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2013年11月

2013年11月30日 (土)

霜月の落語徘徊

大変唐突ですが、石川さゆりが売れ出した時のヒット曲「津軽海峡冬景色」「能登半島」「暖流」を、三部作と呼びました。
一方、私はこの秋は、9・10・11月と、立て続けに3題のネタ下ろしに挑戦しました。
          (9月・千早亭)         (10月・三流亭)
nn深川三流亭のチラシ
「千早亭」・「三流亭」・「あおば亭」で。     ↓
千早亭永久・三流亭流三・金願亭乱志で。  
Fw: チラシ最終版(案)
噺3題は、「三味線栗毛」と「厩火事」と「抜け雀」・・・。
私の今年の"三部作"は、何とか形にはなりました。
それにしても、今月の「お江戸あおば亭」は楽しかった。
LLLL
LLLLLL
LLLLLL
LLLLいい顔
この下の2枚の写真、古狂師匠に撮っていただいたものですが、とても気に入りました。
まるで、橘蓮二さんか、横井洋司さん撮影かという・・・。
まずは、袖から高座へ向かうところ。
Fw: 乱志師匠ローカル写真
次は、扇子を前に置き、「結界」を作ってから、両手をついてお辞儀をしようとしているところ。
Fw: 乱志師匠ローカル写真
寄席・落語会通いは、3日に「お江戸あおば亭」と同じ会場で行われている「伝承話藝を聴く会」主催の「神田神保町文化寄席」だけ。
15日の東京落語会は、今月も欠席。
16日の学士会落語会も残念ながら欠席・・・。
神田神保町文化寄席神田神保町文化寄席
神田神保町文化寄席神田神保町文化寄席
ところで、歩き稽古で通った晩秋の都会の景色も美しかった。
歩き稽古
日比谷公園と皇居のお堀。
お堀端歩き稽古

22日に、アクセスが53万件に到達しました。
気がつけば、今年もあと1ヶ月を残すだけになりました。

「はしご落語会」のチケット

「はしご落語会」のチケットを、いつも応援してくれている叔父に郵送しました。
「はしご落語会」のチケット
長姉である私の母を自宅へ招待して、この落語会に連れて来てくれるそうです。
母に私の生の落語を聴いてもらうのは、今回が二度目です。
あまり親に見せるようなものでもありませんが。
チケットを師匠から求めましたが、師匠が「今度の公演成功させましょう。将来につながると思います」というコメントを同封してくださいました。
「将来につながる」って、どういう意図かは分かりませんが。

南大塚ホール

雑司が谷から都電荒川線に乗って大塚へ。
それにしても、都電は混雑していますね。
お年寄りばかりという感じ。
南大塚ホール
大塚に行ったのは、「はしご落語会」の会場の「南大塚ホール」の場所を確認しておきたかったから。
南大塚ホール
都電を降りて歩くこと5分足らずで、ありました、ありました。
南大塚ホール
と、驚いたのは、大きなポスター看板と、階段にペイントされた広告です。
私の名前も記されているではありませんか!
南大塚ホール
プレッシャー……。
知らないでいた方が良かったかも……。
南大塚ホール
ところで、帰宅したら、夜のテレビ東京の「アド街ック天国」が、偶然にも大塚の特集でした。

すすきみみずく

帰りに、案内処で「すすきみみずく」の絵本と、ケース入りの人形を買いました。
すすきみみずく
「すすきみみずく」の昔話をもう一度確認しておこうという訳で。
すすきみみずく
昔話「すすきみみずく」と師匠が創作された噺「鬼子母神 藪中の蕎麦」は、ちょうど「お初徳兵衛浮名桟橋」と「船徳」のような感じですね。
すすきみみずく
「鬼子母神 藪中の蕎麦」のイメージが湧いて来ました。
すすきみみずく

雑司が谷鬼子母神堂

雑司が谷鬼子母神堂。
雑司が谷鬼子母神
何度かお参りに来ていますから、何となくホッとします。
木魚の音が聞こえて来ます。
鬼子母神堂で手を合わせ、お題目を唱え、色々お願いをしました。
雑司が谷鬼子母神
札所で、ちょいと奮発して木箱入りの御守を頂戴しました。
噺が上手く行きますように。

鬼子母神駅界隈

新宿三丁目から地下鉄副都心線で雑司が谷へ。
雑司が谷駅の上は、「雑司が谷地域文化創造館」です。
3年前の夏、やはり師匠から声をかけていただき、「雑司が谷案内処」のオープン記念も兼ねた「第1回ワンコイン寄席」で、「子ほめ」を演らせていただいた所です。
そう言えば、その時に師匠が「鬼子母神 藪中の蕎麦」をお演りになったんです。
鬼子母神駅界隈
都電荒川線の鬼子母神前の踏切を渡り、鬼子母神の参道へ。
大門けやき並木は黄色く色づいています。
案内処はありましたが、蕎麦屋さんは見つかりませんでした。
鬼子母神駅界隈
そのかわり、参道に入る脇に、「ひなの郷」というたい焼き屋さんがありました。
確か、三遊亭好楽師匠の娘さんの店だったはず。
鬼子母神駅界隈
平和な休日のお昼時です。
鬼子母神駅界隈

紀伊國屋書店

新宿へは、「紀伊國屋寄席」のチケットを買いに。
紀伊國屋
以前は、新宿に勤務していましたから、このあたりはしょっちゅうブラブラしていましたが。
落語のCDやDVDが充実していた2階のミュージックテイトもなくなったし。
5階のキノチケットセンターで、大人1枚!
寄席だから、大人も子どももありませんが。
そういえば、同期の宝亭六方さんが、寄席で「男1枚」って買っていたなぁ。
ちょっと後ろですが、通路側の席を選びました。
仕事治めの後、1人で聴きに来ます。
今年の落語聴き納めです。
紀伊國屋
驚いたのは、6階にあったはずの落語本コーナーが、7階に移動していたこと。
色々迷いましたが、「こっちへお入り」という文庫本を買いました。

地下鉄のキャラクター?

虎ノ門から新宿に向かう途中、赤坂見附で銀座線から丸の内線へ乗り換え。
地下鉄のキャラクター?
丸の内線ホームには、映像のコマーシャルが流れています。
東京メトロのキャラクターは、この駅員さんかな?

上野駅散策?

ちょっと会社に顔を出そうと、途中の上野駅。
上野駅散策?
パンダもいるし、駅ナカは賑やかだし。上野駅散策?
いよいよ羽子板市の垂れ幕も下がったし。
上野駅散策?
何となくいつもより慌しくなった感じ。
今年もあと1ヶ月・・・。

一人酒盛

ちょっとやってみたい噺のひとつ。
http://ranshi2.way-nifty.com/blog/2012/07/post-7688.html
うまい酒を貰ったから一緒に飲もうと、留さんを呼びつけたのが飲ん兵衛の熊さん。
肴は何にも要らないが、格好がつかないからと、留さんに刺し身を買わせて漬物を出させて、燗の用意までさせた。
ちょっと一口試してみようと口を付けなが「飲み友達は沢山いるが、留さんが一番好きなんだよ、二人でじっくりやろうよ」
「そう言われると嬉しいねぇ、で旨いかい」
「飲んでる時にせっつくんじゃねぇよ、もう一本熱いのを取ってくれ」
しゃべりながら延々と一人で飲み続けた熊さんが気分よく酔って、留さんに何か歌えというが、素面じゃ歌えねぇ。だんだんぞんざいな口になり、終いに留さんを馬鹿呼ばわり。
とうとう留さんが一杯も飲まないうちに酒が無くなってしまった。留さんが怒って飛び出すと、近所のおかみさんが飛び込んで来て、どうしたんだい、喧嘩でもしたのかい。 
「留公なら放っときな酒癖が悪いんだから」
師匠は、地語りもなく、全て一人語りの演出で演っています。
技量が求められる噺ですが、チャレンジしてみたい。

末廣亭余一会

新宿末廣亭の「余一会」もいいなぁ・・。
12月29日(日)の昼・夜(入替え)。
前売り券は、夜はおそらく即完売だと思います。
昼は・・・、もしかするとゲット出来るかもしれない。
というより、演目は昼の方が好きですね。
正直なところ、「幽霊の辻」は、あまり好きではないし、ましてや歳末に聴きたいと思わないので。
前日の大手町落語会で、権太楼師匠もさん喬師匠も聴くし、翌日の紀伊國屋寄席に行けば、さん喬師匠が聴けるし。
昼は、聴きたい噺ばかりですから、行くのなら昼ですね。

電子メールで送信: yoichikai.jpg

電子メールで送信: hiru.jpg

電子メールで送信: yoru.jpg

乱志百態[舞台の袖編]

舞台の袖というより、会議室の入口なんですが。
こんな風に見えるんです。

通路の突き当たりの入口で椅子に座って、出囃子のCDを担当しています。
事前に、出演者から出囃子のリクエストを聞き、都度3枚組のCDディスクからピックアップして演奏しています。
例えば、友楽師匠は「野崎」、くるみさんは「ぎっちょんちょん」、蕪生師匠は「序の舞」、寝蔵師匠は「老松」・・・。
私は、師匠の「新曲浦島」・・・。
トリのぴん吉さんは、トリ専用の「中の舞」。
Fw: 乱志師匠ローカル写真
CDプレイヤーが慣れないので、なかなか操作に苦労します。
その挙句が、古狂師匠の踊り「奴さん」での大失態・・・。
男踊りから女踊りに移るところで、なにを勘違いしたか、停止ボタンを押してしまったのです。
Fw: 乱志師匠ローカル写真
古狂師匠は、ガクッ・・・、客席は大笑い。
「すみませ~ん。ちょっと待ってください」とは言ったものの、CDはテープのような早送りや巻き戻しが出来ませんから、結局また最初から踊っていただくことに・・・。
実は、10月の「深川三流亭」でも、ワッフルさんと鶴女さんの踊りのCD操作を誤った"前科"があるんです・・・。
「かえって客席が沸いたし、わたしも余計に踊れたから」と、笑ってくださいましたが。
申し訳ありませんでした。
Fw: 乱志師匠ローカル写真
その袖から、出て行くところ。
この写真、物凄く気に入っています。
「男の背中」って言うか、どこか哀愁(悪臭ではありません)があると思いませんか?
それに、メガネ越しに私の出を見送る、後半のCD担当のぽんぽこさんのシルエットが可愛いでしょ。

2013年11月29日 (金)

年末の支度?

上野駅の中央改札口の前に、大きなクリスマスツリーが飾られました。
年末の支度?
東北、上野。ツリーにこめた思いはひとつ。
間もなく、あの「3.11」から1000日が経とうとしています。
が、まだまだ震災の傷は癒えていないから。

紀伊國屋寄席

年忘れは、やはり「紀伊國屋寄席」にしようかなぁ・・。
いつものように、12月30日(月)。
会社で年末の打上げをやってから行くというパターン?
電子メールで送信: yosebn12-thumb-573x142-28125.jpg
yose2013.12.bmp

さん喬師匠の「掛取万歳」で年越しですか。
   電子メールで送信: hallphoto2-1-thumb-300x238-21825.jpg
行こうかな・・・・。

鬼子母神 藪中の蕎麦

雑司が谷の鬼子母神にちなんで、こんな昔話があります。
http://www.kishimojin.jp/story/story_01.html
昔むかし、貧しさゆえに病気の母親の薬を買えなかった娘が鬼子母神に祈ったところ、夢の中に鬼子母神が現れて、「ススキの穂でみみずくを作り、それを売って薬代にしなさい」と告げた・・・・。
娘がその通りにしたところ、みみずくは飛ぶように売れ、そのおかげで薬を買うことが出来たという。

師匠が創作された「鬼子母神 藪中の蕎麦」は、この昔話がベースになっています。
「鬼子母神」・「みみずく」・「蕎麦」の三題噺のように。
電子メールで送信: 「すすきみみずく」の検索結果 - Yahoo!検索(画像).jpg
これを、12月14日「はしご落語会」でやろうという・・・。
鬼子母神の参道の脇にある蕎麦屋(藪中蕎麦)の常連の辰つぁん。
一人息子が熱を出して心配していると、蕎麦屋の主が「帰りに鬼子母神様にお願いするといい」と言われる。
店で酒を飲みながら聞いていた源さんが、酔っ払って「そりゃあ親が悪い。俺なんぞは子どもが7人もいるが、病気・怪我など一度もない」と絡む。
翌日、辰つぁんが、鬼子母神にお願いした帰ったら熱が下がっていたと、報告にやって来た。
二人が喜んでいると、源さんが暗い顔をしてやって来て、末っ子が熱を出してしまったと言う。
二人は、鬼子母神に祈願するよう勧める。
その翌日、源さんが鬼子母神のおかげで、熱が下がったと喜んで報告に来た。
するとそこへ小さな女の子がやって来て、おっ母さんに蕎麦を食べさせたいが、お金が足りないと言う。
女の子の身の上を聞くと、父親は仕事の怪我が元で死んでしまい、母親は病気で寝たきりなので、近所の家のお手伝いやおつかいをしたりして、食べていると・・・。
鬼子母神に祈願したら、夢の中に鬼子母神が現れて、「ススキの穂でみみずくを作って、参道で売ってごらん」と告げられる。
女の子は早速みみずくを作って参道で売ったが、悪い大人にみみずくを壊されてしまう。
母親が蕎麦が食べたいと言っていたので、このみみずくを売ったお金で蕎麦を買って帰ろうとしていたのに・・・。
これを聞いた源さんは、壊れたみみずくを直してやり、これから毎日売れ残ったらオジサンが買ってやるから、ここへ持っておいでと言う。
蕎麦も、いつでもオジサンのつけで食べていいよと言って、おっ母さんの分の蕎麦を持たせて帰した・・・。
主は「源さんは、いい鬼子母神になったね」と、鬼子母神が良い神になった由来の話をする。

その昔、鬼子母神はインドで訶梨帝母(カリテイモ)とよばれ、王舎城(オウシャジョウ)の夜叉神の娘で、嫁して多くの子供を産みました。
しかしその性質は暴虐この上なく、近隣の幼児をとって食べるので、人々から恐れ憎まれました。
電子メールで送信: kishimojin_smile.jpg電子メールで送信: yjimage.jpg
お釈迦様は、その過ちから帝母を救うことを考えられ、その末の子を隠してしまいました。
その時の帝母の嘆き悲しむ様は限りなく、お釈迦様は、「千人のうちの一子を失うもかくの如し。いわんや人の一子を食らうとき、その父母の嘆きやいかん」と戒めました。
そこで帝母ははじめて今までの過ちを悟り、お釈迦様に帰依し、その後安産・子育の神となることを誓い、人々に尊崇されるようになったとされています。
人々は、「もう鬼ではない」ということで、鬼子母神の「鬼」の一番上の「’(角・つの)」を取って書くようになりました。
「ほら、源さんも良い鬼子母神になったじゃないか」
「いや、俺には元々角(つの)なんかありゃしないよ。ちょっとトンガっていたけどね。」
「源さんそれだよ。お前はね、角(かど)が取れて丸くなったんだよ。」

長講でもなく、とても良い噺です。
ちょっと涙を誘う部分もありますから。

企業の矜持・品性

昔、喫茶店のジュースやパフェなどに使っているチェリーは、食べない方がいいと言われていました。
チェリーを食べる人は少ないので、繰り返して使っていると、公然に語られていました。
http://www.wako-group.co.jp/info/detail/corporate/448
トンカツ店チェーン「和幸商事」が運営する「恵亭松屋銀座店」で、急に食材が足りなくなった時に、客が残したキャベツやお新香を使い回していたことがわかったそうです。
この店では、トンカツなどメーン料理とは別に、キャベツとお新香を専用の大皿や小鉢で「取り放題」として提供していたそうで、客が手を付けなかったキャベツなどを再利用しないよう指導していたが、再度盛りつけをして客に出していたことが何度もあったということです。
サービスだとか、お客さま満足だとか言いながら、結局自分たちの論理で、しかも一番重要な衛生を無視するスタンス。
ラーメン屋で、客が残したスープを別の客に使いますか?
落語にも「酢豆腐」や「ちりとてちん」という噺がありますが、これは洒落の世界です。
しかし、これは、現場がどうこうということではなく、企業の品性そのものだと思います。
「和幸」の店には何度も行って食べたことがありますが・・。
矜持だとかプライドというものはないのでしょうか?
企業倫理に欠ける組織は、即座に"退場"すべきでしょう。
させられるでしょう。

地震とコートのこと

夜中に地震がありましたよね。確か・・・。
真夜中でしたから、記憶が曖昧で、夢か現かという感じ。
「あぁぁ、揺れているなぁ」と思いながら眠っていたようです。
朝のニュースでは、震度3ぐらいだったと言っていましたが、これぐらいではそう驚かなくなりました。
ただし、油断は絶対に禁物です。
寒くなりました。
大阪や四国の松山で初雪が観測されたそうです。
11月中の初雪なんて、あまり聞きません。
いよいよ寒くなりました。
東京も朝晩は冷えて来ましたので、今日からコートを着て出勤しました。
以前は、年内は我慢をしてコートを着ないでいましたが、最近は歳も考えて、無理したり、見栄を張ったりしないことにしました。
それにしても、1ヶ月前まで、クールビズなどと言って、汗だくだったのに・・・。
実は、コートを着たくない理由は、寄席や落語会に行って、とても邪魔になるからなんです。
座席に座り、膝の上にコートをたたんで置くのが煩わしくて、なるべくコートは着ないでいました。
尤も、最近は、寄席や落語会に行くのが月に1・2度ぐらいの頻度ですから、着るのが無難でしょう。
最盛期は2日に1度は寄席や落語会通いをしていましたから、冬場は本当にコートが邪魔だったんです。
でも、コートは暖かいですね。

乱志百態[楽屋編]

恋し家古狂師匠撮影の楽屋景色です。
Fw: 乱志師匠ローカル写真
楽屋では、トリのぴん吉さんと私の2人だけが残り、くだらないお喋りをしながら着物に着替えています。
mm
ぴん吉さん、初めてのトリということで、かなり緊張していますので、わざといじったりして・・・。
上の写真の左側には、立派な裸のぴん吉さんが映っているのですが・・・、想像してください。
Fw: 乱志師匠ローカル写真楽屋が広いので助かりました。

またまた嬉しいコメント

東京育ちで、歌舞伎や落語が好きで、ご自身も小さい頃には日本舞踊を習った経験がおありだという方のコメントです。
LLLL
LLLLLL
皆様あまりにも素晴らしい高座で正直、びっくりしました。
大学の落研で、たまにすごい人が出現しますが、円熟した人生が重なって、皆様それぞれにいきいきとされてました。
江戸ことばは、なんとも味わい深くやっぱりいいですね。
久しぶりに堪能しました。
LLLLいい顔
LLLLLL
さぁ・・・どうしますか、出演者の皆さん。

多趣多芸多才・・・

それにしても、普段は何をやっているんでしょう・・・。
恋し家古狂師匠の踊り・・・。
私が、CD操作を誤って、とんだ大失態をやらかしました。
それでも、楽しそうに、優雅に踊ってくださいました。
申し訳ありません。
多芸
落語会の開口一番の頓平師匠の「青葉もゆるこのみちのく」の出囃子は、蕪生師匠の生演奏でした。
東北大学の学生歌など、生の三味線ではなかなか聴けないものですから、それもとても良かった。
さらに、三味線を弾きながら歌うというのは、ハーモニカを吹きながら喋るように、とても難しいと思いますが、「ぎっちょんちょん」や「木遣くずし」など、自慢の喉を聴かせていただきました。
多芸
これはもうくるみさんお得意の・・・。
でも今日はちょっと、すだれが・・。元へと戻す、元へと戻す・・。
あっ、さて、あ、さて、・・・さては南京玉すだれ。
多芸
お客さまに喜んでいただきました。

2013年11月28日 (木)

大手町落語会

11月3日のブログで「行きたいなぁ」と叫んでいた落語会。
http://ranshi2.way-nifty.com/blog/2013/11/post-3cc8.html
電子メールで送信: L034181-0002-001.jpg
年末にはゆっくりどこかで聴きたいなぁと、チケットを購入しました。
落語会のチケットを、チケットぴあで買うのは久しぶり。
今年の笑い納めかな?
それとも、30日の「紀伊國屋寄席」にも行こうか・・・。

二つ目昇進

来年6月のことですが、落語協会で二つ目昇進決定の話。
柳家まめ緑(花緑門下)・古今亭きょう介(志ん橋門下)・春風亭一力(一朝門下)・古今亭半輔(志ん輔門下)の4人。
最近あまり寄席に行かないので、一力さんを聴いたことがあるかなぁ・・ぐらいですが、頑張って欲しいものです。
・・・三遊亭がいませんね・・・。
http://rakugo-kyokai.or.jp/Performers/Details/b845824a-5db9-47e5-9b4a-b2426a520722
http://rakugo-kyokai.or.jp/Performers/Details/fda31b93-a399-4ba3-911a-473bbba0396f
http://rakugo-kyokai.or.jp/Performers/Details/c4bb8dd6-6e5a-4996-9e7b-102a49b0aee0
http://rakugo-kyokai.or.jp/Performers/Details/4dd49a7f-ba7c-4b5b-afc6-1e31cf31899e
まめ緑さんて、女性なんですね。

乱志百態[高座編]

恋し家古狂師匠が、とても素敵な写真を撮ってくださいました。
アングルを変えて、普段なかなか見られないシーンです。
まず気に入ったのは、袖から高座に向かって出て行くところ。
お客さまの目に、私の姿が最初に映る瞬間です。
そして、一番緊張している瞬間でもあります。
この後姿、なかなか決まっていますよね。
Fw: 乱志師匠ローカル写真
特設の高座ですから、恐る恐る上がって、着物の裾を整えながら座布団に座ろうとしているところです。
こういう時の仕草が、もっとさりげなく、優雅に出来るようになりたいものです。
Fw: 乱志師匠ローカル写真
扇子を前に置き、「結界」を作ってから両手をついてお辞儀をしようとしているところです。
羽織を着て、結界を作るのは、能狂言や歌舞伎と同様、正式な"儀式"です。
結界とは、聖なる領域と俗なる領域を分け、秩序を維持するために区域を限ることを言い、座は高いけれども、お客さまのいる聖なる場所から区切られた、俗なる場所で起こることを見ていただきますということです。
(別の世界で起こっていることと、お許しをいただくということ。)
Fw: 乱志師匠ローカル写真
私は、深々とお辞儀をすることにしています。
暫く、貴重なお時間を頂戴するという気持ちを込めているつもりです。
Fw: 乱志師匠ローカル写真
正式な挨拶が済みましたから、噺を始めてここからは、羽織を脱いでも良いことになります。
マクラは、あまり長くならないように、今回は言葉の意味から落語のオチに繋げ、新しいオチで演ることを、暗に仕込むことにしました。
Fw: 乱志師匠ローカル写真
今回は、登場人物に侍が出てくるのと、その侍が黒羽二重を着ているという説明もしますので、最後まで羽織は脱がずに演じました。
(色々考えているんです。)
Fw: 乱志師匠ローカル写真
写真を撮影をしてくださった恋し家古狂師匠が、「乱志さん芸は、2Dから3D演出になり、抜け雀はまさに奥行が出て素晴らしい!」と褒めてくださいました。
絵を描くシーン2ヶ所は、師匠の高座本では地語りになっていましたが、無言の仕草での演出にしてみました。
Fw: 乱志師匠ローカル写真
自分としては出来は、???ではありますが、何とかなったのかなという感じはしています。
そして、座布団を返して、高座を下りて、トリのぴん吉さんのめくりをめくります。
Fw: 乱志師匠ローカル写真
お客さまには、長時間のお付き合い、ありがとうございました。
古狂師匠、お心遣いありがとうございます。

How many "いい顔"!

