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2014年2月 8日 (土)

四輪

ソチオリンピックの開会式の冒頭部分で、天井からつるされた雪の結晶のような形の装置五つが輪の形に変わって「五輪」になるはずだったのに、このうちの一つが作動せず、「四輪」になってしまうハプニングがあったようです。
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総合演出した制作陣は開会式後の記者会見で、「五輪の精神が伝わることが大切で、五輪マークが完成するかしないかは問題ではない」と強調したそうです。
うぅぅ~ん、これって国民性なんでしょうねぇ。
これが日本人なら、「万全を期して準備いたしましたが、残念ながら、一部上手く行きませんでした(失敗しました)。大変申し訳ありません。」って、頭を下げるでしょう・・・。
それから、この開会式は生中継されましたが、ロシアの国営テレビなどでは、この場面は放映されなかった模様です。
国営テレビが開会式後に放映した映像では、この装置の形が変化し始めたところで映像が切り替わり、再度、この装置が映し出された時には五輪が完成していたということです。
一方、我々が視聴した日本などに流れた国際映像では、実際通り「四輪」が映し出されました。
これが日本なら、たとえばNHKの映像はそのまま放映され続けたでしょう。
五輪の精神を伝えることが大切なのは当然ですが、五輪にするために準備したものが四輪しか出来なかったのですから、伝わる伝わらないという観点ではなく、完成しなかったことにコメントするべきだと思います。
当初予定どおりにならなかったのは、日本語では「失敗」だということになると思いますが。
功績は大々的にアピールし、非は決して認めないのでしょう。
日本に生まれて良かったなと思いませんか?

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