込)
           ~教材費、扇子・手ぬぐい・末廣亭鑑賞代を含む
  講 師   三遊亭遊之介/桂文治/桂右團治/三遊亭圓馬
         桂米福/三遊亭遊史郎/三遊亭遊雀/橘ノ圓満
         春風亭鹿子/三遊亭遊馬 ほか
 http://www.geidankyo.or.jp/12kaden/experience/detail/2004
4月から6月まで、月2~3回というカリキュラムです。
初心者を対象に、10数名の定員だということで。
確か、南亭蕪生師匠や破れ家笑児さんや金願亭めがねさんは、この講座のOBだったように聞いています。
前座噺を稽古して発表会で披露するようですが、指導する噺家さんが毎回変わるのは、どうなんでしょうか?
私など、土曜日に休まず出席するのはほとんど不可能だと思いますし、芸能花伝舎のアクセスもあまりよくないので・・・。
でも、こういう機会を経験して、「落語シンドローム」患者が増えることは、大変結構なことだと思います。

鰍沢中部小学校

山梨日日新聞で、県内の多くの公立小学校で卒業式が行われたことが報道されていました。
中でも、この春閉校となる「鰍沢中部小学校」では最後の卒業生が学び舎を去ったという。
児童数の減少から今年度で閉校となる鰍沢中部小学校では最後の卒業生となった6年生4人が卒業式に臨み、ひとりひとりの名前が読み上げられ、「○村□彦校長」から卒業証書を受け取りました。
このあと4人は「6年間で身に着けた力と自信と勇気を持ち輝く未来へ進む」と述べ夢に向かって努力することを誓ったそうです。

Minna
んっ?「○村□彦校長」・・・?
隣の中学の出身で、越境入学した高校の同級生だった「○村」君ではありませんか。
高校時代は、あまり喋ったことはありませんが、確かバスケットボールをやっていて、山梨大学に進学して教員になっていました。
町の教育委員長を務めていた母から、彼がとても親孝行だというのを聞いていました。
そうか、ここの校長先生だったんですね。
「鰍沢中部小学校」・・・、そうです、まさに「鰍沢」の舞台になっているであろう場所にある小学校です。
ちょうど、身延参りで道に迷った駿河屋新助が、元吉原の花魁のお熊に毒入りの卵子酒を飲まされて、命からが逃げて来るあたりで、一説では、富士川のさらに下流の、右側に大きく蛇行する場所が、「釜ヶ淵」だと言われているのです。
過疎のために閉校になってしまうんですね・・・・。
こんな説明がされています。
当地区は、富士川舟運を中心とした物資の往来や身延山参詣などの人の行き来の拠点として栄え、物資の輸送や人々の足が鉄道や自動車に代わった今日でも静岡と甲府、あるいは長野方面を結ぶ交通の要衝にあります。
学校の周辺には鎌倉時代に建立された「十一面観世音菩薩像」が安置されている妙現寺や江戸時代初期の作である「仏涅槃図」が安置されている円応寺があります。
多くの書家に愛好されている「雨畑硯」は中国の硯に勝ると高く評価され、伝統美あふれる硯工芸が伝承されている歴史と伝統のある地域です。
また、学校の隣にある富士川町交流センター「塩の華」では、新鮮で安全な地元食材で「鰍沢の味」を楽しむことができます。

2014年3月20日 (木)

上野の春?

今週の初めから、上野駅の正面改札口前に、例年どおり桜が飾られました。
上野の春?
パンダの赤ちゃんは、今年も誕生しませんでしたが、上野の象徴であることは確かです。
上野の春?
とは言え、今日は冷たい雨の一日でした。

「八幡杜の館寄席」のこと

地元誌で「八幡杜の館寄席」が紹介されているのを見つけました。4430
「八幡杜の館寄席」は、平成19年から始まった、八幡地区まちづくり協議会主催のイベントです。
現在は3月と11月の年2回開催しています。
会場は八幡地域の皆さんの文化活動の拠点である「八幡杜の館」。
これは、かつて八幡町の街道沿いに建っていた天賞酒造の建物の一部を移築し、八幡地区の歴史を感じさせる町並みの象徴として、地域のシンボルとして蘇った建物(施設)です。
中心となって寄席を運営しているのは八幡地区まちづくり協議会の加藤晴美さん。
出演者は地元八幡小学校の児童、東北学院大学・東北大学の落語研究会の学生さんたち、東北大学落語研究会OBであり、現在も噺家として活動している桂友楽さんという幅広い年代の顔ぶれです。
「八幡地区に笑いを!がコンセプトでした。
八幡の古い街並みには落語がぴったりではないかと地元の人と意気投合したんです」と語るのは仕掛け人の板垣裕太さん。
板垣さんは青葉区が平成18年に実施した「まちづくり実践大学」の受講生です。
このとき板垣さんを含めた学生数名で八幡地区におけるまちづくりの企画書を作成。
これを受けて、平成19年に八幡地区で初の落語イベントが開催されました。
開始当初は東北学院大落研の学生のみのイベントでした。
2回目の実施から東北大学落研の学生が加わるようになり、さらにこの2大学のまとめ役として東北大落研OBの桂友楽さんが加わりました。
このとき飛び入りで参加した中学生が好評だったことから、以降は八幡小からも参加者を募るようになり、現在の形の寄席が出来上がりました。
子どもたちに落語指導するのは落研の学生さん達。
それをベテランの桂友楽さんが監修し、八幡地区まちづくり協議会の加藤さんを中心とした地域の皆さんが運営に携わります。
落研の学生さんは代が替わっても後輩にしっかりと引き継いでくれているそうです。
「接点など特に無かった落研の学生さんに声をかけることから始まりましたが、そこから桂友楽さん、八幡小の子どもたちへと、どんどん広がっていきました。現在の寄席は人と人がうまく繋がっていった結果だと思います」と板垣さんは語っています。
「地域全体を変えようとするのは難しいですが、子どもが変われば自然と大人も変わっていくんです」と桂友楽さん。
131017
最近では子どもたちにつられて若い保護者の方々の協力が増えているとのこと。
子どもの影響力は大きいようです。
「今後は、近隣の高校へも落語の輪を広げ、いずれは杜の館だけでなく、大崎八幡宮の社務所などでも実施できればと考えています。子ども、若者、地域のお年寄りの3世代が交流し、来てくれる人が喜んで帰ってくれる、『ここに住んでいてよかった』と思えるようなイベントにしたいです」と、加藤さんは語ります。
最近ではイベント告知のためにテレビ出演を申し込んだりと、宣伝活動にも積極的。
これからもどんどん進化し、変化を見せてくれそうな「八幡杜の館寄席」に引き続き期待したいです。

落研の独り言「石田杯授賞式」

A873b7f40a10da9fbb51ec546e92d867_biやはり2年生の「凰亭火炙鶏(おうていひしゃとり)」さんの独り言です。
http://tohokuochiken.blog56.fc2.com/blog-entry-309.html
ホームページでは、こんなふうに紹介されています。
別名・山形の焼き鳥。
初高座でドラ○もん(旧)のモノマネをした彼からは、どことなくド○えもんの面影を感じずにはいられない。のんびりしているように見えて、先輩に対するツッコミは意外と容赦ない。
Bivk48qciaaa6jf
火炙鶏です。
もうすぐ今年度が終わりますね。
この前に行われた、平成25年度石田杯の授賞式の報告をします。
  学友会文化部石田杯・海野賞記念式典
   日時 平成26年3月10日(月)
   場所 片平北門会館エスパス
石田杯は東北大学文化部の最優秀賞です。
東北大学第15代学長石田名香雄先生のご発意に基づき、昭和60年3月14日創設された団体賞だそうです。
東北大学における学生の文化活動の向上と学風の振興を目的として、文化部所属団体に授与されます。
今年度の落語研究部は、出張落語や寄席に意欲的に取り組み、地域の方々により多くの笑いを届けたことが評価されて受賞となりました。
式典では、トロフィーなどをいただいた後は、各部の代表と顧問のスピーチや、軽食会などがありました。
東北大学の里見総長さんなど、多くのお偉いさんと話しましたが、被災地での出張落語に特に興味を持っていたようで、仮設住宅のスタッフさんたちは、いつも集会場でいろいろなイベントを企画しているそうですが、どんな人でも気軽に楽しめることができる落語は、被災者の方々の気持ちを和らげることもできるのではないかと話したことや、回数を重ねるごとに他のボランティアスタッフの方にも目にとまり、他の所からの依頼の頻度も増えていったことを伝えました。
今年度の落語研究部は、新入部員が過去トップレベルだったり、出張落語の件数が昨年度の1.5倍になって平均して一週間に一回以上行っていたり、寄席の回数を増やしたり、八幡杜の館での小学生の発表会が5周年で生徒数も増えたりと、いろいろな成果を上げることができました。
今後とも東北大学学友会落語研究部をお願いします。

・・・頼もしいでしょ。

「大工調べ」考

師匠との「大工調べ」に関するやり取り。
師匠の高座本を読んで、ちょっと感想を送りました。
師匠、「大工調べ」を読ませていただいています。
まだ考えがまとまっていませんので、ちょっとだけ述べてみます。
師匠の案のように、大岡越前が大家と与太郎・棟梁を両成敗とする場合、棟梁が啖呵を切る必然性や大岡裁きの意外性を出しづらくなると思います。
既成の「大工調べ」という噺の骨格を残すとすると、以下の3点は外せないと思います。
・与太郎は親孝行であること(ヒーロー、救う存在)
・噺として、江戸っ子の啖呵の場面は不可欠で、ストーリーの展開上、啖呵をきるには強い原因(動機)と正当性が必要 
・他の噺と同様に、情け深い超法規的な大岡裁きであること
そうなって来ると、どちらも利(非)があるというのではなく、明確に勧善懲悪として、誰かを悪人にしないといけません。
しかし、与太郎は落語国のヒーロー、江戸っ子(棟梁)の啖呵はこの噺の肝ですから、大家を因業にするしかないのではと・・・。
そう、ちょうど、「唐茄子屋政談」の大家のように。
例えばこんな設定はどうでしょうか?
親孝行な与太郎は、母親の介護をしなくてはならず、なかなか仕事に出られないため、店賃をためてしまっている。
因業な大家は、見舞いもせずに、いつも店賃の催促ばかり。
与太郎が介護の合間に仕事で得た手当は、大家が巻き上げて店賃に入れてしまう。
それでも、与太郎の店賃の滞納は増えるばかり。
ある日、与太郎を心配する棟梁が、母親の具合がいくらか良くなったと聞いて、少し長期間の仕事を持って来てやる・・・。
ところが、大家に道具箱を担保(かた)に取られてしまっている。
棟梁が入れ知恵をした台詞を与太郎が大家に言って怒らすのではなく、棟梁も我慢してずっと下手に出ていたが、ふともらした棟梁の言葉に、大家が怒り出すのを、売り言葉・買い言葉になり・・・。
・・・という設定でどうでしょうか?
師匠から早速返信がありました。
大家を悪者にしたくない気持ちが強いのだが、やはりしなくてはならないか・・・、再考してみるよとのこと。
私も、もう少し整理をして、案を肉付けして行きたいと思います。
楽しいですねぇ。

「落研の独り言」から

A873b7f40a10da9fbb51ec546e92d867_bi2年生の「歩四三亭七五六(ほしみていなごむ)」さんが、ブログ「落研の独り言」に投稿していました。
七五六さんのことは、落研のホームページで、こんなふうに紹介されています。
唐茄子売りの継承者。
高座名には数字がたくさん散りばめられているが、彼自身は理系ではなく、バリバリの文系である。最近は上級生のアイドルトークに巻き込まれることが多いようである。

http://tohokuochiken.blog56.fc2.com/blog-entry-308.html
こんにちは!
二年生にして初めまして歩四三亭七五六と申します。
先日行われた追い出し発表会の報告をさせていただきます。 
        卒業生追い出し落語発表会
  日時     3月1日(土)
  場所     戦災復興記念館5F
  番組     「雑俳」         寝落亭朝霧
         「つる」         小道楼歩々
          「相撲場風景」       暇楽家十三
                 「三方一両損」        歩四三亭七五六
                          中入り
            口上(新入生・卒業生紹介)
                  「孝行糖」             凰亭火炙鶏
                 「蜘蛛駕籠」          木村家一同
         「はんどたおる」   左右舎一掃 
          「肝つぶし」          羅洲亭ねいる

Bhnielpcqaeosh0
私は「三方一両損」という難しいネタに挑戦したんですが…自分の力のなさを実感しました。でも、それとともに久しぶりの高座だったので、落語ってやっぱり楽しいな~と感じることができました。
また、この発表会は小道楼歩々さんの初高座でもありました。
卒論で忙しい中、稽古されていました。
お疲れ様です。

Bhnn_cfcqaarbcv
今回は主役の一人、羅洲亭ねいるさんが体調を崩してしまって、出演できなくなるというハプニングがありまして、急きょ、左右舎一掃さんがトリをかざることになりました。
さすがは四年生、安定の面白さで、学ぶべき点が多かったです。
羅洲亭ねいるさんは3月22日に行われる八幡杜の館寄席の高座にあがるので学生時代最後の落語に是非おこしください。
最後に今回の発表会ではテレビによる宣伝の効果もあってか会場が満員になるほどたくさんの方にお越しいただきました。
Bhn2p57cuaaxhbm
お忙しい中、足をお運びいただきいただきありがとうございました。
今後とも、東北大学落語研究部を宜しくお願いします。
・・・頼もしい限りです。

2014年3月19日 (水)