郷ひろみの歌ではありませんが。
どうです。
出演者の、恍惚とした?このいい顔・顔・顔・・・・。
いい顔いい顔
いい顔
いい顔いい顔
いい顔
いい顔いい顔
mmmm
mm
写真は、金縁亭新生師匠に撮影していただいたものです。
ありがとうございます。

2013年11月27日 (水)

北千住

自称「金願亭乱志後援会長」の「Ⅰ」さんと、いつもの北千住で。
北千住
夜はさすがに寒くなります。
北千住
先日の「お江戸あおば亭」の感想・批評を傾聴。
「主、わしは親不孝だ。医者の親を藪(ヤブ)にした」のオチは、良かったという感想。
それから、12月14日の「はしご落語会」の話題。
「とうとう有料の落語会でプロと共演か・・・、こっちの(聴く)方が緊張してしまう」と言いながら、聴きに来てくれる様子。

今さら・・・

下卑た勘ぐりはしたくありませんが、今さら・・という気はします。

芸能活動を休止していた桜田淳子が一夜限りのファン感謝イベントを開き、約22年ぶりにステージ復帰したそうです。
ファン感謝って、まだいるんですね。
歌手活動40周年のベストアルバム「Thanks40~青い鳥たちへ」の発売を記念したものだそうで、冒頭から「追いかけてヨコハマ」「しあわせ芝居」など3曲を披露。
「皆さまお久しぶりでございます。桜田淳子でございます。久しぶりに自分の口から言いました。40周年ですよ。20年お休みしていたのにおこがましくも」と・・・。
花の中三トリオ(古いですね)では、私はどちらかと言えば桜田派だったんですが・・・。
とは言え、特にアイドルや美人系の女優さんは、老いてからあまり出てきて欲しくないと思います。
そういう意味では、原節子や山口百恵などは立派ですね。

老舗・名店って・・?

京都の料亭「京都吉兆」は、デパートのカタログギフトなどを通じて販売した「ローストビーフ」に結着剤で固めたブロック肉を使っていたそうです。
こうした手法は食品衛生法で認められておらず、京都吉兆は、販売した商品の自主回収を始めましたということですが・・・。
しかも、そんな代物をカタログでは、「京都牛ロースト」と表示していたというのですから、千年の都も舐められたものですね。
何年か前は、「船場吉兆」でしたよね。
結局、何も危機感や「心」はないんですね。
先月の奈良のミシュランの宿もしかり、今度の吉兆もしかり、偉そうなことを言うな!です。
消費者は、もっと怒るべきだと思います。
「裸の王様」の群衆(衆愚)にならず、正直な少年になりましょう。

写真でアンコール

「第6回お江戸あおば亭」を写真で振り返ります。
一連の写真を撮影してくださっているのは、恋し家古狂師匠と金縁亭新生師匠です。
いつも本当にありがとうございます。
Photo_5
杜の家頓平師匠は十八番の「鼓ヶ滝」。
写真でアンコール
談亭志ん志師匠は、さらりと新しいオチで「粗忽長屋」。
写真でアンコール
踊りも鮮やか恋し家古狂師匠は爆笑「宗論」。
写真でアンコール
社会人1年生の井の線亭ぽんぽこさんは「青菜」。
写真でアンコール
仙台からの使者桂友楽師匠の自作「支倉常長伝」。
写真でアンコール
あっ、間違えました。
写真でアンコールお仲ぁぁ入りぃぃぃ
食いつきはインターナショナル愛し亭朝大師匠の「松山鏡」。
写真でアンコール
翌日は和太鼓のお座敷、喰亭寝蔵師匠の「かたきの首」。
写真でアンコール
三味線と俗曲もお見事、南亭蕪生師匠「千早振る」。
写真でアンコール
南京玉すだれも慣れたもの、杜の家くるみさんの「長短」。
写真でアンコール
何か難しい顔をしていますが金願亭乱志「抜け雀」。
写真でアンコール
いよっ若旦那立派なトリ、賀千家ぴん吉さん「出来心」。
・・・という訳で。
しかし、確かにみんな楽しそうですね。

2013年11月26日 (火)

体験型ギフト「落語」

以前にも触れましたが、誕生日プレゼントや結婚祝いに、一風変わった「体験型ギフト」を選ぶ人が増えつつあるそうです。
週刊朝日で見つけた、そんな「体験型ギフト」の特別版「プロの落語家に弟子入り」の3日間の体験に、朝日の記者が挑戦した話。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20131119-00000001-sasahi-life
初日は東京・浅草の小さな寄席で、江戸古典落語で定評がある古今亭志ん輔師匠に「やん八」という名を授かり、人間に生まれ変わりたがっていた白い犬が夢をかなえたものの、つい犬の習性が出てしまう「元犬」という演目を挑戦することに決めた。
不安いっぱいで迎えた2日目。
「覚えようとしなくてもいいから、おなかから声を出して2回読んで」と師匠に言われるがまま、紙を見ながら大声を出す。
「じゃあ一人ずつ高座でやってください。恥をかきつつ、やりながら覚えていくのが一番ですから」
無理!という心の叫びも空しく、記者の番が回ってきた。
高座の座布団に腰を下ろすと、スポットライトが眩しくてクラクラする。
他の弟子たちの視線を浴びながら、断片的な記憶を頼りに言葉を絞り出す。
だが、なかなか台詞が出てこない。目が泳ぐ。
「あ~、え~」を連呼して言葉をつなごうとすると、
「あ~、え~、はなし。目をキョロキョロしない!」
師匠の声が轟く。早く終わらせようと焦ってしゃべるほど言葉に詰まり、またも師匠の声が飛んでくる。
「早く終わらせようと思ってもだめ。恥ずかしくても、焦っても、一つずつ丁寧に。着実に重ねて先に進むしかないんだから!」
落語指導のはずが、落ち着きのない性分を見抜かれているかのような指摘だ。
さらには笑わせる部分で緊張が高まり、必ず同じところで台詞がつっかえる。
師匠が言う。
「『その下駄貸してあげるから』の後、ひと呼吸入れずにぐっと詰めて客を引きつけておいて、左から右に走るシロを目と指先で追いながら、一気に『下駄くわえて駆け出すんじゃないよって~っ!』って言う!」
どこで力を込めて間を詰め、どこで流れるように語るのか。
客から笑いを引き出すために、緻密に組み立てられた話芸の神髄を垣間見る思いがした。
名人の軽妙な技の裏に、こんな計算が潜んでいたのか。
高座に上がって師匠に稽古を付けてもらうこと3回、だんだん自分なりの感覚をつかめてきた。
客席から笑いが起きると、かすかな喜びさえ感じる。
つい数時間前まで怖じ気づいていたのが、うそのようだ。
帰り道でも帰宅後も、猛練習した。一字一句正確には言えなくても、自分の小さな成長を実感できる。
かすかな光が見え始めた。
そして、いよいよ最終日。
「まずは形から」と着物姿で浅草へ向かった。
「完璧を目指さなくてもいい。その場しのぎではなく、今やれることを100%出し切ってほしい」
師匠の激励に気が引き締まる。
自主練習では細かく書き込みを加えたノートを手に声を出す人、扇子のしぐさを練習する人、各自が自分と向き合っていた。
そのとき、記者に落とし穴が待っていた。
今回は取材を兼ねていたため、師匠にインタビューをした途端、頭の中は白紙に戻り、高揚感がうそのように消えたのだ。
たった40分、仕事モードに切り替えただけなのに。
発表会タイムになっても気持ちは焦るだけ。
高座に上がっても早く終わらせたい一心で、それが更なるグダグダを呼ぶ悪循環。
昨晩の手ごたえは幻? 
客席で見守る仲間たちの視線がつらく、一度萎えた気持ちは取り戻せなかった。
こうして高座デビューは無残な結果となり、楽しさより苦さだけが残った。
「ヤケのやんパチ」気質を、師匠に初日時点で見抜かれていたことを思い知らされた。
落語とは江戸の庶民の軽妙な掛け合いや義理人情を巧みに演じ分け、聞き手を引き込む芸だ。
話術に長けたプロに、人間観察はお手の物なのだろう。
終了後、他の弟子たちは「高座でしゃべっているときはすごく気持ち良く、ウケるともっと気分が良かった」(30代男性)などと口々に快感を語った。
・・・・そうなんです。
そうやって、だんだん中毒症状が出て来るんです。

紅白歌合戦

何故かいつまでも出ている人と、訳の分からない人が出て、中庸な人が出ない番組になってしまいました。
自分で言っていて、中庸っていうのがよく分かりませんが。
世の中が多様化して来て、みんながそれなりに満足するようにと考えると、刺身にヨーグルトをかけて、ご飯にコーラをかけて、コーヒーに醤油をたらすような、グチャグチャメニューになってしまうのかな。
 紅白歌合戦
面白かろうが、面白くなかろうが、大晦日なんていうのは暇ですから、どうしても視聴してしまうというのが本音でしょう。
尤も、もうテレビという時代でもありませんね。
世には出なくても、歌の上手い人や素晴らしい楽曲は数多あるし。
早めに風呂に入って、夕食を食べて、大河ドラマの総集編とレコード大賞をチャンネルを交互に変えながら視て、紅白歌合戦をみかんを食べながら楽しんで、ゆく年くる年でお寺の鐘の音を聞いて、「新年おめでとう」と家族に言って寝る・・・。
そんな時代がありました。
私が一番印象に残っているのは、小学生の低学年の頃、男装の袴姿の美空ひばりが「柔」を歌い終わったところで、芸者に扮した江利チエミが出てきて舞台の袖に入って行くシーンです。
ひばりさんの凛々しさとチエミさんの艶っぽさに胸がときめきました。
実に、ませた子どもだったんです。
まわるぅまわるよ時代はまわるぅ・・・・。

東京かわら版

12月14日のところに「南大塚ホール落語会特別公演"三遊亭円窓はしご落語会"」が紹介され、出演者が「三遊亭円窓、三遊亭窓輝、」とありました。
皆さん、この「他」というのが、私「千早亭永久」です
          東京かわら版
さらに75ページの「話題の演芸会PICK UP」というところに、この落語会が紹介されています。
豊島区千早在住の円窓がプロデュースする豊島区民のための豊島区民による会。
円窓一門が出演のほか、門下生による豊島区を舞台にした落語も。
落語文化普及のために熱意を注ぐ指導者としての円窓の一面も垣間見られるはず。

・・・じぇじぇじぇ・・・。
アンダーラインは私とワッフルさんのこと・・・。
三遊亭圓窓「はしご落語会」
そう言えば、師匠から「頑張りましょう、きっと将来につながるから・・」というコメントをいただいたのですが・・・。
「将来につながる」と言うのは・・・?

さのまるくん

ゆるキャラのコンテストみたいなものがあったようで。
さのまるくん
優勝したのが、栃木県佐野市の「さのまる」だそうです。
厄除大師とラーメンで有名な。
帽子はラーメン丼です。
中には気味が悪いキャラもありますが、この子は可愛くていいです。

2013年11月25日 (月)

嬉しいコメント

「お江戸あおば亭」にご来場された方から、とても嬉しいコメントをいただきました。
Photo_5
皆様とてもお上手で、どの噺も堪能しました。
皆様、落語が大好きで、心から楽しんでおられる様子や、「皆様がとっても仲が良い」という様子がひしひしと伝わってきて、あの場にいるだけで、私も温かい気持ちになりました。
個人的に褒められるのも嬉しいですが、落語会全体のお褒めは嬉しいですね。
そう言えば、古狂師匠のご贔屓で、教育関係にお詳しいという方も、角度の違う観点でコメントしてくださったそうです。
皆さんを引き込む力はすごい。
噺家のみなさんがプロ教師の元祖ではないかと思い始めました。
教育を生業とする人達は、もっともっと噺家の皆さんの、識見・話芸の勉強をしなければならないですね・・・。

うわぁぁ、物凄い。
いいえ、とんでもありません。
噺家さんが先生の元祖なんていうことはありません、だって先生の方が"先"に"生"まれているんですから・・・。

似顔絵アンコール

三山亭多楽師匠に描いていただいた「お江戸あおば亭」。
全員勢ぞろいでご紹介させていただきます。
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Fw: 東北大学落研晴坊会ML[07065] 似顔絵2
ありがとうございました。

ご贔屓から

ご来場くださった方から、素敵な手拭いをいただきました。
ご贔屓
富士山と東北の3種類の駒玩具をモチーフにしたものです。
八幡馬・三春駒・木ノ下駒、先日南部馬と三春駒のことを話題にしたばかりでした。
次に「三味線栗毛」をやる時に、使わせてもらおうと思います。
ありがとうございます。

優勝パレード

楽天の優勝パレード。
優勝パレード
創設9年目で初の日本一に輝いた東北楽天ゴールデンイーグルスの優勝パレードが、仙台市の東二番丁通で行われたそうです。
沿道には約21万4000人 (主催者発表)が詰めかけたそうです。
お金は集まっているのかなぁ…?
心配・・・。
「おめでとう」ではなく、お互いに「ありがとう」でしたね。

2013年11月24日 (日)

ラジオ寄席

今夜は、三代目三遊亭金馬師匠の特集です。
今朝も蔵前駕籠を聴きましたが。
 ◇ 高田馬場    三遊亭金馬
 ◇ 死神       三遊亭金馬
音源は、昭和36年と34年で、50年以上も前のものです。
放送局は、このあたりの音源が豊富なんですね。
その時に売れていたのが、金馬、柳好、円歌という噺家さん。
だから、この手の番組では、露出が多くなるんですね。

喪中はがき

喪中はがきの宛名書きをしました。
喪中はがき父が亡くなって9ヶ月。
この季節、逆に何通もの喪中はがきが届きます。
9月に急逝した同期の奥さんからは、かなり早く届きました。
まだ、彼の死が信じられません。
私と同様、親の喪中が多いです。
70歳代だと、まだまだお若いのに、という感じです。

賀千家ぴん吉さん

トリ・賀千家ぴん吉「出来心」。
賀千家ぴん吉さん
とても緊張したことと思いますが、立派にトリを勤めてくれました。
トリの経験がほとんどないと言うことでしたから。
寄席でもないし、プロでもありませんが、やはりトリと言うのは緊張します。
「終わり良ければ全て良し」という感覚は、お客さまにもあります。
したがって、もし終わりが良くなければ、会全体が良くないイメージに感じられるのではという恐怖感が・・・。

堂々として、お見事でした。
ぴん吉さん、大変お疲れさまでした。ありがとう。

金願亭乱志

金願亭乱志「抜け雀」。
金願亭乱志
ご贔屓が色々気を遣ってくださって、「良かったよ」などと言ってはくださいますが、やはり今一つ満足感がありません。
今までで一番良かったなんて、まことに光栄なコメントもあって、でも「こんな出来で一番なら、今までが良くなかったと言うことか」…、なんて考え込んだりして。
どうやら笑いのある噺の方が評判が良いのではと思い始めました。
これからは、滑稽噺にもチャレンジしてみようか…。
mm
高座の上手の最前列で、何かメモをしている人がいて、実はとても気になっていました。
私が台詞を言う度に何か書き込んでいる…。
何を書いているんだろう・・・、どんなことを書いているんだろう・・・?
後で、三山亭多楽師匠が、似顔絵を描いてくださっていたと知って、ホッとしました。
近眼で乱視の金願亭乱志ですから、良く見えなかったんです。

杜の家くるみさん

紅一点・杜の家くるみ「長短」と南京玉すだれ。
杜の家くるみさん
我々のマドンナ、高座の紅一点。
雰囲気と力量と場慣れの三拍子が揃っている、欠くべからざる存在。
寄席文字の素敵な名刺をいただきました。
同年輩の女性の方が、こんなコメントをしてくださいました。
mm
杜の家くるみさんの落語はいつか聴いてみたいと思っていたので、念願が叶いました。
あの表情の変化、本当に上手いです。
「照れ」が全くなく、人前にあの顔を晒せる?なんて、半端じゃないと思いました。
○○歳とのことですが、年齢に関係ないかわいさがあって、くるみさんが老人ホームなどを訪ねたら、本当に「かわいい娘が来てくれた」と喜ばれるでしょうね。
落語も南京玉すだれも、好きで楽しんで演っていることが伝わって来ました。

南亭蕪生師匠

粋人・南亭蕪生「千早振る」と俗曲。
南亭蕪生師匠
今回は、三味線を持ち込んで、まずは冒頭の頓平師匠の出囃子で「あおばもゆるこのみちのく」 を生で演奏していただきました。
「千早振る」もさらりとこなして、噺の後には、三味線に自慢の喉もご披露いただきました。
「木遣くずし」なんて、いいですよね。

噺は、瀧川鯉昇師匠の軽くて爆笑のものを参考にされたそうです。
私の持ちネタでもありますので、興味深く聴かせていただきました。
寝蔵師匠は太鼓、蕪生師匠と今日は出ませんでしたが笑児さんは三味線。
芸達者が多いんです。
それに比べて、私の芸のないこと・・・。

喰亭寝蔵師匠

説明は要らない名人・喰亭寝蔵「かたきの首」。
喰亭寝蔵師匠
「かたきの首」は、星新一作で、かつて柳家小三治師匠がお演りになった噺だそうです。
寝蔵師匠は、学生時代の持ちネタで、50周年記念落語会の時もお演りになっている、言わば寝蔵師匠の十八番のひとつです。
観客が聴き入り、演者が楽しそうに語り込む。
とても快適な"寝蔵空間"が出来上がっています。

今日は、この会が終わると新潟へとんぼ返り、明日はもう一つの趣味の和太鼓の会があるそうです。

愛し亭朝大師匠

国際派・愛し亭朝大「松山鏡」。
愛し亭朝大師匠
仲入り後の食いつきは、愛し亭朝大師匠の「松山鏡」。
実は、朝大師匠のこの噺は、英語バージョンがあるそうで、新年には、タイで落語会を開くそうです。

とにかく、年齢を感じさせない、精力的な活動ぶりには敬服します。
「要亭長矢」として、千早亭の姉妹連の会長でもあり、お互いに切磋琢磨しています。

桂友楽師匠

職人・桂友楽「支倉常長伝」。
桂友楽師匠
本日、最もアカデミックな噺です。
伊達藩の遣欧使節400周年にちなんで、友楽師匠が創作された噺です。
大変長い噺だということですが、今回は30分でお願いしました。
支倉常長の生涯や当時の伊達藩や幕府の状況を調べて、6年間温めて来た作品だそうです。

地元に密着して活躍されているのが、とても羨ましく思います。

井の線亭ぽんぽこさん

井の線亭ぽんぽこ「青菜」。
井の線亭ぽんぽこさん
最若手、新潟南魚沼から来てくれたぽんぽこさん。
ぽんぽこさんもとにかく落語好きですね。
季節外れな噺だと苦笑いをしながら、楽しそうに高座を勤めてくれました。
これまたお客さまをぐっと掴んでいました。
打ち上げの時、近いうちにトリを取ってよとお願いをしておきました。
何をやってくれるか・・・、楽しみです。
大事な若手です。

恋し家古狂師匠

恋し家古狂「宗論」と踊り。
恋し家古狂師匠
古狂師匠は「宗論」。
この噺は、ストーリーではなく、お喋りで笑わせる噺ですから、とても難しい。
マクラからよく受けていました。
きっと快感でノリノリだったと思います。
とにかく見た目も、芸風も若い!
噺の後で、奴さんを踊られたのですが、音響担当の私が、曲の途中で停止ボタンを押してしまうという大失態。
また始めから踊り直してもらうことになってしまいました。
客席は大受けでしたが、古狂師匠にはせっかくの踊りに水をさしてしまいました。
申し訳ありません。

談亭志ん志師匠

達人・談亭志ん志「粗忽長屋」。
談亭志ん志師匠
早くも登場達人・談亭志ん志師匠。
総会や落語会の事前準備は、志ん志師匠がやってくださり、とにかくマメで行き届いていました。
本当にありがとうございます。
噺の方は、志ん志フリークの期待に十分応えた志ん志節です。
とにかく、私の知人にも志ん志ファンが多いんです。
そして、「…抱いている俺は一体誰なんだ?]でオチにしないで、林家たい平さんのパターンを採り入れたものでした。
カラオケはムード歌謡系でした。

杜の家頓平師匠

初代・杜の家頓平「鼓ヶ滝」。
杜の家頓平師匠
今回の落語会で、東大落語会の「三山亭多楽」師匠が、出演者全員の似顔絵を、会場で聴きながら描いてくださいました。
相変わらずお見事な筆さばきです。
それぞれの似顔絵を付けて、順を追って、熱い・楽しい高座をご紹介して行きます。
まずは、会長の重任から解放された頓平師匠。
会長としてのご挨拶もしていただきました。
「鼓ヶ滝」は、落語っ連で三流亭仙三として2演目目の噺です。
優しい口調が、この噺にぴったりですね。
落研の高座に上がるのは、それこそ50年ぶりに近いかもしれないと言うことです。
この噺は、師匠から指南を受けている人たちの中でも非常に人気の噺です。
それにしても頓平師匠、舞台度胸は抜群ですね

ご贔屓のコメント

ご贔屓の方々からいただいたコメントで、"褒められたところだけ"ご紹介します。
皆さんに、鋭い批評をいただいて、励みになります。
ご贔屓のコメント
(^o^)
いつもとちがう"話風"でしたが、素直に楽しかったです。
目の動きで、そこに衝立が見えました。
筆(扇子)の動きで、竹を描いているのがわかりました。
見せる力を重視している乱志さんならではだと思いました。
それから、すごくいいオチでした。
締めがビシッと決まっていました。
笑いがある噺に、プラス演技力で最強でした。
(^^)/
ブログの話と違っていました。
稽古不足なんて全然感じさせないです。
父親が衝立に竹を描くところ、それを眺めるところの目線がとても上手いと思いました。
「趣きもあるけど、傾きもある」は、志の輔さんの音源ですよね。
(*⌒▽⌒*)
力みが感じられず、さらりとしているのに、メッセージはしっかり伝わってくるところがすごくよかったです。
……ありがとうございます。
身に余るコメントで、実は、自分では全く満足の行く出来ではありませんでしたから。
「趣」「傾き」は、仰るとおり、志の輔さんが「ねずみ」や「抜け雀」で使っているくすぐりをいただきました。
鋭いご指摘、かなりの"通"ですね。

落語DEデート

昨日のハイな状態をクールダウンしないといけません。
いつもの通りのラジオで落語。
 ◇ 蔵前駕籠   三代目三遊亭金馬
金馬師匠の立て板に水の語りは、到底真似が出来ませんね。

