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2013年4月 9日 (火)

鉄の女

drama英国のサッチャー元首相の訃報。
英国は産業革命と、その技術・軍事力による植民地の拡大でビクトリア朝(1837~1901年)時代に繁栄を享受し、世界で最も豊かな国となった。
しかし、20世紀の2度の世界大戦で英国の富は極度に減少した。
特に第二次世界大戦ではナチス・ドイツによってロンドンまでも空襲され国土は荒廃した。
第二次大戦後は民族独立の機運が高まり、インドをはじめ次々と植民地を失った。
国際的には米国の影響力が圧倒的に高まり、英国は欧州の一角に押しやられた。
にもかかわらず労働組合は従来通りの権利を要求し国民は高福祉を満喫した。
70年代になると英国経済は疲弊して「英国病」と呼ばれ、76年には国際通貨基金(IMF)の支援を受ける。
国際社会での英国の地位は失墜し、国民は自信を失う。
そうした中、登場したのがサッチャー氏だった。
国際的には欧州よりも米国との関係を重視し特別な2国間関係を構築した。
国内的にも、平等や労働者の権利よりも自由化、競争原理の導入を重視する米国型の政策を断行した。
強い抵抗もあったが、女性初の首相であるサッチャー氏はそれを世論の支持ではね返した。
結果的に英国経済は回復軌道に乗り、その後のブレア労働党政権の経済成長につながっていく。

・・・リアルタイムで見ていた訳ですが、今の日本も「英国病」と同じような症状が出ている気がします。
実は、こんな難しいことを言うつもりはありませんでした。
ただ、「英国の元首相がこの世をサッチャー(去っちゃ)った」って、言いたかっただけなんですshock

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