不孝者
東京落語会。
歌武蔵さんの「宗論」から聴きました。
歌之介さん、文治さんと、脂の乗った噺家さんの後、トリは圓窓師匠の「不孝者」。
喉の調子が良くないと仰りながら、ちょっと珍しい、最後は色っぽい噺をじっくり聴かせていただきました。
ふと、明日の本番を控えて、噺家さんの体調管理の大切さと言うか、重さを痛感しています。
サラリーマンなら、風邪で熱でも出たら、「今日は休むよ」で、ほとんど通ってしまいます。
しかし、看板を揚げているプロの噺家さんは、そういう訳にはいかない。
何かあってはいけない。
公演に穴を空けてはいけない。
いつもより慎重、かなり臆病になっている自分に気がつきました。
高座のプレッシャーはもとより、こんなプレッシャーもあるのを、改めて感じました。
いつもの店がネタが売り切れたと言うので、頓平師匠と、今日は自重しようかと、帰途につきました。
明日の今頃はお開きになっています。
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