師匠のブログ

師匠のブログに、羽織っ子連・要亭の稽古のことがコメントされていました。
メンバーのお二人が、私の持ちネタでもある「救いの腕」と「薮入り」にチャレンジするということでした。
[救いの腕]、この噺はあたしの創作なのだが、主人公が珍しく、大人の姉妹二人。
女二人、しかも、姉妹を表現するのは易しくはない。
それも二人が過去の出来事を一人語りのように告白しなくてなならない場面が重要になってくるのだ。
あたし自身も何度か演ったが、納得出来るほどの出来ではなかった。
それを初めて女性が演ずるわけなので、楽しみにしている。
今日は演読だったが、彼女なら出来るだろう。
[薮入り]、既成のこの噺も落ちは「チュー(忠)」の地口。
作品自体は名作と言われるほどだが、落ちがあまりにも、貧弱。
そこで、あたしが工夫して、ちょっとした人情を絡ませた落ちにした。
こないだの発表会が終って次の出し物を思案した彼女は「次回は演りたい」と言った。
そのとき、「背伸びしないで演れる噺にしたら」と助言したのだが、「師匠の工夫した落ちを演りたい」と言い出した。
こりゃぁ、噺家心を擽るなぁ、と、ちょいと嬉しくもなり、「じゃぁ、演ってごらん」と許可した次第。
師匠が仰っているとおり、いずれも難しい噺です。
私にとっても、十八番で大切な噺ですから、是非聴いてみたいですね。

「バラの恋人」の訃報

グループサウンズ「ザ・ワイルドワンズ」の元メンバーで音楽プロデューサーの渡辺茂樹さんが亡くなったそうです。
享年63歳。
Img_410475_12480558_0
プロデューサーというより「バラの恋人」ですよ。
1968年、ワイルドワンズに加入。
キーボード担当で、愛称はチャッピー。
シングル「バラの恋人」が大ヒットしました。
「想い出の渚」「愛するアニタ」「バラの恋人」・・・。

談志が遺した落語論

また新たな「談志本」が刊行されるようです。
41t69hc69vl__sl500_aa300_ 気管切開で声を失う1時間前まで落語をしゃべり、意識を失う1ヵ月前まで落語への思いを書いていた「落語を最後まで愛し抜いた落語家」立川談志。
絶頂期から亡くなる1年前までのおよそ10年間、日記のように書きとめた言説の断片が存在する。
それらを初公開写真とともにまとめた拾遺集。
本書にはVideo on the Bookによる動画が付属しています。
4月8日発売で1,890円。
最近、時々談志師匠の噺をYouTubeなどで聴く事が多くなりました。
若い頃の音源では、とても真面目な高座ぶりで、好感すら持ってしまいます。

2014年3月18日 (火)

春一番

Yjimage
今日は全国的に南風が強まり、関東で春一番が吹いたようです。
昨年より17日も遅いそうです。
最大瞬間風速は、午前中の東京で18.9メートル、横浜は21.6メートル、千葉は19.8メートルで、プロ野球のオープン戦も中止になったとか。
気温も、東京で午前中゜19.7度まで上がって、今年一番の暖かさとなりました。Image
高知で全国のトップを切ってソメイヨシノの開花が発表されました。
昨日から、コートを脱いで通勤しています。

第一回 奥羽越学生落語会

落研のホームページは、「奥羽越学生落語会」一色です。
http://www.geocities.co.jp/CollegeLife-Circle/3519/
                 ≪第一回 奥羽越学生落語会≫
 日  時   平成25年3月29日(土)12:30開場 13:00開演
 場  所  戦災復興記念館5階会議室
 木戸銭    無料 予約不要
  主   催    東北大学学友会落語研究部
                東北学院大学落語研究会
                新潟大学落語研究部
A
記念すべき第一回奥羽越学生落語会!
東北大学・東北学院大学・新潟大学と、奥羽越地方の大学生落語家が集結します。
これは、奥羽越地方の落研五十余年の歴史のなかでも史上初!
記念すべき第一回目は、各大学筆頭の腕前を持つ豪華な顔ぶれとなるほか、口上も執り行われます。
本年の全国大会ベスト8進出者も出演予定!

師匠のブログ

「大工調べ」のこと、師匠がブログでコメントされています。
作業の途絶えていた、[大工調べ]の編集を再開。
既成のこの噺を聞いていて、棟梁にこんなに啖呵を切らせていて、いいものなのだろうか、、、。
大家が可哀そうだ、、、、、。
大家を悪人に仕立てる奉行も許せなく、今日に至ってしまった。
また、落語っ子連の流三(りゅうざ)さんと相談のし直し、、、。

師匠の新しい構想を拝見しながら、私なりにモヤモヤを整理しています。
与太郎は親孝行、棟梁の啖呵を見せ所にする、納得できる大岡裁きを・・・、と考えたら、大家さんを、唐茄子屋政談と同じように、悪役にするしかないような気がして来ました。

八幡杜の館寄席

A873b7f40a10da9fbb51ec546e92d867_bi またまた後輩たちのツイートから。
八幡杜の館寄席が22日(土)に催されます!
八幡地区の小学生を中心に、東北大学、東北学院大学の学生も落語をやります。
明日の「Oh!バンデス」でも宣伝します。
ぜひ見にいらっしゃってください!

「八幡杜の館寄席」は、東北大学と東北学院大学の落語研究会とそのOBで結成された「八笑会」により、毎年春と秋の2回開催し、地域の小学生も高座に挑戦、小噺や古典落語も披露しているイベントです。
http://aobakuminmatsuri.da-te.jp/e608738.html
これの元締めが、「八幡地区町内連合会」という団体で、国道48号線沿いの八幡町商店会を中心に、国宝大崎八幡宮、四ツ谷用水など歴史的文化資源に恵まれた、世帯数約7,300、人口13,600人、33町内会で構成されているそうです。Pentaxk20d_10_11_20_5403ms
町興しのお手伝いをやっているんですね。
確か、OBの桂友楽師匠、走れ家駄馬師匠や世間亭節介さんなども関わっていたはずです。
私も、一度出演させていただきたいと思います。

2014年3月17日 (月)

師匠から

昨晩、師匠からメールを頂戴しました。
流三さんへ
なんとか、((大工調べの)修正を加えてみました、、、、。
ぎごちないけど、、、、(笑)
意見をまってますよ、、、。
簡単な対談をしてみた、、、どうかな?
直す部分があったら、言ってください。       圓窓

稽古会の時に話題になった「大工調べ」の高座本のことで。
昨秋からの二人のやり取りから、この噺の内容に手直しをされたと。

http://ranshi2.way-nifty.com/blog/2013/09/post-abdf.html
http://ranshi2.way-nifty.com/blog/2013/09/post-1.html
http://ranshi2.way-nifty.com/blog/2013/09/post-3298.html
http://ranshi2.way-nifty.com/blog/2013/09/post-52b6.html
http://ranshi2.way-nifty.com/blog/2013/09/post-5d6b.html
http://ranshi2.way-nifty.com/blog/2013/09/post-f172.html
そして、高座本の巻末≪噺の考察集≫で、私とのやり取りを対談風にまとめたということで、以下のようにまとめてくださいました。
既成の[大工調べ]についての対談 
        
圓窓 × 三流亭流三 2014・3・16
圓窓
 この度、[大工調べ]の高座本を作成したんだが
   苦労したよ。
   そこで、古い既成の[大工調べ]について、意見、
   感想を聞こうと思うんだが…。

流三
 私は、師匠から稽古をつけていただいて、大岡裁き
   の[三方一両損]と
[帯久]の二席を演らせていた
   だいていますが、唯一この既成の[大工調べ]だけ
      は演りたいと思わないのです。

圓窓 
実はあたしもこの噺の整理、編集はしてきたが、
   一度も口演をしてないんだ。
   不条理が心に引っ掛かって、口も思いも重くなるん
   だよ。

流三
 あたしも棟梁の政五郎の言動(了見)と大岡越前守
   の裁決が納得できないからです。

圓窓
 東北大の落語の研究をしていたと思っていたら、
   法律の勉強もしていたんだって?(笑)

流三
 そうなんですよ、一応。(苦笑)
   [三方一両損]は機転の利いたお見事な裁き、
   [帯久]は表面上は悪を無罪に、善を有罪にしながら
   も、実質的には真反対の裁決で人情の通ったお見事な
   裁き。
   ところが、既成の[大工調べ]の大家は、酷い対応や
   仕打ちを受けるべき人物でないはずなのに…。

圓窓 悪人扱いになっていよね。
流三
 そうです。聞いていて極めて後味が悪いのです。
   「大岡様、そのお裁きはちょっと?」と思ってしまう
   のです。
   長屋の住人の与太郎は家賃を一両二分と八百文も滞納
   している。
   だから、大家は店賃の抵当として与太郎の道具箱を
   取り上げたことに、非はないはず。

圓窓 それに、与太郎もそれを不承不承ながら認めている
   からね。

流三 一応合意のもとと言えるでしょう。
圓窓
 奉行が大家に「質株も持っていないのに、道具箱を
   預かるとは何事だ」と怒りをぶつけている演者も
   いるよ。

流三
 この質屋の株(鑑札)は、質や金融を業とする者に
   対して、盗品や禁制品の流通防止などの観点から、
   その許可証として交付し、厳しく統制しようという
   ものです。
   しかし、大家はそれを業としているわけではない
   ので、そもそも株(鑑札)は不要だと思うのです。

圓窓
 その上、道具箱を取り上げた期間の休業補償を大家に
   押し付けている。

流三 世紀の大誤審ですね。(笑)
圓窓
 棟梁は、与太郎の債務について、ちょっと軽く考えて
   いたかな?

流三
 そのようですね。
   棟梁は滞っている家賃全額ではないが、ほとんど返
   したんだから、道具箱をすぐ返してくれても良い
   だろうと思ってんですが、しかし、法的には全額の
   弁済を受けるまでは、大家は道具箱を返さなくても
   良いということになっています。

圓窓 棟梁は、まるで江戸っ子の代表のように大家へ啖呵を
   切ってるね。

流三
 その啖呵は、棟梁として大きな勘違いと傲慢さとが
   手伝って人として礼を欠いたものと言えるでしょう。
   これは江戸っ子だからと言って、決して許されるもの
   だとは思いません。

圓窓
 多くの落語フアンは、この棟梁の啖呵を名台詞として
   拍手喝采。名作落語と賞賛している。

流三 落語の再吟味をすべきでしょうね。
圓窓
 そこで、圓窓高座本[大工調べ]を作成して、喧嘩両
   成敗としたんだが…。

流三
 そうすると、勧善懲悪の痛快さはなくなりますよね、
   どうしても。

圓窓 既成の後味の悪さよりは救われるでしょう、きっと。
流三
 師匠、これからも、創意工夫を重ねて、いい噺にして
   ください。

・・・・という訳で、解釈や捉え方は人それぞれだと思いますが、私と師匠の思いの一致するところで、工夫が出来ればよいなと思います。

落語の舞台を歩く会

内気家てれ生師匠から、恒例の「落語の舞台を歩く会」の案内メールがありました。
今回は、隅田川沿いの桜を見ながらの散策です。
4月6日(日)10時に地下鉄茅場町駅8番出口。
順路までお示しいただいています。
 1:薬師様(「心眼」の梅喜が願を掛けた)
 2:銀行発祥の地
  (みずほ銀行兜町支店あたり)Ginko519
 3:鎧の渡し跡
 
4:河村瑞賢屋敷跡
 
5:霊岸橋(「宮戸川」のおじさんの家)
 
6:堀部安兵衛の碑
 
7:鉄砲洲稲荷神社
  (歌川広重の「名所江戸百景」に描かれる)100_views_edo_077_3
 
8:佃島渡し船跡
 
9:蘭学事始めの碑
  (杉田玄白・前野良沢が「解体新書」完成)
10:浅野内匠邸跡
11:築地本願寺(古代インド仏教様式のお寺)
12:波徐神社(大きな獅子頭)
13:勝鬨橋(昔、跳ね橋)
14:月島渡し跡
15:佃島渡し跡
16:住吉神社
  (「佃祭」のお祭り)
210px100_views_edo_050
17:石川島灯台跡
・・
13時近くに、月島で「モンジャと酒」の会食。

真打昇進襲名披露パーティ

今春、真打昇進した(する)噺家さんたちの真打昇進襲名披露パーティが、それぞれ行われているようです。
小権太改め柳家東三楼さんの真打昇進襲名披露パーティの出席者は、300人以上の大パーティだったそうです。
これというのも、やはり今や飛ぶ鳥を落とす勢いの師匠である権太楼師匠のご威光でしょうか?
おかしいなぁ、権太楼師匠は、「威光」ではなくて「さん光」だったはずなんですが・・・。
Bi1xdrmceaa9vov
柳家権太楼師匠は、一般社団法人落語協会元常任理事。
明治学院大学法学部卒業。出囃子は『金比羅』。
現在の落語界を代表する爆笑派。
明治学院大学では、落語研究会で活躍。
大学卒業後の1970年4月に5代目柳家つばめに弟子入り。
前座名柳家ほたる。
1974年9月に師匠つばめが他界、大師匠5代目小さん門下に。
1975年11月に二ツ目昇進。柳家さん光と改名。
ほら、「威光」ではなくて「さん光」でしたよ。
ところで、落語協会では、当時真打昇進試験が導入されていましたが、特別に一人だけ抜擢昇進のチャンスが与えられました。
異例の「抜擢試験」が、一人だけを受験者として行われ見事合格。
1982年9月に18人抜きで真打に昇進。
真打昇進と同時に3代目柳家権太楼を襲名。
2001年、落語協会常務理事に就任。
2010年、退任。
趣味はゴルフと読売ジャイアンツの応援。
ニックネームは「ゴンさま」。
あ、横道にそれてしまいました。
それにしても派手なパーティですね。
そう言えば、桂やまとさんの披露パーティも、派手だったようです。Bi16kgocqaadommBi75s3pciaaotxi
まぁ、お祝い事ですから。
おめでとうございます。

