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2014年2月18日 (火)

電気復旧

flair昨夜帰宅すると「電気が復旧した」との連絡が母から届きました。
一昨日の朝は、かなり弱気になっていたので心配しましたが、元気な声が戻りました。近所や他の集落の方々が、色々な食べ物を持って来てくれたそうです。
月曜日の日経新聞の社説「春秋」です。
http://www.nikkei.com/article/DGXDZO66926920X10C14A2MM8000/
雪に慣れない首都圏はたった一日の吹雪で大混乱になる。
先週末は高速道路が止まり、ダイヤが乱れた鉄道で衝突事故まで起きた。悪いニュースばかり目立つが、都会の大雪には良い点が一つある。困っているはずなのに街で会う人々が明るく生き生きとした顔になる。
歩行者が滑らないよう店先で雪かきに精を出す店員さんに、ありがとうの一言が素直に出てくる。駅の掲示板を見上げる赤の他人が、同じ困難と闘う「同志」になる。
靴の中までぬれて冷たくて苦痛でも、すれ違う際に目が合うと、ふと笑みが漏れる。誰をも等しく襲う悪環境に遭遇すると、人は他者に優しくなるらしい。
3.11の時もそうだった。
子供と老人が被災地で助け合い、支援者が日本全国から駆けつけた。災害時に起きやすい不正行為は、ほとんどなかった。
他人の苦しみを自分の事として考える。
外国から「秩序正しい日本人」と褒められたが、当事者にとってはごく自然な行動だったに違いない。
あれからもうすぐ3年になる。
あたりの景色が雪で白く変わると、薄れかけていた大切な記憶が、色鮮やかによみがえることがある。
天災は誰かのせいで起きるのではない。
誰も悪くないから人は力を合わせて頑張るしかない。
溶けきれぬ雪はビショビショで厄介だが、消える前に思い出しておきたい。
自分が一人の力で生きているわけではないことを。

・・・某製パン会社の複数の配送トラックが、雪で通行止めになった高速道路や国道などで立ち往生。
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中央道談合坂サービスエリアなどでは、配送車の運転手が、立ち往生して動けない他の車のドライバーに、積んでいた食パンや菓子パンを無料で提供した・・。
運転手の機転のきいた判断に、数多くの感謝・称賛の声が寄せられているそうです。
この会社では、阪神大震災や東日本大震災などの教訓もあり、緊急時での食糧支援は会社の使命として行っているそうです。
ただ、特に独自判断で配布していいとした規定があるわけではないそうです。
配布についても配送のドライバーからの連絡を受け会社として了承したものだそう。
このパン会社だけでなく、他の各地でも、沿道の店などから食料の差し入れがあったり。
この国の人たちは、どうしてこんなに優しくなれるのでしょう。
やはり、この国は「和」の国。
人情に溢れた国。
そう、落語国と同じです。
目先の利益よりも、共に生きることを選ぶ。
「文七元結」の左官の長兵衛もそう、なけなしの米を隣の夫婦に譲ってあげて自分たちは芋を食べる八っつぁん夫婦もそう・・・。
「天災」は、誰のせいでもない。天災と喧嘩は出来ない。
落語からも教えられることがありました。
隣でなく、この国に生まれて良かった。

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