袴
考えてみると、落語は着物とは切り離せない縁がありますが、袴を穿いたことはありません。
結婚式の披露宴で、式場の着付けの係の人のされるがままに、一度だけ、紋付・羽織・袴を着けましたが・・・。
先週の落語っ子連の稽古の時、頓平師匠(仙三さん)から、袴を譲っていただきました。
頓平師匠のお知り合いのお父さんの物だったそうです。
喜んで頂戴してはみたものの、悩ましい点がありました。
まず何と言っても、そもそも袴の着け方を知らないことです。
それから・・・、いただいた袴は弓道用の物なんだそうです。
弓道用の袴は、スカートのような形のもののようです。
そもそも、袴についての知識もないのです。
現在一般的な袴には、中が二股に分かれている「馬乗り袴」と、完全に筒状の「行灯袴」があるそうです。
恐らく、演芸や芝居、正式な場には「馬乗り袴」を着用することが多いようです。
また、格好がいいのは断然馬乗りだと言われています。
正面向いてじっとしていれば、ぱっと見は区別がつきませんが、立ったり座ったり歩いたりすると一目瞭然なんだとか。
また、実際には馬乗りの方が裾裁きもよく、歩きやすいそうで。
・・・と言うことで、この袴を高座で使わせていただくのはどうなのでしょう?
調べて見る限りでは、「駄目」ではなさそうです。
9月の「千早亭落語会」では、「三味線栗毛」という噺をやりますが、侍の噺ですから、袴で上がられたらいいなと思います。
師匠にお聞きして、このタイプ(行灯袴)でも構わなければ、見よう見真似で穿かせてもらおうかと。
この場合の問題は、帯の締め方です。
普段の「貝の口」の締め方では駄目だと思いますから、それから覚えなくてはいけません。
それから、着物の端折り方、袴の紐の結び方・・・、噺どころではなくなってしまいそう・・・。
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