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2013年6月28日 (金)

新幹線の天使たち

snail先日採用面接をした中に、自分が通っている大学のキャンパスの清掃員のアルバイトをしている学生がいました、。
清掃会社の制服を着て、ゴミ拾いや黒板拭きをやっているそうです。
私は大変不謹慎ながら、「友だちに見られることに違和感がないか」と尋ねてしまいました。
彼は、「全くありません」と澱みなく答えてくれました。
黒板を綺麗に拭くテクニックを、色々工夫して身に付けたそうです。
現代っ子は、良くも悪くも、周囲の眼は気にしていないようです。
ややもするとオジサンたちが抱きがちなネガティブなイメージは持っていませんでした。
こちらの方が勉強させてもらった思いがしました。
新幹線の天使たち
写真は、先日の大阪出張で東京駅に着いた時、乗客が降りた後に、車内清掃のために入って行く清掃員の方の後姿です。
社内の研修の参考図書にさせてもらった「新幹線お掃除の天使たち」という本のことを思い出しました。
新幹線の天使たちこんな本です。
http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4860635477/ex-bit-22/
東京駅の東北・上越新幹線などの折り返し時間はわずか12分。
降車に2分、乗車に3分かかるので、清掃にさける時間はわずか7分しかありません。
その間に、車両清掃、トイレ掃除、ゴミ出し、座席カバーの交換、忘れ物のチェックなどを完璧に終える。
それが車両清掃チームの任務です。
新幹線の乗降時にお辞儀をして迎える集団に出会ったことはありませんか?
それは、JR東日本グループ会社の鉄道整備株式会社の人たちだ。
JR東日本が運行する東北・上越などの新幹線の車両清掃、東京駅・上野駅の新幹線駅構内の清掃などを主な業務としている。
従業員は、正社員と「パートナー」と呼ぶパート社員で約820名。
平均年齢は52歳! 女性比率は約5割。
「お掃除の天使たち」が1日に清掃を行う車両本数は約110本、車両数は約1300両。
基本編成は1チーム22人で、多いときには各チームとも1日約20本の車両清掃を担当しているのだという。
車両清掃の仕事は、担当する新幹線の到着3分前にホームに整列して待機するところから。
新幹線がホームに入ってくると一礼して出迎え、降車するお客さんに対しては「お疲れ様でした」とお辞儀をして声をかける。
お客さんが降車を終えると、車内に入り込み、忘れ物のチェックをし、座席の下や物入れにあるゴミを集め、座席の向きを進行方向に変えて、テーブルを拭いて、窓のブラインドを上げて、窓枠を拭く。
座席カバーが汚れていればそれも交換。
トイレも7分で毎回清掃。
乗車を待っていたお客さんに対しては、「お待たせしました」とふたたびお辞儀をして声をかけ、次の持ち場へと移動していく……。

パートか ら正社員への試験の際に、こう言った方がいたそうです。
「私はこの会社に入るとき、プライドを捨てました。でも、この会社に入って、新しいプライドを得たんです」。
この言葉を読んで、私は、若手社員の研修の参考図書にしようと決めました。
自分の自身の生を受け入れて、前向きに捉えて生きている。
落語の国の人たちと同じだと思いました。
自分勝手な欲と決め付けをして、大いなる勘違いをしている輩がいる一方で、こんなに潔い生き方をしている人たちもいるんですね。
社会的な地位を濫用する勘違いびとの何と小さなことか。
どこぞやの柔道団体の見苦しいオッサンたちも同じです。
本当に情けない。

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