初めての「出前落語」

電子メールで送信: a873b7f40a10da9fbb51ec546e92d867_normal.jpg 落研のブログを見ていて発見した、今年の新入部員のコメントです。
http://tohokuochiken.blog56.fc2.com/blog-entry-275.html
こんにちは、いちねんせいの電気流家キットです。
最近めっきり寒くなってきましたね、こたつ出したい!
遅ればせながら出前の報告をさせていただきます!
 日時:11月10日(日)
 場所:若林区南小泉二丁目好日庵
 依頼者:東文化町内会 様
  電気流家キット 「豆屋」
  凰亭火炙鶏   「初音の鼓」
実はこの日が初めての出前落語だったのですが、お客さんにも笑っていただいたのでとても良い初出前となりました!これからもっと出前に出れたらいいなーと思いました。
あとこのブログにもっと色々な記事書いていきたいとも密に思っています(◦ω◦)
・・出前に出演した部員の高座名が読めますか?
「電気流家キット」さんは「できるやきっと」と読むようです。
「凰亭火炙鶏」さんは2年生で、「おうていひしゃとり」・・・。
難読・・・・。
でも、地道な活動をやっていて、とても頼もしく思います。

落語と川柳

長井好弘さんの最新刊。(白水社刊・2415円)

電子メールで送信: 41tPgG5mfeL._SL500_AA300_.jpg
なぜ落語では川柳がよき脇役なのか。
昭和の名人志ん生や文楽らが集った「鹿連会」の模様から、噺のネタで使用される具体的な作品まで、読売新聞川柳選者がその魅力と役割に光を当てる。
「昭和の名人上手が作った名句迷句を探し出した後は、川柳散歩で気分転換。噺の中に生きる川柳を吟味したついでに、噺家の句会を覗いて見た。」(「あとがき」より)
噺家の高座では、まくらに俳句よりもむしろ、川柳が披瀝されることが多い。
なぜだろうか。
またそれはいつごろから始まったことなのだろうか。
本書は落語を楽しむうえで欠くことのできないそうした川柳の役割を、読売新聞「よみうり時事川柳」選者が長年にわたって築き上げた薀蓄をもとに書き下ろした力作である。
昭和五年、当時花柳界を題材にした「花柳吟」の第一人者として知られていた川柳家・坊野寿山が、親交のある四代目柳家小さん、五代目三遊亭圓生の二人へ盛んに川柳の句作を勧め、八代目桂文楽、古今亭甚語楼(のちに五代目志ん生)、蝶花楼馬楽(八代目林家正蔵から彦六)ら、十五人の錚々たるメンバーを集め、鹿連会なる川柳会を始めた。
華々しいスタートを切った鹿連会だが、結局、回数にして五、六回、都合二年ほどで自然消滅、だが戦後もしばらくたった昭和二十八年六月、みごとに復活する。
その模様はラジオで放送されたり、人形町末広で即席川柳会が開かれたりもした。
本書はまず、この伝説の鹿連会に連なった面々の川柳を紹介しながら、彼らの「くだらないことに熱中する」姿を描き、それが落語の重要な要素になっていることを説いていく。
鹿連会の流れを引き継ぐ鹿川会のルポや、演目での実用例なども豊富で、目の肥えた落語ファンなら持っていたくなる一冊だ。
・・・・へぇぇ、さすが長井さんですね。

浅草ことぶ季亭

今回の「お江戸あおば亭」は、東京堂ホールでの開催ですが、今までずっとお世話になっていたのが、「浅草ことぶ季亭」です。
今回はOB会の総会も同時に開催のため、キャパシティの関係からでしたが、「一番丁はずみ亭」などは、引続き、ことぶ季亭でお世話になると思いますが、改めて、ちょっとご紹介しておきましょう。
浅草ことぶ季亭
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浅草ことぶ季亭
浅草ことぶ季亭
電子メールで送信: 201202251228000.jpg
第5回お江戸あおば亭
電子メールで送信: 20111118_2339458.jpg
演者にとっては、最高の会場だと思います。

2013年11月23日 (土)

打ち上げ

打ち上げも盛り上がりました。
mm
同じすずらん通りにある中華料理屋さんにはOBだけでなく、ご贔屓にも多くご参加いただきました。
みんな文句なく楽しそうです。
これも落語のおかげですね。
ありがとうございます。
打ち上げ
二次会はカラオケ。
東大落語会OBで学士会落語会の代表でもある三山亭多楽師匠、我々のご贔屓のボス的存在の大先輩のMさん、新OB会長の翁家寝坊師匠、談亭志ん志師匠の仲間に入れていただきました。
締めは、多楽師匠の十八番「俵星玄蕃」。
カラオケは久しぶりでした。
何年ぶりだったでしょうか。
楽しかった……。

満員御礼

おかげさまで、用意していたプログラムも残り少なくなりました。
満員御礼
12時30分から夕方5時過ぎまで、とんでもなく長い時間、多くのお客さまは耐えてくださいました。
満員御礼
とにかくお客さまの反応も抜群で、出演者も乗りに乗っています。
適当に踊りや俗曲や南京玉すだれなどの色物があり、座席もゆったりしているので、聴いていただき易かったかもしれません。
満員御礼
本日も大勢のご来場まことにありがとうございました。

「お江戸あおば亭」開演

定刻12時30分、「第六回お江戸あおば亭」いよいよ開演です。
出囃子は、南亭蕪生師匠の三味線生演奏「青葉もゆるこのみちのく」。
開演
トップバッターは、初代杜の家頓平師匠。
これから続々11人がご機嫌をお伺いいたします。
頓平師匠は、まず会長のご挨拶から・・・・。
会場は、ほぼ満員です。

「お江戸あおば亭」開場

いよいよ開場。
開場
場所も良いので、順調に座席が埋まって行きます。
会場の受付は、駄馬師匠と酔狂師匠がやってくださいます。
開場
ご贔屓もあれば、義理で来てくださった方もいれば、何と通行人という方もいらっしゃいました。
ありがとうございます。

腹ごしらえ

ここ神田神保町の会場周辺は、食べる場所も多く、とても便利です。
腹ごしらえ
総会が終わり、会場の準備が出来たので、今度はお腹をこしらえようという。
近くの蕎麦屋さんで、かき揚げに玉子をおごって。
こうして慌ただしく落語会に突入するんです。

OB会総会

落語会の前に、2年に一度のOB会総会。
OB会総会
杜の家頓平師匠から翁家寝坊師匠に会長が交代しました。
OB会総会
私は、広報と落語会企画を引き続き拝命しました。
来年は創部55周年です。
何か考えなくては行けません。

すずらん通りヘ

当日の掲示用にA3サイズで印刷したポスター。
すずらん通りヘ
お江戸あおば亭の案内を設置しました。
すずらん通りヘ
すずらん通りの入口の脇に、ボードを立てました。
そこそこ目立つでしょう。

会場設営

東京堂ホールは、既に椅子は並べられています。
会場設営
椅子と高座用の机は、会場側でセットされているのは、貸室料の中に含まれていますのて゜。
会場設営
そして、「伝承話藝を聴く会」のKさんのご厚意で、高座グッズ一式を貸していただき、高座の設営もしてくださいました。
会場設営
本当にありがたく、感謝・感謝です。
会場設営
これなら、多くのお客さまにゆったり楽しんでいただけるでしょう。

神田神保町ヘ

ちょっと会社に立ち寄ってから、内幸町で都営地下鉄で神保町ヘ。
神田神保町ヘ
めくりとプログラムとチラシで、バッグはいつもより重く、肩に食い込むようです。
神田神保町すずらん通りの東京堂書店の6階、東京堂ホールに到着。

本番の朝

とうとう未完成のまま当日の朝。
本番の朝
初めて部屋で通してやってみました。
約27分。
さまよっています。

OB落語会の歩み

来年で、創部55周年になります。
50周年のちょっと前あたりから、OB会の活動が盛んになり、今に至っています。
まず、久しぶりに、現役の皆さんが主催してくれる仙台での第21回OB落語会に出演したのが、平成20年のことでした。
電子メールで送信: b98mpdb0lmwb1.jpg
◇平成20年 5月 第21回OB落語会 「ねずみ」
◇平成21年11月 創部50周年記念OB落語会 「浜野矩随」
◇平成22年 5月 第1回お江戸OB落語会 「花筏」
◇平成22年 9月 第22回OB落語会 「笠と赤い風車」
◇平成23年 5月 第2回お江戸OB落語会 「佃祭」
◇平成23年11月  第3回お江戸あおば亭 「薮入り」
◇平成24年 2月  第1回番外あおば亭 「浜野矩随」
◇平成24年 6月 第4回お江戸あおば亭 「子ほめ」「救いの腕」
◇平成24年 9月 第23回OB落語会 「ねずみ」
◇平成24年12月 第2回一番丁はずみ亭 「帯久」
◇平成25年 6月 第5回お江戸あおば亭 「揺れるとき」
◇平成25年11月 第6回お江戸あおば亭 「抜け雀」

・・・5年間で12回、2演目が重複してい.るのと、2演目の会もありますので、私は11演目を演ったことになります。
(は、乱志がトリだった会です。)
200911081252000思えば、平成20年の「第21回OB落語会」は、一番町の「141ホール」でやりました。
私にとっても久しぶりのOB落語会でしたが、お客さまは・・・50~60名ぐらいだったと記憶しています。
そして、翌年21年11月の「創部50周年記念OB落語会」は、当時の現役部員をして、「数え切れないほどの先輩が来た」と言わしめたほどでお客さまも、会場の「ホテルガーデンパレス」で用意していた椅子が足りずに、慌てて追加したものでした。
150名近くになったはずです。
「東京でOB落語会を」という永年の夢が叶ったのが、翌22年5月の「お江戸OB落語会」でした。
(現在は「お江戸あおば亭」に名前を変えています。)
おかげさまで、詰めに詰めてMax60名までの会場が超満員になる盛況でした。
3d3fiso2022jp3fb3fqtqbjei9ue5pgyhcl一分のOBには、ご来場を控えていただいたりして。

同年の「第22回OB落語会」は「メディアテーク」での開催。
やはり70~80名ほどのお客さまがご来場くださいました。

その後、東京では、23年には2回の「お江戸あおば亭」、さらに「番外あおば亭」(第2回からは「一番丁はずみ亭」)という自主公演と、「第4回お江戸あおば亭」を立て続けに開催し、いずれも超満員の盛況を続けました。
プログラムやめくりも工夫しています。
電子メールで送信: b98mpdbhvahib.jpg
基本的にはパターンを決めて、作成していますので、さほど体力はかからなくなりました。
めくりは、「H先生」にお願いしています。
電子メールで送信: 201111121135000_2.jpg  

昨年の「第23回OB落語会」では、会場の大きかった「創部50周年記念OB落語会」を除いて、初めてご来場者100名の大台を突破しました。電子メールで送信: image005.jpg
でも、色々なパターンを作りましたね。電子メールで送信: ncm_00861.jpg
Fw:mmFw:mm
ppFw:mm

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それから、有志で自主的に開催している「一番丁はずみ亭」も、林家あがみさんをゲストに、これからも続いて行くことでしょう。
第5回お江戸あおば亭
東京での会場は、「浅草ことぶ季亭」を使わせていただきましたが、今回から「東京堂」ホールに変更することになりました。
やはり、継続するというのは、実に大切なことだと実感します。

2013年11月22日 (金)

バッグ

バッグ
着物をどれにするか…、迷いました。
手拭いを決めてしまっていますから、座布団の色も分かっていますから。
恐らく、トリのぴん吉さんは濃紺だと思いますから。
明るい色の方が良いかもしれない。
これにしよう。
とすると、帯は…これ。
足袋と襦袢と羽織と”。
バッグへ入れました。
めくりとチラシとプログラムと出囃子のCDと、そうそう、扇子と手拭いと雪駄も忘れずに。
念のために、セロテープも入れておこう。
あ、無駄な抵抗ですが、「抜け雀」の高座本は、御守みたいなものです。
かなり重たくなりました。
紙が300枚以上入っていますから。

「お江戸あおば亭」のポスター

当日の入口や壁などに掲示するように、ポスターを作りました。
看板を書くことが出来ないので、A3判で印刷して使おうと思います。
「お江戸あおば亭」のポスター
いくらか目立つでしょう。

レコード大賞

まだやっているんですね。
年末恒例の「第55回 輝く!日本レコード大賞」のノミネートおよび各賞が発表された。
大賞候補となる優秀作品賞には、現在2連覇中のAKB48の「恋するフォーチュンクッキー」、年内でリーダー・HIROがパフォーマーを勇退するEXILEの初ミリオン曲「EXILE PRIDE ~こんな世界を愛するため~」など10作品が選出された。

私の"レコ大"は、「シクラメンのかほり」「北の宿から」「長良川艶歌」あたりで止まったままです。
【優秀作品賞】(日本レコード大賞候補)
  「伊勢めぐり」水森かおり
  「笑顔」いきものがかり
  「EXILE PRIDE ~こんな世界を愛するため~」EXILE
  「男の火祭り」坂本冬美
  「恋音と雨空」AAA
  「恋するフォーチュンクッキー」AKB48
  「さよなら」西野カナ
  「太陽の女神」家入レオ
  「にんじゃりばんばん」きゃりーぱみゅぱみゅ
  「満点の瞳(ほし)」氷川きよし
【新人賞】(最優秀新人賞候補)
  Juice=Juice/新里宏太/福田こうへい/社このみ

全部知りませんね。
これでも昔は芸能通だったんですが・・・・。
今は、落語ひとすじです。

歩き稽古

今朝、ブログへのアクセスが53万件に到達しました。
いつもご愛読ありがとうございます。
昨夜は、プログラムのセットやめくりの確認などの“内職”で、 稽古が出来ませんでした。
志ん志師匠や寝蔵師匠は、順調な仕上がりのようで、人は人とは言いながら、焦ってしまいます。

今日は、とりあえず最終日。
いつもの?二重橋前から日比谷公園コースで。

白鳥?が、大手町(和田倉濠)方面に向かって泳いで行きました。
オスだかメスだか知りませんが、何となく背中(って言うの?)に哀愁を帯びていましたよ。

秋もすっかり深まりました。

芝浜を聴く会

鈴本演芸場、12月下席(昼)究極の番組です。
「年の瀬に芝浜を聴く会」。
http://www.rakugo.or.jp/2013-12shimo-hiru.html
鈴本演芸場では来月の21・24・25・26・27日の5日間、「年の瀬に芝浜を聴く会」と題して、落語の名作「芝浜」を5人の師匠方が日替わりにて口演するというご趣向です。
  ◇ 21日(土)       橘家文左衛門
  ◇ 24日(火)       古今亭菊之丞
  ◇ 25日(水)       春風亭一之輔
  ◇ 26日(木)       蜃気楼龍玉
  ◇ 27日(金)       柳家花緑
いやはや、なかなかの顔ぶれですが、個人的には、菊之丞さんと龍玉さんを聴いてみたいと思いますね。

大須演芸場

名古屋の大須演芸場が閉館するというニュース。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131121-00000004-mai-soci
http://www.asahi.com/articles/NGY201311150003.html電子メールで送信: 0fb8d5077984957d3ed9b50a05be8375.jpg
賃料滞納により明け渡しの強制執行手続きが進む大須演芸場(名古屋市中区)について、来年1月末の公演を最後に閉館するとの最終合意が、20日までに関係者間でまとまった。
建物明け渡しを申し立てている所有者側が、新春特別公演を最終興行と位置づけて同月末まで開催したいとの演芸場側の要望を受け入れた。電子メールで送信: 20110813115020.jpg

・・・この手のニュースを聞いて、「残念だ。何とか存続を」などと言う声が大きくなりますが、勿論残念なことではありますが、社会的には「退場」を宣告されても仕方がないと思います。
どうも、日本人と言うのは、「大工調べ」でもそうですが、債務者を善人、債権者を悪人に仕立てますが、「賃料滞納」という「債務不履行」というのは、約束違反ということなのですから、事情はあるにせよ、社会的な責任は重大だと思います。
昔なら、丸ごと抱え込んでくれるお大尽(スポンサー)もいたのでしょうが・・・。

噺家さんの報酬

こんな一文を見つけました。
http://r25.yahoo.co.jp/fushigi/report/?id=20110516-00020104-r25&page=1
日本の伝統話芸を演じる職業、落語家。
今、落語ブームでスポットが当たっているけれど、普段どんな仕事をしてどれぐらいもらっているのか・・・・。
素朴な疑問ではありますが。
落語家は現在、700人弱いるそうですが、テレビなどで活躍できるのは少数だろうから、寄席だけでやっていくのは厳しそう…。
「寄席以外の仕事に、企業や落語好きの一般の人からの依頼で行う落語会があり、こちらが収入のメインという落語家もいます。複数の落語家が出演する会で一席打つというものや、2時間の独演会を丸々手がけるなどケースは様々。報酬は会の性質や落語家のキャリアなどに応じてかなり幅があり、交通費に毛の生えたような額や一席100万円の場合もあると聞いています」
と、大友浩さんのコメントです。
確かに、他人事ながら、「どうやって生活しているのかなぁ」なんて思ってしまう人もいないではありませんね。
ただし、テレビなどマスコミに登場しないから・・・ということもなさそうです。

自爆営業

未だにも前近代的な営業が行われているんですね。
販売ノルマをこなせない郵便局員が年賀はがきを自費で買い取る「自爆営業」が常態化しているというニュース。
中部地方に住む日本郵便の非正規社員の男性。
上司から年賀はがきの販売ノルマをつきつけられていた。
本来ならば配達の合間などに客に買ってもらうものですが、売り切れない分は、自費で買い取らざるをえない。
「少しでも自腹の負担を減らしたい」。
首都圏の金券ショップは地元より買い取り額が10円近く高く、新幹線を使ってでも持ち込む「価値」がある。

九州に住む30代の正社員男性は、4千枚を北海道の金券ショップに宅配便で送った。「足がつかないように」と遠方の店を選んだ。
店の買い取り額は1枚40円。
4万円の損になる。
数年前から毎年4千枚を買い、転売する。
職場では1万枚の「目標」が示され、約100人の社員の8割が達成する。
「多くが自腹を切るからだ」・・・・。

今時、年賀はがきが売れる訳がありませんよ。
日本郵政は、無理強いを社員に押し付けるのではなくて、インターネット、バーチャルの時代に合った仕組みや商品を作らなくては駄目でしょう。
もう、気合やお願いベースでなど物が売れる時代ではありません。
昔、後楽園球場の観客数は、いつも5万5千人でした。
主催者側の発表は物凄くいい加減で、観客以外の人も含めて、丸い数字で発表していました。
最近は、有料入場者数として、下一桁まで表示されますが、数字や目標が一人歩きして、人間が無理をして糊塗する愚かさに、早く気がつかないといけません。
くだらない話です。

2013年11月21日 (木)

プログラムのセット

印刷してあったプログラムと2つの落語会のチラシの折り込み作業をしました。
内職?
お江戸あおば亭のプログラムを二つ折りにして、「伝承話藝を聴く会」・「はしご落語会」のチラシを挟み込みました。
内職?
100セットを準備しました。
大量に余ってしまったら、どうしましょう・・・。

高座で使う手拭い

明後日の高座で使う手拭いは、やはり雀の柄に決めました。
高座で使う手拭い
確か、仙台で買った物だと思います。
「竹に雀」が伊達家の紋所ですから。

めくり到着

「H先生」にお願いしていためくりが届きました。
厳重な包装を開けると、見えました、見えました。
「お江戸あおば亭」の寄席文字!
ありがとうございます。
写真で、裸になるまでのプロセスをご覧いただきます。
今回は、牛乳の紙パックの中に大事に大事に丸められて入っていました。
めくり到着
こんな形で宅配便で。  ↓
めくり到着
                ↓
めくり到着
農協牛乳ではありません。↓
めくり到着
中から出て来ました。   ↓
めくり到着
丸まっています。      ↓
めくり到着
お見事な寄席文字。

東京モーターショー

明後日から、東京ビッグサイトで、東京モーターショーが始まります。
東京モーターショー
若い頃のように、胸がときめくような車は期待出来ませんが、やはり気になります。
東京モーターショー
仕事が終わった後、ちょっと覗いてみようかとも思います。
東京モーターショー

談志師匠の三回忌

今日は、立川談志師匠の三回忌です。
色々な追善の落語会やイベントやらがありそうです。

歩き稽古

歩き稽古も佳境・・・だと良いのですが。
歩き稽古
今朝も二重橋前から、特に懸案の老人が登場して絵を描くところをやってみましたが、言葉が出て来ません。
月は、西の空に出ているのに。
歩き稽古
そして、もう一つの心配は、以前にも言いましたが、「雀」を「ねずみ」と言ってしまうこと・・・。
得意ネタの「ねずみ」と、噺のパターンも似ていることから、「雀」と「ねずみ」を混同してしまいます。
「チュン」と「チュー」で、なき声まで似ていますから・・・。

「第6回お江戸あおば亭」のご案内

東北大学落語研究部OB落語会「お江戸あおば亭」のご案内を改めていたします。
皆さまのご来場をお待ちいたしております。
Fw: チラシ最終版(案)
我々東北大学落語研究部OB落語会「お江戸あおば亭」は、「いつか花の都でOB落語会を」の掛け声のもと、3年前の5月に第1回目が実現いたしました。
会場の「浅草ことぶ季亭」のお席亭や多くの皆さまのご贔屓に支えられ、今回で6回目を迎えることが出来ました。
ちなみに、不肖金願亭乱志は、第1回から"皆勤"させていただき、「花筏」・「佃祭」・「藪入り」・「救いの腕」・「揺れるとき」を演らせていただきました。
最初の頃は、出演者(最低5名)を確保するのにも苦労していましたが、今や「我も、我も・・・」という状態になり、今回は何と11名が出演するまでになり、ありがたい悲鳴をあげています。
さらにこの間に、仙台でのOB落語会を2回、浅草ことぶ季亭でのOB有志の「一番丁はずみ亭」を2回開催することが出来ました。
私は、仙台では「笠と赤い風車」・「ねずみ」、はずみ亭では「浜野矩随」・「帯久」と、毎回人情噺にチャレンジして、先輩から顰蹙も買いました。
今回は、浅草田原町の「浅草ことぶ季亭」から神田神保町の「東京堂ホール」に会場を移します。
浅草ことぶ季亭は、落語を演るには最高の高座なのですが、いかんせんキャパシティが小さいのと座椅子(桟敷)席のため、お客さまにご不便をおかけしていましたので、思い切って変えることにしました。
新しい会場は、椅子席が約80席のゆったりした会場で、11人の芸を"堪能"していただきたいと思います。
お客さまは、ご贔屓が高座に上がる時間帯に合わせてご来場いただいても結構です。
また、今回は、主任を若手の「賀千家ぴん吉」さんが勤めます。
たまには、オヤジばかりではない、若々しい高座でお開きにしたいというご意見がありましたので。
勿論、木戸銭は頂戴いたしません。
残念ながら、堂々と木戸銭をいただく芸ではありませんが、必ずや皆さまにお楽しみいただけると思います。

          ≪第6回 お江戸あおば亭≫
◇ 日時  平成25年11月23日(祝・土)12時30分開演
◇ 場所  東京堂ホール(神田神保町「東京堂書店」6階)
◇ 木戸  入場無料
◇ 番組  鼓ヶ滝             杜の家頓平
        粗忽の使者         談亭志ん志    
        宗論(+寄席踊り)       恋し家古狂      
        青菜          井の線亭ぽんぽこ
        支倉常長伝                       桂友楽
                仲入り
        松山鏡            愛し亭朝大
        かたきの首           喰亭寝蔵
        千早振る(+俗曲)        南亭蕪生
               長短                         杜の家くるみ

        抜け雀            金願亭乱志
        出来心           賀千家ぴん吉

落研四天王(粋人・南亭蕪生、職人・桂友楽、達人・談亭志ん志、名人・喰亭寝蔵)が揃い踏みをいたします。
また、横浜にぎわい座で大活躍の紅一点杜の家くるみ、さらに恋し家古
狂の噺と寄席踊り、南亭蕪生の俗曲も聴き逃せませんよ。
そして、現役時代の二代目部長の愛し亭朝大と、落研で最も由緒のある高座名の杜の家頓平が50年ぶりの復活も楽しみです。
最若手の社会人1年生の南魚沼産の井の線亭ぽんぽこも健在。
さぁ、御用とお急ぎでない方は、今週の土曜日の午後、神田神保町はすずらん通りにお集まりください。
電子メールで送信: comp_map02.jpg

酉の市の垂れ幕

いつもの年よりも、掲示されるのが遅かった気がします。
もう、二の酉のまで終わっています。
酉の市
今年は、三の酉までありますから、火事が多くなる・・・?

