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2013年6月30日 (日)

老舗デパート閉店

present銀座最古の松坂屋が今月末で閉店し、来年夏にはオフィスなども入る約15万平方メートルの複合ビルとして生まれ変わるそうです。
関東大震災の翌年の1924年に開業。
銀座の顔のひとつが消えてしまう訳ですね。
バブル後は百貨店としての独自性を打ち出せないまま他社比劣勢に立たされ、銀座の一等地にあるものの、売り場面積が手狭なことも苦戦を招いた要因だったそうです。
私にとっての松坂屋は、「憧れのデパート」なんです。
それも、東京(銀座・上野)や名古屋にある松坂屋ではなく、静岡の松坂屋です。
大きな建物、エレベーターやエスカレーター、大食堂や屋上遊園地・・・。
田舎者の幼児には、もう夢のような世界でした。
もしかすると、生まれて初めてエスカレーターに乗ったのは、松坂屋だったかもしれません。
それから数年経った小学校3年生の時、遠足で静岡に行きました。
駿府公園に行ったりしたのでしょうが、遠足の後の図画工作の時間に、遠足の思い出を描くことになりました。
私は、松坂屋の屋上から、開業間もない東海道新幹線の「こだま」が静岡駅に到着するのを見ている場面を描きました。
その絵が、何だったか絵のコンクールで入選したんです。
私には、三越でもなく、高島屋でもなく、伊勢丹でもなく、松坂屋こそが「デパート」だったんです。

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