追い出し太鼓
これも大好きな寄席のシーンです。
追い出し太鼓、ハネ太鼓とも言いますが、鈴本演芸場では、テケツの上で前座さんが叩きます。
寄席の終演、お客さんが帰る時に打つのがハネ太鼓です。
ドロドロドロと打ちおろすと同時に、楽屋にいる前座・二ツ目さんが全員で「ありがとーございました、ありがとーございました」と声を張り上げてお客さんに感謝の気持ちを表します。
ハネ太鼓はお客様がお帰りになる様子を太鼓で打ちます。
デテケ、デテケ(出てけ、出てけ)と打ち、木戸を出て、それぞれ色々な方向に帰って行きますから、テンテンバラバラ、テンテンバラバラ、 客席からお客さんが全員出たところで太鼓の縁を叩き、カラ、カラ、カラ(空、空、空)と打ちます。
そして最後に、太鼓の縁をバチでこすって、ギーと木 戸の鍵をおろしましたと言う擬音を出して本日の興行はすべて終わりということになる訳です。
あぁ、今日も1日終わったなぁ…。
上野広小路に響くハネ太鼓の音を背中に聞いて、私も駅へ向かいました。
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