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2013年10月31日 (木)

竹に雀

chick「竹に雀」について。
「抜け雀」は、やはり「鳥籠」より「竹」の方が良いと思います。
辞書で調べると、
   1 竹にスズメのいる図柄。日本画の画題。
   2 取り合わせのよいことのたとえ。
   3 紋所の名。笹竹(ささたけ)で丸を作り、その中にスズメが
     向き合っているもの。
    上杉氏・長尾氏・伊達氏などが用いた。
取り合わせが良いですよ。
それから、師匠の高座本には「竹に雀は品よくとまる」というのが出て来ます。
「竹に雀は品(しな)よくとまる とめてとまらぬ色の道」
これは、「伊勢唄」のようです。
日本にはいろいろな
民謡がありますが、「伊勢唄」は俗に「伊勢音頭」と呼ばれ、お伊勢参りをした旅人が土産代わりに名所を唄った「伊勢音頭」を覚えて帰り、各地に広まったものが始まりとされています。
この「伊勢唄」は名所唄・祝い唄・風俗唄(色恋唄)などから成り立っており、大体が7775調の文句となっています。
多くて20曲、少なくて5曲と村によっては歌われる数が違うそうです。
大門村というところを例にとってみると・・・、

 01 伊勢は津でもつ津は伊勢でもつ 尾張名古屋は城でもつ
 02 阪は照る照る鈴鹿は曇る 相の土山雨が降る
 03 堺出てから住吉様へ 松が見えますほのぼのと
 04 竹に雀は品よくとまる とめてとまらぬ色の道
 05 ここは播州姫路の城下 お菊殺した皿屋敷
 06 ここは播州舞子が浜よ 向こうに見えるは淡路島
 07 東にかたむく姫路の城は 花のお江戸が恋しさに
 ・・・・・と続きます。
雨は降る降る 陣羽(じんば)は濡れる越すに越されぬ田原坂
・・・これは他所の唄でした。
それから、伊達家の紋所として「竹に雀」は有名です。
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  (竹に雀)      (竪三つ引両)      (九曜)
伊達氏は戦国大名のなかでも、もっとも家紋の数が多い家である。
伊達氏の紋のひとつひとつをみると、家紋がどういうものであるのかが分かってくる。
まず、伊達氏の使用紋を全部あげてみると、(1)十六葉菊(2)五七桐(3)蟹牡丹(4)竪三つ引両(5)竹に雀(6)九曜(7)鴛鴦の丸(8)ナズナ(9)雪に薄 等である。
このように紋が多いのは、それだけ歴史が長く、伝統がある家であることの証でもある。紋にはそれぞれいわくがある。
たとえば「三つ引両」は始祖が源頼朝から下賜され、「菊」は皇室から賜ったというが、ともに確証があるわけではない。
また伊達氏は桓武平氏流伊佐氏の後裔とする説もあり、それを語っている紋が「九曜」である。
また、「竹に雀」は上杉氏に養子を入れようとしたときに頂戴したものだ。
そして、伊達氏はこれらの紋をそれぞれ適当に使い分けているのである。
「菊」は皇室。
「桐」は豊臣家、「牡丹」は近衛家、「三つ引両」は清和源氏、「九曜」は桓武平氏、「竹に雀」は藤原氏流上杉氏にというようにそのルーツはどこにでも結び付くように用いている。すなわち、戦乱の時代を生き抜く処世のシルシに家紋を利用したのである。
そのうち、もっとも人気があり、のちに定紋となったのが「竹に雀」紋であった。

・・・という訳で、やはり「鳥籠に雀」でなく、「竹に雀」にしよう。

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