2014年3月16日 (日)

ラジオ寄席

この番組、間もなく例によって、一旦終了するのでしょう。
  ◇ 天狗裁き      柳家さん喬51ltd5omgql__sl500_aa300_
落語の中では、「夢」が大きなポイントになっている噺が多いです。
「夢金」「夢の酒」「浮世床」「鼓ヶ滝」・・・・。
Hondo_tengu_sTengu_buntyu
その中でも、夢について直球を投げているのがこの噺です。
師匠の創作で、私も演らせていただいた「救いの腕」も、夢の中の出来事と現実が織りなす、とても良い噺です。
「天狗裁き」は・・・、寝言をいって眠っていた男を女房が起こし、どんな夢を見ていたのかときく。
夢なんか見ていないといい張ったため夫婦喧嘩となる。
仲裁にはいった隣人、家主にも夢は見ていないと頑張ったため、店立てを食って奉行へ訴える。
奉行にも夢を教えなかったため、庭の松の木につるされる。
これを天狗が助けてまた夢をきき「教えないと八つ裂きにする」「助けてくれ、ウーン」女房が「お前さん、うなされてどんな夢を見たんだい?」

落語っ子連稽古会

今日の稽古会は、5名が参加。
29日の「深川三流亭」に向けて最後の稽古会です。
3時間たっぷり、師匠からご指導いただきました。
 ◇時蕎麦         三流亭千公
 ◇出来心         三流亭百梅
 ◇鰍沢           三流亭流三
 ◇天災           三流亭新参
 ◇松山鏡         三流亭仙三
そして飛び入りが…。 
 ◇通夜の猫        千早亭永久
てへっ、時間があったので、2席目の稽古をしていただきました。
南房総館山から通っている千公さん。
発表会を前にして、今日は緊張していたとご本人。
落語っ子連稽古会
それもありますが、師匠からの注文も、以前に比べると、かなり本格的になっています。
身体の向きや仕草、台詞の言い回しなど。
落語っ子連稽古会
緊張したとは言いながらも、いつものように楽しそうに稽古をした後、これから館山に戻って、勤務先の小学校に立ち寄ると言っていました。
年度末なので、とても忙しいそうです。
落語っ子連稽古会
百梅さんは、声が通っていていいですね。
落語っ子連稽古会
ドスの利いた喋りをするので、師匠からは親分や大家さんが怖いというご指摘でした。
落語っ子連稽古会
今度の「出来心」は、仕草の多い噺ですから、やや苦労しているようですが、なかなかのものです。
落語っ子連稽古会
新参さんは、覚えていたはずの台詞を忘れてしまい、途中で何度か立ち往生しました。
落語っ子連稽古会
しっかり覚えないといけないものと、ストーリー展開の中で、ある程度フリーハンドで喋ることが出来るもの、むしろその方が良いものとがあります。
落語っ子連稽古会
場面設定をしっかりしておけば、単語を抜かしたりしても、不自然はないでしょうし、いつでも加えることも出来ます。
この自然な会話が大事だと思います。
落語っ子連稽古会
仙三さんの「松山鏡」は、おおむね完成。
落語っ子連稽古会
ご本人は、歯の調子が悪く、滑舌がよくないと仰っていますが、全くそんなことはありません。
落語っ子連稽古会
これからは、稽古は続けるが発表会は遠慮したいなんて仰っていました。
その代り、6ヶ月に2つのペースで噺を覚えたい、というのは、とても前向きです。
ご本人は、ボケ防止だ、なんて仰っています。
落語っ子連稽古会
私はと言えば、さすがに2席の稽古は疲れました。
残った時間で師匠が、「流三さん、全く話は違うんだけどね、あの大工調べなんだが・・・」と、以前から師匠と議論していた「大工調べ」について、新しいストーリーを考えていらっしゃるようで、そのことが話題になりました。
http://ranshi2.way-nifty.com/blog/2013/09/post-abdf.html
http://ranshi2.way-nifty.com/blog/2013/09/post-1.html
http://ranshi2.way-nifty.com/blog/2013/09/post-3298.html
http://ranshi2.way-nifty.com/blog/2013/09/post-52b6.html
http://ranshi2.way-nifty.com/blog/2013/09/post-5d6b.html
http://ranshi2.way-nifty.com/blog/2013/09/post-f172.html
この噺、棟梁が出てこなければ、こんな係争にはならなかったはずです。
さりとて、そうなると江戸っ子の職人の啖呵の場面もなくなり、「大工調べ」ではなくなってしまいますから…。
師匠に、昨日の「三遊ゆきどけの会」の様子を報告しました。
口上で、お弟子さんの吉窓さんと萬窓さんも含めて、30人ぐらいが並んだと言うと、とても嬉しそうな表情でした。
師匠も、今回の流れについては、昨年の暮れに円楽師匠からも直接電話があったそうで、前向きに受け止めていらっしゃるようです。
師匠と話している途中で、昨日出演された吉窓さんが12時からの寄席踊り指導のために稽古場にいらっしゃいました。
私は吉窓さんに、「昨日(トリ)は大変お疲れさまでした」とご挨拶して稽古場を出ました。
この後、吉窓さんが、師匠に昨日のご報告を始めたようでした。

稽古場へ

今日は落語っ子連の稽古会。
稽古場へ
2回続けて参加しませんでしたから、稽古時間が9時から12時の3時間になってから初めての参加です。
深川不動さんの参道も、人影もまばらで、まだ静かです。
稽古場へ
稽古が出来ていないので、実は気が重いのですが、逃げる訳にもいきません。
いつも、このタイミングでは「何でこんな苦しみを味わうんだろう」と、後悔のような弱気の虫が蠢きます。
深川不動尊に手を合わせて、稽古場に向かいます。

落語協会分裂騒動

1978年、江戸落語の団体である落語協会で、当時の協会長5代目柳家小さんらが行った真打大量昇進に反発し、前会長で同会顧問の6代目三遊亭圓生が脱退して新団体の落語三遊協会を設立した事件。
Tky200905300096
1978年(昭和53年)5月9日の落語協会理事会で、同協会前会長(当時顧問)圓生は、才能が無くても二つ目昇進から10年以上経過したら誰でも昇進出来る大量真打昇進制度を憂えて、同制度を推し進めていた常任理事5代目春風亭柳朝、4代目三遊亭金馬、3代目三遊亭圓歌を更迭し代わりに自分と同調する圓楽、談志、志ん朝を常任理事にして同制度を白紙撤回する議案を出すが、賛成は圓生、志ん朝、棄権は圓楽、談志、その他全幹部は反対した為圧倒的大差で否決された。
それを以って新協会設立に本格的に動き始める。
当初計画では半数もの落語協会員が新協会側に移る胸算用で、既存の落語協会、落語芸術協会と並ぶ第三勢力の誕生を予期させたが、5月24日に赤坂プリンスホテルで行われた新協会=落語三遊協会の設立記者会見時では、かなり規模が縮小されて、圓生一門、志ん朝一門、圓蔵一門のみとなり、行動を共にすると見られていた志ん朝の実兄馬生一門(小さんに慰留された事と年齢の為)、小さん一門の談志一門(狙っていた落語三遊協会次期会長の座を志ん朝に奪われた為)、圓蔵一門の三平一門(師匠圓蔵に誘われたが圓生とは不仲の為)は落語協会側に留まってしまった。
翌5月25日、都内各寄席の責任者=席亭会議で、それまで新協会設立に一定の理解を見せていた席亭達も、当初と違って小規模となった落語三遊協会に、落語協会と分裂されては困るので落語協会と一本化しなければ寄席を使わせない事を通告。
これにより、志ん朝、圓蔵、圓蔵門下の圓鏡は降参し、5月31日にそれぞれ落語協会からの脱退を撤回した。
しかし、圓生だけは固辞、翌6月1日正式に落語協会を脱退した。
6月14日、上野本牧亭で旗揚げした。
結局、落語三遊協会は、圓生と弟子(既にさん生、好生は5月17日に破門)、孫弟子(圓楽・圓窓の弟子)の三遊一門だけの小所帯となる。
寄席に出る機会が無い彼らは、小ホールなどを利用した首都圏での自主興行や地方公演での余興に活路を求めた。
だが、翌1979年(昭和54年)9月3日に圓生が急死。
その後、圓楽を除く弟子は落語協会に協会預かりの身分で1980年(昭和55年)2月1日に復帰して落語三遊協会は解散。
しかし、圓楽一門のみはついに復帰する事無く、大日本すみれ会(現:円楽一門会)を立ち上げた。
以降、圓楽一門は未だに落語協会に復帰していない。
・・・1978年5月12日、東北大学落語研究部は、「創部20周年記念三遊亭円圓生独演会」を開催しました。
お世話になっていた、三遊亭ぬう生改め圓丈師匠の真打昇進襲名披露口上も行いました。
その圓丈師匠の著書「御乱心」では、この時の仙台のホテルで、圓生師匠から落語協会脱退の話を聞いたことになっています。
5月9日が理事会、そして5月24日が落語三遊協会旗揚げの記者会見ですから、この騒動のど真ん中の落語会だった訳です。

落語DEデート

今朝も、全く落語とは縁のない、騒々しいゲストでした。
  ◇ 普段の袴        八代目林家正蔵(彦六)Ueno_yamasita
黒羽二重に袴を着けた身なりの良い侍が、御成街道沿いの骨董屋に入って一休みしている。
上等な金無垢の煙管で煙草を吸い始めた。
煙管をくわえたまま鶴の掛軸をほめ、谷文晁の作ではないかと感心しているうちに、袴の上に煙草の火玉が落ちた。
骨董屋の主が慌てて、焦げていると告げると、「これは些か普段の袴だ」と平然と振舞う潔さ。
これを見ていた粗忽者が、カッコ良さに惚れて、真似をしようとする。
袴を持ってないので、大家の所に行って袴を借りて来るが、着物を借りるのを忘れて、上が印半纏、下が袴という変な格好で、骨董屋に向かった。
煙草盆を出させて、真鍮の煙管で煙草を吸い始めた。
予定通り鶴の掛軸をほめるが、なかなか火玉が落ちないので、プッと吹いたら火玉が頭に飛んだ。
骨董屋の主が、おつむに火玉が落ちたと注意すると、「気にするねぃ、普段の頭だ」
・・・「御成街道」の骨董屋が舞台です。Ueno_hirokouji
上野寛永寺の南門にあった黒門から南に松坂屋前までが、火除け地として道が広く取られていたので、下谷(上野)広小路と言った。
この広小路から南に江戸中心街(日本橋)に入っていく道を御成街道と言った。
将軍が御成になる道だったから、このように呼ばれた。
今の中央通りです。

2014年3月15日 (土)

三遊ゆきどけの会

国立演芸場の「第1回 三遊ゆきどけの会」に行きました。
http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/stage/trad/20140206-OYT8T00579.htm
プログラムを開くと、以下のような「御挨拶」がありました。
本日はご来場、誠にありがとうございます。
圓生師匠没後35年。
一門それぞれの方向を向きそれぞれの芸道を歩いてきました。
あまり交流もなく三遊派と言う囲みも薄れがちでした。
時代も変わりました。
直弟子や孫弟子が元気な内に曾孫弟子までいるいまの内に、一度打ち解け三遊派の新しい取り組みをしてみようと言う会が出来ました。
圓生師匠の生の高座に触れてない芸人もお客様も増えました。
芸は消滅するものではなく、より良き形に変化して行く物だと思います。
互いに刺激を受け切磋琢磨して自分の形を作って行く会が、この「三遊ゆきどけ」です。
雪がとけ、わだかまりが解け、新しい芽が生まれ、落語界に恩返しが出来れば、圓生師匠も、きっと蓮上で「てへっ、しっかりおやり、見てやすから」と言ってくださると思います。
定期的にやって行きます。
また4月からは両国寄席にも皆さんに出ていただきます。
次回は7月31日浅草演芸ホール昼席が決まりました。
圓生一門揃っての寄席回帰。
楽しみです。
皆さんもぜひ、この会を応援してください。
本日はありがとうございます。
   平成26年3月15日         六代目圓生一門門弟一同
やっとここまで来たか、という気がします。
冒頭、一門の4分の1ぐらいの噺家さんが並んでの口上。
発起人と今回の出演者が、一列目に並びました。
舞台左手から、竜楽・吉窓・圓楽・圓橘・好楽・圓丈・白鳥・兼好。

そうですね。
落語協会脱退、三遊派分裂なんて言うのは、もう知らない人の方が多いのかもしれません。
   ◇ 代書屋          三遊亭圓楽
   ◇ 強情灸          三遊亭圓丈
   ◇ アジアそば        三遊亭白鳥
   ◇ くしゃみ講釈       三遊亭竜楽
   ◇ 黄金の大黒        三遊亭兼好
   ◇ お見立て         三遊亭吉窓
兼好さんが、落語協会は「実力」、落語芸術協会は「脱力」、圓楽一門会は「無気力」、立川流は「暴力」だと表現していました。