交通ルール

地下鉄虎ノ門駅の入口、外堀通りに面している歩道で、自転車の女性に警察官が2人、何か話をしていました。
交通ルール
きっと、自転車に乗って歩道を通行して、何か注意事項があったのでしょう。
このあたりは歩道も広く、自転車通行帯も確保されている部分がありますが、自転車の無法ぶりは、どこでも腹の立つものです。
ルールを知っていて破る(守らない)人、恐らく交通ルールを知らない(自転車が車両であることを認識していない、歩行者最優先を知らないなど)人、とにかく酷い、危ない。
車道の右側通行、信号無視、歩道走行・・・・。
もっと取締りを強化し、罰則も厳しくすることも必要かもしれません。

「伝承話藝を聴く会」

今回、「お江戸あおば亭」を初めて東京堂ホールで開催するにあたり、大変お世話になる、以前から同会場で定期的に落語会を主催されている「伝承話藝を聴く会」の第22回例会が、12月7日(土)に開催されます。
bb

2013年11月20日 (水)

お江戸あおば亭のめくり

めくりをお願いしている「H先生」から、本日めくり3枚を宅配便で送ってくださったとのメールを頂戴しました。
「第六回お江戸あおば亭」と「杜の家頓平」と「愛し亭朝大」。
今回のめくりで、「杜の家頓平」の「頓」という字のお手本がなく、多分こんなふうに書くのではなかろうかと・・・。
電子メールで送信: yjimage.jpg橘右近師匠の「寄席文字字典」には載っていない字だったそうです。
そこで、確か、山田洋次さんが先代の小さん師匠のために創作された噺に「頓馬の使者」というのがあるので、CDが寄席文字で書かれていないかと調べましたが・・・・、残念ながら寄せ文字で表示しているものは見当たりませんでした。
「純」という字の旁と同じだから・・・、と思うのは素人なんでしょう。
「東北大落研OB会はいよいよお江戸の真ん中に乗り込んできましたね。」と励ましてくださいました。
本当にいつもありがとうございます。

歩き稽古

昨夜は飲みに行ってしまって、家で稽古出来ず。
歩き稽古
気持ちばかりが焦って、ちょっと逃げ出したくなる気分。
昨日、着任したばかりの某国の大使が、天皇陛下に謁見するために馬車に乗って通ったあたりを、今朝も歩き稽古です。
歩き稽古
霞ヶ関の官庁街の向こうの空に残る月がきれいでした。
噺の方は、まだまだ・・・。
どうも気が乗らないと言うか・・、苦手の場所が覚えられずに悪戦苦闘しています。

寄席描き展

江東区の森下文化センターで、面白そうなイベントが開かれているようです。
「寄席描き展」というイベントで、落語というお題のもと、漫画・イラスト・立体等のビジュアル作品を各ジャンルのクリエイター達が一堂に発表しているそうです。
落語の世界を目で見て楽しんでもらうための展覧会という謳い文句です。
電子メールで送信: image.jpg

楽天Vパレード

仙台で24日に実施される予定の楽天の優勝パレード費用のための協賛金が約6000万円不足しているそうです。
電子メールで送信: entry.jpg
パレードの費用は1億5400万円の見込み。
このうち9120万円を個人協賛金、残る6280万円を企業協賛金として賄う予定だったそうです。
すでに企業協賛金は全額集まったが、個人協賛金が不足しており、約3000万円と目標額の3分の1しか集まっていない・・・・。
協賛金が足りなくてもパレード自体は開催する予定だそうですが・・・。
こうなったら、政府の役職を辞めるの何だのと騒いでいないで、オーナーが一肌脱いだら良いと思いますがねぇ・・。
ところで、アジアシリーズとかをやっているようですが、楽天は準決勝で台湾のチームに負けてしまったようです。
・・・これが実力なのかなぁ・・。(冷たい言い方ですが。)

百万円札

ひどい奴があるもので。
盛岡市のショッピングセンターの食料販売店で、レジの売上金から1万円札に似た「100万円札」が見つかって大騒ぎ。
ジョーク商品の付箋とみられ、同署は詐欺の可能性があるとみて捜査しているそうです。電子メールで送信: tumblr_lgk9gcSfg01qeq3t6o1_500.jpg
「100万円札」は1万円札よりわずかに小さく、裏は白。
表に「贅沢銀行券・百万円」「贅沢付箋印刷局製造」などと記され、福沢諭吉がにやけたような「贅沢諭吉」の肖像が印刷されている。
店の関係者によると、17日午後1時ごろレジを確認した際にはなく、この日は7人程度の客が各2000円前後の買い物で1万円札を使ったそうですから、この中に・・・。
この「100万円札」は東大阪市の包装資材メーカーの商品のようで、2010年から、付箋1個100枚つづりを2万個製造。
昨年10月に名古屋市のコンビニ店で「100万円札」を使った詐欺事件が起きて製造は中止したが、在庫販売は続けていた。
今回の事件を受けて、やっと販売を中止するそうです。
しかし、このメーカーも馬鹿ですね。
通貨については刑法の通貨偽造罪があるほか、「通貨及証券模造取締法」で「紛らわしい外観を有するもの」も製造・販売が禁じられているはずですが・・・。
しかし財務省によれば、この取締法では違法性を判断する一律の基準はなく「模造品が製造、販売された後にしか取り締まりができない」というのですから、実態はザル法なんですね。
どうも日本人と言うのは、何事も"性善説"というか"善人説"というか、お人好しな国民です。
常識とか品性を前提に作られたルールは、非常識で下品な輩には、何の役にも立たないという訳ですね。

2013年11月19日 (火)

ガス抜き?

何となく、仕事を切り上げて、何となく行くことに・・・。
電子メールで送信: 320x320_rect_22234409.jpg
新橋の烏森口の近くと言えば、サラリーマンを中心にディープで大衆的な場所。
ガス抜き?ガス抜き?
社内の同じフロアの4人で。
こういう三々五々の雰囲気で集まるのも珍しい。
みんな仕事で疲れていて、ちょっとガス抜きがしたかったのでしょう。

お江戸あおば亭の準備

今週末に迫った「お江戸あおば亭」の最後の準備と確認。
今回は初めての会場でもあり、手探りの部分もありますので。
会場のイメージとレイアウトは・・・。
http://ranshi2.way-nifty.com/blog/2013/11/post.html
http://ranshi2.way-nifty.com/blog/2013/11/post-f163.html
Fw: チラシ最終版(案)
後は・・・。
■プログラム
 100部印刷済です。
 当日、皆さんに二つ折り作業をお願いするかもしれません。
■チラシ
 「伝承話藝を聴く会」のチラシも100部準備済です。
 「三遊亭円窓はしご落語会」のチラシも挟ませていただきます。
「伝承話藝を聴く会」
■めくり
 不足分3枚をお願いしており、間もなく届く予定。
 その他は、若干のサイズの違いはあるかもしれませんが、全て
 揃っていますので、当日持参いたします。
■出囃子CD
 私が持参いたします。
 くるみさんのリクエスト「ぎっちょん」も入っています。
■椅子席
 会場側で事前にセットしてくれることになっています。
 席は、肘掛付きのパイプ椅子で、1列9席×9列です。
■高座・めくり台・座布団・毛氈
 「伝承話藝を聴く会」の方が、我々が総会を開いている時間に
 セッティングしてくださることになっています。
■めくりと高座返し
 めくりと座布団は演者が自分で返す形が良いと思います。
■古狂師匠の踊る場所
 高座は、ステージではなく、机を重ねたような狭い物ですから、
 ちょっと見づらいですが、向かって右側のスペースでお願いする
 ことになると思います。
・・・とりあえず、こんなところでしょうか?

創業40年

「セブン-イレブン」が創業40周年になるそうです。
アメリカからビジネスモデルを輸入して、その後アメリカの親会社を吸収してしまうという、大成功した企業です。
もともとの開店時間(朝7時から夜11時まで)が社名(店名)になったことを知らない人も多いことでしょう。
考えてみれば、当時の物販店は、個人商店でもない限り、午前10時から午後6時か7時ぐらいの間しか営業をしていませんでした。
田舎者の私が24時間営業のコンビニを初めて知ったのは大学3年生の頃でしょうか、仙台の「サンチェーン」の店でした。
(「サンチェーン」は、当時ダイエーグループで、合併をして今の「ローソン」に繋がっています。)
「何だか小さなスーパーだなぁ」と、店内に入ると、全て”定価”で販売しているではありませんか。
「こんなに狭くて割引や値引きのないスーパーで、商売になるのかなぁぁ」
「真夜中に店を開いても客なんか来ないだろうに」なんて、思ったことを覚えています。
24時間営業なんて、本当に信じられなかった時代なんです。
ところが今や、コンビニなかりせば暮らして行けなくなりました。
私も、毎日コンビニに行っていると言っても過言ではありません。
しかし、このビジネスモデルも40年が経過し、ライフサイクルが一巡する時期(成熟)を迎えました。
これから生き残っていくためには、成功に胡坐をかかずに、さらに新たなノウハウやシステムを導入して、変わって行かなければなりませんね。

お堀端歩き稽古

本番直前の突貫歩き稽古・・・。
お堀端歩き稽古
今朝は、もう一駅前の二重橋前で下車して、皇居のお堀端を通って日比谷公園に入りました。
お堀端歩き稽古
ちょっと冷えますが、とても爽やかです。
お堀端歩き稽古
冒頭から、老人が絵を描くところまで浚うことができました。
あと・・・4日。

「抜け雀」で一句

抜け雀の一句  朝日浴び 障子に遊ぶ 抜け雀
千早亭ワッフルさんが、素敵な俳句をプレゼントしてくださいました。
抜け雀の一句 朝日を浴びて飛ぶ数羽の雀の影が障子に
映って、まるで墨絵のように見える…。
そして、あっと言う間に雀の影が消えてしまって、まるで障子から
抜け出したような…。
綺麗な景色が思い浮かんで来ます。 抜け雀の一句
こんなに可愛い雀を、高座で描くことが 出来れば良いのですが。
ワッフルさん、ありがとうございます。

落語教室と寄席踊り教室

いつもお世話になっている師匠と、落語っ子連が同じ稽古場をタイムシェアで使わせていただいている紅巣亭の宣伝をします。
まずは、クレス音楽教室後援の「三遊亭円窓落語教室」です。
http://www.cres-mc.com/rakugo.html電子メールで送信: rakugo_main.jpg
地下鉄の門前仲町駅から徒歩7分の「江東区古石場文化センター」の3階和室で開講されています。
それから、最近、我々の稽古の前(日曜日午前中)は、一番弟子の吉窓さんが同じ会場で「三遊亭吉窓寄席踊り教室」を開講しています。
http://www.cres-mc.com/yoseodori.html
電子メールで送信: yose_main.jpg
私も興味がない訳ではありませんが、あまり手を広げると、どっち着かずになってもいけないので、当面は落語の三刀流(金願亭・三流亭・千早亭)を必死に回したいと思います。
千早亭ワッフルさんは、寄席踊りと、もう一つの師匠ご指南の「大塚亭」で頑張っています。
クレス音楽教室のHPに、師匠の対談があり、落語のことについて、師匠のコメントが載っています。
落語っていうのは、よくお笑いとしてね、笑わせることだって解釈している人もいるんだけど。
わかりやすく解釈するのにはそれが一番かもしれないけどね。
でもやっていて段々とわかってくるのはね、笑いだけじゃなくてね、つまりは人間を表現できるかできないかなんですよ、その落語が上手いか下手っかてのはね。
人間の気持ちは喜怒哀楽で表わされると、泣いたり怒ったり笑ったり悲しんだり、そういうことがあるんで、それが表現できていればいい落語なんですよ。
それが表現できればいい落語家になれるんですよ。
でもいろんな感情があるうちで一番いい感情は、笑いでしょ。
笑いなら一日中笑っていてもいいでしょ。
一日中泣いていたいかね。
一日中怒っているってのはイヤだよね。
そういう意味で人間っていうのは笑いを求めているんですよね。
だから落語の中の喜怒哀楽っていうのも、まあ、笑いが70%ぐらいかなぁ、うん。
あと怒ったり風刺したり泣いたり、なんてのが30%あるんですよね。
まあ、70%笑いがあれば、主流だからね、笑わせる芸というとらえ方されてますけどね。深くとらえるとやっぱりね、笑いだけじゃないって気がつくんですよね。
だからそこまでわかってもらえれば嬉しいですね。
・・・普段仰っていることそのままです。
人間の気持ち、登場人物の喜怒哀楽を表現すること。
その巧拙が、落語の巧拙そのもの・・・、笑わせることではない。
最近、読み稽古に力を入れていますが、流し読みをするのではなく、噺の全体を掴んで、感情を入れて読めば、もしかすると半分ぐらい完成しているのかもしれません。

2013年11月18日 (月)

風呂稽古

風呂稽古今夜やっと初めて通してみました。
半身浴をしながらでしたが、30分近くかかりました。
気持ちをこめてやらないといけません。

初雪の便り

今年の秋、つい先月、六十年遷宮の出雲大社に行ったので、急に親しみが湧いて来ました。
出雲大社
今日の日本付近は西から寒気が流れ込んでおり、島根県松江市では日中、気温が10度くらいまでしか上がらず、午後6時の気温は5度。松江地方気象台では、午後5時45分頃から55分頃にかけて雨に雪が交じり、初雪を観測したそうです。
すでに北海道から北陸では初雪を観測していますが、西日本では今シーズン初めての初雪。
初めての初雪って変な表現ですが…。
山陰地方は日照時間が少なく、それ故に素肌美人が多いそうです。
東北地方の日本海側にも似た気候なのかもしれません。

雷門の大提灯

雷門の大提灯が10年ぶりに新調され、披露されたそうです。電子メールで送信: trd13111811410008-n1.jpg 浅草寺の僧侶らが境内を練り歩いたあと雷門で奉納式典が行われたとか。
新しい大提灯は高さが3.9メートル、幅は3.3メートル、重さが何と約700キロもあるそうです。
大提灯は、江戸時代末期に一度、雷門とともに焼失。
昭和35年に、浅草寺がパナソニック(旧松下電器産業)創業者の故松下幸之助氏に依頼し、95年ぶりに寄贈・奉納。
その後、10年に1度張り替えが行われていて、今年も雷門の塗装工事に合わせて、パナソニックが奉納したそうです。
約40年前から製造を請け負っている京都の老舗「高橋提燈」が、1年かけて福井産の手すき和紙や丹波産の竹などの材料を集め、9月初旬から制作に取り掛かっていたものだそうです。
やっと、雷門らしくなったという訳ですね。
でも、雷門の提灯は、京都生まれなんどすねぇぇ。

寄席の代演

柳家小袁治師匠のブログから。
師匠は、末廣亭中席のトリを勤めていらっしゃいますが・・・。
http://yanagiyakoenji.at.webry.info/201311/article_17.html
★日曜日の末廣亭昼席は満席でありました♪昨日は二階席にもお客さまが入ったのですが、一階席だけでありました(^_^;)
お客さまが入っていただき誠に嬉しいのですが、余り笑い声が聞こえないのです‥‥。
★我々は「重い」と表現していますが、それにしても笑わないお客さまでした(x_x;)シュン
お客さまに一体感が欠けていました。楽屋に居た愚生でも、その理由はすぐに分かりました。
★その理由とは?
出演者の半分は代演でしたヽ(`Д´)ノ
出て来る芸人噺家がプログラムに載っている人じゃなけりゃ、一体感は出ませんよねぇ…、まことに残念なことです。
落語協会は半分代演だったらちゃんとした出番をコピーして、プログラムに差し込む手配をしてくれても良いのでは?と思ったなぁ、
これじゃ偽りになってしまうよなぁ‥‥。
・・・確かに、半分が代演というのは酷すぎるかもしれません。
最近は、寄席や落語協会のHPの「本日の番組」で、事前に確認出来ますが、それにしても半数が変更になっていると・・・・。

南部三春

昨日の稽古会の後、仙三さん(杜の家頓平師匠)が、前日の「学士会落語会」で古今亭菊之丞さんの「三味線栗毛」で、酒井雅楽頭が手に入れた馬を「南部三春の産で」と言っていたが、南部と三春は別の地名ではないか、私(乱志)の「三味線栗毛」では、ここをどのように演っていたかと"物言い"がありました。
「ただいまの協議についてご説明いたします」ということで。
仰るとおりで、南部は今の岩手県、三春は福島県で、いずれもかつての名馬の産地です。
師匠の高座本でも、「南部三春の産の名馬」となっています。
FW: 電子メールで送信: 8e804875bad61373d937057172940e4c.jpg
私も、それが気になっていたので、「南部三春」とは言わずに、どちらかの地名を使っています。
基本的には、南部の産と言っていると思います。
「南部馬」というのは、南部地方で盛んに飼育・産出された日本馬。
土産の馬に大形の外国馬を交配した改良種。
体が大きく、性質はおとなしく、力が強い。
明治時代までは軍用馬として重宝されていたようですが、今はいなくなっているそうです。
FW: 電子メールで送信: d0113707_21404519.jpg
一方、「三春駒」は、福島県の三春地方に産した馬。
洋種の馬が輸入されるまで、南部馬とともに全国に知られた。
南部馬に比べて軽小で、乗用に適していたそうです。

高座本

昨日の稽古会の時師匠の高座本を4冊いただきました。
高座本
「あくび指南」「頂き猫」「明烏」「胸の肉」。
「あくび…」と「明烏」は、いずれチャンスがあるかもしれません。
「頂き猫」は左甚五郎物、シリーズで「三井の大黒」「ねずみ」「竹の水仙」「叩き蟹」をやるのも面白いかもしれません。
「胸の肉」は、師匠が「ベニスの商人」を翻案して創作された噺です。
(高座本は、勿論有料で、1冊300円で譲っていただいています。)

2013年11月17日 (日)

ラジオ寄席

女子バレーがブラジルに完敗したのをテレビで視た後、いつものラジオ番組にチューニング。
 ◇ 富士詣り     桂南喬
ギター漫談のぺぺ桜井さんも出演していました。
寄席になくてはならない芸人さんです。
が、一般の視聴者には、あまりお馴染みではないかもしれません。
初めて寄席で聴いた時は、何とも言えない雰囲気に戸惑い、しかも何を喋っているのか分かりませんでした。
ところが数多く聴いて来ると、このマンネリ具合が、これまた何とも言えなくなります。
南喬師匠は、例によって、太い芸風。
高座の様子が目に浮かびます。

秋景色

松戸駅前を徘徊。
秋景色
伊勢丹通りも何となく秋。
秋景色
近くのたい焼き屋さんに行列が出来ています。
このたい焼き屋さん、昔、宝くじの一等賞が当たったという噂がありました。
秋景色
自宅の近くの銀杏も、すっかり黄色くなりました。電子メールで送信: BZOwmQJCMAAmhda.jpg
これは、河口湖の様子です。

学士会落語会

大事な用事で出席出来ませんでしたが、昨日は「学士会落語会」の例会でした。
ゲストが、「古今亭菊之丞」さんと「古今亭志ん吉」さんでしたから、とても残念です。
しかも、菊之丞さんが十八番の「三味線栗毛」を演ることになっていましたから。
恒例の噺家さんとの対談は、学士会落語会の役員で、菊之丞さんをご贔屓にしている南亭蕪生師匠が担当されたそうです。
次回の新年の例会は、我が落研OBが多数出演する「会員落語会」です。
私は前回出演につき予選落ちをしています。

落語っ子連稽古会

来週の「お江戸あおば亭」があるので、何とか師匠にご指導いただこうと。
今日も楽しい一時でした。
 ◇ 時そば    三流亭千公
 ◇ 抜け雀    三流亭流三
 ◇ 試し酒    三流亭窓口
 ◇ 松山鏡    三流亭仙三
 ◇ 天災     三流亭新参
落語っ子連稽古会
千公さんは「時そば」にチャレンジ。
落語っ子連稽古会
窓口さんは「試し酒」。
落語っ子連稽古会
仙三さんは「松山鏡」という渋い噺。
そのうち英語でお演りになるのではないかと・・・。
落語っ子連稽古会
新参さんは、確か学生時代にお演りになったはずの「天災」。
メンバーがそれぞれ刺激しあって、レベルが上がっていると思います。
とても良い雰囲気です。
私は、来週の高座だと言うのに、まだヘロヘロで…。

稽古へ

天気予報が外れて、とても良い天気になりました。
稽古へ
土日を跨ぐ用事が早く済んだので、稽古に参加出来そうです。
深川は、不動様も八幡様も七五三で大賑わいです。
日々のことに感謝して手を合わせました。
這えば立て 立てば歩めの 親心

落語DEデート

今日のゲストは、水泳の元オリンピックメダリスト。
先週のような五月蝿いゲストではないので、落ち着いて聴けました。
 ◇ 岸柳島   八代目三笑亭可楽
ほとんど初めて落語を聴くという人に、この噺が良いのかなぁ、なんて思いながら。

2013年11月16日 (土)

プログラムの見開き

プログラムを開いたところ。
プログラムの見開き
いつもと同じ、マンネリのデザインですみません。

当日のセット

当日会場で配るセットのイメージ。
当日のセット
こんな感じで配ります。
師匠にも、ワンセット持参しようと思います。

プログラムとチラシ

畳の上に並べてみました。
プログラムとチラシ
「お江戸あお亭」のプログラムと、挟み込むチラシです。
私が出演させていただく、師匠の「はしご落語会」と、今回お世話になった「伝承話藝を聴く会」。

ゴルゴ13

幼い頃は、絵が何となく怖いのと、内容が難しいのとで、やや遠巻きにしていたのを思い出します。
漫画家のさいとう・たかをさんの「ゴルゴ13」が、1968年11月に「ビッグコミック」で連載がスタートしてから45年、一度も休載なく、単行本は170巻に到達しているそうです。
「ここまで長くなるともう描き手のものじゃない。読者が“やめろ”というまで、もうちょっと頑張りますよ」と可能な限り連載を続けるご意向だそうです。
しかし、継続することの重さを感じます。
尤も、相変わらず、あまり読んだことはありませんが。
「あぶさん」なんていうのも、まだ連載が続いているんでしょうか?

2013年11月15日 (金)

東京落語会

今日は東京落語会。
東京落語会
しかし、明日が大事な用事があるので、仕事を終えて帰ることにしました。
窓輝さんが、演芸大賞受賞者に代わって出演するようです。
後は…、今月は…。
そう言えば、来月の師匠の「はしご落語会」では、窓輝さんと共演させていただきますが、どんな噺をされるのでしょうか?

