米朝落語全集
上方落語のバイブル「米朝落語全集」(創元社)が33年ぶりに改訂されて刊行されるそうです。
人間国宝、文化勲章受章と、いまや落語界を代表する至宝となった桂米朝師。
自ら筆を執った『米朝落語全集 全七巻』(一九八〇〜八二年)の刊行から三三年の時を経て、新たに追加・発掘された口演記録・音源・資料から内容を増補し、造本・体裁・構成を一新して編む完全版。
改訂版は、自宅や在阪放送局で見つかった音源から活字化した初公開の噺も収録。
「大阪ことば」を大切に、本来の姿を浮き上がらせるよう、内容や表記の仕方、言葉遣いなども旧版から改めたそうです。
1980年発刊の旧版は「噺家の教科書」として愛用されてきた。
米朝師匠は、「米寿に際し、私の集大成を見ることができるやなんて、誠に有り難いかぎりです」などと序文を寄せているそうです。
落語162編(旧版134編)を50音順に収録予定で全8巻(各巻税抜き4500円)。
今月に1、2巻発売、来年1月以降毎月1巻刊行とのこと。
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