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2013年10月23日 (水)

「優勝おめでとう!」の看板

祝
プロ野球東北楽天の日本シリーズ進出決定を祝う看板が仙台市役所正面に掲げられたそうです。
何かと悪い話題ばかりが目立ち、暗いイメージがついて回っている東北地方ですが、明るい話題を提供してくれた選手たちには、素朴に心から感謝したいと思います。
考えてみると、18歳の少年だった私が憧れた北の杜の都は、気候や歴史、それから度重なる地震などの天災で、つらい時間を過ごして来ました。
あの「3.11」の直後に、選手会長の嶋捕手がスタンドに向かって行ったスピーチが印象に残っています。
かつて楽天に在籍していた山﨑選手が引退会見の時、「あの震災直後でも、球場に足を運んでくださる多くのお客様がいた」とコメントしていたことも思い出します。
ちょっと時間がかかりましたが、選手たちは、あの時の約束を叶えてくれたという訳です。
単なるスポーツの勝ち負けではない部分を、第二の故郷の慶事として受け止めました。
以下、あの時の嶋捕手のスピーチです。
本日は、このような状況の中、Kスタ宮城に足を運んでいただき、またテレビ、ラジオを通じてご覧いただき、誠にありがとうございます。
この球場に来ることが簡単ではなかった方、ここに来たくても来られなかった方も大勢いらっしゃったかと思います・・・。
地震が起った時、僕たちは兵庫県にいました。
遠方の地から家族ともなかなか連絡が取れず、不安な気持ちを抱きながら全国各地を転戦していました。報道を通じて被害状況が明らかになっていくにつれて、僕たちもどんどん暗くなっていきました。
その時の事を考えると、今日、ここKスタ宮城で試合を開催できたことが信じられません・・・。
震災後、選手みんなで「自分達に何が出来るか?」「自分達は何をすべきか?」を議論して、考えぬき、東北の地に戻れる日を待ち続けました。
そして開幕5日前、選手みんなで初めて仙台に戻ってきました。
変わり果てたこの東北の地を「目」と「心」にしっかりと刻み、「遅れて申し訳ない」と言う気持ちで避難所を訪問したところ、皆さんから「おかえりなさい」「私たちも負けないから頑張ってね」と声をかけていただき、涙を流しました。
その時に何のために僕たちは闘うのか、ハッキリしました。
この1ヶ月半でわかった事があります。
それは「誰かのために闘う人間は強い」と言うことです。
東北の皆さん、絶対に乗り越えましょう。今、この時を。
絶対に勝ち抜きましょう、この時を。
今、この時を乗り越えた向こう側には、強くなった自分と明るい未来が待っているはずです。
絶対に見せましょう、東北の底力を!

本日はありがとうございました。

・・・こちらこそありがとう。

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