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2013年7月 6日 (土)

存亡の危機?

かつての繊維工業大国日本を支えた某名門企業が消えて何年経つでしょうか?
今や、唯一大手メーカーの一部門になって化粧品に名前だけが残っている某社。
最近の若い人は、この名前を言えば「化粧品会社」と答えます。
その会社の美白化粧品が、「肌がまだらに白くなった」という症例が多数出て来て、大規模な回収をすることになりました。
これって、かなり致命傷になるのではないでしょうか?
江戸の花火の「玉屋」を思い出したりして。
江戸の花火と言えば、「玉屋」と「鍵屋」が双璧でした。
ところが、天保14年(1843)4月17日玉屋は失火によって全焼。
町並を半丁ほども類焼させてしまいました。
当時、出火は重罪であり、しかも将軍家慶が日光へ参拝に出かける前日であったため、玉屋は江戸払いの罪を科せられてしまいました。
江戸庶民の絶大な人気を集めた玉屋は一代限りで家名が断絶。
しかし、玉屋の名は江戸庶民の間に語り継がれ、その後の花火大会でも江戸っ子たちは「かぎやぁ~」「たまやぁ~」と言って、楽しんでいるのです。
化粧品というのは、特にブランドイメージが重要ですから・・。

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