東京落語会のチケット

昨夜の東京落語会の会場で、4月から9月までの6か月間のチケットを受け取りました。
席は変えずに、後方の通路に面した席です。

開演時には間に合わないことが多いので、通路側にしています。
頓平師匠は、席の変更を希望したので、次回から少し前になるそうですが、壁に近い席だと仰っていました。

ザ・ガードマン

  • 115pxotvbelwederfront_3「ザ・カードマンとは、警備と保障を業務にし、大都会に渦巻く犯罪に敢然と立ち向かう、勇敢な男たちの物語である」
    「昼は人々の生活を守り、夜は人々の眠りを安らぐ。自由と責任の名において、日夜活躍する名もなき男たち…。それは、ザ・ガードマン」
    ・・・このナレーション、とても強烈でした。
    F82486d08117e7dfc2e241ff524920a2
    1965年4月 - 1971年12月にかけて延べ6年9ヶ月(全350話)に渡り、金曜21時30分 - 22時30分に放送されたTBSのテレビドラマ。
    最高視聴率40.5%を記録し、JNN全国視聴率調査においても1965年、1966年と2年連続1位に輝いた。
    当時はまだ発展途上だった警備という業種をテーマとした作品で、高倉キャップ率いる警備業「東京パトロール」を舞台に、犯罪と事件から市民を守るガードマン(守衛、警備員)たちの奮闘を描いていました。
    Large
    当時は小学生で、夜9時半から始まるこの番組は、視聴することが出来ませんでした。
    「早く寝なさい」と言われて、9時には寝ていましたから。
    一方、お兄ちゃんやお姉ちゃんのいる同級生は、一緒に遅くまで視聴していた子も何人かいて、「ガードマン視た?」なんて言いながら話題にしていましたが、私はその輪の中には入れませんでした。
    82歳で亡くなった宇津井健さんのイメージは、山口百恵の「赤いシリーズ」よりも強く残っています。
    ところで、オープニングの映像は、青山通り(246号)と首都高速4号線が交わる赤坂見附の立体交差ですね。

  • 2014年3月14日 (金)

    東京落語会

    先月は雪の中の大阪出張で、聴くことができませんでした。

    実は今日も、夕方の4時半過ぎまで、すっかり忘れていました。
    ひょんなことから思い出し、ニッショーホールに出かけました。Trk_enmoku201403
    馬るこさんの途中からでしたが、週末の解放感の中で、久しぶりに寛ぎながら聴くことが出来ました。
    今日は、柳橋さんも、扇遊師匠も、とても良い雰囲気で、白酒さんもいつもよりサラリとしていました。
    「ねずみ」は、私の十八番でもあり、小柳枝師匠をじっくり聴きました。
    終わって、これまた久しぶりに、頓平師匠と一献。

    奥羽越学生落語会紹介記事

    A873b7f40a10da9fbb51ec546e92d867_bi とうとう河北新報も採り上げてくれました。
    http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201403/20140314_15030.htmlWeb
    東北大、新潟大の両落語研究部と東北学院大落語研究会は29日、「奥羽越学生落語会」と銘打った催しを仙台市青葉区の市戦災復興記念館で開く。
    それぞれ数十年の歴史を誇る「落研」だが、3大学合同の取り組みは初めて。
    出演するのは、各大学落研のエース級2人ずつの計6人。
    古典や新作のえりすぐりの演目を披露する。
    A
    我が落研のエースの一人は「暇楽家十三(ひまらや・とざん)」さんだそうです。
    まぁ、自然体で臨んでもらうのが一番ですね。

    芸術選奨文部科学大臣賞

    2013年度の芸術選奨文部科学大臣賞の大衆芸能部門で、五街道雲助師匠が選ばれました。
    「第543回落語研究会」での「お初徳兵衛」の高座が評価されての受賞です。
    ご本人は、「ちょっと意外だったですね。そんなに派手に活動するほうではありませんから」と、淡々としたコメントをされているようです。
    このさりげなさがいいですね。

    残念ですが・・・

    「STAP細胞」の論文に多数の疑問が指摘されている問題で、主要著者4人のうち理化学研究所発生・再生科学総合研究センターの小保方ユニットリーダーを含む3人が、論文の撤回に同意していることがわかった。
    ・・・こんな報道がありました。
    研究そのものの真偽のほどは、私には全くわかりませんが、一般的に論文や文章を書く時の、基本的なモラルとルールからは外れているように思えて、とても残念です。
       
    学者をやっている従妹は、これが事実なら、大学の学部での卒業論文の基礎的な指導が出来ていないと言っています。
    とても残念なことになりそうです。

    今度は西日本?

    夜中の2時ごろに、瀬戸内海西部の伊予灘が震源の強い地震があったんですね。
    勿論、こちらは熟睡していたので、全く分かりませんでした。
    愛媛県西予市で震度5強、愛媛、高知、広島、山口 、大分各県の広い範囲で震度5弱を観測したそうです。

    地震はあまり関係ない地域のようなイメージがありますので、地元の方々もさぞや驚いたことでしょう。
    震源の深さ78キロ、マグニチュード6 .2と推定されています。
    最近は、地震がほとんどなかった朝鮮半島でも頻発しているそうですから、日本中どこにいても地震に遭うつもりでいた方がいいようで。

    2014年3月13日 (木)

    帰京

    大阪は朝から雨。
    帰京
    午後からは本降りになりました。
    久しぶりに大阪に3日間滞在しました。
    帰京
    これから帰京しますが、どうやら雨を連れて帰るような感じです。
    東京は、着く頃に土砂降りになるという予報。
    京都も雨でけむっていました。

    携帯電話の発信元

    何度もかかってくる携帯からの電話。
    相変わらず心当たりがありません。
    今朝7時頃にもかかって来ました。
    ・・・さすがに気になったので、通知された番号に返電。
    な、なんと、身延の叔父の携帯でした。
    普段は、自宅の固定電話で話すので、携帯の番号を登録していなかったので、分かりませんでした。Imageviewer
    来月、老人会の会合の時に「鰍沢」を演らせてもらうことになっているので、その打ち合わせと確認で、何度も電話を入れてくれていたのです。
    叔父さん、申し訳ありません。
    自宅に電話してくれたようですが、火曜日から3日間大阪に出張していたので、追いかけてくれていたんです。
    4月19日(土)に決定しました。

    ピンチ

    小保方さん、かなり厳しい状況みたいですね。
    ピンチ
    今回の論文もさることながら、3年前の博士論文の内容の一部が、他の論文に酷似しているとか。
    博士号剥奪なんて言う極端な見出しもあります。
    論文全体の5分の1が酷似していると言うことで、それが事実ならば、素人の私にも確かに違和感がありますが。
    とにかく、一刻も早く、本人がしっかり説明することだと思います。

    2014年3月12日 (水)

    定宿で

    定宿で
    仕事を終えて、近くのコンビニで食料を買い、定宿のビジネスホテルの部屋へ。
    今回は、ツインの部屋を準備してくれたので、広々とくつろいでいます。
    でも、稽古もしないのに、「鰍沢」の高座本を気休めに持って来ました。
    焦りながらも、どうしても逃げている自分が情けない…。
    ところで、昨日から、知らない番号の携帯から何度も電話がかかっています。
    基本的には、出ないことにしているのですが、誰だろう?

    たぬきそば

    大阪でのランチ。
    たぬきそば
    週替わりランチは、五目ご飯とたぬきそばのセット。
    大阪のたぬきそばは、油揚げが乗ったそば。
    東京ならきつねそばと言われるものです。
      処変われば品(名)も変わる、難波の蘆も伊勢で浜荻
    ・・・「菜刀息子」みたい。
      世の中は 澄むと澄まぬで大違い
              刷毛に毛があり 禿げに毛がなし・・・

    分からないこと

    最近、巷でわからないこと。
    マレーシア航空機の行方とSTAP細胞の真実・・・。
    地球は大きいですから、航空機が消えてなくなることも稀ーシアにはあるのではないですか?
    松戸出身の小保方さんの研究も、しばしSTAPではなくSTOP?
    ・・・どうもよく分からない・・・・。

    マツダ・キャロル

    マツダ・キャロル。
    我が家の最初の自家用車です。
    260pxmazda_carol360_2 ある日突然、運転も出来ないのに、父が衝動的に?買ったものです。
    車好きの私の原点のモデルでもあります。
    初代モデルはマツダの前身の東洋工業により1962年(昭和37年)に発売された360cc車で、軽自動車初の4ドアセダンタイプのモデルとなったことでも知られ、1970年(昭和45年)まで生産された。
    軽乗用車でありながらボンネット、キャビン、車体後部のエンジンルームが外見的に分離した「完全3ボックススタイル」を用い、後部座席背面のリアウインドウ部分はガラスを垂直に立てた「クリフカット」型として、ヘッドクリアランスとエンジンフード(他のFR車ではトランクリッド)の開口面積を稼ぐ手法を採ったことである。このデザインはアメリカ製の大型車や、イギリスのフォード・アングリア1959年(105E)型などの先例があるが、日本では珍しい個性的なデザインであった。8_2
    パワートレーンも、軽規格の360ccながら、水冷 4ストローク 直列4気筒 OHVのアルミシリンダーエンジンを奢る異例ぶりで、それをリアに横置き搭載したリアエンジンの後輪駆動車である。
    ラジエーターはエンジンに接して装備され、走行による風圧を利用できないため、エンジン駆動の強制冷却ファンによって側面から冷却気を導入する。
    このファンの音も初代キャロルの特徴のひとつとなっている。
    ・・・エアコンも、パワーウィンドウも、ヘッドレストも、もちろんエアバッグなど考えられない時代。
    冬になると、電気系統が弱いのか、なかなかエンジンがかからなくて、家族で「おしかけ」をしたことも何度もありました。
    貧しかったですが、少なくとも、昨日より今日、今日より明日が豊かになっていた時代でした。

    2014年3月11日 (火)

    コントラスト

    ほんの1時間程度のことなのですが。
    コントラスト
    浜松駅を過ぎて、浜名湖あたりの景色と・・・。
    コントラスト
    岐阜羽島を過ぎて、米原に向かうあたりの景色と。
    コントラスト
    まったく違う車窓の景色を楽しんでいます。
    コントラスト
    この雪で3分程度到着が遅れました。

    車窓の富士山

    大阪出張ののぞみ車中。
    車窓の富士山
    「ただ今、進行方向右側に富士山が見えています」と言う車内アナウンスに目が覚めました。
    車窓の富士山
    見れば、雲一つなく、くっきりと見えています。
    アステラス製薬の富士工場のあたりから、新富士駅を通過して、富士川鉄橋を渡るまで、何枚か写真を撮ることが出来ました。車窓の富士山
    この富士川を上って行けば、故郷に着きます。
    車窓の富士山

    1096日

    1096日
    あの忌まわしい大震災から3年経ちました。
    日数では1069日。
    あの瞬間から、被災地だけでなく、日本が変わりました。
    先日、地震後の津波で、出産のため帰省していた奥さんと子どもとお腹の赤ちゃんを失った若手の社員と話す機会がありました。
    心身ともに大打撃を受けて、苦しんでいましたが、やっと立ち直って、前を向いて歩き出しているようです。
    今日をスタートのきっかけにしたいと、決意も新たにしていました。
    今までも、2人で何度か話をしましたが、やっと明るい顔が見られるようになりました。
    何でもない日常を過ごすことが出来るのが、どんなに幸せなことかを実感する日でもあります。

    鉄骨番長

    富士急ハイランドで、回転しながら上昇したり下降したりする回転ブランコ「鉄骨番長」が急停止し、乗客23人が地上約23メートル付近でブランコに乗ったまま取り残されたそうです。
    H0000137818 乗客は約1時間15分後に助けられ、幸いけが人はいなかったようです。
    自動運転を行うための制御ケーブル(直径約2センチ)が切れたのが原因。
    定期点検やこの日の営業前の点検では異常はなかったというのですが。
    鉄骨番長はタワーの高さが59メートルで定員は24人。
    最高時速51キロで回転しながら最高で地上47メートルまで上昇したり下降したりするアトラクション。
    2009年7月の運転開始以来、同様のトラブルはなかったそうです。
    どうでもいいですが、寒かったでしようね。Img_276487_28691403_1
    富士急ハイランドには、小学生の時に家族4人でドライブした時に、初めて行きました。
    父の運転するマツダ・キャロルで、朝霧高原から、富士五湖の河口湖まで、途中の氷穴にも立ち寄りました。
    1_25
    富士急ハイランドでは、当時東洋一だか世界一が売り物だった「ジャイアントコースター」に乗りました。
    父が、走行中に隣に座った妹の安全ベルトが外れてしまい、とても慌てたと言っていました。
    両親が座っているベンチの周りを、妹とはしゃぎながら走り回っていたのを思い出します。
    あの時の父と母の優しい眼差しを思い出します。
    ささやかですが、とても平和で幸せな家族でした。

    2014年3月10日 (月)

    東北大学文化部「石田杯」受賞

    A873b7f40a10da9fbb51ec546e92d867_bi 後輩たちから嬉しい便り(ツイート)です。
    東北大学文化部の最優秀賞である石田杯を受賞しました!
    Bivk48qciaaa6jf
    石田杯というのは、東北大学第15代学長石田名香雄先生のご発意に基づき、昭和60年3月14日創設された団体賞。
    学友会文化部が主催し、東北大学における学生の文化活動の向上と学風の振興を目的として、文化部所属団体に授与される。
    素晴らしい成果ですね。
    心からお祝いを申し上げたいと思います。
    早速リツイートしました。
    名誉ある石田杯受賞を心よりお祝い申し上げます。
    OBの先輩方にも、慶事をお知らせしました。
    ますますのご活躍をお祈りいたします。