プログラム印刷

「お江戸あおば亭」のプログラムを印刷しました。
mm
とりあえず100枚で間に合うでしょう・・・。
ついでに、当日プログラムに挟んでもらうように、師匠の「はしご落語会」のチラシもコピーしておきました。
三遊亭圓窓「はしご落語会」

桂文治ネット独演会

下谷神社で行われる落語会「十一代 桂文治ネット独演会」が動画サービス「ニコニコ生放送」にて生中継されるそうです。
この文治さんの落語会は、初となるネットでの中継をするだけでなく、会場の高座の後ろにプロジェクターを設置し、視聴者が書き込んだコメントもリアルタイムで流し、ネット視聴者と会場の観客が双方向かつ一体となって桂文治の本寸法の落語を楽しむことができるという趣向だそうです。
このほか、瀧川鯉朝さんが、観客だけでなく、ネット視聴者からもコメントによって三題噺のお題をもらい、新作落語を作り口演するという、自宅からも参加できる新しい落語会の楽しみ方を提供するとのこと。
さらに、ニコニコ生放送では、公演以外にも、高座の後ろ側や楽屋の様子など普段あまり見られない風景も放送する予定そうですから、単なる落語会ではないんですね。

こっちへお入り

電子メールで送信: 51YvgX0r3VL._SL160_.jpg吉田江利、三十三歳独身OL。
ちょっと荒んだアラサー女の心を癒してくれたのは往年の噺家たちだった。
ひょんなことから始めた素人落語にどんどんのめり込んでいく江利。
忘れかけていた他者への優しさや、何かに夢中になる情熱を徐々に取り戻していく。
落語は人間の本質を描くゆえに奥深い。
まさに人生の指南書だ! 
涙と笑いで贈る、遅れてやってきた青春の落語成長物語。

東大落語会寄席の時、金願亭めがねさんから勧められた本。
ふと、思い出しました。
こんな書評もありました。
主人公はベテランOLの吉田江利ちゃん。
カルチャーセンターの女性向け落語教室に通う友人の発表会に付き合わされた場面から物語は始まる。
素人落語ゆえに、やたらと早口になったり、表情が乏しかったりで、本職の落語家の高座とは大違い。
一生懸命やっている友人に気を遣って笑いどころを探し、笑うどころか疲れきって心の中でカラクチ批評をつぶやき続ける。
しかし、発表会後の打ち上げで、下手さ加減にめげることもなく「次の発表会には何をやろう」「この演目をやってみたい」と楽しげに盛り上がっている姿を目の当たりにして、「私には、こんなに一生懸命、楽しそうにできることがあるだろうか」──と考え込んでしまう。
それが、江利が落語に足を踏み入れるきっかけとなった。
そして、気がつけば、江利自身も落語教室のメンバーとなり、どんどん、落語にのめり込んでいく。
この物語の魅力は、「リアル感」だ。
主人公の江利は、才色兼備の理想のヒロインというわけではない。
職場ではカリカリしてばかり、年下の恋人ができた友人をやっかみ、弟の嫁さんにムカつき、努力はするが、ほどほどのところで現実と折り合ってしまう中途半端な性格。
そして、そんな自分を不甲斐なく思っている。
それは、まさに、落語に登場するお気楽な若旦那や、ダメ亭主の姿と重なる。
しかし、若旦那やダメ亭主は、なんと、可愛らしく、愛すべき人たちなのだろう。
完璧な人間なんて、そうそういるものではないけれど、みんな、一所懸命頑張っている。
物語の中盤、カルチャーセンターの講師の「落語は本来、人生讃歌なのです」という言葉が胸に響く。
自分を肯定することで、ドラマチックではないけれど、少しずつ変わっていく江利の姿が心地よい一冊だ。

・・・「人生賛歌」ですか・・・・。
自分を肯定するというのは、落語そのものかもしれませんね。
こんなのもありました。
落語詳しくないけど、これからはもっと積極的に聞きたい(観たい)と思った。
廓話やお妾さん話が嫌だというおかねさんにはすごく同意。
でも「文七元結」の小三治の演る「俺のほうじゃあ、誰も死なねぇ」には涙がでてしまい、なぜ?ってなったり。
「佃祭」の与太郎の「返しておくれよぅ~」にも涙...。
もっと他のお噺についても書いて欲しかった感じがした。

私の落語観は、初心者の方と同じ程度なのかなぁと、やや不安になってしまった部分もありますが。
ちょっと、時間を見つけて読んでみようかと・・・。
めがねさんに感想も言わなくてはいけないし。

2013年11月14日 (木)

牛丼

今日は夕食は要らないと言ったのですが、仕事が立て込んで、急遽予定をキャンセル。
牛丼
仕事を終えて一人寂しく帰る途中、夕食を牛丼に決めました。
これでワンコインでお釣りが来ました。
下手をすると、コーヒー一杯よりも安かったりして。

福井に寄席?

中日新聞に出ていた記事。
http://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20131114/CK2013111402000011.html
福井市内の落語愛好者グループが、JR福井駅西口の駅前電車通りに、 市民参加型の寄席小屋「きたまえ亭」を開設しようと準備を進めているそうです。
地の利を生かして「駅前」を文化の拠点と位置付け、再開発事業が進む中心市街地の再生を目指すということで、オープンは1月4日を予定。

福井市中心部にはかつて、照手座や湊座などの芝居小屋が集まっていたそうで、中心市街地の衰退に歯止めをかけようと、落語愛好者5人が6月に「きたまえ亭運営協議会」を発足させ、寄席は、公共交通が整う駅前電車通りの空き店舗に開設されるそうです。
毎週土曜日、県内の愛好者が前座を務め、上方落語協会の桂蝶六さんらプロの落語家2人も交えて4時間ほどの高座を開く予定。
公演は有料。
…町興しなんですよね。
大変だと思いますが、とても楽しそうですね。

寒いから

天気予報。
寒いから
13日は、朝の気温、日中の気温とも、全国的 に11月下旬から師走並みとなり、東北や北陸、関東北部などでは1月並みの厳しい寒さになりました。
14日の朝も、11月下旬から師走並みの冷え込みになる所が多くなりそうです。
一方、日中は、13日より幾分寒さは和らぐでしょう。
…という訳で、軟弱にも今朝の歩き稽古は中止。
昨日は、使い捨てカイロを買って帰りました。
使い捨てで勿体ない気もしますが、随分安くなりました。

世間一般

世間知らずな企業と役員の話。
世間一般世間一般
世間一般
何より会社全体が組織の体をなしていませんから、さもありなんですが、やはり卵か鶏で、碌な役員がいません。
インフラを担う企業なんていうのは、世間の常識や良識が拠り所だと思うのですが、この会社の役員は、自分たちは世間の一員ではないと思い上がっているのでしょう。
JR北海道が記者会見を開き、国の監査の直前にレール幅の数値を改ざんしていたことを認めました。
「入力されたシステムデータの一部に不一致があり、数値が異なっていた」「世間一般でいうところの改ざんととられても仕方がな い」と述べたそうです。
それじゃあ、「世間一般でいわないところの改ざん」と言うのは、この腐った組織の人たちのいるところでは、改ざんと言うのはどういうものなんですか?
誰かが何らかの意図をもって、語句や数字などを勝手に書き換えたら、人はそれを改ざんと言うんです。
(辞書では…、文書などの字句を直すこと。特に、悪用するため に、勝手に直すこと)
悲しき鉄道マンさん、「世間一般」と言うのは、世間の通常の場合の、一般的な観点では、社会通念上は、などという意味の言い回しのことだと知っているんですか?
あなた方は、違うんですね?
そうそう、「信頼を裏切ってごめんなさい」ポーズを取っていますが、ご心配は全く要りませんよ。
だって、裏切るような「信頼」は、既に存在しませんから。

2013年11月13日 (水)

東武動物公園

仕事で東武動物公園駅で下車しました。
東武動物公園
西口に出るには、長い通路がありました。
東武動物公園
何か大がかりな造成をしているようで、駅から出るだけで、かなり時間を要しました。
駅前に案内地図ぐらいあるだろうと、高をくくっていたのですが、目的地までは良く分かりません。
通りがかった人に尋ねて、前を歩く、同じ目的地に向かっているだろうと思しき人の後について行きました。
…何とかたどり着きました。
東武動物公園
帰りも、駅まで約15分歩いて、始発電車に乗りました。
何と各駅停車でしたが、疲れているからゆっくり座って帰ろうと…。
都内までだと1時間ぐらいはかかりそうです。
始発の車内はガラガラで、とてものどかでした。

歩き稽古

今朝も寒い。
電車の中も、すっかり真冬仕様・・・。
歩き稽古
それにしても極端な気候です。

日比谷公園も、落ち葉を踏み分けながら。
歩き稽古
落語をやっていて、どの演目でも必ず1・2ヶ所、覚えづらい、やりづらい部分があります。
「厩火事」は、孔子の逸話のくだり。
「佃祭」は、お悔やみを言うところ。
「帯久」は、帯屋が指に紙を巻かれるところ。
「浜野矩随」は、小僧が掃除をするところ。
「揺れるとき」は、西生の独白のところ。
「三味線栗毛」は、長屋の連中が見舞いに来るくだり。
それで、「抜け雀」は、父親が絵を描く場面・・・。
何とか、ここを頭に叩き込まないといけません。
あ、ここだけでなく、まだまだ全部が中途半端です。

高潮と津波

津波も高潮も恐ろしいということで・・・。
電子メールで送信: takashio.jpg

高潮の主な原因
  1. 気圧低下による吸い上げ
    台風や低気圧の中心気圧は周辺より低いため、周囲の
    空気は海面をおしつけ、中心付近の空気が海面を吸い
    上げるように作用する結果、海面が上昇します。
    気圧が1ヘクトパスカルより低くなると、海面は約1センチ
    メートル上昇します。
  2. 風による吹き寄せ
    台風に伴う強い風が沖から海岸に向かって吹くと、海水
    は海岸に吹き寄せられ、海岸付近の海面が異常に上昇
    します。
    水深が浅いほど、風の吹き寄せ作用がよく働き、高潮が
    発達しやすくなります。
  3. 台風の接近に伴う高波浪による海面上昇等
「高潮」とは、台風や低気圧によって起こる強風や気圧の変化によって海面の高さが普段よりも異常に高くなる現象で、別名「風津波」あるいは「暴風津波」とも呼ばれます。
これに対して「津波」は別名「地震津波」と呼ばれます。
「高潮」と「津波」は全く異なる現象です。
「高潮」は、台風などの低気圧の通過時に海面が異常に高くなる現象で、低気圧が通過すると平常の潮位(海水面位置)に戻ります。
現象としては、海面が上がり下がりの1回の上下運動になります。
これに対して、「津波」は、波が押したり引いたりを繰り返しますので、海面が何度も上下に振動します。
「高潮」が起こるときには台風による激しい風が吹き、これによって発生する大きな波がその上に乗ってやってきます。
いずれも、地球(地上)が大きな実験室のようになり、地震や台風などによる地表、気圧や気流の激変によって、人間にはどうしようもない猛威をふるうことになる訳ですね。
ところで、台風30号で甚大な被害を受けたフィリピン中部のレイテ島などに居住する邦人133人のうち、まだ100人以上と連絡が取れず、安否が確認できていないそうです。

灘の偽一本

世の中は澄むと澄まぬで大違い。
「灘の生(き)一本」と「灘の偽(ぎ)一本」。
仮に、百歩譲って錯誤だったとしても、到底許されないと思います。
灘の某酒造会社は、純米酒などの「特定名称酒」に醸造アルコールを使用するなどの不適切表示があったことを明らかにしました。
規格外の米を使用した本醸造酒や吟醸酒もあったといい、対象は38銘柄で、期間や出荷数は調査中。
今年10月以前の製造分を自主回収するそうです。
同社では、醸造アルコールは現場の担当者が品質を一定にするため、純米酒に混ぜることがあった。
本醸造酒などには酒米の一部に農林水産省の規格外の加工用米を使用。
酒造好適米を60%まで磨き上げ、電子メールで送信: index_ph17.jpg芳醇な味わいはそのままに、よりすっきりと仕上げた特別本醸造酒です。
こんな謳い文句ですよ。白々しい・・・・。
言い訳は、こうじを作る際、誤って混ぜていたという。
誤ってだと?
メーカーの品質管理って、こんなものなんでしょうか?
そもそも、そういうこともありうるという前提で、管理体制を構築しておくべきでしょう。
ガソリンスタンドで、誤ってガソリンに灯油を混ぜていいのかい?
私は下戸ですから、灯油を飲まずにすみますが。
"一本(1社)"ですめば良いですが、"百本"になるかもね。
「清酒」じゃなくて、「濁り酒」は立派な酒ですから・・・、「汚酒」ですか・・・。

ブレーキ利かず

機械のことだから、こんなこともありますよ。
障害物を検知して自動でブレーキをかける機能を体験する自動車の試乗会で、車が停止せずフェンスに突っ込み、男性2人が重軽傷を負ったそうです。

事故があったのは、埼玉県深谷市で行われた車の試乗会。
試乗会では、某社の人気車に搭載されている障害物を検知して自動でブレーキをかける機能が実演されていましたが、7メートル先に設置されたマットの手前で止まるはずの車が停止せず、その奥のフェンスに突っ込み、車が大破し、助手席にいた男性スタッフが右手首を骨折する重傷で、運転していた客の男性も軽傷を負ったとのこと。

やはり、人間を乗せた実験はやるべきではないと思います。
せいぜいぶつかっても怪我をしない程度の速度でやり、それ以上はダミーでやるべきだと思います。
車の機能そのものに問題があったのか、操作に問題があったのか?
相手は機械ですから。
バンジージャンプのゴムが切れたようなもの?

2013年11月12日 (火)

歩き稽古

歩き稽古 in 日比谷公園です。
歩き稽古
歩き稽古も、今朝ぐらいの寒さならちょうど良いかもしれません。
歩き稽古
前半は、何となくまとまりつつあるようですが、後半はまだ・・。
歩き稽古
登場人物のキャラクターが、侍(絵師の親子と殿様)が出て来ますから、しっかり立てないといけません。
おかみさんが、噺家さんによっては、かかぁ天下の激しいキャラにしていますが、あまりどぎつくないようにしたいと思います。
だから、例の萬橘さんのような、余計な(失礼)場面や、品のないおかみさんにはしません。
(私には、そんな技量もありません。)
「抜け雀」をやってみて思うのは、普通にやれば、笑うところもあって、聴かせどころもあって、やはり名作ですね。

寒さ本番

寒さ本番今朝は寒い。
昨日は、仙台でも初雪だったそうです。
電車の中で、コートに手袋・マフラーと“完全武装”の人がいました。
「ねぇあなた、今朝は寒いから温かくして行かなくっちゃ」なんて、奥さんに優しく言われて、無理矢理着せられて…。
”放牧”されている身には、羨ましいような、気の毒なような。
かく言う私も、使い捨てカイロをポケットに入れました。
今年の冬もご厄介になります。

落語の効能

落語の効能読売新聞で読んだ、心温まる話題。
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20131107-OYO1T00668.htm
独学で落語を覚え、各地で公演を重ねている自閉症の男性がいる。
「正光寺しなの」さんという岐阜県瑞穂市の19歳の公社職員。
軽妙で威勢の良い語り口が人気を集めているそうです。
落語がその一助になっているというのは、本当に嬉しく思いますね。
聴いて笑うことが健康に良いだけではない、素晴らしい効能です。
そういえば、私の同期で、子どもさんが自閉症で、自身の出世コースを諦めて、その子どもの将来のために尽くしている人がいました。
両親(自分たち)亡き後にも、一人で生きて行くことが出来るようにと、同じ環境にある方々と、様々な活動を行っていると言っていたのを思い出しました。
その人には、自分の夢を諦めたことよりも、子どものために東奔西走していることの充実感が満ち溢れていたのが、今でも強く心に残っています。

豆腐ぃ~ 生揚げ~ がんもどきぃ~

手作りの豆腐をラッパの音色と 共に売り歩く「町の豆腐屋さん」が減り続けているそうです。
電子メールで送信: 20081201183645.jpg
豆腐業者は、平成13年度には全国で1万5000を超えていましたが、昨年度は9000余りまで減少。
FW: 電子メールで送信: image.jpg高齢化と後継者不足、さらに大豆の値上がりなども追い打ちをかけています。
豆腐屋さんと落語は、とても深い関係がありますから、またまた分かりづらくなりますね。
「豆腐ぃ生揚げぇがんもどきぃ」の売り声や「ラッパの豆腐屋さん」も、いなくなってしまうのでしょう。
そうなると「甲府ぃ」なんて言う噺は、オチが分からなくなりますね。

枯葉よ~♪

JR仙山線陸前白沢-山寺駅間で、山形発仙台行き上り普通列車が走行中、線路に積もった落ち葉で断続的に車輪が空転し、速度が上がらなり、この列車は25分遅れ、上下2本が運休したとか。
これはちょっと洒落になりませんが。
     
仙山線の沿線には、「奥新川」なんていう駅があって・・・。
あぁぁ思い出すなぁ、合ハイで行ったり、・・・・たり。

学士会落語会会報「まくら」

学士会落語会の会報「まくら 第24号」が配信されました。
内容は9月の例会の紹介がメインで、ちょっと辛口のコメントをしている「三遊亭萬橘」さんがゲストでした。
ラジオ寄席
その萬橘さんが「抜け雀」を演るというので、聴きたかったのですが、お彼岸で帰省せざるをえず、聴くことが出来ずに、とても残念だった例会でした。
この萬橘さんの噺について、こんなコメントでした。
(抜け雀は)笑いの多い噺ですが、萬橘さんは独自のくすぐりを沢山盛り込んでおられました。
例えば、客が無一文と分かって宿の主人が「ご冗談を」と言ったら侍に「わしは冗談は嫌いだ、出ていけ」と言わせておいて、その後主人に何があるかと尋ねられた侍が「夢と希望だ。冗談だ」と答えます。今度は主人に「冗談は嫌いだ、出ていけ」と言わせ、侍が「しからばご免」と出ていこうとするという面白い台詞回しがありました。
また、絵に描いた雀が飛び出すことを知った宿の主人にいい女の絵を描いてもらってたまに出てきて優しくしてもらおうなどと言わせておいて、最後の方で立派になった侍が来たところで宿のおかみさんの態度が媚びた風にかわって「いい男の絵を描いてほしい」と言うところなどがありました。

・・・う~ん、これらはこの噺のストーリー展開に必要なくすぐりや演出なんでしょうか?
ライブで聴いていないので、何とも言えませんが・・。
それから、「抜け雀」のオチについても、以下のような説明が付けられていました。
【抜け雀の下げの微妙な変化】
この噺も上方から江戸に移された落語のようですが、大阪ではあまり聞かれなくなりました。
米朝全集によると、下げは浄瑠璃「双蝶々曲輪日記」橋本の段の傾城吾妻のくどき「現在、親に駕籠かかせ・・・」を踏まえているそうで、米朝の下げは「現在親にかごを描かせた」となっています。
江戸に移されてからも昭和13年の三代目三遊亭金馬の下げは「現在の親に籠をかかせた」(昭和戦前傑作落語全集)となっていますし、昭和4年出版の落語全集に載っている桂文楽の下げも「現在の親に籠をかかせた」となっています。
いずれもまくらで悪い駕籠屋のことにふれていませんので、下げは浄瑠璃を踏まえているのかもしれません。
その後この噺を得意にしていた志ん生になると、まくらで旅人に嫌がらせをするたちの悪い駕籠かきがいるという話をしていて、下げは「親を籠画き[駕籠かき]にした」となっていますから、浄瑠璃の台詞を離れて、駕籠屋という意味の駕籠かきと鳥籠を描くという意味でのかご描きの地口になっているものと思われます。
確かに浄瑠璃を踏まえないと、親を駕籠かきにするということが親不孝と直結しないので駕籠かきはたちの悪い仕事であるといった説明をする必要があるのかもしれません。
萬橘さんも含め東京の抜け雀は、「親を駕籠かきにした」という下げを受け継いでいるものと思われます。

そうなんです。
この点については、圓窓師匠も圓生師匠から聞いた薀蓄ということで、以下のように語られています。
既成の落ちは、老人が駕籠を描いたので、息子として「あたしは親不孝。父を駕篭かきにした」というのである。
しかし、この落ちの本来の意を知っている人は少ないようだ。
〔双蝶々曲輪日記 六冊目 橋本の段〕の吾妻の口説き句に「現在、親に駕篭かかせ、乗ったあたしに神様や仏様が罰あてて――――」というのがある。
[抜け雀]を演るほうにも聞くほうにもその知識があったので、落ちは一段と受け入れられたものと思われる。
本来の落ちには隠し味ならぬ、隠し洒落があるのが、嬉しい。
知識として、その文句のない現代のほとんどの落語好きは、ただ単に「親を駕篭かきにしたから、親不孝だ」と解釈をしてるにすぎない。
胡麻の蠅と駕籠かきは旅人に嫌われていた。
その「駕籠かき」から「親不孝」と連想させての落ちになるのだが、悪の胡麻の蝿と同じような悪の駕篭かきもいただろうが、いとも簡単に駕篭かきを悪として扱うのはどうかと思う。
だから、浄瑠璃の文句の知識を念頭に入れない「駕篭かき」の落ちの解釈は危険そのものなのである。

そこで、圓窓師匠は、雀に鳥籠という取り合わせの違和感もあり、オチを変えているのです。
これらの薀蓄を意識して、しっかりやらないといけませんね。
「駕籠かき」にはしないオチで。

そば清?

