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2013年12月16日 (月)

圓窓師匠「鼓ヶ滝」

「はしご落語会」のトリは勿論、師匠の「鼓ヶ滝」。
圓窓師匠「鼓ヶ滝」
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ご自身がプロデュースされたこともあり、この日の師匠は、前日の「東京落語会」で喉の調子が良くないと仰っていたとは思えず、また随分張り切っていらっしゃいました。
最初のご挨拶と、私の噺の後の講評と対談、さらに仲入り後の窓輝さんが出ようとすると、「ちょっとあたしが一言言うから」と、四人のお弟子さんの紹介をされたり、とてもパワフルでした。
 圓窓師匠「鼓ヶ滝」
そして、トリでの「鼓ヶ滝」も、フルバージョンで、たっぷり、じっくり語ってくださいました。
袖から拝見していて、上手く表現出来ませんが、師匠が語っておられる姿は、座布団の上ではなく、一体になって座布団の中にいる感じがしました。
間もなく高座生活55年をお迎えになる、その時間の尊さと重さを感じました。
終わって、着替えてしまっていた私と窓輝さんを舞台に呼んでくださり、並んで客席にお礼のご挨拶をして、緞帳を降ろしました。
師匠、貴重な経験をさせていただき、本当にありがとうございました。
勉強になりました。
・・・それから、ちょっぴり親孝行も出来ました。

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