    義弟と

    偶然なのですが、義弟(妹の夫)とは同窓です。
    私が1年上なのですが、彼は理学部でもあり、学生時代は、お互いに全く知らない間柄でした。
    実家は、福島県の中通りにありますので、「3.11」では、直接の被害はなかったものの、例の福島原発事故による風評被害などは、かなりひどかったようです。
    昨日の父の法要で帰省した時に、法要が終わって見たテレビがどこも「東日本大震災」の特集をやっていたことから地震の話題になり、さらに「宮城県沖地震」の話題になりました。
    1978年(昭和53年)6月12日(月)の17時14分25秒に発生したマグニチュード7.4の地震。
    最大震度は仙台市などで観測した震度5(強震)であり、東京でも震度4(中震)を記録した。
    これです。
    当時4年生だった私は、前日、東京での「第1回全日本学生落語名人位決定戦」に参加していたので、その"凱旋報告"をしようとしていました。
    落研の定例の部会が月曜日に行われるので、この日も、愛車の原付バイクに乗って片平キャンパスの会場に行きました。
    00000000000000046430_0000001987_1
    部室は川内キャンパスにあるのですが、会場(稽古場)は片平キャンパスの古い建物で、他にも邦楽部や茶道部や華道部も利用する部屋に入った途端、グラグラっと大きく揺れ始めました。
    あの頃は、次に来るのは「東海地震」と言われていましたから、私は、自分のことよりも郷里のことが心配になりました。
    地盤が固くて安全だと言われる仙台がこれだけひどく揺れたのだから、静岡あたり壊滅的な状態では・・と。
    640x640_rect_16620474
    義弟と話をしていると、当日は義弟も、部活で片平キャンパスにいて、地震に遭遇していたことが分かりました。
    ・・・と言うことは、あの時二人とも片平キャンパスで、200~300メートルぐらいの至近距離のところにいたということ・・・?
    二人で笑いました。
    彼と義兄弟の関係になったのは、その3~4年後のことでした。
    縁というのは不思議なものです。

    三年目

    明日で、「3.11」からちょうど3年です。
    この土日は、各地で追悼行事が開かれたり、テレビも震災関連番組ばかりでした。
    犠牲者の鎮魂と一日も早い復興を願う、名取市閖上での3500基の絵灯籠と2500本のキャンドルを並べる追悼イベントなど。20140310004jc
    河北新報社が実施した、東日本大震災で津波被害を受けた宮城県沿岸12市町の被災者354人を対象のアンケートでは・・・。
    http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201403/20140310_11021.html
    20140310002jc
    生活の充実度などから算出した「生活復興感得点」は、前回1年前の震災2年後アンケート時より悪化。
    住宅再建やまちづくりなどの遅れを理由に、震災から3年となっても復興の手応えを感じられずにいる実態が裏付けられた。
    20140310003jc
    風化、諦め・・・、これからはその戦いでもあるのでしょう。

    当代三遊亭円楽師匠のこと

    東京新聞の記事です。
    三遊亭円楽師匠の精力的な活動について・・・。
    <落語>東西「ひとつになろうよ」 円楽に聞く繁栄の秘策
    http://www.tokyo-np.co.jp/article/entertainment/tradition/CK2014031002000177.html
    同じ東京新聞で、三遊亭小遊三師匠の記事もありました。
    <芸のこやし>こん平と友情ラリー107回 落語家・三遊亭小遊三
    http://www.tokyo-np.co.jp/article/entertainment/tradition/CK2014030302000192.html
    やはり「笑点」メンバーの師匠方は、目立ちますね。

    2014年3月 9日 (日)

    「お江戸あおば亭」出演者募集

    談亭志ん志師匠から、5月24日(土)開催予定の「第7回お江戸あおば亭」の出演者募集のメールを頂戴しました。
    東北大学落語研究部OB会の皆様
    「第7回お江戸あおば亭」を、来る5月24日(土)に前回と同じく東京・神田神保町にある東京堂書店6階の「東京堂ホール」にて開催いたします。
    つきましては、OB会員の皆様の「第7回お江戸あおば亭」へのご出演の可否を伺いたくご案内を申し上げます。会場は10時~17時の予約となっておりますが、ご来場くださるお客様の利便性や会員の皆様の昼食時間なども考慮して、12時30分開場・13時開演の予定でおります。
    落語会にご出演いただける方の人数によっては二部制等も考えますので、会員の皆様には奮って参加にご応募くださいますようお願いいたします。
    プログラム等のOB落語会の詳細企画案検討に時間を確保致したく、急がせてまことに恐縮でございますが、「第7回お江戸あおば亭」にご出演頂ける会員の方は、3月31日(月)までに、以下の内容を記載のうえ本メールにご返信くださいますようお願い申し上げます。 
    1.氏名&高座名
    2.演目(色物の場合も) 演題が未定の場合は「未定」と明記
    3.所要時間(目安で結構です) 演目未定の場合は「未定」と明記
    会場は約80席の椅子席で、高座は簡易的なものですが本職の噺家さんもお使いになられるものです。
    ただ、楽屋がありませんので、廊下奥が簡易楽屋(着替え場所)となりますことを予めご承知おきください。
    なお、第7回お江戸あおば亭の開催案内は、あらためて4月中旬を目途に出させていただきます。
    Photo
    いつもありがとうございます。
    勿論、私もエントリーしたいと思います。
    ただし、なるべく新鮮な顔触れにもしたいので、応募状況によって、出演の可否、出演する場合も演目については、全体を見てから決めたいと思います。
    「一人酒盛」か「長屋の花見」か、「鰍沢」でもと思っていますが。
    ・・・と返信しようかと思っています。

    ラジオ寄席

    帰省帰りの渋滞の中で、愛車の中で聴きました。
    家内と息子夫婦は爆睡中。
    眠くなるのを我慢しながら・・・。
      ◇ 金満家族     昔昔亭桃太郎
    落語を聴くと眠ってしまうので、運転中の落語は危険かも・・・。
    富士山くっきり
    今日は、富士山は昨日のようにはよく見えず。
    夕方5時半過ぎに出て、自宅到着は9時半。

    一周忌

    父の一周忌を執り行いました。
    一周忌
    生前父が親しくしていただいた方々や親戚など、多くの方々が参列してくださいました。
    母も、一番気にしていた行事でした。
    何とか無事済ませることが出来ました。
    一周忌
    菩提寺のお上人に有難いお経を上げていただき、みんなでお題目を唱えました。
    南無妙法蓮華経、南無妙法蓮華経、南無妙法蓮華経・・・・。
    父が亡くなる直前に、「一段落したら、みんなで一杯やろう」と言っていました。
    これが、ほとんど最後の言葉になってしまったのですが、逝去から一年、やっと一段落ついて、父の遺影の前で、近しい人たちと父を偲んで一杯飲むことが出来ました。

    テレビ体操

    まだやっているんですね。NHKのテレビ体操。
    テレビ体操
    ユニフォーム?が少し派手になった以外は、何とも・・・時代を感じるのは、私だけでしょうか?
    テレビ体操
    小学生の頃、確か、朝6時台の前半にやっていて、時計代わりにして、通学の支度をしたものです。
    帰省していて、落語DEデートが聴けないので、テレビのスイッチを入れたら、偶然、他の国の番組のような映像が出て来てびっくりしました。

    2014年3月 8日 (土)

    水仙

    水仙が綺麗に咲いたので、摘んで来て飾りました。

    トイレの棚に飾りました。
    "すいせん"つながりです。

    富士山くっきり

    いつもより雪の多い富士山。
    富士山くっきり
    富士山くっきり
    富士山くっきり
    富士山くっきり

    里の春

    さすがに春らしくなりました。
    里の春
    陽も長くなり、風のない日だまりでは暖かさを感じます。
    里の春
    水仙や梅の花も咲き始めました。

    2014年3月 7日 (金)

    あべのハルカス

    高さ300メートル・地上60階の日本一の超高層ビル「あべのハルカス」が、全面開業したそうです。
    201403072062501n
    Image_2これまで最高だった「横浜ランドマークタワー」を抜いたということで。
    私には、全くご縁はないのですが、以前、「あべのルシアス」に大阪のオフィテスの1つがあり、このあたりには毎月行っていましたから。
    このビルの前から、伊丹空港行きのバスが出ていたので、頻繁に利用していました。
    随分変わったんでしょうねぇ・・・。

    名医の訃報

    大リーグドジャースのチームドクターを長く務め、左肘靱帯を損傷したトミー・ジョン投手に対してけんの修復手術をして成功して後、数百件の同様の手術を担当し、それまでは回復の見込みが少なかった多数の投手の選手生命を救った「ジョーブ博士」が亡くなったそうです。
    日本のプロ野球界でも村田投手(元ロッテ)や桑田投手(元巨人)ら多くの投手がジョーブ博士の執刀による肘手術を受けています。
    享年88歳。
    さすがに歳には勝てず、ジョーブ(丈夫)ではなくなったんですね。
    ごジョーブつ(成仏)をお祈りいたします。

    木戸銭の値上げ

    日本経済新聞に、寄席の木戸銭の記事が載っていました。
    落語を中心とした演芸が手軽に楽しめる寄席。
    この大衆娯楽の殿堂にも4月からの消費税率アップの影響が及びそうだ。
    浅草演芸ホールが1994年12月以来、ほぼ20年ぶりとなる木戸銭の引き上げを決めたほか、末広亭も値上げの検討に入った。
    客足に影響は出ないのか。
    一服してしまった落語ブームYjimage
    浅草寺から歩いて数分。
    公園六区と呼ぶ歓楽街の中心にある浅草演芸ホールは、この日も大勢の客でにぎわっているように見えた。
    いつも繁盛していますねと、チケットもぎりの男性に声をかけたが、返ってきたのは苦笑い。
    運営会社、東洋興業の松倉由幸社長によると、2013年の正月ごろから少しずつではあるが客足が落ち続けているという。
    「落語ブームと言われて久しいが、あまり実感できませんね。東京スカイツリーが完成したときは浅草にもたくさんの人が流れてきたけれど、それも今は一服した。庶民の町ですから、アベノミクスの恩恵にあずかれるのも、たぶん最後の最後でしょう」
    そんな状況だから、「私にとっても初体験」(松倉社長)という木戸銭の引き上げはおそるおそるだ。
    ゴールデンウイークのかき入れ時が過ぎる5月21日から、税込み2500円の大人料金を2800円に変えるが、客足にどんな影響が出るのか、想像するのが怖いという。Cimg2520

    ◆主な寄席の木戸銭はこう変わる◆
    現行料金(円)引き上げ後
    浅草演芸ホール 大人 2500 300円アップ
    学生 2000 300円アップ
    小人 1100 400円アップ
    (5月21日より)
    鈴本演芸場 大人 2800 据え置き
    学生 2400 100円アップ
    小人 1500 据え置き
    シニア割引廃止
    末広亭 大人 2800 200円アップ
    学生 2200 300円アップ
    小人 1800 400円アップ
    池袋演芸場 大人 2500
    学生 2000 すべて据え置き
    小人 1500
    国立演芸場 大人 2000 100円アップ
    学生 1400 100円アップ
    シニア1300 据え置き
    横浜にぎわい座 3000 80円アップ
    天満天神繁昌亭(大阪市) 大人 2500
    学生 1800 すべて据え置き
    小人 1500

    実際、特別公演などで料金を一時的に3000円程度にしたときなど、窓口までやってきた夫婦客が「高い!」と言って引き返すことがある。
    カップルで5000円札1枚程度が入るか、入らないかの境目になっているもようだ。
    本当は値上げしたくないところだが、消費増税分を転嫁しなければ、演者への出演料の支払いがきつくなる。
    長年、我慢を重ねてもらったアルバイト従業員の賃上げも、そろそろ避けられなくなってきた。
    「値上げする分、常連さんへの割引サービスなどは充実させたい」(松倉社長)。スタンプラリーなどの導入が目下の検討課題だ。
    新宿の末広亭も消費増税分の転嫁はやむを得ないとの立場。
    4月から税込み2800円の大人料金を3000円にする方向で検討に入った。
    寄席形式の落語・演芸公演をしている国立演芸場や横浜にぎわい座も税率アップ分相当の値上げを実施する。
    ■「若手にトリを」の親心Yjimagecae1bu94
    一方、上野の鈴本演芸場(東京・台東)は、学生や会員向けの優遇制度を縮小して、一般大人・税込み料金2800円の据え置きを堅持するという苦肉の策を打ち出す。
    65歳以上なら400円安くなる「シニア割引」は廃止する方針で、一部常連の不評を買っているが、席亭の鈴木寧氏は「全体のお客様の負担を考えると3000円の大台に乗せるのは避けたい。かといって、消費増税分のコストをすべて自腹で賄うのは厳しい」と苦渋の選択への理解を求める。
    割引チケットを何枚も買って65歳未満の仲間に配るといった不正が後を絶たないことも、シニア割引廃止の理由の一つだという。
    また、若手落語家にチャンスを与えたいとの思いもある。
    鈴本では、昼の公演は150~200人の入場客が見込めるが、夜の公演はトリ(最後に登場する公演の実質的な主役)によっては30人程度しか入らない場合もある。
    値上げすると、さらに空席が増える可能性が高い。
    安定した人気を誇るベテラン落語家をトリに据えれば客は増えるが、それでは後進が育たない。
    「若い者にトリを取らせると目に見えて実力がつく。絶対にやめたくない」(鈴木氏)

