アンコール! ①
あれから1週間ですが、もう一度振り返ってみましょう。
「第5回お江戸あおば亭」の始まり、はじまりぃぃ・・・。
開口一番は、井の線亭ぽんぽこ「饅頭怖い」。
楽屋ではかなり緊張していましたが、高座では、若い人らしく、自分の言葉で、自己紹介をしていました。
正面から高座を見ると、意外に可愛い顔をしています。
なるほど、オバサマたちの受けが良い訳です。
二番手は、三代目杜の家とん平「豆屋」。
落研の高座は、何と40年ぶりということでしたが、杜の家一門?の芸風は生きています。
落語っ子連では、「三流亭新参(にっさん)」という名前で、一緒に師匠から稽古をつけていただいています。
こんな浅いところですみません。
落研四天王の重鎮、南亭蕪生「粗忽の使者」。
ご本人は頓着していませんが、前回の「転宅」と今回の「粗忽の使者」は、談亭志ん志師匠が、OB落語会でお演りになっています。
それぞれの個性があって、それぞれ素敵な噺になっています。
蕪生師匠は、この日の高座よりも、4日後に控えていた国立演芸場での、三味線と端唄のメジャーデビューの方に、心は行っていたかもしれません。
これまた芸達者な破れ家笑児「やかん」。
蕪生師匠と、この「浅草ことぶ季亭」で、三味線などを習っていて、私とは方向や芸風は異なりますが、落語大好き人間です。
笑児「船徳」・乱志「お初徳兵衛浮名桟橋」で二人会・・・が夢。
やかんのような、ややどぎつく演じる人の多い噺を、あの生成りな雰囲気で聴かせてもらいました。
優しい顔と自然な声と語りのリズム感のバランスが実に良くて、これは生まれついてのセンスで、私には到底適いません。
本日最大の目玉、仲入り前は達人・談亭志ん志「万金丹」。
私と二人、「お江戸あおば亭」皆勤の、重度落語中毒患者。
包容力のある身体と柔らかな表情と優しい声は、今回はご出演が叶わなかった「喰亭寝蔵」師匠と並んで、その技量と人気は我が落研OB会の至宝です。
なんでしょう、このゆったりした中から滲み出てくる可笑しさ。
やはり天性のセンスに、お人柄や人生経験がプラスされているのでしょう。
必ずかかる「待ってました!」の声は、決してサクラではない、待っていた人の声そのものです。
因みに、私は一度もかけていただいたことがありません。
ここで、お仲ぁぁ入りぃぃぃ!
この続きもお楽しみに・・・。
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