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2013年10月 2日 (水)

踏切事故

train痛ましいニュースでした。
「文七元結」の左官の長兵衛の了見に思いを馳せました。
「コラ!待て!飛び込むな!  俺はここから離れられなくなってしまった。どこからか借りてきて渡せよ。何処にもいないか。死ぬ事以外に考えられないか。・・・俺って男は金には縁がないのかな~。・・・50両ここにあるから持っていけ!」
「そんな大金もらえません」
「やりたかないよ。だってお前は死ぬんだろ、娘は死にやしない。変な目で見るなよ。こんな格好の者に50両は持っている事は無いよな~。この金は先ほど娘が吉原に身を沈めて作ってくれた金だ。やるから、何かの折には、吉原の方に手を合わせてやってくれ」。

踏切の中で、動けなくなった高齢者を助けようとした40歳の女性が、電車にはねられ死亡したそうです。
女性は、家族の制止を振り切り、救助に向かったということです。
尤も、「文七・・」は、長兵衛が死ぬということではありませんし、ハッピーエンドですから、比べるに無理はありますが。
この女性の行為に対しては、恐らく世の中は、就中マスコミはこぞって賞賛するでしょう。
本当にそうなのかな?
それでいいのかな・・・。
「お前は死んだけど、おじいさんは助かったよ」と親に言わせるのって。

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