    140px1

    消費増税分の自己負担を意味する「木戸銭の完全据え置き」を決めたのが池袋演芸場。理由を聞くと、担当者は「なにかと面倒くさいから」と一言。
    宵越しの銭は持たねぇを地でいく、照れ隠しなのは明らかだ。
    ■芸人の腕と客の心意気が支え
    きっぷの良さは江戸っ子の専売特許ではない。
    2006年にできた上方落語唯一の寄席、天満天神繁昌亭も4月以降、木戸銭を据え置く。
    恩田雅和支配人によると、上方落語協会の桂文枝会長が昨年末に早々と「値上げ凍結宣言」を出したという。
    2015年に予定される消費税率10%への引き上げの際も値上げはしない方針。
    「そのかわりに、たくさんのお客さんに足を運んでいただかないと困ります」(恩田支配人)
    寄席で見たり聞いたりできるのは落語だけではない。
    漫才、コント、マジック、紙切り、曲芸……。
    10~20組の演者が次から次へと出てきて、いようと思えば半日以上、時間をつぶせる。
    ただ、楽しめるかどうかは演者の腕次第。
    値上げするなら、それに見合ったひとつ上の芸が見たい。
    一方で、客には「面白くなさそう」「昔に比べてつまらなくなった」と愛想を尽かす前に、一度足を運んで、今の演者の実力を確かめてみるのはどうだろうか。
    大須演芸場は今年2月、家賃滞納で名古屋地裁による建物明け渡しの強制執行を受け閉館した。
    いつもはガラガラなのに最終日だけは超満員。
    「いつもこれだけ客がくれば、つぶれなかったのに」と言った有名落語家が、かつていた。消費増税後の2000~3000円の木戸銭は、心持ち一つで、高額にもなり、安価にもなる。

    現行の2800円が高いか安いか・・・。
    昼夜入替なしの寄席ならば、お昼から夜まで楽しめる(疲れますが・・・)のは、落語好きなら安いと思います。
    勿論、番組にもよります。
    最近のホール落語会などは、3500円から4000円が相場という感じです。
    落語ブーム直前の頃は、3000円から3500円の感覚でした。
    朝日名人会が4000円を超え、志の輔さんの独演会などは5000円以上しますが、このあたりは、価値観の違いで、高い・安いということになるのでしょう。
    寄席に関して言えば、定席では3000円を超えないというのが、とりあえずの庶民感覚のような気がします。
    しかし、寄席とて営利事業ですから、大須のようになってはいけませんから、席亭でも様々な工夫や努力が必要になると思います。
    個人的に言えば、いつ行っても座れる寄席がいいのですが・・・。

    2014年3月 6日 (木)

    奥羽越学生落語会

    A873b7f40a10da9fbb51ec546e92d867_bi 「落研の独り言」で「奥羽越学生落語会」の情宣。
    http://tohokuochiken.blog56.fc2.com/blog-entry-305.html
    実は、この落語会の名称で、素朴な疑問がありまして。
    「奥羽越」はどう読むのが正しいのかという・・・。
    「おうう・えつ」なのか「おく・うえつ」なのか・・・。
    在仙2大学と新潟大学のコラボ落語会です。
    「奥羽」というのは・・・、日本の令制国の陸奥国(奥州)と出羽国(羽州)を合わせた地域で、基本的に現在の東北地方と一致する。
    陸奥国は磐城国・岩代国・陸前国・陸中国・陸奥国に5分割、出羽国は羽前国・羽後国に2分割された。これらを東北七州と呼ぶ。
    「羽越」というのは・・・、出羽国と越国を合わせた地域で、今の秋田・山形・新潟・富山・福井の諸県にあたる。
    ということは、やはり「奥羽」と「越」ということになる訳ですね。
    もう少し狭めると、陸前国と越後国ということか。A
    「卒業生追い出し落語発表会」と同様、満員になるといいですね。
    この日はオジサンも同じ時間に東京(門前仲町)で、大作「鰍沢」のネタ下ろしをしています。
    1

    真打昇進襲名披露記者会見

    上野精養軒で、落語協会の真打昇進襲名披露の記者会見が行われたそうです。
    1958512_378699542270646_465568595_nPro1xy
    パーティはこんな感じでやるんですね。Proxy
    記念写真は、新真打とその師匠と会長の小三治師匠。
    Biamorjcqaagyiz
    小三治師匠が随分小さくなってしまったような・・・。Dsc_0864640x428

    啓蟄

    今年は今日が啓蟄です。
    17245bfd62a141550908b505e3cb43bd
    啓は「ひらく」、蟄は「土中で冬ごもりしている虫」の意味で、大地が暖まり冬眠していた虫が、春の訪れを感じ、穴から出てくる頃。
    まだ春という感じはありませんが、冬が終わろうとしていることだけは確かです。

    2014年3月 5日 (水)

    雪・・・?

    妹から、「山梨県では大雪らしい」というメール。
    この週末に、父の一周忌を控えているので、またあんなひどい大雪になると・・・。
    20140305_07_1
    写真は、今朝の甲府駅前の様子です。
    東京でも、町田あたりでもみぞれだったそうですから。
    山梨県内は4日夜から富士五湖地域を中心に雪となり、同日午後9時半の降り始めからの降雪量は河口湖で5日午前10時までに14センチとなっている。
    甲府は午前10時現在、2センチ。
    5日午前6時15分発表の気象情報では、6日午前6時までの24時間に予想される降雪量は、山地の多い所で10センチの見込み。
    5日昼前からは、次第に雨に変わる見通し。
    母に確認したところ、静岡県境の我が家周辺は、雨は降っていますが、白いものは全く混じっていない様子。
    どうやら、鰍沢以北で積雪になっていて、交通機関にも乱れが出ている様子です。
    こんなに雪に恐れおののくのも初めてでしょう。

    富士山噴火?

    国の火山噴火予知連絡会会長(東大名誉教授)のコメント。
    Dscn7168_1
    富士山はいつ噴火してもおかしくない状態。
    (パニックを起こさないためには)避難計画を作り、それに沿った訓練が重要だ。

    富士山噴火を想定した広域避難計画によれば、降灰が広がると、静岡、山梨、神奈川の3県で、最大47万人が避難を迫られる恐れがあるそうです。
    都心でも、火山灰が2センチ程度積もると予想されるそうで、
    火山灰が5ミリ積もっただけで、車は坂道を上れなくなる。
    高速道路では、深刻な渋滞が起きる。8badb34f

    ・・・・ということで、先日の降雪の比ではなさそうです。
    何かこう・・・、世紀末のような・・・。

    記憶と記録

    間もなく、あの東日本大震災から3年が経ちます。
    記憶と記録
    マスコミなども、震災関連の特集や番組が増えています。
    そして、既に災禍の風化も懸念されているようです。
    記憶と記録
    毎日、国の内外で起こる天災や人災に右顧左眄する毎日の中でも、やはり足を地に着けて考えなくてはいけません。
    記憶と記録
    忘れられない。忘れてはいけない。
    そして、次は、東南海地震か、富士山大噴火か・・・。
    いずれにしても、私は逃げようがありません。

    2014年3月 4日 (火)

    安井昌二さんの訃報

    劇団新派の俳優の安井昌二さんが亡くなったそうです。
    享年85歳だそうです。
    映画「ビルマの竪琴」で主役を演じた俳優さんだそうですが、要するに、チャコちゃんのお父さんですよね。
    115pxotvbelwederfront ・・・チャコちゃん・・懐かしい。
    チャコちゃんシリーズは、子どもの頃、よくテレビで見ました。
    チャコちゃん役の四方晴美さんとは、同い年なんです。Cyakoken_2
    ケンちゃんの前のシリーズですよ。
    ・・・享年85歳と言うことは、今日が父の命日ですから、同い年で命日も同じだということになりますね。
    チャコちゃんのお父さんの方が1年長生きでした。

    時そば?時蕎麦?

    「深川三流亭」のプログラムを作って、メンバーに見ていただいたところ、千公さんからリクエストがありました。
    Img_02
    演目の「時そば」を「時蕎麦」としていただければ嬉しいです。
    よろしくお願い申し上げます。
    ・・・なるほど、想定はしていたものでした。
    01
    千公さんは、落語の稽古のほか、蕎麦打ちもやっていらっしゃるので、「そば」じゃなくて「蕎麦」なんでしょう。
    ごもっともです。
    Img_204590_1709524_0
    「時そば」を調べてみると、こんなふうに書いてありました。
    古典落語の演目の一つ。「刻そば」とも。
    蕎麦の屋台で起こる滑稽話であり、数多い古典落語の中でも一般的に広く知られた演目の一つである。
    一般的には「時そば」だが稀に「時蕎麦」と表記することがある。
    とは言え、千公さんのこだわりは当然ですから、「時蕎麦」に訂正しました。
    でも、こういうリクエストって嬉しいですね。
    Rakugotanteidan20101207t22_14_521
    落語の演目というのは、もともとなかったものを、噺を判別するためにつけた記号のようなものですから、分かれば良いと思います。
    師匠の高座本で、私が演らせてもらった噺でも、「子褒め」「鼠」と表記されています。
    私は、「子ほめ」「ねずみ」とイメージしているので、プログラムなどではこれを使います。
    根拠はありません。
    「鼠」よりも「ねずみ」の方が、何となくしっくり来るからです。

    3月4日

    昨年の今日、父が逝きました。
    http://ranshi2.way-nifty.com/blog/2013/03/post-329d.html
    Ncm_09971
    身延山を仰ぐ部屋(病室)で、家族(母・妹・私)に見守られながら、朝早く(5時15分に)静かに息を引き取りました。
    昨年は、3日が日曜日で、その前々日の金曜日から、万が一があるかもしれないと医師から言われたので、ずっと病院にいました。
    日曜日の夕方、「明日1日だけ、仕事を休ませてもらおう」と妹と相談し、夜を明かした月曜日の早朝でした。
    そのおかげで、最期を看取ることが出来ました。
    この身延山の総門をくぐって、西方浄土へ旅立ちました。
    Ncm_09791
    あの日の富士山も、雲ひとつなく晴れ渡った空に向かって、いつものように聳えていました。
    Ncm_09411
    あれから1年、まだ後ろから肩を叩かれるような気がします。
    この1年で、家族や親戚にも本当に色々なことがありました。
    父だけでなく、父の実弟(叔父)、義兄(義伯父)も、父の後を追うように、相次いで亡くなりました。
    一方、私の長女と長男が、それぞれ結婚しました。
    父は結局、可愛い孫の結婚相手には直接会えませんでしたが、孫たちが結婚することを聞いて喜んでくれていました。
    ・・・と、弔事も慶事もありましたが、止めは先日の豪雪でした。
    気丈だとは言え、独り暮らしになった母が心配になります。
    特に、意識したつもりはなかったのですが、今稽古をしている「鰍沢」と「通夜の猫」には、「南無妙法蓮華経」のお題目を唱える場面があり、「鰍沢」では亡き父親のことを語り、「通夜の猫」は育ての父を葬送する噺です。
    失ってみて初めて、父親の偉大さに気がつくものなんですね。
    両親の58年間の間で一番悲しかったのは、東北大学に進学する私を、未知の土地の仙台に残して帰る特急「ひばり」の車内だったそうです。
    そして「頼んだぞ」・・・、それが私への父の最後の言葉でした。
    ・・・あの、とても悲しい日から1年が経ちます。
    改めて、父に感謝する日にしたいと思います。

    キッチンイナバ

    本所吾妻橋にある、柳家さん喬師匠のご実家の「KITCHEN INABA(キッチンイナバ)」が、4月30日で閉店するそうです。
    320x320_rect_18780339
    「えっ?そりゃ残念!」
    記憶を思い起こすと、2011年11月23日にこの店に行きました。
    http://ranshi2.way-nifty.com/blog/2011/11/post-11.html
    「昔ながらのオムライス」を注文しました。640x640_rect_13940382
    ケチャップの味が利いたチキンライスにが卵焼きに包まれていて、デミグラスソースが・・。
    そこそこボリュームもありました。
    もう一度行こうかなぁ。
    確か、土曜日が定休日だった気がしたのですが・・・。

    2014年3月 3日 (月)

    殺人事件犯人逮捕

    昨夏、花火大会帰りの中学生の命を奪った犯人の高校生が逮捕されたというニュース。
    殺人事件犯人逮捕
    遺族が、報道機関に、取材を控えるよう貼り紙をしたそうです。
    報道の自由・表現の自由だとか、真実を伝えるだとかという高飛車な理屈で、関係者の心や人権を蹂躙することが多いようで、関係者としては当たり前の気持ちでしょう。
    淡々と「犯人(容疑者)が逮捕された」という事実だけを報道することだけで十分だと思います。
    昔、伊豆大島が噴火して、全島避難しなければならなくなり、地元の人たちは、大変な苦労をされました。
    当時の警察の関係者の人と話す機会がありましたが、一番苦労したのは、島民の安全を守ることではなく、危険だから避難するようにという警告を無視して、傍若無人に振る舞う報道関係者たちへの対応だったと、腹立たしげに言っていたことを思い出します。
    静かに、被害者の冥福を祈って見守りましょう。

    「深川三流亭」のプログラム

    昨日の稽古会で、出演順が決まりましたので、プログラムを作ってみました。
    2_2

    1

    画面をダブルクリックすると拡大表示します。

    追い出し落語発表会のこと

    OB会長の翁家寝坊師匠が、先週の「追い出し落語発表会」をご覧になったそうです。P1020006
    学生時代にタイムスリップしたような気分でお楽しみになったと。
    卒業生は2名出演予定だったそうですが、トリの「羅洲亭ねいる」さんがインフルエンザで出られなかったそうです。
    ご本人が一番悔しいでしょうから、もう一年落研だけやりますか?
    桂友楽師匠も会場にいらっしゃった様子で、さぞや良い雰囲気だったことでしょう・・・。
    卒業生の4名は、走れ家駄馬師匠にフォローしていただいて、OB会の仲間入りをしてもらおうという・・・。
    それにしても、キャラコに赤と黒で書く看板は、我々の時もそうでしたから、全く変わっていませんね。
    私も、何度も書き(塗り)ました・・・。
    キャラコというのは、平織りの綿布で、薄手で織り目が細かい糊付けした純白の布地。
    主に足袋やステテコの材料となるものです。

