演読(えんどく)
汗だくになって「鰍沢」の読み稽古をやりました。
師匠から、高座本を単に読む(朗読する)のではなく、感情も入れて、なるべく仕草も入れるように、本番と同じようにやることは大事なことだと、お褒めいただきました。
師匠は、「朗読」と区別して「演読(えんどく)」と名付けているそうです。
確かに、以前からそうですが、感情移入と場面設定を意識して読み稽古をやっていますので、疲労困憊するんです。
ましてや「鰍沢」ですから、終わった後はクタクタでした。
師匠は、越児さん(寝蔵師匠)の「井戸の茶碗」についても、身を乗り出すようにお聴きになり、「演読で100点満点」と絶賛されていました。
そうなんです。
場面場面の言葉の出し方は、暗記をしていて、展開か分かっているような言い回しをしては、不自然で興趣が削がれてしまいます。
台詞は、いつも・すべて、予想をしていない会話なんです。
読み稽古の時から真剣勝負をすることが大切なんですね。
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