ど〜も…。
そば清?
岩手の名物「わんこそば」を制 限時間内に何杯食べられるか競う「全日本わんこそば選手権」 が、盛岡市で開かれたそうです。
ことしで28回目を迎えた大会には249人が参加し、震災後、福島県から盛岡市に引っ越 してきた家族や、震災の復興工事に携わる東京の人たちなども参加しました。
優勝は327杯を食べた神奈川県の男性で、2位に50杯以上の 差をつけました。
「300杯以上食べたいと思っていたので120点満点です。そばを入れてくれる人とも息が合ったことが優勝した要因の1つだと思います」と話していた。
今頃、黄色いTシャツとそばだけが、椅子に乗っていたりして。
・・・ど~も・・・。

2013年11月11日 (月)

あの時と同じ…

あの時と同じ…あの時と同じ光景・・・。
奇しくも今日は、あの東日本大震災から、ちょうど2年8ヶ月目。
フィリピンの台風による大災害の多くは、高潮によるものだそうです。
町が消え去り、がれきの中を住民がさまよい歩く……。
猛烈な台風30号に直撃されたフィリピ ン中部。
約970万人が被災し、被害の大きかったレイテ島では死者数が1万人に達する恐れも出ているそうです。
惨状を目の当たりにした日本人は、「まるで東日本大震災で津波に襲われた町のようだ」と思ってしまいます。
台風30号で甚大な被害を受けたレイテ島の港湾都市タクロバンは、がれきの町と化したそうです。
町があったとみられる場所は、強風と高潮を受け、低層のコンクリートの部分だけが残り、木造の家屋などは軒並み押しつぶされていて、さまよい歩く住民らが1000人単位で商業施設の周辺に集まっている…。
あの時と同じ光景です。
それにしても、地震による津波のメカニズムも物凄いですが、超低気圧によって水面が何メートルも上昇し、風速何十メートルもの突風に煽られた波のパワーも信じられません。

芸人紹介

芸人紹介知ってはいましたが、あまり見たことはありませんでしたが、落語協会のHPに「芸人紹介」というのがあります。
http://rakugo-kyokai.or.jp/Performers/
暇にまかせて何人かの映像を見てみました。
三遊亭吉窓、古今亭志ん橋、隅田川馬石、柳亭小燕枝の各師匠。
芸人紹介
吉窓さんは、お得意の踊りも。
それぞれ工夫を凝らしながらも、観客なしのスタジオ撮影ですから、何となくぎこちなかったりして、これがまた可笑しい。

サッカー王国の落日

J1磐田は、サッカーJリーグ1部(J1)第31節で鳥栖に0―1で破れ、クラブ史上初のJ2降格が決まったそうです。
サッカー王国の落日
次節以降磐田が全勝、甲府が全敗しても勝ち点で及ばず…。
あまりサッカーに興味がないから知りませんでしたが、何だよ隣の甲府と競っていたの?
静岡と言えば、サッカー王国と言われていたのですから、「おいおい、どうしちゃったんだよ」と言う感じ。
まぁ、あんまり地域性はないのかもしれませんが、でもねぇ…(-_-;)

浪江焼麺太国

浪江焼麺太国
B-1グランプリで、原発事故の被災地浪江町の焼きそばが受賞したそうです。
福島県双葉郡浪江町の安くておいしい、昔から親しまれる極太麺の「なみえ焼そば」。
約50年前、労働者のために食べ応えと腹持ちをよくするために考案されたとされています。
通常の約3倍のもある太い麺と、うまみたっぷり濃厚ソース、豚肉とモヤシだけのシンプルな具が特徴です。
一味唐辛子を振りかけて食べるのが通な食 べ方とされる。
【なみえ焼そばの定義】
  その1   中華麺の太麺を使う
  その2    具材はモヤシと豚肉を基本とする
  その3       ソース味であること
【なみえ焼そば年表】
  1950年頃  なみえ焼きそば発祥
  1979年頃  家庭調理用太麺発売
  2010年4月 なみえ焼そば提供店舗21店舗
…富士宮焼きそば以降、甲府の鳥もつ煮など、比較的身近な場所のメニューがグランプリを受賞しましたが、街興しになれば良いと思います。
特に、原発事故で避難している人も多い土地柄ですから、復興のさらなる良いきっかけにもなることでしょう。

芸人魂?

島倉千代子さんの逸話。
芸人魂?
島倉千代子さんが、来年の歌手生活60周年に向けて準備していた新曲「からたちの小径」(作詞・喜多條忠)を作曲した南こうせつさんによれば、同曲は1年前に本人から直接頼まれもので、今年5月に制作途中のメロディーを聴いて非常に気に入り、感激のあまり「この歌は絶対にお蔵入りさせたくないから、よろしくお願いします」と、涙を流して念を押されたそうです。
当初は、今月15日がレコーディングだったそうですが、先月29日「その日まで待てな い。すぐに声だけでも入れたい」と連絡が入り、5日に体調を考えて、自宅のリビングでレコーディングできるよう整えたとのこと。
体力的に見ていて1回歌うのが精いっぱいという印象だったそうですが、3回歌ったそうです。
こうせつさんは、「奇跡の歌声でした。1回ごとに感情豊かに歌われ、3回目は『もっと自由 に好きなように歌います』とおっしゃる姿に、歌に対する情熱を感じました」と。
翌日体調を崩して再入院しましたが、涙ながらにお礼の電話があったそうです。
「私の部屋の中にスタジオができて、そこで私はできる限りの声で歌いました。自分の人生の最後に、二度と見られない風景を見せていただきながら歌を入れられるって、こんな幸せはありませんでした。人生の最後に素晴らしい時間をありがとうございました」。
その2日後に亡くなったということですが、「最後の最後まで歌に生き、歌を愛するその姿勢は まさに歌の神様でした」と、こうせつさんはコメントしています。
自分の命のことを悟って、最後の力を振り絞ったんでしょう。
…是非聴いてみたいものです。

現代版「笠碁」?

「笠碁」はハッピーエンドですが、これは洒落にならない話題。
オンラインゲームの対戦をめぐって口論となり、自宅まで訪ねてきた相手の男性を包丁で刺して殺害しようとしたとして、31歳の無職の男が逮捕されました。
2人は十数年前にゲームセンターで知り合い、オンラインゲームの対戦をする仲でしたが、その対戦をめぐって口論となり、相手の男性が自宅を訪ねて来ていたそうです。
「以前にも対戦をめぐって殴られたことがあり、今回もやられると思って刺した。殺すつもりはなかった」などと、大バカをほざいているようです。
…たかが遊びで、いい歳をした男が…。
落語「笠碁」も、似たような所がありますが・・・。
碁がたき同士が、今日は「待った」なしで碁打ちはじめる。
しばらくして形勢の悪い方が「待った」と言い出す。
相手は待てないと言い、お互い「待て」「待てない」と強情を張る。
あげくの果てに一方はおととしの暮れに金を貸したのを恩に着せ、返す日を延ばしてくれと言われた時に、待ってあげたではないかなどと言い出す。
これには相手も怒りだし、お互い「大へぼ」「大ざる」とののしりあって喧嘩別れとなる。
そのうちに雨が何日も続き、「碁がたきは憎さも憎しなつかしし」の川柳どおり、喧嘩別れした相手がなつかしく碁が打ちたくてたまらなくなる。
傘がないので、菅笠をかぶって出かける。
こちらも碁を打ちたくてしょうがなく、碁会所では皆強すぎて相手にならないので、やっぱり喧嘩した相手が一番いい。
すると相手が笠をかぶって前を通りかかるが照れくさく、中へ呼び入れることができない。
相手も照れくさく前を何度も行ったり来たりするだけだ。
碁盤を持ってこさせ一人でパチン、パチンと碁石を置き始める。
相手も音が気になって近づいてくる。
そのうちにたまならくなって、内から「へぼ」と声を掛けると「へぼと言ったなざる」と中に入ってきて喧嘩別れしたことなどすっかり忘れて碁を打ち始める。
盤に雨のしずくが落ちてくる。
いくら拭いても落ちるので、ひょいと見上げる。
「ああ、まだかぶり笠取らねえじゃねえか」
新作落語を作れば良いと思います。
その演目は「笠碁」ではなくて「笠ゲー」が良いと思いますな。

小袁治師匠のブログ

入船亭扇橋師匠と島倉千代子さんのことを、柳家小袁治師匠がご自身のブログでコメントされていました。
http://yanagiyakoenji.at.webry.info/201311/article_8.html
★島倉千代子さんといえば即、扇橋宗匠の名前が頭に浮かぶ。
島倉千代子さんの大ファンでいつも「お千代さん」と言っている。
療養中の宗匠にこの訃報はつらいものがあるなぁ‥‥。
「ちよちゃんのブログ」に宗匠のことが載っていた。
親友を超えた扇橋師匠としてあった。
★宗匠は島倉さんのスタッフジャンパーを好んで着ていた♪
永さんの番組で「扇橋さん、お願いがあるの‥‥」という逸話を披露したことがあった。
一般の聴取者は理解し難い内容だったけど、愚生たちは思わずニンマリする話だった。
★宗匠から夜遅くに島倉さんから電話があったことを度々聞かされている(笑)。
自分の名前を名乗らないで『あ…、た…、し …』と言うんだそうだ♪
なるほど親友を超えた仲なんだ(^ω^)
扇橋師匠も療養中で、きっとショックでしょう。

2013年11月10日 (日)

ラジオ寄席

先週は、日本シリーズで、放送されませんでしたので。
ラジオ寄席
 ◇ 代書屋       三遊亭萬橘
 ◇ 宗論        三遊亭歌武蔵
ラジオ寄席
やはり、萬橘さんの芸風には、相容れないものを感じます。
何て言いましょうか、品がないと思います。
もっと落ち着いてやれば、それなりのものがある人だと思うので、あまり際物(キワモノ)路線に行って欲しくありません。
それでなくても、レベルが低い団体にいるのだから、せっかく大きな名跡を襲名したんだから。
今日から、大相撲九州場所。
元お相撲さんの歌武蔵さんは、落ち着いて聴くことが出来ます。
完全に存在感が固まって来た感じです。
でも、今夜のは、あまり良い出来ではなかったかな・・・。

秋の嵐

日本海側から北海道にかけて、大荒れの天気だそうです。
秋の嵐
行きつけの床屋さんに行って、巷の雑談、楽天のこと、食品偽装のこと、寒さのこと、昨日起こった水戸街道の交通事故のこと…。
雨は降っていませんが、風が強い。
ちょっと気晴らしに、愛車で近くのホームセンターをブラブラ。
プログラム用の紙を買いました。
100枚パックの緑と青の2色。
プログラムと、当日プログラムに挟ませてもらおうと思っている、「はしご落語会」のチラシに使おうと思います。
風に揺れる銀杏の葉も、知らないうちに色づいていました。
木枯らし一番ではないのかな?

イコカ・イクスカ?

イコカは関西弁で「行こうか」、イクスカは東北弁で「行きましょうか・行きますか」…?
    イコカ・イクスカ?
仙台市は、地下鉄などに導入されるIC乗車券の名前を「イクスカ」に決定。
年内にもロゴデザインの選定作業に入るそうです。
「行く」と仙台弁の語尾に付く「〜 すか」を組み合わせた。
小旅行、遠足を意味する英語の「excursion(イクスカーション)」も掛けているそうです。
市民から寄せられた名称案2198通のうちの6人が名付け親。
最終選考には、伊達政宗から命名した「ダテカ」や、仙台七夕まつりで使われるササの葉に ちなんだ「ササピ」、仙台の別名「杜の都」から取った「モリカ」などが残ったそうです。
IC乗車券は14年度に地下鉄南北線、15年度に東西線と市バス、宮城交通の路線バスで利用を始める予定。
15年度以降、JR東日本のSuicaとの相互利用が検討されているそうですから、便利になります。
そうか、いよいよ地下鉄東西線が開通するんですね。

地震

茨城県南部が震源のマグニチュード5.5、震度5弱の地震。
東京周辺は震度4。
かなり長く揺れていたような気がします。

落語DEデート

ちょうど始まる時刻に目が覚めました。
 ◇ 奈良名所   二代目三遊亭百生
しかし、とにかくまぁ品のないゲストでした。
それでなくても私には、こてこての関西弁の女性には強い拒否反応がありますから。
また、こういう類の人には、TPOという感覚やバランスや奥ゆかしさというものはないのでしょう。
ひたすら自分のペースで、目立とうとする…。
最近、とみにゲストの質の低下が目立ちます。
ゲストの累計が300人以上だそうですから・・・・。

旅の終点

上野駅11番線ホームです。

終点
旅の起点か終点か。
この駅には、こんなホームがいくつもあります。
旅人は 雪呉竹の 群雀 止まりては発ち 止まりては発ち・・・

鈴本初席の主任

鈴本演芸場の来年の初席と二之席の主任。
鈴本初席の主任
若返りましたね。
それにしても寂しいのは、三遊亭の本流がいないこと。
例の分裂騒動の傷跡なんでしょうか。
確かに、一門が分裂して、層が薄いことは否めません。
落語協会に戻らず、別団体で活動している一門は、粗製濫造で、名門の見る影もありませんから。
正蔵さんは分かりませんが、三三、菊之丞、喬太郎…、いいですね。
三人とも、名前は先代のない初代です。
自ら大きくして行くと言うこと。
でも、小三治、圓菊が見えるし、喬太郎さんは柳派の大名跡を展望したいものですね。

ワンサくん

懐かしいキャラクターと言えば、「ワンサくん」というのがありました。
これは、漫画界の巨匠「手塚治虫」の漫画、およびテレビアニメ。
また、三和銀行(現三菱東京UFJ銀行)のマスコットキャラクターの白い犬でした。電子メールで送信: nf437.jpg
「三和(サンワ)」の逆読みで名づけられたと思われているが、「ワンサくん」に目をつけた三和銀行がマスコットとしての採用を申し入れたものダソウデス。
ガールフレンドの「ミドリ」ちゃんは、その三和銀行のコーポレートカラーから取られた名前なんですね。

電子メールで送信: 1377255836.jpg
最近は、ゆるキャラばやりですが、昔は、そこそこメジャーなキャラクターを採用していたんですね。
三和銀行は、後年には「スヌーピー」をキャラクターに使っていたはずですから、もしかするとトップが犬が好きだったのかもしれません。
(まぁ、そんなことはないと思いますが・・。)
でも、落語の通なら、上方落語の「鴻池の犬」をご存知だと思います。
三和銀行のルーツは、まさに「鴻池家」ですから、犬とは縁があるのかもしれません。
鴻池は、「御神酒徳利」や「莨(たばこ)の火」あたりにも出て来ます。

2013年11月 9日 (土)

松戸駅西口

ちょっと古本屋さんに行ってみようと、いつもとは反対側の出口に。
松戸駅西口
夜のペデストリアンデッキには、見慣れないイルミネーション。
商工会のイベントがあるみたい。
駅は混雑していますが、街は、とても50万人近い人口のメインステーション前とは思えない閑散ぶり。

「抜け雀」聴き比べ

もしかすると、ここに至って混乱するかもしれませんが、「抜け雀」の音源を聴き比べてみました。
抜け雀のイメージ
先代金原亭馬生師匠、古今亭志ん朝師匠と、「抜け雀」と言えば古今亭ですから。
それから、春風亭小柳枝師匠と春風亭正朝師匠。
それぞれ微妙に演出が違います。
尤も、私がやらせていただくのは圓窓師匠がベースですから、一番違っています。
登場人物のうちの誰のキャラクターを浮き立たせるか。
地噺の部分が比較的多いので、誰でも引き立たせることは可能です。
旅籠の相模屋の主が主人公ではあるのでしょうが、雀を描く絵師、相模屋の女房、絵師の父親…、どんな人格に表現しようか。
それぞれ、あまり尖らさず、優しさを。
滑稽噺を強調するか、最後人情噺の色を出すか。

鶴鶉衣

「鶴鶉衣」?
鶴鶉衣
休日、部屋に引きこもり、落語を聴こうと、YouTubeを検索していると、圓生師匠の「鶴鶉衣」というのがありました。
鶴鶉衣
「知らないなぁ。第一、演目が読めない」…という訳で調べると。
宇野信夫作「鶴鶉衣(うずらごろも)」という噺。
ウトウトしながら聴いてみました。
いろいろな趣味があって、時代を表す、集めるという流行があった。
弁当箱が流行れば弁当箱を、白い鼠の南京鼠が流行れば鼠を、ウサギやオウムなども流行ったが、熱が冷めれば 見向きもされなかった。
ウズラが江戸時代におおいに流行ったことがある。
地主のお嬢さんがウズラを欲しがったが、それは浪人が飼っているウズラだった。
同じ長屋の源兵衛さんに頼んで1両で交渉させたが、無礼であると首筋捕まれて表に放り出された。
その時亀の尾をしたたかに打って痛くてしかたない。
切り戸から家主が顔を出したのでウズラの一件を頼んだ。
浪人は内職の釣り針にやすりを掛ける仕事をしていた。
私も趣味替えしてウズラを飼いたいがそのウズラを私にくれないか。
新しいウズラは買ってあげるからと持ち出したが、「伊勢屋の娘はことのほかワガママであるな」と切り替えされた。
私にくれると思って譲ってほしいと言ったが、頑として首を縦に振らない。
それでは店(たな)を開けろと言うが早いか、表に引きずり出されて、亀の尾をしたたかに打ってしまった。
今度は頭を呼んだ。
頭は独り合点でお嬢様がお悩みだと言うが、私は女房と別れてお嬢様と一緒になっても良いですよ。
話は全然違ってウズラの一件であった。
この話はお断りしたい。
あの浪人と馬はダメなんです。
連雀町の酒屋の前で馬が暴れた。
私(あっし)は逃げようとしたが、冷や汗が出て動けなくなった時に、侍が現れ見事に取り押さえた。
その侍はあの浪人で、浪人を見るだけで、あの馬を思い出す。
勘弁してください。
お嬢様はウズラを飼っても様にならない、同じ飼うなら猫が良いですよ、可愛い猫が友達のところで生まれたので、もらってきます。
ご主人の了解を待たず駆け出していった。
お嬢さんにきつく言われて、番頭の彦助が浪人の家に向かった。
今までの件を謝り、その足で浪人の家を後にした。
ウズラのことは言い出せなかった。
しかし、気が立っている時に 話をしてもまとまらないだろうとあきらめた。
翌日、世間話をして帰ってきた。
3日、4 日・・・、ウズラのことは言い出せなかった。
7日目、浪人は「鶉居(じゅんきょ)とか鶉衣と言う言葉があるが、その貧しさでウズラを飼うとはおかしい」、番頭は、「私は伊勢屋の前に捨てられた捨て子で、ご主人にここまで育ててもらった。ご主人には恩義があって恩 を返したい。そのご主人がふさぎこんでいた。その訳はご存じのウズラの一件です。どうぞ 私にお譲りください」、
「娘御はそれにしてもワガママであるな」、
「母親を亡くし、男手一つでここまで育てられたからでしょう。如何がでしょうかウズラは」、
「それでは明日この時刻にお越しください。ご返事が出来ます」。
翌日浪人の家に来てみると、内職はしていず小鍋仕立ての料理を突きながら一杯やっていた。
勧められて部屋に上がり、飲めないのを無理にお猪口一杯飲んで苦しくなった。
鍋の物を突いてくれと勧められた。
「時に昨日お話の返事はいただけるのでしょうか」、
「ウズラのことだな。ウズラはもういない。カゴを見なさい」、
「ウズラはどこに」、
「二人が囲んでいる、この鍋の中です。何日も通ってきた貴方の心中、ご主人の意中、家主の心中は分かる。貴方が旦那様に誠を示すのであれば、私は自分の心に誠意を尽くす。今朝方、ウズ に『金品に替えるぐらいなら、我が腹中に納まる方がイイだろう』と言い聞かせたら、イイと言った。言うわけは無いがグウグウと鳴いた。可愛がっていた鳥を我が手で殺し料理する我が心中を察してください。ウズラはお譲りすることがもはや出来なくなってしまった」。
このことを店に帰って話をすると、娘も澱(おり)が取れたように心改まり、浪人の家に謝りに行った。
中川山城守という大名が世間話で浪人が馬を鎮めたことを聞いた。
その者を調べてこいとの事で調べると、鍋町の長屋に住む浪人・曽野門太夫だと分かったが、長屋の者も大家も、一徹者でお付き合いが出来ないでしょうと告げた。
帰ってこのことを報告し、召し抱えるのは止めた方がイイというと、町人を抱えるのではなく、気骨のある侍を抱えるのだから、今 すぐ抱えるようにと鶴の一声。
馬廻り役150石で出世した。
馬に乗ってヤリ持ちを従えて通行中、町中で長屋の住人に出合った。
ビックリしてこのことを大家に話して、
「どうして出世したのでしょうね」、
「それはウズラを食べたことだろう」、
「そうか、あっしは昨日、鳩を食った」、
「鳩を食った?それは気をつけろ、豆鉄砲を喰らうぞ」
…寝ながら聴いたので、よく分かりませんが。

富士の「お茶神社」?

静岡新聞の、実に柔らかい記事です。
茶どころ静岡県の自然の恩恵に感謝し、繁栄を祈願するかわいらしい「お茶神社」がこのほど、富士市久沢の製茶工場直営の喫茶兼販売店「ちゃーみい」にお目見えした。
「お茶の恵みを受けているのに、感謝する場所がない。例えば神社とかあれば」。
県外客の一言をきっかけに、同店を切り盛りする望月昌代さん(59)を中心に企画。趣旨に共感した約120人の募金で実現した。
http://www.at-s.com/news/detail/836249013.html?utm_source=twitterfeed&utm_medium=twitter
富士市久沢・・・、私にもなんとなく土地勘がありますよ。
完成した神社は高さ約110センチ、幅約60センチのミニチュア。
南麓の地域材「富士ヒノキ」で組み立てた。
本殿内に安置したのは店のキャラクター「おかげさま」。
お地蔵さんだが、「感謝を表す気持ちは同じ」と望月さん。
晴れた日は店外の富士山が眺望できる場所に、雨天時は店内に置く。
「富士山の恵みを満喫しながら一服できるオアシスに」という思いを込めた。
さい銭箱に集まった浄財は今後、神社の補修や増築に充てる。
望月さんは「富士市の名所の一つになれば。
もちろん、お茶神社が」と笑った。
「お~いお茶」のペットボトルのお茶を飲みながら、コメントを入力しています。

抜け・・・

「抜け雀」のことが気になっていたからか・・・。
どうも「抜け・・」と見ると、ドキッとしてしまいます。
秋は「抜け雀」に注意!
と書いてあると思ったら、秋は「抜け毛」に注意! でした。

抜け雀のオチ

電子メールで送信: 120px-Suzume_oya_2008.jpg「抜け雀」・・・・。
色々考えるに、やはり雀を鳥籠に入れるのは、道理に合わないと思います。
http://ranshi2.way-nifty.com/blog/2013/10/img_nuk_01jpg-5.html
http://ranshi2.way-nifty.com/blog/2013/10/post-5679.html
http://ranshi2.way-nifty.com/blog/2013/10/post-295a.html
抜け雀
そもそも、雀という鳥が、古くから身近な鳥なのに他の鳥のようにペット化されない理由と考えられるのは、飛翔力が強くてカゴ内で激突して傷付き易いことや、餌を大量に食べるので糞も他の飼い鳥と比べ量が多いこと、また砂浴び好きな習性のためカゴ内で餌や新聞紙に身体を激しくこすりつけ周囲に大量の餌や糞を跳ね飛ばす等が挙げられているようです。
そういう、生物学的な観点からも、鳥籠を描くというストーリーでない方が良いと思います。

島倉千代子さんの訃報

入船亭扇橋師匠が大ファンだと仰る島倉千代子さんの訃報。
幼い頃、紅白歌合戦の常連でもあり、印象に残る歌手です。
1955年「この世の花」でデビュー。
「人生いろいろ」などのヒット曲で知られ、NHKの紅白歌合戦には通算で35回出場しています。
個人的には、「恋しているんだもん」と言うのが好きでした。

作詩 西沢 爽  作曲 市川昭介
昭和36年 
1 小指と小指 からませて
  あなたと見ていた 星の夜
  地球も小っちゃな 星だけど
  幸福(しあわせ)いっぱい 空いっぱい
  だって だって私は
  恋しているんだもん


2 仲よしげんか して通る
  いつもは楽しい 散歩道
  ごめんなさいねと いえないで
  涙がいっぱい 胸いっぱい
  だって だって貴方に
  恋しているんだもん


3 デイトのたびに ひとつづつ
  思っていたこと 思うこと
  すてきな言葉の 寄せ書きも
  ノートにいっぱい 夢いっぱい
  だって だって二人は
  恋しているんだもん

あとは、「東京だよおっ母さん」ですかね。
田舎者の私には、「お祭りみたいに賑やか」だという浅草のフレーズが鮮烈でした。
プライベートは、人間関係や金銭問題、さらには病気や怪我など、大変でしたね。
75歳というのは、ちょっと早すぎた気がします。
扇橋師匠も、さぞや悲しんでいらっしゃることでしょう・・・。

2013年11月 8日 (金)

電車内稽古?