    雛鍔

    今日は3月3日のひな祭り。
    300pxhina_matsuri_display
    昨日の朝日新聞「天声人語」に、「雛鍔」が引用されていました。
    植木屋がさる屋敷で仕事をしていると、庭で遊んでいた8歳になる若様が、穴あき銭を拾ってしげしげと眺めた。
    こんな若様でも落ちている銭を拾うんだと思っていると、若様、お付きの者に「これは何か」と聞く。
    「お雛様の刀の鍔かい?」
    植木屋は驚き、さすがに高貴なお方は違う、銭というものをご存じない――。
    古典落語の「雛鍔」を思い出したのは、あすが桃の節句だからではない。
    「これは何か」と何遍聞いても要領を得ない銭が、瞬く間にニュースの主役に躍り出てきたからだ。
    ビットコインである。
    インターネット上の仮想通貨なのだが、価値を保証する国も銀行もない。特定の発行者もない。
    お金のことを「お足」などと言うが、この通貨はさしずめ、足のないユウレイにも思われる。
    「ある意味、何もないところから魔法のように価値が生み出された」と、ノーベル経済学賞のクルーグマン教授は言っている。
    それが世界で1兆から7千億円相当も流通している。
    きのうの紙面にはコイン取引所の経営破綻が大きく載った。
    「やっぱりね」と見るか。
    新たな通貨への可能性を秘めた曲折と見るか。
    にわか仕込みの知識では見当がつかない。
    ただ、この件でコインの信用が総崩れしたわけではないらしい。
    雛鍔の時代に戻れば、証文だけ持って何万両の富と言っても、世が乱れたら紙一枚だと江戸期の文人上田秋成が書いていた。
    仮想空間で価値の膨れる通貨、古い奴としてはしばし、遠目に眺めるしかなさそうだ。
    ・・・・ビットコイン・・ねぇ。

    ゲームの中にいればよいものを・・・。
    「雛鍔」という噺・・・。
    Sekku04b
    八歳になる若様が、お屋敷のお庭散歩の途中で穴開き銭を拾った。
    丸くて四角い穴が開いて文字が書かれて裏には波模様がある、これは、きっとお雛様の刀の鍔だろう。
    これを聞いていたのが出入りの植木職人。
    銭を知らねぇんだと感心して家に帰ると、同じく八歳の息子が銭くれぇ、お足くれぇと催促
    する、育ちでこうも違うのかねぇと落胆する。
    そこへご隠居が訪ねて来て、先日来の仕事依頼の食い違いを謝罪し、植木屋の親方もこ
    ちらこそ申し訳ないと和解する。
    そのとき、「こぉ~んな物拾った」植木屋の息子が「丸くて四角い穴が開いている、こ
    れはお雛様の刀の鍔だろう」と聞こえよがしにつぶやく。
    これを聞いたご隠居は、銭を知らないとは育ちの良い子供だと感心して、習字手習いの道具を買ってやるという。
    親方が礼を言い、そんな不浄な物(銭)は捨てなさいと言うが、「やだい、これで焼き芋を買うんだい」・・・。

    深川の雪

    こんな記事がありました。
    江戸時代の浮世絵師、喜多川歌麿(?~1806年)の最晩年の傑作で長らく行方不明だった肉筆画「深川の雪」が発見され、66年ぶりに公開される。
    専門家は「浮世絵史において、発見の意義は大きい」としている。
    「深川の雪」は縦1メートル99、横3メートル41で、浮世絵としては最大級の掛け軸。
    東京・深川の料亭を舞台に火鉢を囲んだり、遊んだりする遊女ら27人の姿が念入りな筆遣いで生き生きと描かれている。
    「品川の月」(米・フリーア美術館蔵)、「吉原の花」(米・ワズワース・アセーニアム美術館蔵)とともに、歌麿の「雪月花」3部作として知られている。
    1948年に東京での展覧会で公開されたのを最後に行方が分からなくなっていたが、2年前に東京の美術商によって発見され、岡田美術館(神奈川県箱根町)が購入した。

    深川の雪
    海外流出していなくてよかった・・・。
    「品川の月」「吉原の花」そして「深川の雪」で雪月花・・・いいなぁ。
    下が「品川の月」です。今や”アメリカ在住”なんですね。
    深川の雪
    姓は北川、後に喜多川。
    幼名は市太郎、のちに勇助(または勇記)と改める。
    名は信美。初めの号は豊章といい、歌麻呂、哥麿とも号す。
    通常は「うたまろ」と読むが、秘画本には「うたまる」としているものもある。
    俳諧では石要、木燕、燕岱斎、狂歌名は筆の綾丸、紫屋と号して、蔦屋重三郎とともに吉原連に属した。
    国際的にもよく知られる浮世絵師として、葛飾北斎と並び称される。
    繊細で優麗な描線を特徴とし、さまざまな姿態、表情の女性美を追求した美人画の大家である。
    生年、出生地、出身地など不明。
    生年に関しては、一般には没年(数え54歳)からの逆算で宝暦3年(1753年)とされる。
    出身に関しても江戸市中、あるいは京、大坂、栃木、川越との諸説がある。
    下が、「吉原の花」だそうです。これも今や"アメリカ在住"。
    V2_6_2

    歌麿と言えば、車浮代さんの「蔦重の教え」に登場していますから、とても親しみを感じ始めていたところです。蔦重(蔦屋重三郎)も・・・。
    そういえば、この小説が好評で、3刷が決まったり、車さんのところに講演のオファーも増えているようです。
    Image_hobby
    落語っ子連へ「三流亭まど絵」復活を待ち望んでいるのですが、さらに多忙になってしまうかもしれません・・・。
    それはそれで、まことに結構なことですが。

    2014年3月 2日 (日)

    ラジオ寄席

    前回の「桂文朝特集」に続いて、今回もとてもよい企画です。
    今夜は「古今亭右朝特集」です。
       ◇  粗忽の釘       古今亭右朝
       ◇  幇間腹         古今亭右朝016e300d
    2001年4月に、肺がんのために52歳の若さで亡くなりました。
    ご存命なら65歳ですから、さん喬師匠や権太楼師匠と同年配。
    私は、ほとんど存じ上げませんでした。
    落語に戻るまで、さん喬師匠も知りませんでしたから、ちょうど、落語から遠ざかっていた頃に、有望な若手として活躍されていた方々のゾーンなんですね。
    愛弟子に先立たれ、志ん朝師匠が随分力を落とされたそうです。
    Ucho8889copy
    あの高田文夫さんとは日大藝術学部の同期で落語研究会出身。
    最初は寄席文字の橘右近師匠に師事し寄席文字の修行をする。
    1975年11月   古今亭志ん朝師匠に入門し「志ん八」を名乗る。
    1980年 6月   二つ目昇進。
    1988年 6月  真打昇進と同時に「古今亭右朝」を名乗る。
              (右近の「右」と師匠志ん朝の「朝」を取って右朝、
                落語協会の真打100人目で昭和最後の真打)
    P_ucyou
    落研時代からその実力は抜きん出ていたそうです。
    若くしての逝去は大変惜しまれたそうで、その損失は落語界にとって大きかったと言われています。
    聴きたかった・・・。

    「深川三流亭」の番組

    3月29日の「深川三流亭」の出演順が決まりました。
    Bbh32sn0ndbai7b
         【第3回「深川三流亭」の番組】
      ◇ 出来心         三流亭百梅
      ◇ 松山鏡         三流亭仙三
      ◇ 井戸の茶碗      三流亭越児
      ◇ 時そば         三流亭千公
                 仲入り
      ◇ 寄席踊り(友情出演) 千早亭ワッフル
        ◇ 鰍沢                      三流亭流三
      ◇ 天災           三流亭新参
        ◇ 試し酒          三流亭窓口
      ◆ お楽しみ        三遊亭圓窓

    早速、プログラムを作らないといけません。
    ところで、本日、アクセス累計59万件になりそうです。

    落語っ子連稽古会

    私は参加出来ませんでしたが、今日は落語っ子連の稽古会。
    前回から、稽古時間が9時から12時までの3時間となりましたので、たっぷりと師匠からご指南いただけるようになりました。
    今日の参加者は5名だったそうです。
    百梅さんが、MLにアップしてくれました。
      ◇ 時そば        三流亭千公
    楽しそうな表情が素敵ですね。
    教え子たちからは、酷評?されているようですが・・・。
    Fw:[落語っ子連2:0895] <br />
 稽古会4ー1<br />
 1 ご報告(<br />
 発表会順番)
      ◇ 出来心      三流亭百梅
    今日は、百梅さんがカメラマンで、ご本人の写真はありません。
    前回の写真を添付しておきました。
    海外出張から帰ったばかりのはずですが、若者はタフです。13913166616481
        ◇  試し酒      三流亭窓口
    窓口さんも、千早亭落語会との掛け持ちで、「芝浜」と「試し酒」を並行して稽古しています。
    Fw:[落語っ子連2:0895] <br />
 稽古会4ー1<br />
 1 ご報告(<br />
 発表会順番)
      ◇ 松山鏡      三流亭仙三
    昨年暮れにご自宅の近くで滑って転んで右眉毛の上の額を打って(切って)出血。
    その後、外傷はすっかり治ったが、中身(脳)の様子がその後おかしい…という仙三さん。
    Fw:[落語っ子連2:0895] <br />
 稽古会4ー1<br />
 1 ご報告(<br />
 発表会順番)
      ◇ 井戸の茶碗    三流亭越児
    今日も雪国越後から稽古に通い、屑屋さんの売り声をやっている越児さん。
    本当に、もう完成している感じですね。
    Fw:[落語っ子連2:0895] <br />
 稽古会4ー1<br />
 1 ご報告(<br />
 発表会順番)
    百梅さんによれば、今月29日に迫った「深川三流亭」を目指して、メンバーの方々は、もう仕上げにかかっているようで、セリフの細かな発音、さらに身振り手振りの精度をあげていけるよう稽古されていたそうです。
    また、恒例のあみだくじで、出演順番も決めてもらいました。
    皆さん、欠席して申し訳ありませんでした。

    久しぶりの帰省

    先月の雪のために帰省もままならず、雪害の状況も見ることが出来ませんでした。
    今日も雪が降るかもしれないということでしたが、父の一周忌の準備もしなくてはと、帰省しました。
    帰省
    静岡と山梨の県境ですから、ほとんど雪はありません。
    ちょっと北に行けば、まだ残雪もあるのでしょうが。
    富士山の反対側の富士吉田では、未明の雪でうっすら白くなっていたのをニュース出来ませんでした見ました。
    東名・新東名の難所は、御殿場から神奈川県境の山間部ですが、どうやら雪の心配はなさそうでした。
    帰省
    先月100歳の天寿を全うした近所のお婆さんの家を弔問して焼香。
    これから、父の一周忌の準備をして、今日はトンボ帰りです。
    雪で歪んだ車庫の鉄骨は、近所の人が補強・補修してくれました。
    帰省
    冷たい雨が降っていますが、庭には春の息吹も感じられます。
    明後日は、父の命日です。

    落語DEデート

    帰省する愛車の中で聴きました。
      ◇ 茶の湯    三代目三遊亭金馬
    また、先代の金馬師匠です。
    しかも、噺が全部入らずに、途中までという…。
    ゲストも、「~でぇ、~でぇ」というしゃべり方で、何をやっているかわからない変な人でした。
    中途半端な内容でした。
    このコンセプトでは、この番組もう駄目だと思います。

    三遊亭小円歌の演芸図鑑

    実家に帰省するので早起きして、天気予報を確認しようとテレビをつけると、「演芸図鑑」が放映されていました。
    三遊亭小円歌の演芸図鑑
    このシリーズは、小円歌さんがホスト…じゃなくてホステス…と言うのも変ですが、要は司会をしているんですね。
     ◇ 長短    三遊亭金馬
    三遊亭小円歌の演芸図鑑
    確か、父と同い年だったはずですから、85歳ですが、お元気ですね。
    この番組、何か中途半端な気がします。

    ビットコイン

    要するに、パチンコ店のコインを他の店でも使えるようにして、そのコインで買い物が出来るようにした、バーチャル通貨ということでしょ?
    インターネット上で流通している電子マネー。
    通貨の単位はBTC。
    紙幣・硬貨は発行されていないため、「仮想通貨」「デジタル通貨」などとも呼ばれる。
    流通を管理する事業主体や国家もなく、中央銀行のようなものも存在しない。
    米ドルや円など現実通貨との交換は、ウェブ上の「取引所」を通して行われるが、決済は金融機関を通さないため、諸経費や手数料などが発生しない。
    そのため、小口の売買やP2P(個人同士)の取り引き、とりわけ国境を越えた送金・決済に利用されている。
    2009年5月、サトシ・ナカモトと名乗る人物が論文でその原理を発表し、「非・中央集権」の仕組みに共感したハッカーたちが開発・普及させた。
    サトシ・ナカモトの正体は不明。
    通貨の発行は、ユーザーが高度な演算問題を解く「mining(採掘)」という作業などを通して行われる。
    ただし、その演算処理は発行量が増えるに従って複雑になり、また2100万BTC以上は創出できないように設計されている。
    当初は、IT(情報技術)の専門家やマニアが集う一部のネット空間で利用されていたが、次第に大手事業者が決済に採用するようになり、11~12年にかけて顕在化したキプロス金融危機の際には、「金」に近い安定した通貨として注目が集まった。
    現実通貨との交換レートは、需給関係や経済状況に左右され、投機の影響も受けやすいため、乱高下を繰り返している。
    こうした為替リスクに加え、資金洗浄など不正な取り引きの温床になっているという批判もある。
    しかし、手軽さや利便性の高さが人気で、開発からわずか4年の2013年4月には流通量10億ドルを超えるまでに成長した。

    http://matome.naver.jp/odai/2138535894230506501
    http://www.nikkei.com/article/DGXBZO57739650V20C13A7HR0A00/?df=2

