« 叙勲額 | トップページ | 落語DEデート »

2013年7月21日 (日)

出囃子

bell出囃子は、今では当たり前ですが、これも5代目柳亭左楽師匠が関わっているそうです。
発祥は上方で、明治期にはあったようですが、東京は長い間落語家は「片しゃぎり」という太鼓だけで出ていました。
Fw:電子メールで送信: 82C882E882E0<br />
 82CC.jpg従って、かの三遊亭圓朝も、橘家圓喬も、出囃子では出てはいない訳です。
この昔かたぎの東京落語に上方の出囃子が入り込んだのは、東京落語界の分裂騒ぎがきっかけだそうです。
大正6年(1917)8月、給料制の東京寄席演芸会社の設立に反発した柳亭左楽師匠を中心とするグループが、落語睦会を結成。
若手の人気者を数多く擁する睦会は寄席の充実のために次々と新機軸を打ち出しましたが、その一環として出囃子を導入したのだそうです。
一説によれば落語界が生んだ最大の“政治家”といわれた左楽師匠が、「これからの寄席にはこうした賑やかな演出が不可欠だ」と断じて周囲を説得したといわれています。
出囃子なかりせば・・・、と思いますね。
ラジオやテレビで落語を楽しむスタイルがここまで定着しなかったかもしれません。
という訳で、柳亭左楽師匠は出囃子を取り入れたという一点でも落語の歴史に名をとどめると言えます。
以前、「お江戸あおば亭」の趣向で、私は喰亭寝蔵師匠の太鼓だけで、高座に上がったことがあります。
三味線や笛の音が当たり前になっている今では、時々「片しゃぎり」で出ると、新鮮に感じてもらえたかもしれません。

« 叙勲額 | トップページ | 落語DEデート »

徒然」カテゴリの記事