「窮鼠猫を噛む」・・・ではなく、窮雀車内で稽古?
最近、「覚える」「記憶する」「暗唱する」という作業が、とにかく億劫になりました。
ネタ帳・高座本に書いてあるものを順番に几帳面に覚えるなど、到底出来ません。
読み稽古を並行しながら、うろ覚えの状態で部分的に、口に慣らす作業をするようになりました。
電子メールで送信: 250px-Tree_Sparrow_August_2007_Osaka_Japan.jpg従って、口に出してやる都度台詞回しが変わります。
その繰り返しで、少しずつ台詞らしいものが固まって行きます。
このずるいやり方のメリットは、「覚えなくてはいけない」というプレッシャーから逃れられること。
そして何よりも、師匠が仰る「活字で覚えてはいけない」という点では、理想的かもしれません。
ただし、ただし、デメリットもあり、噺が常に流動的(不安定)であることと、「このままでは(本番に)間に合わないかもしれない」という焦燥感に襲われること。
それでも前者は、さらに練り込む余地があるという意味で、前向きに捉えることが出来ますが、未完成リスクは恐怖でもあります。
そんなこともあってか、今朝は、とりあえず出来そうな部分を、電車の中で、座席に座りながら、声を出さずに浚っていました。
自然に感情移入をするためには、このやり方を続けて行こうかとは思います。
電子メールで送信: 120px-Suzume_oya_2008.jpgところで、大変なことに気づきました。
「雀」を「ねずみ」と言ってしまうんです。
私の持ち(得意?)ネタの「ねずみ」と、ちょっと似た場面があるので、つい「ねずみ」と言ってしまうことがあるんです。
「抜け雀」ではなく「抜け鼠」になってしまう・・・・。
「窮鼠猫を噛む」でなく、「窮鼠台詞を噛む」になってしまいます。
かえって意識してはいけないのかもしれません。

ナショナルキッド

東芝の「光速エスパー」を紹介したら、ナショナル(パナソニック)の「ナショナルキッド」を紹介しないと、片手落ちになりますから。
電子メールで送信: img_962539_38612695_1.jpg
1960年(昭和35年)8月4日から1961年(昭和36年)4月27日まで日本教育テレビ(現テレビ朝日)系で放送された特撮番組(主人公であるヒーローの名前)。
三万光年彼方のアンドロメダからやってきたスーパーヒーロー。
地球では旗竜作(はた りゅうさく)と姿を変えて活動しているが、少年探偵グループに手渡した「マジックラジオ」の通信を聞くと、どこからともなく空を飛びながらやってきて悪を相手に活躍する。
武器は名称不明の光線銃とエロルヤ光線銃。
格闘能力にも長けており、海底でも自由に活動できる無敵の超人である。
第一人称は「わたくし」で、言動は敵味方区別せず非常に礼儀正しい。

実は、わたくしは、年齢的に、これは記憶がほとんどありません。
電子メールで送信: img_392308_52845321_0.jpg

弱点は「ラジューX」という放射線で、これを浴びせられ、電撃を受けると超能力を失って無力化してしまう。
また「磁気メタル」製の手枷足枷からは脱することができない。
「ナショナル」こと松下電器産業株式会社(現社名:パナソニック株式会社)が、「子供たちに科学に対する興味を持たせたい」との方針で、破格の予算を投じて単独スポンサーをつとめた。
高度成長の初期、メーカーのイメージ戦略に、こういうヒーローが出て来たのでしょう。
・・・が、今見ると、何とも不恰好な感じがするのは、時代の流れなのでしょう。
ハリマオとか、月光仮面とか、七色仮面なんていうのもありました。

ブルートレイン引退?

私は「・・鉄」ではありませんが・・・。
電子メールで送信: 写真特集東海道線 全通から120年 物流の大動脈を確立(2009年7月掲載).jpg
毎日新聞の記事によると、2015年度末の北海道新幹線開業を控え、JR東日本と北海道、西日本の3社がブルートレインをはじめ、客車を使った寝台特急を廃止する方向で調整していることが分かったそうです。
運行開始から30年以上経過して車両が老朽化したことに加え、航空機との競争で乗車率が低下。
さらに北海道新幹線開業により、利用客減少が予測されることが背景となっている。
JR関係者によると、現段階でブルートレイン「あけぼの」(上野-青森間)が来年3月のダイヤ改正で廃止されるほか、14年度末に最後のブルートレインとなる「北斗星」(上野-札幌間)、15年度末には「カシオペア」(上野-札幌間)と「トワイライトエクスプレス」(大阪-札幌間)も姿を消す見通し。
「北斗星」は年末年始やお盆期間中に限って臨時運行する。
電車方式の寝台特急「サンライズ瀬戸」と「サンライズ出雲」(東京-出雲市・高松)はしばらく運行を継続する方針。
・・ところで、「北海道新幹線」は2015年度末に開業するんですか?
大丈夫ですか?
新幹線は、確か軌道の幅が在来線と違いますから、在来線の幅のままで、新幹線の車輪が、 \。 。/ な形で、内股で走られたら困りますよ。
バカなことはともかく、ブルートレインには乗ったことはありませんが、いかにも旅をするという雰囲気で、いい景色でしたから、時代の流れとは言え残念ですね。

2013年11月 7日 (木)

月と金星

月と金星
月と金星
秋から冬になると、星が綺麗に見えるようになります。
日の入り後の南西の空に「宵の明星」金星がひときわ明るく輝いています。
金星と月が縦に並んで、南西の空がにぎわいます。
金星と細い月が近づき、美しい眺めです。

光速エスパー

「マグマ大使」とか、あの頃はいろいろありましたね。電子メールで送信: 41-%2BbgSWeYL.jpg

「光速エスパー」は、1967年8月1日から1968年1月23日まで日本テレビ系で全26話が放送された特撮番組(その主人公の通称)です。
半年間だけだったんですね。
幼い頃の時間の流れは、本当にゆっくりしていたんですね。
確か、東芝のキャラクターだったような。
因みに、ナショナル(現パナソニック)は「ナショナルキッド」。電子メールで送信: img_1455309_64301012_4.jpg
ごく普通の中学生、東ヒカルは、両親と共に気球の遊覧飛行を楽しんでいる際に墜落事故に遭ったが、全員奇跡的に一命を取りとめた。
事故の真相は、ギロン星人に母星を滅ぼされ、地球にたどりついた善意の宇宙人エスパー星人の夫妻が気球に接触して起こしたもので、実はヒカルの両親はその際に死亡しているが、エスパー星人の夫妻がヒカルへの贖罪の意味も込めヒカルにも秘密で憑依しており、以後、家族として生活している。
そして、ギロン星人も地球にやってきたことを察知したエスパー星人らは、光波エネルギー研究所で強化服を開発中の朝川博士(ヒカルの叔父)に、ひらめきを模したテレパシーを送り、エスパー星の科学力を反映させて強化服を完成させる。
そして、強化服装着者に選ばれたヒカルは「光速エスパー」として、小鳥型サポートロボット「チカ」を介して常に共にあるエスパー星人の母と共に、ギロン星人の地球侵略作戦ほか数々の怪事件に挑戦していく。
・・・懐かしいですねぇ。
これは、エプソンの「高速エスパー」というプリンター・・。

電子メールで送信: abewebshop_vp-4300n.jpg・・・・。

立冬

今日は立冬です。
つい先々週あたりまで、台風で大騒ぎをしていたのに。
立冬
暦の上ではもう冬。
そろそろコート や手袋も出しておかないといけないかも。
立冬
今日は朝や日中 の気温は平年並みのようですが、今夜はグッと冷え込んでくるようです。
体調を崩さないよう気をつけないと・・・。
今朝は雨降りなので、日比谷公園あるき稽古は中止です。

ジェットマン?

まるでアニメの世界のようです。
もしかして特撮でし・・・?なんて。
ジェットマン?
この「光速エスパー」のような人、「ジェットマン」 ことイブ・ロッシーさん。
ジェットマン?
小型ジェットエンジンが付いた翼を身につけて世界各地 の空を飛んでいるスイス人の冒険家で、今回、富士山を背景に 高さ3000メートルを超える上空を飛行し、空から世 界文化遺産への登録を祝福したとのこと。
ヘリコプターから飛び降り、4つのジェットエンジンを作動させて飛行態勢に入ると高度はぐんぐん上昇し、 富士山の山頂に迫る高さ3657メートルの空を飛んだということです。 そして最後はパラシュートで富士山のふもとに着陸。
・・・恐ろしい・・・。

2013年11月 6日 (水)

米朝米寿

人間国宝の桂米朝師匠が、米寿88歳の誕生日。
まことにおめでたいことです。
米朝師匠は肺炎のため入院していましたが、先月退院され、現在は、自宅で静養されているそうです。
ご長男の桂米團治さんによれば、米朝師匠はよく「55歳で死ぬと思う」と漏らしていたということです。
私の父も、40歳代の時は「オレは50歳で死にたい」などと言い、50歳を越えると「60歳まで生きられれば十分」と言い、還暦を過ぎると「もう少し生きられそうだ」と言い、古希を過ぎると何も言わなくなりました。
そんなものでしょう。

1001万円の指輪

1001万円の指輪楽天の優勝記念セールの商品として限定1個を用意した1001万円の指輪「プラチナ ・スタールビー・ダイヤモンドリング」が売れちゃったという話。
この物好きな購入客は現金で支払ったというです。
指輪は、楽天カラーをイメージした深紅の輝きを放つルビー (9.22カラット)に10個のダイヤモンド(計2.97カ ラット)をちりばめた特注品。
通常は約2000万円だそうですが、監督の名前にちなんだ値段に設定にしたもの。
こういうものは、経済合理的な価格なんてないということですね。
これが2000万円で売れますか?
実に無駄な話です。
(買えない貧乏人の遠吠え・・・。)

歩き稽古

まだまだ通しで出来る状態ではありませんが・・・。

恒例の?歩き稽古を始めました。

かなり冷え込んでは来ましたが、稽古にはちょうど良い気候です。
噴水の脇の桜の葉も、少し色づき始めた様子。
とりあえず、前半をしどろもどろで・・・。
紫綬褒章の権太楼師匠も、先日テレビで特集をやっていた一之輔さんも、歩いて稽古をするのが良いと仰っていますので。

県民栄誉賞

宮城県が、マー君に「県民栄誉賞」を授与するそうです。
知事は「神の領域に達した選手。日本シリーズでの力投も、県民に感動を与えた」と大絶賛。
県は、球団に対しても「被災地に大きな夢と希望を与えた」として「県民栄誉賞」を授与。
監督には感謝状を贈るそうですが、チームで受賞するんだから、要らないと思いますが。
それなら、キャプテンの嶋捕手が相応しいと思います。

2013年11月 5日 (火)

会場のイメージ

「お江戸あおば亭」の会場のイメージが湧きました。
東京堂ホール
座席数は約80席。
9席×9列で、3席ずつ分けて、中に通路が2本です。

図の左上まの楽屋から、会場(ホール)を約半周して、高座に上がることになります。

出囃子は、この入口の前でCDをかけることになります。
蕪生師匠が、最初の頓平師匠の時に「あおばもゆるこのみちのく」を三味線生演奏でやってくださることになっていますので、ここでお願いすることになります。

上方気質と江戸気質

最近騒がれているメニューの偽装問題で、メニューと異なる食材を提供された人には、ホテルやレストランが返金をするということになっているようです。
これが発表されると同時に、返金を求める人が多数いたそうです。
・・・でも、本当にそうなのでしょうか?
ちょっと失礼かもしれませんが、返金を請求するのは、関西の方が多いのではないかと思うのです。
例えば、関西・関東の人がそれぞれ100人いたとしましょう。
そのうち、実際に偽装された食材の料理を食べた人が、それぞれ30人ずついたとしましょう。
恐らく、関西では、90人近くが返金を求めると思います。
そう、実際に食べていない人でも、もっけの幸いと、ダメもとで請求すると思うのです。
一方、関東では、10人にも満たないと思います。
食べていない人は、自分には関係ないことと思うでしょうし、食べた人でも、(金額にもよりますが)返金の手続きをすることの方が煩わしいという感覚でしょう。
関西出身の人と話してみると、同じような意見でした。
江戸っ子は、「そんなみっともねぇことが出来るかい」ってんで、自分が食べたことすら隠すかもしれません。
まぁ、そんなに見栄を張ることはありませんが、私は上方気質は好きになれません。
落語と全く同じです。

誤った見出し

「じぇじぇじぇ!楽天日本一セール、みかんが売上1位」
こんな見出しの記事がありました。
プロ野球・楽天が初の日本一となって一夜明けた4日、優勝記念セールが地元・仙台市の百貨店などで始まり、雨にもかかわらず開店前から長蛇の列ができた。
星野仙一監督にちなんだ1001(せんいち)万円の宝石も登場するなどの“楽天景気”だ。
通販サイト「楽天市場」では、3日のV直後からセールがスタート。
同日分の、事実上のセール売り上げ1位には、楽天や東北関連の商品を押しのけ「和歌山県産みかん約5キロ/1箱」に。
ネット通販ならではの、意外な現象が起きていた。
とまぁ、他愛もない記事ですが、「じぇじぇじぇ!」はないでしょ。
これって、仙台市内の様子を伝える記事ですよ。
東北は広いんです。
仙台では、「じぇじぇじぇ!」なんて言いません。
スポーツ報知の記事ですが、ご贔屓の巨人が負けてしまったので、かなり混乱しているのでしょうか?
安易に、ちょっと話題になったテレビドラマに便乗して欲しくない。
センスの微塵もない見出しです。

呆れた老舗

数年前、やはり関西の高級料亭でもありましたが、奈良のここも懲りない悪質な店ですね。

奈良の某老舗旅館で メニューの表示と異なる食材が使われていた問題で、和牛として提供していたオーストラリア産牛肉を使った加工肉に、小麦などアレルギー症状の原因とな る材料が含まれていたことが分かったそうで、もう単なる偽装ではなく、犯罪行為だと思いますね。
よく名前を覚えておきましょう。
こんなところは、即刻廃業すべきですから、あえて名前を出すことにします。
「奈良 万葉若草の宿 三笠」では、ブラジル産などの鶏肉を大和肉鶏と表示するなど、メニューの表示と異なる食材を使っていたことが明 らかになっていますが、さらにこのうち「和牛」として提供していたオーストラリア産牛肉を固めて作った加工肉には、小麦や大豆などアレルギー症状の原因となる材料が含まれていたことが分かりました。
こうした材料が含まれていたことはメ ニューに表示されていませんでしたが、調理場のスタッフの多くは認識していたということです。
当たり前でしょう。
総支配人は「偽装と受け止められてしまう事象だと思っている。利用のお客様にご迷惑をおかけしたことを深くおわびします」
「偽装と受け止められてしまう事象」だとぉぉ?
偽装はおろか、詐欺、殺人未遂だと言われてもいいぐらいですよ。
ミシュランにも載せられている店だそうですが、ミシュランも馬鹿にされた(舐められた)ものです。
尤も、ミシュランは知らなかったはずですよ「見知らん(ミシュラン)」というくらいですから。
それにしても、「和食」が文化遺産になりそうだというタイミングで、先日の「冷凍の鮮魚」といい、大きなマイナスポイントですね。
それにしても、こういう不祥事は、どうも「食い倒れ」を自慢する大阪はじめ関西に多い気がしますが、土地柄なんでしょうか?

桂友楽師匠の記事

河北新報の記事です。
我が先輩「桂友楽」師匠ご活躍の記事・・。
桂友楽師匠の記事
http://www.kahoku.co.jp/news/2013/10/20131030t15031.htm
慶長遣欧使節の出帆400年を記念し、仙台市のアマチュア噺家が「支倉常長伝」と題した創作落語に取り組んでいる。
郷土の歴史をネタに2007年に創作を始め、今回が3作目。
「気楽な落語を通じて先人の偉業を知ってほしい」と張り切っている。
創作したのは「桂友楽」こと大友健弘さん(70)。
26日、青葉区の東京エレクトロンホール宮城の和室であった大学落語研究会OBらによる「仙台新撰落語会」でネタ下ろしをした。
大友さんは、慶長三陸地震(1611年)を受けて仙台藩祖伊達政宗が使節を派遣した経緯や、7年間にわたる常長の苦難と功績を紹介。
だじゃれやギャグも織り交ぜながら、常長の生涯を軽妙に口演した。
落語会で披露したのは30分間のダイジェスト版で、完全版は1時間半に及ぶという。
「常長に関する文献は多く、話題を整理するのが大変。堅苦しくなく、飽きずに聞いてもらえるようさらに内容を練り上げたい」と語る。
大友さんは東北大落語研究部のOB。
学生時代に昭和の名人といわれた故八代目桂文楽の元に通い、友楽の名を授かった。会社勤めの間は遠ざかっていたが、2005年に退職して再び落語に打ち込んだ。
これまで創作落語の題材として、日米修好通商条約批准書の交換に関わり渡米した仙台藩士玉虫左太夫と、政宗が城下町を築く際に町中に張り巡らせた四ツ谷用水を取り上げた。
カルチャーセンターや市民センターなどで講師を務める一方、仮設住宅集会所への出前寄席といったボランティア活動にも励む。
「第二の人生として、好きな落語を生かした地域活動を続ける」と言葉に力を込める。
今度の「お江戸あおば亭」でもご披露いただく予定です。
地元の名士でもあり、とても羨ましい限りです。

2013年11月 4日 (月)

スポーツ新聞

外出の時に、何年ぶりか、スポーツ新聞を買いました。
スポーツ新聞
「ありがとう日本一 マー君」という一面と最終面ぶち抜きの見出し。

その時地震が…

昨日の「神田神保町文化寄席」の真っ最中に地震がありました。
その時地震が…
仲入りの宝井琴柳先生の「堀部安兵衛」の時でした。
幸い、それほど大きな揺れではありませんでしたが、びっくりしました。
その時、琴柳先生、慌てず騒がず、「何か揺れておるようだが…」。

嶋捕手のスピーチ

日本一になった楽天の嶋基宏捕手のスピーチは、本当に心に残ります。
嶋捕手のスピーチ
嶋捕手のスピーチ
嶋捕手のスピーチあの大災害、本当にあった事なのか、今でも信じられません。
僕たちの本拠地であり 、住んでいる仙台、東北が今回の地震、津波によって大きな被害を受けました。
地震が起きた時、僕たちは兵庫県で試合をしていました。
家がある仙台にはもう1カ月も帰れず、横浜、名古屋、神戸、博多、そしてこの札幌など全国各地を転々としていま す。
先日、私たちが神戸で募金活動をした時に「前は私たちが助けられたから、今度は私たちが助ける」と声をかけてくださった方がいました。
今、日本中が東北を始めとして、震災に遭われた方を応援し、みんなで支え合おうとしています。
地震が起きてから、眠れない夜を過ごしま したが、選手みんなで「自分たちに何ができ るか?」「自分たちは何をすべきか?」を議論 し、考え抜きました。
今、スポーツの域を超えた「野球の真価」が問われています。
見せましょう、野球の底力を。
見せましょう、野球選手の底力を。
見せましょう、野球ファンの底力を。
共に頑張ろう東北!
支え合おうニッポン!
僕たちも野球の底力を信じて、精いっぱい プレーします。 
被災地のために、ご協力をお願いします。
……それまで、さほどプロ野球に興味があった訳ではなかったので、嶋捕手も知りませんでした。
「応援よろしくお願いします」と、ただ叫ぶようなものだろうと思って耳にしたスピーチには、本当に心が動きました。
あの頃はまだ弱小球団で、日本一など夢のように思ったものですが、3年足らずで実現出来たのは、とても素晴らしい。

禁煙レストラン

ねぇマスター、作ってやってよ・・・は「失恋レストラン」。
話題は「禁煙レストラン」のこと。
「ロイヤルホスト」の全228店舗が全席禁煙になったそうです。
大手ファミリーレストランチェーンでは初めての措置で、「より快適にお食事を楽しんでいただくため」と広報はコメントしているそうです。
一方で「喫煙客離れ」を防ぐため、198店舗には客席と独立した喫煙室を設け、完全分煙を実施、ほかの3店舗でも準備を進めているそうです。
・・・店内完全禁煙ではなく、全席禁煙ということですか。
私の嫌いな「スターバックス」は既に全店舗で全席禁煙としているようですが、これは「アッパレ」ですね。
酔っ払いも嫌いですが、煙草吸いも嫌いです。
何故なら、マナーの悪い人が多いから。
歩行喫煙者には腹が立ちます。
それから、よくコンビニの前あたりに灰皿が置いてあって、喫煙者がとぐろを巻いている場所がありますが、ほとんどが実質的には公道(歩道)にあり、これまた煙たくてとても迷惑です。
これって、誰の権限で設置しているのでしょう?
恐らく店側の独断でしょうが、極めて問題ありだと思いますね。
昔から、酒とタバコはお国の専売だったこともあってか、マナーに対して極端に甘い歴史がありますから、未だに酷いものです。
まだまだ、この程度の規制では甘すぎます。
少なくとも、酒を飲まない・タバコを吸わない人の迷惑にならないような環境にして欲しいものです。

和歌を愛でる

根津美術館の次回の展示会もいいですね。
電子メールで送信: img_exhibition_waka.jpg
季節の移ろいや心の微妙なありようを、31文字に託して詠んだ和歌は、日本美術と密接な関わりをもち、さまざまなジャンルで造形化されてきました。
人々は和歌を詠み、流麗な手跡で文字に表し、また、絵画や工芸に表現された意匠から和歌を読み解き、茶道具には歌銘を付して新たな価値を見出してきたのです。
本展では、館蔵品の古筆、屏風絵、蒔絵の硯箱、茶道具など和歌にちなんだ名品を厳選し、重要文化財9件を含む30件余を展示いたします。
なお「扇面歌意画巻」は修理後初のお披露目であり、展覧会で100図すべてを公開する初めての機会となります。
平安時代から江戸時代にわたる、和歌と日本美術のさまざまな結びつきの姿をお楽しみください。
・・・お正月に和歌に触れてみるのもいいなぁぁ。

2013年11月 3日 (日)

仙台が燃えた!!!