    96958a90889de7e5e5e1ebe4e7e2e0e7e2e
    http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20140301-OYT1T00197.htm?from=tw
    ある限定された前提条件化ならともかく、こんな形や仕組みって危ういと思いますが・・・。

    立川談春「30周年独演会」

    Org_20100326000401

    立川談春さんが大阪・フェスティバルホールで故立川談志門下入りの「30周年記念独演会 もとのその一」を行うそうです。
    独演会は5月31日、6月1日で、そこから来春まで続く全国ツアーがスタートするとのこと。
    「大阪で育ててもらった部分があるので。とはいえ、ツアーのフィナーレとなると東京、大阪の両方から反発を食らうでしょうから」と苦笑いで理由を説明した。
    フェスティバルホールは思い出深い場所だそうで、08年末に同ホール史上初の独演会を開催。
    「本当の意味で日本が世界に誇れる。ホールというより、芸術、芸能、文化と思う」と。
    落語をやるには、限界ぎりぎりの“大きなハコ”でしょう。
    ところで、リップサービスもあるでしょうが、談春さんがこんなコメントをしたそうです。
    「東京と大阪の落語家100人同士が対決したら間違いなく大阪が勝つ。それは大阪にはカリスマがご健在だから。東京にはもういない」などと話し、大阪には四天王と呼ばれた桂米朝、桂春団治が若手ににらみをきかしていることをあげた。
    東京にはいませんか・・・?
    立川流にいないということでしょ?

    2014年3月 1日 (土)

    明日の天気予報

    さぁ、どうなりますことやら。
    気象予報士の杉江さんのコメントです。
    先月、関東甲信地方に記録的な大雪をもたらしたのは、日本の南を通過する南岸低気圧でした。
    この低気圧は発達の具合いや上空の寒気の強さなどにより、雨か雪か?また大雪になるかどうか?などが微妙に変わってきます。
    100通りの南岸低気圧があれば100通りの異なる結果が待ち受けている、まさに十人十色状態と言えるようなものなのです。
    ところで、前回、前々回の大雪の時は、この南岸低気圧が急速に発達しながら関東の南に接近したことや、上空の寒気がかなり強かったことなどにより、記録的な大雪(豪雪)となりました。

    2014030100033125roupeiro0006view
    では今回はどうか?
    上空のトラフ(気圧の谷)があまり深くないため、低気圧はさほど発達することなく、2日の夜には関東の南(八丈島付近)を通過する見込みです。
    あまり発達せずに、陸地からやや離れて通過する分、雨雲の主力は南海上を通過しそうで、この低気圧に伴う降水量は、東海~関東南部で10~20ミリ程度、山梨県や関東北部でおおむね10ミリ以下の予想となっています。
    低気圧が北にぶれればもう少し上乗せがあるかもしれませんが、そのような場合でも、先日のような記録的な大雪の時と比べればかなり少ない降水量と言えそうです。

    2014030100033125roupeiro0016view
    一般に、南岸低気圧で降る雪は平野部で1ミリ1センチ程度、気温の低い山沿いや山地では1ミリ2センチ程度のことが多いものです。
    先月の大雪の時のように降り始めから雪になれば、関東の平野部でも10センチ以上の積雪が発生することも考えられますが、今回は上空の温度場が比較的高く、平野部で雨から雪に変わるとすれば、寒気を引っ張り込んでくる2日夜になってからとみられます。

    ・・・・要するに、大丈夫そうなんですね?
    上の天気予報図で見ると、実家の周辺は曇り、東名高速から東京方面は雨のようです。
    一部、箱根あたりが雪になっている模様です。
    よしっ、明日の愛車での帰省は決行することとしましょう。

    「追い出し落語発表会」の実況

    A873b7f40a10da9fbb51ec546e92d867_bi 「追い出し落語発表会」の実況がツイートされていました。
    現役部員の皆さん、ツイッターの写真お借りします。
    過去最大の大入りだそうです。
    高座は、「凰亭火炙鶏(おうていひしゃとり)」さんのようです。
    前回のOB落語会の後の懇親会で、色々話した記憶があります。
    確か、あの時は1年生でした。頑張ってるみたいですね。
    別名・山形の焼き鳥。
    初高座でドラ○もん(旧)のモノマネをした彼からは、どことなくド○えもんの面影を感じずにはいられない。
    のんびりしているように見えて、先輩に対するツッコミは意外と容赦ない。

    Bhnielpcqaeosh0
    紅一点で3年生の「木村家一同(きむらやそろい)」さんだそうです。
    彼女自身は別に木村さんではない。
    落研では(というか東北大生の中でも)珍しい電車通学のため、活動の際も電車のダイヤが少し気になるお年頃である。
    正直誰が得するか分からない、落研への愛と情熱を持っている。

    Bhnknpzcuaa7zz
    真剣に先輩の高座を見つめる眼・・・。あるいはメモをしながら。
    みんなしっかり青春してますね。ちょっとマイナーだけど。
    Bhnn_cfcqaarbcv
    そして、トリが4年生最後の「左右舎一掃(そうしゃいっそう)」さん。
    元野球部、しかるに名に反して投手ではない。
    こけしの産地の生まれだがけん玉を愛する。数学科だというだけで変人の烙印を押される哀れな人。
    別名海鮮チャーハン。
    バイト戦士ゆえ部会の出席率が低くなっており、活動への参加意欲が一掃されてしまわないかどうか心配である。

    Bhnokjicyaaenkc
    本当に多くのお客さまが来てくださったようです。
    沢山の御来場、誠にありがとうございます。
    東北大落研史上最大の大入りとなりました。
    羅洲亭ねいるの不在が悔やまれますが、会自体は大きな笑に包まれ、素晴らしいものとなりました。
    皆様のまたの御来場をお待ちしております(ビスコ)。

    「升万楼ビスコ(ましゅまろうびすこ)」さんの写真とコメントですが、さすがに"東北大落研史上最大の大入り"かどうかは、甚だ「?」ではありますが、大盛会だったようで、オジサンも嬉しいです。
    その奇抜でスウィートな名前から、落語を演じると自己紹介が一番ウケることが少し気になるらしい。
    いろいろな場所に大きいおともだちとして出没中。動物だいすき。

    Bhn2p57cuaaxhbm
    大盛会おめでとう。卒業おめでとう

    天気予報はやはり「雪」・・・

    朝7時頃の天気予報・・・。
    1日は東日本で寒さが戻り、夕方以降、関東の山沿いや甲信を中心に断続的に雪が降って3日にかけて大雪になるおそれがあります。
    気象庁によりますと、1日朝は北日本を中心に冷え込みが強まり、午前6時の気温は札幌市で氷点下1度6分、仙台市で2度ちょうど、長野市で2度7分、東京の都心で10度ちょうどなどとなっています。
    日中の気温は、全国的に28日より低くなるところが多く、東日本や北日本では寒さが戻る見込みです。
    1日は、気圧の谷や前線の影響で西日本や東日本は雲が広がりやすく、関東甲信では夕方以降、雨や雪が降る見込みです。
    さらに、2日から3日にかけて前線を伴った低気圧が日本の南岸を通過するため、西日本の太平洋側などで雨が降る一方、関東の山沿いや甲信を中心に断続的に雪が降って大雪になるおそれがあります。
    2日の朝までに降る雪の量はいずれも多いところで、関東北部の山沿いで15センチ、関東南部の山沿いと甲信で10センチなどと予想され、その後、さらに多くなる見込みです。
    2日は、関東北部や甲信を中心に雪が積もる見込みで、気温が低くなった場合は東京23区など関東南部の平野部でも積もるおそれがあります。

    先日の豪雪のことがありますから、やや大袈裟に発表している部分もあるかもしれませんが、明日の帰省は、また微妙な感じになって来ました・・・。207_telop_tomorrow
    気象庁の明日の天気図によれば、山梨県(甲府や富士吉田)には雪マーク。
    ただし、東京・神奈川・静岡は、いずれも雨マークのみ・・・。

    出勤日

    今日から弥生3月。
    春は名のみの風の寒さよ。
    出勤日
    土曜日ですが出勤日。
    耐え難きを耐え、忍び難きを忍び、食って行くためには。
    出勤日
    駅へ向かう道々で、「通夜の猫」のはじめの部分をぶつぶつ言いながら・・・。これすなわち「歩き稽古」。
    この噺は、何となくすらーっと行きそうな気がします。
    出勤日
    一方、やはり「鰍沢」は重い…。
    高座本のページ数だとか、登場人物の数だとか、場面の数だとかでは比較出来ない重たさがあります。
    こういうのを「難しい」って言うのかもしれません。
    きっと、「文七元結」や「百年目」なども、こういう目に見えない重しがあるのでしょう。
    「浜野矩随」や「揺れるとき」も難しかったですが。
    とはいえ、何とか乗り越えたいものです。

    いよいよ「追い出し落語発表会」

    A873b7f40a10da9fbb51ec546e92d867_bi

    改めまして「第153回卒業生追い出し落語発表会」のお知らせです!
     平成25年3月1日(土)
            12:30開場・13:00開演
     戦災復興記念館 5階和室にて
     木戸銭(入場料)無料

    ※予約不要、全席自由、途中入退室自由となっています。
    会場の戦災復興記念館は、最寄り駅は地下鉄広瀬通駅、バス停は東北公済病院・戦災復興記念館前、または電力ビル前です。
    詳しい地図はこちらをご覧ください↓

    http://www.city.sendai.jp/aoba/sensai/basic_info/
    現役部員の皆さんも、一生懸命宣伝しているようです。
    ところで、私の「追い出し落語発表会」は、今から35年前・・・。
    ただただ悲惨な思い出が残ります。
    トリで演じた「薮入り」で、口が回らなくなる大失態を演じました。
    その、ずぅぅぅぅぅっとトラウマになっていた「薮入り」を、師匠にご指導いただいて、やっと呪縛から解くことが出来たのは、まだつい3年ほど前のことなんです。
    今年追い出されるのは・・・、東中亭蜂鋭(とうちゅうていびいと)、羅洲亭ねいる(らすていねいる)、左右舎一掃(そうしゃいっそう)さんの3人なのかな?
    皆さん、4年間大変ご苦労さまでした。
    これからは、OB会の仲間に是非なってください。

    デュアル稽古?

    苦しんでいます・・・。
    何かと言うと、新しい噺の稽古です。
    3月29日(土)「深川三流亭」で「鰍沢」を。
    1週間後の4月5日(土)に「千早亭落語会」で「通夜の猫」を。
    Yjimage_23月には、それぞれの連で、2度ずつ稽古会があるのですが、2日(日)の「落語っ子連」の稽古は、実家の雪害と父の一周忌の準備で、また11日(火)の「扇子っ子連」の稽古は、大阪に出張のため、参加することが出来ません。
    ・・・と言うことは、「鰍沢」は16日(日)、「通夜の猫」は25日(火)の稽古会で、師匠にあげていただく必要があります。
    ところが、未だに読み稽古状態・・・。
    Yjimag1e思えば、昨年も、9月「三味線栗毛」、10月「厩火事」、11月「抜け雀」のネタ下ろし3連発と、12月の師匠の「はしご落語会」で「鬼子母神藪中の蕎麦」と、脅威の4連戦がありました。
    この難局にあたり、稽古について決めました。
    それは・・・、「入浴稽古」と「歩き稽古」のハイブリッド稽古で、「鰍沢」と「通夜の猫」のデュアル噺を完成させようというもの。
    要するに、日毎に稽古をする演目を決めて、並行して作り上げて行こうと言う算段なんです。

    20091226075248efe_2まず片方を仕上げてからという方法もありますが、後回しにしたもう一方が心配になって焦ってしまうかもしれませんから、両方を並行して少しずつ進めて行こうと・・・・。
    しかし、いずれの場合でも、「共倒れ」の懸念があります。
    ところで、先日、読み稽古をしていて気がついたのですが、この2つの噺には共通点がありました。
    「南無妙法蓮華経」のお題目が出て来るのです。
    やや抹香臭さもあるのですが、いずれも良い噺なので、自分のものにしておきたいと思います。
    さぁ、どうなりますことやら。

    凡ミス

    「お江戸あおば亭」のチラシを作ったのは良かったのですが、大変なミスをしていたことに気がつきました。
    これが、ミスに気がついて、訂正したものです。
    20140228155712_00001
    下が、最初のバージョンです。
    Photo_2
    さて、どこが違っているでしょう?
    写真は、前回の出演者全員の写真を添付したつもりでいたのですが・・・、一番肝心な、トリを取った「賀千家ぴん吉」さんの写真が漏れてしまいました。
    ぴん吉さんごめんなさい。
    それから、ディテールを何ヶ所か変更しました。

    « 2014年2月 | トップページ | 2014年4月 »