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2014年2月12日 (水)

佐村河内守?赤井御門守?

私は、もともとこの人を知りませんでしたから、初めて名前を見た時、「佐村河内守(さむらかわちのかみ)」と読みました。
落語に出て来る「赤井御門守」と同様、やんごとないお大名かと思いました。
赤井御門守には、田中三太夫という優秀な家来がいて、天下泰平を謳歌しています。
一方、家来は実に優秀だったのですが、本人がどうしようもないバカ殿だったということです。
この"自称"全聾作曲家で、「現代のベートーベン」とまで称されていた噓つきが、直筆の文書で「3年くらい前から言葉が聞き取れる時もあるまで回復していました」とのコメントを出したとか・・。
誰か信じる人がいるのでしょうか?
こんな奴のことはどうでも良いのですが、ゴーストライターだった人に対して、この人が所属している某有名音楽大学の学生さんたちなどから、「やめないで(やめさせないで)コール」が起こっているようです。
気持ちはよくわかります。
この人に対しては、概ね好意的なコメントが多いようです。
でも、たとえどんなに実力があっても、どんな事情があっても、少なくとも意思(故意)を持って行っていたことに対しては、秩序や信用を大きく失墜させたのですから、社会人として、指導者として、何らかの制裁は受けなくてはならないと思います。
従って、現在の責任ある職を辞するというのは、刑事訴追されるされないに関わらず、当然だと思います。
そして、その社会的な制裁を受け、反省をしているならば、もう一度チャンスにチャレンジするべきで、その時に温かく迎えてあげれば良いと思います。
社会人の責任というのは、そういうもので、このまま現職に留まるべきではないと思います。

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