理屈抜きに素晴らしい
仙台が燃えた
仙台が燃えた
仙台が燃えた
仙台が燃えた仙台が燃えた
雨降る仙台が燃えています。
メジャーなスポーツで、東北が、仙台がトップに立つのは、恐らく初めてでしょう。
震災直後の嶋捕手の言葉が、また甦ります。
おめでとう

神田神保町文化寄席

じっくり聴かせていただきました。
神田神保町文化寄席
小はぜさん「道灌」。
神田神保町文化寄席
藤兵衛師匠の「そば清」。
神田神保町文化寄席
小はぜさんの高座返し。
神田神保町文化寄席
講談、琴柳先生は「堀部安兵衛」。
神田神保町文化寄席
仲入り後、膝返しは正楽師匠の紙切り。
神田神保町文化寄席
トリは小燕枝師匠「猫の災難」。
「伝承話藝を聴く会」主催の落語会です。
 ◇ 道灌        柳家小はぜ
 ◇ そば清       桂藤兵衛
 ○ 講談・堀部安兵衛  宝井琴柳
 ○ 紙切り       林家正楽
 ◇ 猫の災難      柳亭小燕枝
渋い落語会です。

神田神保町文化寄席のプログラム

会場で配られたもの。
神田神保町文化寄席のプログラム
何とありがたいことに、「神田神保町文化寄席」のプログラムを受け取ると、我々の「お江戸あおば亭」のプログラムで挟んでありました。
何か「お江戸あおば亭」みたいな雰囲気です。

東京堂ホール

神田神保町の東京堂書店6階の「東京堂ホール」。
東京堂ホール
今日の落語会の会場でもあり、3週間後に我々の「お江戸あおば亭」でも使わせていただく予定の東京堂ホール。
東京堂ホール
本当にありがたいことに「伝承話藝を聴く会」のご厚意で、この高座一式を貸してくださるということで、お礼と簡単な打ち合わせもあり、お邪魔しました。
東京堂ホール
座席も80席近く設けられますし、とても良い雰囲気です。
心配していた楽屋もあります。
出囃子と出演者の楽屋からの導線に工夫が要りますが、何とかなるでしょう。

神田神保町

神田神保町
神田神保町のすずらん通りの東京堂の前も、古本祭りで大混雑。
いつもとは違って、落語会の看板も歩道に立てられず、ガラスに貼ってありました。

学生街のカフェレストラン

ここは学生街。
学生街のカフェレストラン
お茶の水駅で電車を降りて、明治大学方面に下る途中のカフェレストランで、ちょっと早めのランチ。
窓の外は、3連休の中日で、まだ人通りも多くありませんが、そのうち賑わって来ることでしょう。

楽屋裏?

平和な休日のお昼時。
楽屋裏?
藝大から上野駅方面に戻る途中の、上野公園の大噴水広場の脇の木陰。
園内で行われる様々なイベントの関係者でしょう。
    楽屋裏?
着ぐるみを着て、打ち合わせでもしているのでしょう。
こちら側から見られているとは思っていない様子です。
動物園の入口ゲートも行列が出来ています。
賑やかな公園を抜けて、神保町に向かいます。

国宝興福寺仏頭展

国宝興福寺仏頭展
東京藝術大学の美術館で開催されている「国宝興福寺仏頭展」に行きました。
上野駅の公園口から上野公園を抜けて藝大へ。
10時開場の前に着いたので、かなりの行列になっていました。
やや気持ちが萎えそうになりましたが、列に並びました。
心配していたほどの混雑はなく、ゆっくり懸賞することが出来ました。
宗教のことや仏像のことなど、ほとんど知識はありませんが、何かホッとします。
この展示会のメインとも言うべき「銅造仏頭」「木造十二神将立像」は、迫力がありました。
バタバタしていて、久しぶりの美術品鑑賞でしたから、とても楽しかった。

駅の新聞スタンド

普段はしげしげと眺めることはないのに。
駅の新聞スタンド
「マー君…」なんて言う見出しのスポーツ新聞が目に飛び込んで来ます。
正直なところ、可能性は高くないかもしれませんが、何とか今夜の最終戦で頑張ってもらいたいと思います。
きっと、テレビ観戦する勇気はありませんから、結果だけを楽しみに。
望みをつないで。

落語DEデート

すっかり忘れていました。
今までの6時スタートだったら聴き逃していたところでした。
 ◇ 高野違い  三代目三遊亭金馬
あまり聞かない演目で。
「落語のあらすじ・千字寄席」で検索してみました。
鳶頭はカルタなど見たことがないので珍しく、あれこれトンチンカンなことを言うので、だんながウンチクをひけらかして、ご説明。
洗い髪で、大層ごてごてと着物を着ている女がいると言うと、それは下げ髪、着物は十二単(じゅうにひとえ)で、百人一首の中の右近と教えられる。
同じような女が二人いるが、赤染衛門に、紫式部。
赤に紫に黄色(鬱金色=右近)で、まるで紺屋の色見本のよう。
紫とやらいう女の歌が、「巡り逢ひて見しやそれとも分かぬ間に雲隠れにし夜半の月かな」
誰かに逢いたいと神に願掛けしている歌だと聞いて
「そりゃ合羽屋の庄太ですよ。借金を返しゃあがらねえ」
「おまえの話じゃないよ」
太田道灌が
「急がずば濡れざらましを旅人の跡より晴るる野路の村雨」
弘法大師の歌が
「忘れても酌みやしつらん旅人の高野の奥のたま川の水」
これは六玉川のうち、紀州は高野山の玉川の水は毒があるため、のまないよう戒めた歌だというので、鳶頭、親分が大和巡りに行くから知らせてくると飛び出す。
「それで、その歌はなんだ」
「忘れても酌みやしつらん旅人の、跡より晴るる野路の村雨」
「それじゃ尻取りだ。下は『たかのの奥の玉川の水』というんだろ」
鳶頭、先に言われたので癪なので揚げ足を取ろうと
「親分、タカノじゃなくてコウヤでしょう」
「同じことだ。仏説にはタカノとある」
またへこまされたので、それではと
「ごまかしたって、こっちにゃ洗い髪の女がついてるんだ。じゃ、こんなのはどうです?『巡り逢ひて見しやそれとも分かぬ間に雲隠れにし夜半の月かな』さあ驚いたろう」
「驚くもんか。それは誰の歌だ?」
「ナニ、着物であったな、鳶色式部だ」
「鳶色式部てえのはない。紫だろ」
「紫と鳶色は昔は同じだったんで。これは仏説だ」
「そんな仏説があるか。大変に違わあ」
「へえ、そうですか。それじゃ紺屋が間違えたんでしょう」……。

和歌の教養がないと、今ではよくわからない噺ですね。
原話は、文化8(1811)年ごろ刊行された、初代三笑亭可楽(1833年没)作の噺本「種が島」中の「源氏物語」です。
無知な男が、和歌の解釈を聞きかじって、トンチンカンなひけらかしで失敗するパターンは現行通りです。
原話では紫式部の歌でなく、謡曲「源氏供養」にある、式部が石山寺の観音の化身だという伝説から、「鳶色式部」を出しています。
サゲは、弘法大師(高野山)と太田道灌の歌の上下をとり違えたのと、「紫(色)」と「鳶(色)」の間違いを掛け、色→紺屋(こうや)の連想から、紺屋=高野のダジャレオチとしています。
原話のオチは、「ナアニ、おれがそそっかしいのじゃアねへ(え)。ぜんてへ(え)、せんに(=だいたい、前に)高野で間違った」というもので、むしろ、こちらの方がいくらか分かりやすいかもしれません。
ところで、六玉川(むたまがわ)は、歌枕に詠まれる全国の六つの玉川のことです。
 山城の井出の玉川
 摂津の卯の花の玉川
 近江の野路の玉川
 陸奥の野田の玉川
 武蔵の調布の玉川、
 紀伊の高野の玉川
高野の玉川は、高野山奥の院・弘法大師廟のそばを流れる川です。
川水の毒については、噺の中でだんなの解釈する通り、弘法大師のこの歌が載っている「風雅和歌集」の詞書に、「高野奥院へまゐ(い)る道に玉川といふ(う)河のみなかみ(=上流)に毒虫の多かりければ、この流れを飲むまじき(飲んではならない)由(よし)を示しおきて後よみ侍(はべ)りける」とあって、実際に中毒の危険を示唆しています。
高野山には女人禁制であったため、「毒水を飲む気づかひは女なし」という川柳もありました。
ただし、別の説では、名水をいたずらに酌むなという教訓がのちに「毒水」と誤伝されたものともいいます。
また、鳶色式部というのは?
鳶色(とびいろ)は、鳶の羽色の茶褐色のこと。
布地では、「鳶八丈」を指します。
鳶八丈とは、鳶色の地に、黒または黄の格子縞の着物です。
明治中期に、袴の色から、女学生の異名に用いられたこともあり、あるいは、それもかけられているかもしれません。
この噺は、古くから口演された江戸落語で、明治28年の四代目橘家円喬の速記が残ります。
名人円喬はこの噺を好み、よく高座に掛けたようです。
名人の名を後世に残しながら、ややキザで、教養をひけらかす臭みがあったという、この人が好みそうな噺でしょう。
戦後は、三代目三遊亭金馬、二代目三遊亭円歌という、兄弟弟子だった二人が、ともに手掛けました。
金馬、円歌とも、速記・レコード(CD)を残しています。
金馬は、大衆に愛されながらも、「やかん先生」とあだ名され、やはりペダンチックなところが嫌われもしました。
このような古ぼけたうんちく噺は、円喬や金馬のように、才気ばしった落語家でないと、衒学趣味だけが鼻につき、さまにならないのかもしれません。
現在は、ほとんど演
じられていません。

落語と茶道

「Yahoo!JAPAN 知恵袋」に、面白い質問があったそうです。
「茶道と落語はどちらが人気ですか? 」
可笑しいでしょ、この比較。
茶道と華道とか、落語と講釈とかの比較ならいざ知らず。
で、この質問のベストアンサーがまた、意味が分からない。
「落語ですね!落語家はしょうてんとかでにんきですし。」
これで、何と「解決済」になっている・・・・。
「笑点」は落語ではないでしょ。
本当に落語の方が人気なんですか?さぁどう(茶道)だろう・・?

大手町落語会

行きたいなぁぁ。
大手町落語会

「落語の蔵」クローズ

大変残念ですが・・・。
電子メールで送信: bg_header.jpg
日頃より「落語の蔵」をご利用いただき、ありがとうございます。
「落語の蔵」は、落語音源専門の配信サイトとして、2007年の開店以来、たくさんの落語ファンの皆さまに支えられてまいりましたが、2014年1月をもちまして、閉店とさせていただきます。
7年間にわたってご愛顧いただきましたこと、改めて御礼申し上げます。
なお、新規会員登録は20141月14日まで、
音源購入(決済)は同年1月24日まで可能です。
購入された音源のダウンロード可能期間は今まで同様、1週間です。
1月24日を過ぎますと、購入も試聴もできなくなります。
「人形町らくだ亭」「浜松町かもめ亭」収録音源につきましては、他所のサイトで発売する予定は今のところございませんので、この機会に、是非お買い求めください。
電子メールで送信: head_logo.jpg最近はダウンロードしなくなりましたが、貴重な音源もありましたから、残念です。
「落語ブーム」も去ったということでしょうか。
文化放送は、林家たい平さんの落語番組も終了してしまったし。
「落語の蔵」てなく「落語の御蔵」ならは、「らくごのごくら」と回文になったのに。
「落語蔵」なら「らくごくら」ですよ。
どうでも良いことですが・・・。

2013年11月 2日 (土)

大投手

大投手
残念でした。
大投手
「大事なここ一番の場面で自分の力の無さが出てしまいました。下手くそなだけです」と悔しさをにじませながら。
大投手 本当に大投手ですね。
先日25歳になったばかり、我が愚息と同学年の若者に教えられました。
明日は、下馬評では不利のようですが、みんなで頑張って欲しいものです。

9回裏無得点敗退

残念…。
マー君に勝たせてあげたかった。
チームにはまだ明日がある。

9回表無失点

9回表無失点
マー君160球ご苦労様。
最終回の大逆転を信じて…。

8回裏無得点

流れを取り戻せず。

8回表無失点

何とか凌いだ。
何とか逆転を信じて…。

7回裏併殺打無得点

流れを持って来ないと…。

7回表無失点

またヒヤリ。
さぁ、これから巻き返し。
2回裏2点先取!

6回裏無得点

ちょっと意気消沈か?
頑張れ!負けるな!

6回表も1失点

2点ビハインド。
もうこれ以上は失点出来ない。

5回裏残念無得点

惜しい…。ドンマイドンマイ。

5回表逆転許す

3点入れられ逆転される。
まだまだ。

4回裏三者凡退

初めての三者凡退。

4回表三振奪取で

ピンチも三振で切り抜け無失点!

3回裏無得点

仕方ない。

3回表無失点

ヒットとエラーでちょっとヒヤリ。

2回裏2点先取!

よし!貴重な先取点!
2回裏2点先取!

2回表三者凡退

よぅし!

1回裏無得点

出塁したけれども…。

1回表三者凡退

良し!

勝て!

とにかく勝ってくれ
ただそれだけです。

褒賞辞退

某ホテルの食材偽装問題を受け、中国料理総料理長が秋の褒章の受章を辞退していたそうです。
メニュー表記と異なる食材を使っていたと発表した直後に本人側から辞退の申し出があったということです。
その道一筋に 励み、卓越した技能を持つ人をたたえる黄綬褒章に内定。
今月3日に受章し、13日に賞状とメダルを授与される予定だったと…。
「不祥事を起こし、世間をお騒がせしたため辞退した」とのことですが、当然のことだと思います。
責任というものは、そういうものです。
全く同情の余地はありません。
顧客を欺いた組織の上部にいるのですから。

上野松坂屋

上野の老舗デパート「松坂屋」。
上野松坂屋
間もなく南館が建て直しのため閉店するんですね。

神田神保町文化寄席の予約

11月3日(日・祝)午後1時から神田神保町東京堂ホールで開催される「神田神保町文化寄席」の予約をしました。
神田神保町文化寄席
「伝承話藝を聴く会」が主催している落語会です。
  ◆ そば清           桂藤兵衛
  ◆ 猫の災           柳亭小燕枝
  ◆ 講談「堀部安兵衛」   宝井琴柳
林家正楽師匠の紙切りもあるそうです。
実は、11月23日の「お江戸あおば亭」と同じ会場で、「伝承話藝を聴く会」のご配慮で、高座一式をお借りいただけることになっているのです。
また、会場で、我々のチラシも配布してくださるとのことで、お礼と打ち合わせも兼ねてお邪魔するつもりです。

秋の展覧会

今日は出勤日で、世の中のように3連休ではありません。
明日か明後日、ちょっと展覧会などに行って見たいと思います。
根津美術館の「井戸茶碗」か・・・。
電子メールで送信: img_exhibition_ido.jpg

東京藝術大学美術館の「興福寺仏頭展」か・・・。
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寝蔵(越児)師匠が、落語っ子連の稽古で上京され、今度は「井戸茶碗」にチャレンジするので、根津美術館に行こうかと仰っていました。
落語を愛する人は格調高いんです。
それにしても、三流亭越路さんが「井戸の茶碗」、千早亭竜太楼(窓口)さんが「芝浜」、千早亭早千さんが「子別れ」・・・。
やりたい噺、先を越されてしまっているようで・・・。

引き際・潮時

役員報酬を10億円以上も受け取っている自動車メーカーの外国人社長。
突然の記者会見で、業績の下方修正と日本人トップを交代させる新体制を発表しました。
実質破綻した名門自動車メーカーの救世主として現れて10年余。
会社は国内メーカーで一人負け状態が続きます。
個人的には、このメーカーが好きだったのですが、かつての国内2大メーカーだった栄光は、もう完全に過去のものとなったようです。
叱られるかもしれませんが、この会社と大阪が重なります。
かつて2トップとして覇を競っていた相手(東京)に、大きく水を空けられ、いまや横浜にも抜かれて、単なる大都市のひとつになってしまったところ。
この外国人社長の拡大戦略に狂いが生じているようです。
例えば、ハイブリッド車主流の中で、電気自動車に注力したもののズッコケ状態です。
この「葉」は紅葉もせぬまま散ってしまいそう。
そろそろ、この社長も「潮時」かもしれませんね。
せめて、新車を発表して、退任の花道にしてあげましょう。
そうですねぇ、車名は「ウインド(Wind・風)」が良いでしょう。
車ですから駆け(走り)抜ける、風は吹き抜ける(疾風・はやて)。
スピード感のある名前で、とても良いと思います。
そして、キャッチコピーは決まりです。
Gone With the Wind (ゴーン ウィズ ザ ウインド)」
・・・って、駄目かなぁ・・・。

柳家権太楼師匠が紫綬褒章

秋の褒章で、柳家権太楼師匠が紫綬褒章を受賞。
毎日新聞の記事から。
【紫綬褒章:柳家権太楼さん 表情豊かに寄席を沸かす】
明快な人物造形、リズム感ある語り口で滑稽噺(こっけいばなし)から人情噺まで表情豊かに聴かせる。
受章の知らせに「喜びよりも『大丈夫なの、俺で?』って不安になりました。名人上手がもらうものだから」。
そして、自身を「落語をやらせると面白いおじさん」と高座をほうふつとさせる満面の笑みを見せる。
1970年五代目柳家つばめに入門。
五代目小さん門下に移り、82年に真打ち昇進した。
今、落語をやっていて「楽しい」と言う。
「年取ったら、落語の着眼点が変わってくる。もう一回見直してみるんですよ」と充実の境地。気負いはない。「あくまでも寄席芸人だから。寄席に来るおじさんおばさんに、寄席って面白いからまた行こうよと、思っていただける立場でい続けたい」
とにかくおめでとうございます。

ネーミングライツ

日本シリーズ真っ最中ですが、ゲームが行われる「日本製紙クリネックススタジアム宮城」(Kスタ宮城)のネーミングライツの契約が更新されないようです。電子メールで送信: 373757.jpg
東北楽天ゴールデンイーグルスの本拠地、「県営宮城球場」 の愛称の命名権(ネーミングライツ)を持つ日本製紙が、年内で満了する契約を更新しない意向を宮城県に伝えたため、宮城県は新たな命名権者の公募を始める模様。
日本製紙と言えば、前身の一つが「大昭和製紙」で、私にはとても馴染み深い企業です。
かつては、静岡県富士市の有力企業で、大学に入学した時、岩沼市にある工場の社員の子弟の家庭教師をしないかと誘われたことがありました。
富士市出身の人たちが転勤で大勢いたようです。
確か、岩沼市の地名に「大昭和」というのがあったと思います。
そういう意味では、ちょっと寂しい気もします。
例えば、球団の親会社で「楽天杜の(都)スタジアム」なんていうのはどうでしょう。
「萩の月牛タンスタジアム」「みちのく笹かまスタジアム」「あおばもゆるスタジアム」・・・。

その富士宮市で

その富士宮市の男性が、自宅で飼育していたニシキヘビがいなくなった、と富士宮署に通報して来たというニュース。
ニシキヘビはボール・パイソン・スパイダーと呼ばれる種類。
体長約1メートル、胴回り約20センチで、黄色い体をしている。
ペットショップで販売され、飼育に届け出は必要ないそうです。
毒性はなく、巻き付く力も弱いため、危険性は少ないとのこと。
 1匹でも「2匹(ニシキ)ヘビ」とはこれいかに。
     無地でも「柄柄(ガラガラ)ヘビ」と言うがごとし。

・・バカな問答をやっている場合ではありません。
こういうペットを飼う人は、本当に気をつけて欲しいと思います。
胴回り20センチ、長さが1メートルもあるヘビが突然現れたら、毒があるとかないとか以前に、そりゃあ心臓が停まるほど驚きますよ。
あぁぁ、それを想像するだけでもおぞましい。

2013年11月 1日 (金)

米朝落語全集

上方落語のバイブル「米朝落語全集」(創元社)が33年ぶりに改訂されて刊行されるそうです。
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間国宝、文化勲章受章と、いまや落語界を代表する至宝となった桂米朝師。
自ら筆を執った『米朝落語全集 全七巻』(一九八〇〜八二年)の刊行から三三年の時を経て、新たに追加・発掘された口演記録・音源・資料から内容を増補し、造本・体裁・構成を一新して編む完全版。
改訂版は、自宅や在阪放送局で見つかった音源から活字化した初公開の噺も収録。
「大阪ことば」を大切に、本来の姿を浮き上がらせるよう、内容や表記の仕方、言葉遣いなども旧版から改めたそうです。
1980年発刊の旧版は「噺家の教科書」として愛用されてきた。
米朝師匠は、「米寿に際し、私の集大成を見ることができるやなんて、誠に有り難いかぎりです」などと序文を寄せているそうです。
落語162編(旧版134編)を50音順に収録予定で全8巻(各巻税抜き4500円)。
今月に1、2巻発売、来年1月以降毎月1巻刊行とのこと。

隣は何を読む人ぞ

昨日の帰りの電車で。
隣は何を読む人ぞ
隣に座っていた初老の女性が読んでいる本が、何気なく目に入って来ました。
どうやら、柳家三三さんが載っていて、対談の記事の様子。
隣は何を読む人ぞ
へぇぇ、落語本を読む人もいるんだ。
・・・暫くすると、ページが進み、柳家さん喬師匠が登場。
何の本だろう・・・、A4サイズですから。
きっと、「落語ファン倶楽部」かな・・・。
そうか、ただいま「読書週間」ですね。

富士宮まつり

幼い頃、一番身近だったのが、静岡県の富士宮の街でした。
富士宮まつり
家族で買い物に行くのも、ちょっと贅沢に食事をするのも、多くが富士宮でした。
浅間神社の春の流鏑馬と秋祭りを見物するのが楽しみでした。
富士宮市は「富士山本宮浅間大社」の門前町として古くから富士登山の起点として栄え、明治から昭和初期にかけての大宮町の養蚕、蚕糸産業の隆盛で大きく発展しました。
富士宮秋祭りはこの浅間大社の秋の例祭に、氏子町内が祭り囃子を賑やかに囃し山車や屋台を引き回し、収穫と 一年の無事を感謝するもので、11月3日から5日まで行われ、勇壮な競り合いを売り物に21の町内が実施しています。
秋祭り初日の3日には浅間大社に宮参りが行われます。
21の町内は拝殿前には入りきれないために、前後2組に分けて宮参りを行います。
中日の4日には浅間大社周辺に山車・屋台を集結し、共同催事が行われます。
その後山車を移動させて目抜き通り各所において勇壮な競り合いや踊りなどを繰り広げます。
このお祭りで囃されるお囃子の富士宮囃子は、静岡県無形民俗文化財に指定されているそうです。
子どもの頃は、ただ雑踏の中を歩いて、とにかく「わた菓子(わた飴?)」が不思議で、食べたくて、買ってもらいたくて。
父が「あんなもの、美味くも何ともない」とか、「こんな埃っぽい所で不衛生だから」とか言って、なかなか買ってもらえませんでした。
こんな「初天神」みたいな景色は、あの頃のどの家庭にもあったのかもしれません。

乗馬部100周年

東北でも数少ない学生の乗馬団体「東北大学乗馬部」が創立100周年を迎えたそうです。
戦前には全国規模の馬術大会を長年運営し、戦後も東北の学生馬術界をリード。
11月9 日には活動の拠点を置く仙台市内で記念式典を開き、OBや現役生らが輝かしい歴史を振り返るとのこと。
乗馬部の前身「東北帝大有志乗馬部」は1913年発足。
100周年の節目の記念事業として、在籍部員が歌詞を合作し「乗馬部歌」を制作。
来春には100年誌を発行する予定。
発足当時は大正の初め。
仙台市内には陸軍第2師団司令部所属の軍馬育成施設が複数あり、陸軍は乗馬を武道の一つとして支援していたので、学生は許可があれば自由に練習できる環境だったようです。
戦前は部員が50人以上在籍し、市内で全国規模の馬術大会を毎年開催するなど、学生馬術界有数の実力を誇ったようですが…。 
馬術なんて、物凄くセレブな世界のもののように思えます。
歴史と伝統ですね。
「三味線栗毛」では、馬の名前が「三味線」でしたが、「流三」「千早」とか「金志」なんて言うのはいませんかねぇ。

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